※メイン画像は2021年の優勝馬ファインルージュ。
データ
概要
2000年に3歳牝馬限定のオープン特別として創設。
それまで3歳牝馬の三冠最終戦であるエリザベス女王杯と1996年以降の秋華賞への関東でのトライアルレースとして長らく開催されていた、クイーンステークスの札幌競馬場開催への変更と古馬開放化に伴いその後継レースとして新しく設定された。
2016年にGⅢ重賞として昇格し、秋の中山競馬開幕週を飾る土曜重賞として開催されている。
近年では、紫苑ステークスの出走馬が秋華賞で好走するケースが顕著になっており、JRAは「秋華賞の前哨戦として競走内容が充実している」として、2023年からGⅡ重賞に格上げされた。
傾向としては、オークス(優駿牝馬)の上位組や前走1,800m or 2,000mを好タイムで勝利した馬が上位に入り、馬券は比較的堅い傾向にある。
レースでは、開幕週ゆえに逃げ・先行馬が最内で押し切るパターンもあれば、春から馬体重が増えても問題なく勝つなど、前走との比較・春からの成長度がカギとなる。
重賞格上げ後の主な優勝馬
2017年 | ディアドラ | 同年の秋華賞制覇 |
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2018年 | ノームコア | 翌年のヴィクトリアマイルをレコード優勝 |
2021年 | ファインルージュ | 同年の秋華賞、翌年のヴィクトリアマイルで2着 |
2022年 | スタニングローズ | 同年の秋華賞制覇 |
その他に、2016年2着のヴィブロスが同年の秋華賞制覇、2019年3着のカレンブーケドールが同年の秋華賞2着など、優勝馬以外から好走するケースも見られる。
関連項目
クイーンステークス:事実上の前身レース
ローズステークス:関西でのトライアルレース