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アルゼンチン共和国杯

あるぜんちんきょうわこくはい

日本中央競馬会(JRA)の開催する重賞レース(GⅡ)。毎年11月上旬に東京競馬場・芝2500m(3歳以上・ハンデ戦)で争われる。トップ画像は2016年の勝ち馬シュヴァルグラン。
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概要編集

毎年11月に行われる、東京競馬場芝2500mのハンデキャップ重賞GⅡ)。ハンデ戦としては日経新春杯目黒記念と並びJRAのレースで最もグレードが高い。

創設当初は春に行われていたが、1984年にグレード制が導入された際に廃止された目黒記念(秋)の代替として秋に移動され、同レースの開催条件・賞金を引き継いだ。


1963年創設。日本アルゼンチンの友好親善のため、アルゼンチンから優勝杯の寄贈を受けたことで「アルゼンチンジョッキークラブカップ」の名称で創設された交換競走。

その後、アルゼンチンの競馬が国営化されたことで、1975年から「アルゼンチン共和国杯」の名称となった。スペイン語名は「Copa Republica Argentina」。

なお、反対にアルゼンチン側では、首都ブエノスアイレスのパレルモ競馬場でリステッド競走「クラシコ・ジャポン(Clasico Japon)」が行われている。




ハンデ戦ではあるが、1~3番人気馬の勝率・連対率・複勝率が高く、比較的荒れは少ない。

近年では中・長距離路線の成長途上の馬が足がかりとしていく出世レースの感もあり、後にGⅠ馬に成長した勝ち馬としてスクリーンヒーロートーセンジョーダンゴールドアクターシュヴァルグランスワーヴリチャードらが出ている。


年表編集

1963年(第1回):「アルゼンチンジョッキークラブカップ」として創設。東京芝2300m。

1975年(第13回):「アルゼンチン共和国杯」に名称変更。

1984年(第22回):グレード施行(GⅡ)。廃止の目黒記念(秋)の条件を引き継ぎ、東京芝2500mに。

2007年(第45回):日本のパートⅠ国昇格に伴い、格付けをJpnⅡに変更。

2009年(第47回):格付けをGⅡ(国際G2)に変更。

競走条件編集

出走資格:サラ系3歳以上

JRA所属馬

地方競馬所属馬(2頭まで)

外国調教馬(優先出走)

負担重量:ハンデキャップ

勝ち馬の例編集

1968年(第6回)スピードシンボリ

1969年(第7回)メジロタイヨウ

1971年(第9回)メジロアサマ

1978年(第16回)カネミノブ

1982・83年(第20・21回)ミナガワマンナ ※2連覇

1998年(第36回)ユーセイトップラン

2006年(第44回)トウショウナイト

2008年(第46回)スクリーンヒーロー

2010年(第48回)トーセンジョーダン

2014年(第52回)フェイムゲーム

2015年(第53回)ゴールドアクター

2016年(第54回)シュヴァルグラン

2017年(第55回)スワーヴリチャード

2020・21年(第58・59回)オーソリティ ※2連覇

2024年(第62回)ハヤヤッコ


関連項目編集

競馬 東京競馬場

日経新春杯目黒記念:同じくハンデGⅡ

ジャパンカップ:アルゼンチン共和国杯から中2週だが、同じ東京競馬場で距離も芝2400mと近いことからローテが組まれることも多い。

有馬記念:ジャパンカップでは間隔が狭すぎるとの判断の場合、中山競馬場芝2500mということで次走に選ばれる例がみられる。

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