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JBCクラシック

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じぇいびーしーくらしっく

日本の競馬競走。中央のチャンピオンズカップと並んで秋のダート王決定戦として知られている。

(※メイン画像は13年優勝のホッコータルマエ)

概要

ダートグレード競走の1つで格付けは、JpnⅠ

地方競馬場の持ち回りで開催されるJBC競走のメインレース。

クラシックという名称だが、よく知られた3歳向けのクラシック競走ではなく、米国最大のダートレースであるBCクラシックを模範としている。

近年は強力なダート馬が集結する砂の中距離最強決定戦として、国内屈指のレベルのレースとなっている。このレースからチャンピオンズカップ東京大賞典に駒を進めることも多い。

1着賞金は1億円で、これは地方競馬の全ての競走の中で東京大賞典と並んで最高賞金のレースである。

競走条件

出走資格

サラブレッド系3歳以上

父馬が、一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会に当該馬の生産年度に有効な種牡馬登録されている馬

父馬がJBC協会に種牡馬登録されていない馬は、当該馬の馬主がJBC協会の定める「追加登録料(1着賞金の2%相当額)」をJBC協会に支払えば、当該年、当該馬に係る同種牡馬登録がなされたものとして出走が可能。

出走可能頭数:16頭

出走枠

中央競馬所属馬:フルゲートの概ね1/3の頭数

地方競馬所属馬:フルゲート頭数より中央所属馬頭数を除いた頭数

出走馬の選定方法

中央地方所属ともに優先出走権保持馬が最優先で、

中央所属馬は以下の順

該当する競走条件の上位の順

競走条件が同一の場合は通算の収得賞金額に過去1年間の収得賞金額と過去2年間のGI (Jpn1)における収得賞金額の合計額順。同額の場合は抽選。

地方所属馬は以下の順。

選定日時点のレーティング上位2頭

残りの出走枠の概ね半数は以下の順で選定。

2歳戦を除く過去3年のGI(Jpn1)競走1,2着馬および過去1年間のGII (Jpn2)とGIII (Jpn3)そして2歳GI (Jpn1)優勝馬(頭数超過の場合は原則レーティング順)

過去3年間のGI3着馬及び、過去1年間のGII (Jpn2)・GIII (Jpn3) 2,3着馬と2歳GI2着馬(頭数超過の場合は原則レーティング順)

さらに残った枠については近走の実績、JBC指定競走の勝ち馬、上記2つの基準による実施場及び実施地区の所属馬並びに地方競馬各ブロック所属馬の選定状況、選定日時点のレーディングを参考に選定。

優先出走権

トライアル競走

競走名競馬場距離備考
日本テレビ盃JpnⅡ船橋競馬場ダート1800m本競走のみ優先出走権付与
マイルチャンピオンシップ南部杯JpnⅠ盛岡競馬場ダート1600m本競走かJBCスプリントのいずれかに優先出走権付与

上記のほか、各地区地方競馬で施行される一部の重賞競走が「JBC指定競走」として、JBC出走馬選定要領により定められている。優先出走権の付与はないが、選定にあたってその成績が重要視される。

負担重量

定量。3歳55kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減。

歴代優勝馬

西暦(回次)競馬場距離馬名(地方所属)性齢騎手
2001年(第1回)大井2000mレギュラーメンバー牡4松永幹夫
2002年(第2回)盛岡2000mアドマイヤドン牡3藤田伸二
2003年(第3回)大井2000mアドマイヤドン牡4安藤勝己
2004年(第4回)大井2000mアドマイヤドン牡5安藤勝己
2005年(第5回)名古屋1900mタイムパラドックス牡7武豊
2006年(第6回)川崎2100mタイムパラドックス牡8岩田康誠
2007年(第7回)大井2000mヴァーミリアン牡5武豊
2008年(第8回)園田1870mヴァーミリアン牡6武豊
2009年(第9回)名古屋1900mヴァーミリアン牡7武豊
2010年(第10回)船橋1800mスマートファルコン牡5武豊
2011年(第11回)大井2000mスマートファルコン牡6武豊
2012年(第12回)川崎2100mワンダーアキュート牡6和田竜二
2013年(第13回)金沢2100mホッコータルマエ牡4幸英明
2014年(第14回)盛岡2000mコパノリッキー牡4田辺裕信
2015年(第15回)大井2000mコパノリッキー牡5武豊
2016年(第16回)川崎2100mアウォーディー牡6武豊
2017年(第17回)大井2000mサウンドトゥルーセ7大野拓弥
2018年(第18回)JRA京都1900mケイティブレイブ牡5福永祐一
2019年(第19回)浦和2000mチュウワウィザード牡4川田将雅
2020年(第20回)大井2000mクリソベリル牡4川田将雅
2021年(第21回)金沢2100mミューチャリー(船橋)牡5吉原寛人(金沢)
2022年(第22回)盛岡2000mテーオーケインズ牡5松山弘平
2023年(第23回)大井2000mキングズソード牡4J・モレイラ

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