※メイン画像はJBCクラシック三連覇のヴァーミリアン号。
概要
英字表記は｢Japan Breedingfarms Cup｣。
2001年創設の地方競馬の祭典。
毎年11月初旬に各地方競馬場での持ち回り方式を基本として開催され、JRA所属馬の参加も可能。
ただし2018年にはJRAの京都競馬場で行われた。
アメリカ合衆国のブリーダーズカップを模範とし、複数のJpnⅠ競走が同日に行われる。
当初は｢ジャパンブリーダーズカップ｣と名付ける予定で、米国側との折合いの結果現在の名称となったとされる。
日本において毎年GⅠ級競走が同一日内に同所で複数行われるのはこの一連のレースだけ(※)である。
ダートGⅠでJRA2競走(チャンピオンズカップとフェブラリーステークス)や、帝王賞、東京大賞典と並ぶ格式高いレースとなっている。
※2004年にはJRAにてジャパンカップダートとジャパンカップが同日に、1999年にはJ・G Iである中山グランドジャンプと桜花賞の、実施する競馬場が異なるGⅠの2レースが同日に行われた。
また2006年に川崎競馬場で行われたJBCでは、11月2日にJBCマイル、3日にJBCクラシックと、2日間に分けてレースが行われている。
競走一覧
全てダートコース。
開催当初JPNⅠ競走はJBCスプリント・JBCクラシックの2レースで始まった。
2011年に牝馬部門のJBCレディスクラシックが追加。
2020年からはJpnⅢの2歳戦｢JBC2歳優駿｣も実施される。
持ち回り開催の性質上、開催する競馬場によってそれぞれの競走の距離が異なる。
| 競走名 | コース | 条件 |
|---|---|---|
| JBCクラシック | 開催競馬場に応じて変化(平均2,000m) | 3歳以上 |
| JBCスプリント | 開催競馬場に応じて変化(平均1,200m) | 3歳以上 |
| JBCレディスクラシック | 開催競馬場に応じて変化(平均1,800m) | 3歳以上牝 |
| JBC2歳優駿 | 門別競馬場1,800m | 2歳 |
JBC3競走の歴代開催地と開催距離
| 開催年 | 競馬場 | クラシック距離 | スプリント距離 | レディスクラシック距離 |
|---|---|---|---|---|
| 2001 | 大井 | 2000 | 1200 | 未実施 |
| 2002 | 盛岡 | 2000 | 1200 | 未実施 |
| 2003 | 大井 | 2000 | 1190 | 未実施 |
| 2004 | 大井 | 2000 | 1200 | 未実施 |
| 2005 | 名古屋 | 1900 | 1400 | 未実施 |
| 2006 | 川崎 | 2100 | 1600※ | 未実施 |
| 2007 | 大井 | 2000 | 1200 | 未実施 |
| 2008 | 園田 | 1870 | 1400 | 未実施 |
| 2009 | 名古屋 | 1900 | 1400 | 未実施 |
| 2001 | 大井 | 2000 | 1200 | 未実施 |
| 2010 | 船橋 | 1800 | 1000 | 未実施 |
| 2011 | 大井 | 2000 | 1200 | 1800 |
| 2012 | 川崎 | 2100 | 1400 | 1600 |
| 2013 | 金沢 | 2100 | 1400 | 1500 |
| 2014 | 盛岡 | 2000 | 1200 | 1800 |
| 2015 | 大井 | 2000 | 1200 | 1800 |
| 2016 | 川崎 | 2100 | 1400 | 1600 |
| 2017 | 大井 | 2000 | 1200 | 1800 |
| 2018 | JRA京都 | 1900 | 1200 | 1800 |
| 2019 | 浦和 | 2000 | 1400 | 1400 |
| 2020 | 大井 | 2000 | 1200 | 1800 |
| 2021 | 金沢 | 2100 | 1400 | 1500 |
| 2022 | 盛岡 | 2000 | 1200 | 1800 |
| 2023 | 大井 | 2000 | 1200 | 1800 |
| 2024 | 佐賀 | 2000 | 1400 | 1860 |
| 2025 | 船橋 | 1800 | 1000 | 1800 |
※2006年のJBCスプリントは｢JBCマイル｣として開催。
