*メイン画像は、第5回・第6回を連覇したブルーコンコルド号
概要
地方競馬場の持ち回りで開催されるJBC競走のひとつで、ダート短距離王決定戦。格付けは、JpnⅠ。
国内唯一のダートスプリントGⅠ級レースであり、それまで手薄気味だったダート短距離路線の目玉レースとなっている。
競走条件
出走資格
サラブレッド系3歳以上の地方競馬および中央競馬選定馬
出走可能頭数:12頭
出走枠
中央競馬所属馬:フルゲートの概ね1/3の頭数
地方競馬所属馬:フルゲート頭数より中央所属馬頭数を除いた頭数
父馬が、一般社団法人ジャパンブリーダーズカップ協会(JBC協会)に当該馬の生産年度に有効な種牡馬登録されている馬
以下のトライアル競走を優勝し、優先出走権を付与された馬
その他の馬は、JBC出走馬選定委員会により選定
父馬がJBC協会に種牡馬登録されていない馬は、当該馬の馬主がJBC協会の定める「追加登録料(1着賞金の2%相当額)」をJBC協会に支払えば、当該年、当該馬に係る同種牡馬登録がなされたものとして出走が可能(当該馬について過去に支払われた追加登録料は、本年も有効とする。ただし、本来支払うべき追加登録料が過去に支払われた追加登録料を超える場合は、その差額を支払うものとする)。
優先出走権
トライアル競走
競走名 | 格 | 競馬場 | 距離 | 備考 |
---|---|---|---|---|
東京盃 | JpnⅡ | 大井橋競馬場 | ダート1200m | 本競走のみ優先出走権付与 |
マイルチャンピオンシップ南部杯 | JpnⅠ | 盛岡競馬場 | ダート1600m | 本競走かJBCクラシックのいずれかに優先出走権付与 |
上記のほか、各地区地方競馬で施行される一部の重賞競走が「JBC指定競走」として、JBC出走馬選定要領により定められている。優先出走権の付与はないが、選定にあたってその成績が重要視される。
負担重量
定量。3歳56kg、4歳以上57kg、牝馬2kg減(南半球産3歳1kg減)
歴代優勝馬
西暦(回次) | 競馬場 | 距離 | 馬名(地方所属) | 性齢 | 騎手 | 備考 |
---|---|---|---|---|---|---|
2001年(第1回) | 大井 | 1200m | ノボジャック | 牡4 | 蛯名正義 | *1 |
2002年(第2回) | 盛岡 | 1200m | スターリングローズ | 牡5 | 福永祐一 | |
2003年(第3回) | 大井 | 1190m | サウスヴィグラス | 牡7 | 柴田善臣 | *2 |
2004年(第4回) | 大井 | 1200m | マイネルセレクト | 牡5 | 武豊 | |
2005年(第5回) | 名古屋 | 1400m | ブルーコンコルド | 牡5 | 幸英明 | |
2006年(第6回) | 川崎 | 1600m | ブルーコンコルド | 牡6 | 幸英明 | *3 |
2007年(第7回) | 大井 | 1200m | フジノウェーブ(大井) | 牡5 | 御神本訓史 | *4 |
2008年(第8回) | 園田 | 1400m | バンブーエール | 牡5 | 松岡正海 | |
2009年(第9回) | 名古屋 | 1400m | スーニ | 牡3 | 川田将雅 | *5 |
2010年(第10回) | 船橋 | 1000m | サマーウインド | 牡5 | 藤岡佑介 | *6 |
2011年(第11回) | 大井 | 1200m | スーニ | 牡5 | 川田将雅 | *7 |
2012年(第12回) | 川崎 | 1400m | タイセイレジェンド | 牡5 | 内田博幸 | |
2013年(第13回) | 金沢 | 1400m | エスポワールシチー | 牡8 | 後藤浩輝 | |
2014年(第14回) | 盛岡 | 1200m | ドリームバレンチノ | 牡7 | 岩田康誠 | |
2015年(第15回) | 大井 | 1200m | コーリンベリー | 牝4 | 松山弘平 | *8 |
2016年(第16回) | 川崎 | 1400m | ダノンレジェンド | 牡6 | M.デムーロ | |
2017年(第17回) | 大井 | 1200m | ニシケンモノノフ | 牡6 | 横山典弘 | |
2018年(第18回) | JRA京都 | 1200m | グレイスフルリープ | 牡8 | C.ルメール | |
2019年(第19回) | 浦和 | 1400m | ブルドッグボス(浦和) | 牡7 | 御神本訓史 | |
2020年(第20回) | 大井 | 1200m | サブノジュニア(大井) | 牡6 | 矢野貴之 | |
2021年(第21回) | 金沢 | 1400m | レッドルゼル | 牡5 | 川田将雅 | |
2022年(第22回) | 盛岡 | 1200m | ダンシングプリンス | 牡6 | 三浦皇成 | |
2023年(第23回) | 大井 | 1200m | イグナイター(兵庫) | 牡5 | 笹川翼 | *9 |
*備考
*1 初のダートスプリント部門のG1級競走となった。
*2 スタンドの改修工事が行われていたため、ゴールの位置が10m移動された。
*3 JBCマイルとして開催・及びこの年はJBCクラシックが翌日に開催された。(現在の所、唯一の2日間分割開催となった)及び、ブルーコンコルド号がこのレースを連覇。現在の所、唯一の連覇した馬となった。
*4 地方所属馬初のJBC競走制覇となった。
*5 現在の所、唯一の3歳馬による制覇。
*6 JBCスプリント・最短の距離になった。
*7 史上2頭目のJBCスプリントを2°制覇した馬となった。(こちらは連覇ではない)
*8 現在の所、唯一の牝馬による制覇
*9 兵庫勢初のGⅠ/JpnⅠ勝利。
ウマ娘では
ウマ娘にもこのレースが登場するが、ダート 短距離である関係上(継承無しで)勝ち目があるウマ娘がハルウララかタイキシャトルの2名となっている。しかも運悪くタイキシャトルが引けてない場合はハルウララ一択となる。(一応ハルウララは目標になっているので出走し忘れが無い)
なお、育成では川崎レース場、船橋レース場、盛岡レース場、大井レース場からランダムに選ばれるが、ルームマッチでは大井レース場で固定となる。