概要
ウマ娘がそれぞれ一つ持っている専用スキルのことで、一定の条件をクリアすることで使用できる必殺技のようなもの。スキル効果は単純な速度アップや加速、はたまた回復やデバフと千差万別である。
通常のスキルと違い、以下のような特徴がある。
- 育成開始時に習得済み。育成中に条件を満たせばレベルアップする
- 条件を満たせば100%発動する(多くの一般スキルは、発動成功判定がある)
- 他のウマ娘に習得させるには、因子継承が必要。さらに、元の性能からある程度性能が低下する。
能力や通常スキルは努力しだいで魔改造できるウマ娘を、特定のウマ娘として個性付ける最大の要素であり、「ゴール前での叩き合いで鬼のように強いオグリキャップ」「中盤からロングスパートをしかけるゴールドシップ」のように、モデルの競走馬(特に、印象的な特定のレース)を再現するような走りが可能になっている。
なお、スキルによっては本人の適性と微妙に合っていなかったりそもそもの発動条件が難しいものも存在するので、余程固有で勝ちたいという拘りでもない場合は通常のスキルを駆使するのも一つの手段。継承で便利な性能を持つ一部ウマ娘は、多くのウマ娘を育てる継承元(親)として独自の立ち位置を築く場合もある。
☆1~2の育成ウマ娘は、『才能開花』により☆3まで昇華させることで専用の勝負服と固有スキルの演出が変更される。星を上げれば上げるほど固有スキルのレベルも上昇していくので、ピースはコツコツ集めていくのが望ましい(無論、特定の☆3ウマ娘のピースを集めるのは課金ユーザーでも一苦労するが)。
また、固有スキルのスキルレベルは育成完了時の評価点にも少なからず直結しており、少しでも良いランクを取りたいならば適度にレースへ出場して多くのファンを獲得、バレンタインイベントなどで定期的にスキルレベルを上げておこう。
ただ、チャンピオンズミーティングのオープン杯などはA+ランク以下のウマ娘限定でのレースとなるので、必ずしもスキルレベルを上げれば良いという訳でもない。ここの匙加減はトレーナーの調整次第とも言える。
なお、ゲームそのもののアップデートの際にはバランス調整として効果や発動条件が変更されることもある。
発動演出ムービー
(本人の)固有スキルの発動時にはウマ娘の目元のカットインが入ったあと、それぞれのウマ娘だけの専用ムービーが流れる。性能云々は別としてこちらの映像が好みというファンもいる。この演出にはロング版と短縮版の2種類が存在し、当然ながらセリフもそれぞれ別個に用意されている。このうちセリフについては、該当する育成ウマ娘を所持し、その固有スキルを一度でも発動させれば(※)、「トレーナー名鑑」から(他のセリフ含め)カンペ付きで閲覧できるようになる。
ちなみにこれらの演出はニシノフラワーの勝負服イベントによるとCGと特撮を利用して撮影している、いわばイメージムービーのようなものだということが判明した。その時のミホノブルボンの言によればウマ娘側が(勝負服のデザインコンセプト同様)演出の内容をオーダーしているらしい。そう考えると演出の内容もなかなか味わい深く感じるかも……?
スキルの中には「突如として優雅にお茶を飲む」だの「脚を滑らせて水中に落ちる」だのといった演出もあるため、実際のレース中に行われているものではない、というのは納得だろう。
(※)スキップしたレース中に発動してもカウントされない。きちんと演出を見てボイスを再生して初めて解放されるようなので、一手間かかることは留意されたし。
固有スキル一覧
※順番は『ウマ娘名鑑』の『トレーナーノート』におけるデフォルトの表示順、及び公式HPの「キャラクター一覧」の並び順。
※☆1~2の発動演出や性能は☆3版の下位互換なので解説は割愛。
※発動時セリフの掛け声など一部は省略。気になる方は自分の手でキャラを手に入れるか動画サイトなどで閲覧することをおすすめする。
※一部においてメインストーリーのネタバレを含みます。ご注意ください。
スペシャルウィーク
勝負服 | スペシャルドリーマー |
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スキル名 | シューティングスター |
「よーし…見ててね、お母ちゃん!」
レース終盤、前の方で相手を追い抜くことで発動する速度アップ系スキル。先行、差しの両方で使える緩めな発動条件もあってか目にする機会は多いだろう。しかし、この緩すぎる発動条件が災いしてか終盤で加速しきる前に発動して効果が無駄になってしまうこともあった。
なお、ゲーム版一周年の大規模アップデートにより、単純な速度アップ効果に加えてごく微量の加速効果も追加された複合型スキルに変化された(要は上記の加速しきる前に発動して効果が無駄になる問題が幾らか緩和された)。
発動演出でのスペの私服が勝負服へと変わっていく姿は、一端の田舎娘が真のアスリートとして成長していくことの表現だろうか(ぶっちゃけカワカミよりもプリキュアっぽいとか言ってはいけない)。
なお、己の勇姿を見ててと宣言している「お母ちゃん」が「生みのお母ちゃん」なのか「育てのお母ちゃん」なのかは不明(前者なのだとしたら、前述の演出は「逝去して星になった母親から力を与えられて変身!」みたいな意味合いになり、なおさらプリキュアっぽさが増してしまうが)。
勝負服 | ほっぴん♪ビタミンハート |
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スキル名 | わやかわ♪マリンダイヴ |
「夏!満喫しちゃいま…うわぁぁっ!?」
中盤に2回スキルを発動すると持久力がアップするという回復スキルの一種。ある意味スキルさえ発動すれば必ず条件をクリアできる。無論他のスキルが発動すること前提の能力なので、ステータスで賢さを上げて併用するスキルの発動率をカバーしよう。
演出ではスペが海に転落する。
スキル名の「わや」とは「とても」「すごく」を意味する北海道弁「わやく」の略した形。
勝負服 | 日之本一の総大将 |
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スキル名 | 威風堂々、夢錦! |
「行きます…。日本総大将、いざ出陣!」
終盤の最終コーナーでスキルを発動させると発動する速度系スキル。加えてレース場が中山であれば効果量が上昇する。
初期所持スキルの「外差し準備」や覚醒スキルである「日本一のウマ娘」が最終コーナー発動なのでシナジーが取れる。
しかし中山以外だと効果量がノーマルスキル並みに落ちるというのが大きな問題。覚醒スキルが全て長距離用なのも相まって有馬記念特化の性能といえる。
演出は声援を受けたスペが拳を振り上げると、周りにたくさんの旗が現れるというもの。★3の中では演出が非常に短いのも特徴的。
サイレンススズカ
勝負服 | サイレントイノセンス |
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スキル名 | 先頭の景色は譲らない…! |
「やっと見えた…スピードの向こう側、静かで、どこまでも綺麗な…私が見たかったもの…!」
最終直線で差をつけて先頭にいると発動する速度アップスキル。対人戦で使う場合は他の逃げウマと遭遇することもザラなので狙って発動させるのは大変な方だが、逃げ適性の速度スキルとして他の逃げウマ娘と組み合わせるのも有効。継承スキルとしてセイウンスカイ辺りに受け継がせるのもオススメ。
一周年記念の大規模調整の一つとして、発動場所が「最終直線」から「レース後半」に変更されたため、発動率がある程度緩和されることとなった。発動場所が事実上広まったことも相まって、中盤速度スキルとしての運用が可能。
今となっては珍しい固有演出でずっと果てもなく走り続ける場面は、走ることに生き甲斐を感じる彼女にぴったりなムービーだろう。左足がアップになる演出は、彼女のモチーフ馬が遭遇したあの悲劇を乗り越えていくという意味合いもあるのだろうか。
勝負服 | 波間のエメラルド |
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スキル名 | 水平線のその先へ |
「誰もいない空、海、そして…。どこまでも続く、道…!」
中盤に3バ身以上離し、一瞬でも先頭にいた瞬間があった上で第3コーナーで終盤に突入すると発動する速度アップスキル。
第3コーナーが終盤なのは多くの中距離レースに該当する構成のため、自前で習得できる他の中距離用スキルとも併用しやすい。
演出ではスズカが水上を走る。水着タキオンのホーム画面台詞を見る限り、どうもタキオンが肉体改造したらしい。
トウカイテイオー
勝負服 | トップ・オブ・ジョイフル |
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スキル名 | 究極テイオーステップ |
「究極~…無敵の~…テイオーステップだーっ!」
最終直線で相手と差が縮まると(約1バ身差以内)発動する速度アップスキル。ゲーム表記で「速度がすごく上がる」と表記されている通り、発動時の爆発力は固有スキルの中でも屈指の性能…なのだが、発動条件とテイオーの脚質適性が非常に食い合わせが悪く、テイオーの得意な先行だと基本的にあまり発動しない傾向にある。
発動条件を考慮すると差し~追い込みと相性が良いのだが、デフォルトの差し適性Cを継承などでカバーする必要がある。スキル効果は非常に高いので、継承スキルとして運用するのも一つの手。
二周年における最大のバランス調整こと進化スキルの一種「帝王ステップ」、「天才的技巧」などによる大幅な強化を受けたことにより一気に青テイオーそのものがパワーアップしたことで、スキルとステータス次第なら格上のウマ娘にも食らいつける程の躍進を遂げた。2023年期ピスケス杯などで主に使用された。
演出では勝負服を纏ったテイオーが雲の間をアクロバティックなジャンプをしながら飛び回り、最後は雲を突破しながら右手で三本の指を掲げるというもの。
勝負服 | ビヨンド・ザ・ホライズン |
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スキル名 | 絶対は、ボクだ |
「この力で…うわああぁっ!!"テイオー伝説"はここからだあーッ!!」
最終直線で2位~5位以内&上位50%以内、なおかつ前ウマ娘と1馬身以内で一定の時間保つと発動する速度スキル。「究極テイオーステップ」と比べると発動はしやすいが、スキル効果自体は流石に一歩譲る…というのが通例であった。
…が、一周年記念の大規模調整により、上記の発動範囲が「最終コーナー以降~最終直線」と拡大された上に、スキル効果が「究極テイオーステップ」と同格の「すごく速度が上がる」に強化。これらの大規模な改革では実に20個以上もの固有スキルが何かしらの調整を行われてはいたが、ここまで飛躍的な強化された例は珍しい。ある意味ではアニバーサリーで最も恩恵を受けた固有とも言える。
発動時にはアニメ版第二期のOP「ユメヲカケル!」が流れるという熱い演出があり、スキルの名前もアニメ版最終回のテイオーの台詞が元ネタと思われる。無邪気な印象が強い「究極テイオーステップ」と比べてテイオーの口調や表情もやや切羽詰まったものと変化しているのも興味深い。
勝負服 | 紫雲の夢見取り |
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スキル名 | 歌舞歓楽や、ああをかし |
「流麗に舞う胡蝶にして、その先駆けは旋風の如し…!どーお?ボクに見とれちゃった?」
レース後半に前の方(チャンピオンズミーティングの場合は5位以上)で詰め寄られると終盤の最終コーナー後半以降で速度が上がるスキル。当該レースが2400m~2500mの場合はさらにわずかに前に出る効果が追加される。
特に有馬記念などで効果を発揮しやすい。また、発動条件そのものも和服ルドルフと似通っている。
演出はテイオーが橋や水の上で舞う幻想的な雰囲気のものになっている。
また蝶のようなエフェクトが出ているが、これは衣装名の「夢見取り」の元ネタが蝶の異名「夢見鳥」であるため。
マルゼンスキー
勝負服 | フォーミュラオブルージュ |
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スキル名 | 紅焔ギア/LP1211-M |
「エンジンの違い、見せてあげるわ…!コレが私の…フルスロットルよぉっ!!」
最終コーナー以降で前の方にいると、ギアを変えて加速力が上がる加速スキル。
加速スキルは基本的にラストスパートで加速している時に最も有用で、それ以外の場面だと(その時点の最高速付近で走っているため)あまり効果を得られない。
マルゼンスキーの場合、日本ダービーを意識して東京2400m左回りのラストスパートにバッチリ噛み合うスキルになっている。結果、汎用性という意味では後発の水着版に大きく劣るため、あまり対人戦で本体運用を見かける機会は少なめ。
変則的な使い方として、追込などの後方脚質に継承させて、発動タイミングを遅らせる事でラストスパートの補助とする運用も考案されている。
発動演出が若干車のCMっぽいが、本人の能力を踏まえるとあながち誇張でもないのが恐ろしい。
なお、一部ファンからは、演出がこちらのOPに似ていると話題になったことも。
また、走っている場所が恐らく首都高であることから、母の父がマルゼンスキーのスーパーオトメが首都高を走ったというエピソードも含まれているのかもしれない。
勝負服 | ぶっとび☆さまーナイト |
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スキル名 | グッときて♪Chu |
「フゥーッ!ありがと、イルカちゃん!わはっ…チョベリグーッ!!!」
回復スキルを発動しているとレース後半で前の方(3位以上)にいる時に速度を上げるスキル。発動に必要な回復スキルは1個なので、発動自体は容易に可能。水着マルゼンは回復スキルを自前で複数習得できるので、自分の固有を自身でカバーできるバランスの取れた組み合わせである。
発動すれば一気に先頭に躍り出ることが可能であるため、後述するセイウンスカイの「アングリング×スキーミング」と並び、現状チャンピオンズミーティングで猛威を振るうスキルであり、このスキルを蛇蝎の如く嫌うユーザーもいるとか……。
フジキセキ
勝負服 | シューティンスタァ・ルヴュ |
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スキル名 | 煌星のヴォードヴィル |
「奇跡の瞬間…!感動の煌めき…!さあ、夢の舞台の開幕だ!!」
最終直線、前の方で少し抜け出ていると(すぐ後ろにウマ娘がいる状態で)発動できる速度アップスキルの一つ。速度上昇性能自体は非常に高いのだが、発動条件がややシビアなので使いこなすのにはそれなりに苦労する。あまり早めに発動しても加速が追い付かずにスキル効果が得られないといったアクシデントも起こる点は注意。発動時の舞台俳優をイメージした演出は彼女のエンターテイナー気質故か。
アップデートにより、後ろのウマ娘と2~3バ身離れても発動可能となった。
勝負服 | シュクセ・エトワーレ |
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スキル名 | Ravissant |
「さぁ、夢より甘い、キセキのダンスフロアへ…!おいで…!」
最終コーナー以降に先団で追い抜くと発動する速度系スキル。「すごく上がる」の文言の通り、効果量が他のスキルと比べると少し多めとなっている。加えて通常勝負服よりも条件が緩いため使いやすい。
演出では通常勝負服からドレス姿へと一瞬でコスチュームを変え、噴水の前で踊りを見せる。
スキル名はフランス語で「魅惑的」の意。
オグリキャップ
勝負服 | スターライトビート |
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スキル名 | 勝利の鼓動 |
「見ていてくれ…これが私の…全力だっ!!」
残り200m地点で前の方(2~5位地点)にいるとすごく抜け出しやすくなるという速度アップ系スキルの一種。ルドルフの固有と同様に発動条件・効果が共に優秀な万能スキルで、逃げ以外の幅広い脚質に対応できる。発動そのものは安定しているものの、効果を十全に活かすのであれば中・長距離よりもマイルのほうが恩恵は大きい。ギリギリの勝負でこれが発動したときの安定感はまさに「怪物」。
一人佇むオグリが雪山(?)を笑顔で走る様は中々可愛らしいのだが、演出がどう見ても超サイヤ人にしか見えないのは気にしてはいけない。
勝負服 | キセキの白星 |
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スキル名 | 聖夜のミラクルラン! |
「ヨシ、掴んでみせる…!皆の…輝く夢を…!はむっ」
持久力を3回以上回復するとレース後半で勝利に向かい呼吸を整えて力強く踏み込んでいく……という加速・速度上昇の複合型スキル。
当然ながら回復スキルを3つ以上組み合わせねば発動しない都合上、中長距離と相性の良いスキルであるが、特に残り距離777mで発動する回復スキル「スリーセブン」を3回目の回復となるように調整した場合、中距離帯ではちょうど終盤直前の速度アップ~終盤突入直後加速アップとして機能するため、非常に強力。ただし、チャンピオンズミーティングで使用する際には余分にスキルや賢さを増やせないオープン戦とはやや噛み合わせが悪い。
2022年はほぼ丸1年これが環境を取ったほどの強スキルだが、回復スキルが不発することで固有自体が不発するリスクを持っており、保険となるアグネスタキオン固有などが価値を上げるなどの副次効果もあった。
発動時の台詞は史実のラストランである有馬記念を踏まえると中々感慨深いものがあるのだが、締めにやっぱり飯(ローストチキン)を食べるのは安定のオグリである。
ゴールドシップ
「面白くなってきたぜェ!!!」
レース中盤に後方(半分以下の順位)にいるとロングスパートをかけて速度が少しずつ上がるというスキル。才能開花により★3にする事で「波乱注意砲!」からこのスキルに強化がされる。
レース前半は後方に位置取る追込適性と抜群の相性で、条件の緩さやレース場を選ばない汎用性の高さも相まって非常に扱いやすい。チャンピオンズミーティングにおいてもしばしばゴルシが大量発生するのは、この固有スキルの強力さあってこそといっても過言ではない。
発動演出は笑顔で金色の錨を振り回しながら突撃してくるという意味の分からないもので、見方によっては最早ホラー映画の類いである。
勝負服 | RUN!乱!ランチャー!! |
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スキル名 | Adventure of 564 |
「全ゴルシが震撼、海底アドベンチャー…!礼賛か反逆か、罪か罰か、ブリかハマチか…?Comming Soon…。」
レース後半のどこかのタイミングでスピードを上げ、さらに所持しているレアスキルのうち、ランダムな2種類を無条件で発動できるという破天荒なスキル。
距離や展開に関係なくスキルを使えるが、常時発動型の緑スキルと既に発動済のスキルは対象外(ただし一部のスキルにはクールタイムがあり、発動後でも経過時間によっては対象になる)。加えて、他のウマ娘に継承させた場合は1種類からの選択となる。発動条件を無視できる(なので完全に適性外の短距離・ダート用スキルが出る可能性あり)という強みもあるが発動する「場所」もランダム(なのでラストスパート発動の「全身全霊」「決死の覚悟」「ノンストップガール」「迫る影」や、スタート直後にしか関係しない「コンセントレーション」が暴発する危険性あり)なので狙って発動させるのには完全に運頼みとなる。
運用としては、デバッファーに継承することで発動条件を無視して金デバフをぶち当てる為に活用されることが多い。継承版は発動スキル金スキルが1つになってしまうが、ほぼ確定気味に狙ったスキルを発動できるのでかなり強烈。
演出ではゴルシが洞窟で黄金のちくわを発見する(その際、インディ・ジョーンズ風の「ゴールドシップ 海底洞窟の秘宝!」というロゴが出る)が巨大イカに襲われ、イカにゴルシとマックイーン型の水風船を放ち撃退、最後にシーフード焼きそばを持って決めポーズする、とやりたい放題。
イカに水風船を発射するシーンがスプラトゥーンっぽいとも話題になった。
説明文にある「どっかで」「ついでに使えそうな」という文言もゴルシらしい。
勝負服 | La mode 564 |
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スキル名 | Vive la GOLD |
「この地に眠る、無数のゴルシ…。ゲソの臭いが立ち込める時、花の都に屋台が並ぶ…!伝説の、始まりだ~い!!」
当該レースが中距離か長距離で、最終コーナー以降に後方(上位50%以下)から追い抜こうとすると速度を上げるスキル。効果量をアップさせる追加条件もスタート時に出遅れているという、ゴルシらしい癖の強いものになっている。
宝塚連覇時の「ゲート難」を獲得できるイベント(ただしラークシナリオやクライマックスシナリオでは発生しない)や、進化スキルの「荒磯好みの黄金船」でわざと出遅れるのを狙おう。
だが展開によっては前に出ることができないまま負ける可能性もあるため、勝つも負けるもゴルシの気分次第なのは史実通り。
演出ムービーはランウェイにいるゴルシがなぜか複数人に分身、一着のポーズをやるわ女神のような格好で現れるわモンブランを持って決めポーズするわと、最早意味不明レベルの領域に達している。
ウオッカ
勝負服 | ワイルドトップギア |
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スキル名 | カッティング×DRIVE! |
「フルスロットルで、ブッちぎるぜぇ!!」
残り200mを切って前の方にいると競り合いに強くなり速度(少し)が上がる。才能開花により★3にする事で「アクセルX」からこのスキルに強化がされる。発動条件が微妙にややこしいので発動率はそれなりだが、スピーディーな演出も相まって結構ムービーの人気は高い。
性能自体はオグリキャップの劣化版で、継承して運用するようなスキルではないが、本体としてこのスキルが使える意義は大きく、ゴール前が団子になりやすいマイル戦においてウオッカの強さを支える縁の下の力持ち。
前を塞ぐウマ娘たちを強引にかわしながら走り抜けるという演出は、2009年の安田記念が元ネタと思われる。
勝負服 | 不凍のアクア・ウィタエ |
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スキル名 | Into High Gear! |
「イヤッホーゥ!見てろよ、俺のテク!最速で来たぜ、プレゼントだ!!」
レース中盤以降の下り坂で中団(チャンピオンズミーティングの場合は5~7位)にいた場合、坂を下った後に速度を上げるスキル。さらにレース場が東京であれば加速力アップとの複合型になり、効果時間が延長される。
特に東京2400m(日本ダービーなど)では中盤のコーナーに下り坂があるため無類の強さを発揮する。東京以外でも有馬記念などが該当。
発動演出は雪山をスノーボードで滑り降り、プレゼントを届けに来るという爽快感に溢れたもの。
ダイワスカーレット
勝負服 | トップ・オブ・ブルー |
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スキル名 | ブリリアント・レッドエース |
「優雅に…勝たせてもらうわ!」
レース後半で1位をキープし続ける力を発揮するというスキル(一応加速と速度アップの複合型らしい)。大規模修正後には2位から相手を追い抜こうとするときにも発動する。発動条件も勝ち気で1番を志す彼女にふさわしい能力である。才能開花により★3にする事で「レッドエース」からこのスキルに強化される。スカーレット自身が先行~逃げと相性が良いため、発動率自体は中々高い。ただ、逃げで使おうとすると中盤に発動してしまい、加速は無駄になりやすい。
真価を発揮するのは先行運用でラストスパート開始時にピンズドで発動したときで、この時のスカーレットは加速+速度を活かしロケットのようにかっとぶことから「ダスカロケット」の異名を持つ。どうしても相手や運に左右されがちだが、ハマった時には格上も食える、初心者に優しい固有スキル。
勝負服 | 緋色のニュイ・エトワレ |
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スキル名 | Queen's Lumination |
「凍てつく闇には、アタシがとびきりの光を…プレゼントしてあげる!あったかいわね…!」
レース後半の直線で前方(2位以内)にいると速度を少し上げ続けるスキル。さらに発動時に先頭かつ後ろのウマ娘と近い(1バ身以内)場合効果量が増加する。
有馬記念といった長距離レースでは速度を上げた状態でラストスパートに突入できる。
発動時のムービーはスカーレットが雪景色の中で杖を振るい、辺りを光で照らすというなかなか幻想的な演出。
タイキシャトル
勝負服 | ワイルド・フロンティア |
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スキル名 | ヴィクトリーショット! |
「Are you ready? ここから本当の真剣勝負デース!」
実装当初の性能は最終コーナーで好位置にいると弾みをつけて加速力が上がるスキル。性能自体は中々優秀なのだが、短距離~マイルでは大体のコースで最終コーナーがスパート前になる分加速が無駄になってしまうことが多いため、特性としては中距離で真価を発揮するスキルだった。とはいえ本人は中距離適性が低いため、ウマ娘の1年目は「ヴィクトリーショットはよく見かけるが、タイキシャトルは全く見た覚えがない」というトレーナーが多数という事態に。
流石にあんまりだったためか、アニバーサリーの大規模調整により最終コーナーの後半で発動するようになったため、めでたくマイル系レースでも真っ当に発動するようになった。副作用として、固有持って出てきたNPCタイキシャトルが鬼のように強いという弊害も生んだりもしている。
発動演出は西部劇よろしくガンマンのように銃を使う(タイキがアメリカ出身だからか、所々演出がアメコミっぽいのも特徴か)。
勝負服 | Bubblegum☆Memories |
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スキル名 | Joyful Voyage! |
「Yee-haw! Treasure is here! Yummy! Yeah! Come on! Next, もっと adventure!」
残り200m地点で前方(チャンピオンズミーティング時には2~4位)にいると発動する速度アップスキル。さらに先頭に近い場合は一気に速度を引き上げる効果がある。演出ではタイキが草原でソフトクリームを食べたり寝転んだりする写真を撮影する。台詞がほとんど英語なのも特徴。
グラスワンダー
勝負服 | 岩穿つ青 |
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スキル名 | 精神一到何事か成らざらん |
「いざ…我が道を!」
最終直線で後ろから(3位以下)の時に追い抜いた際に発動する最高速度アップ系のスキル。才能開花により★3にする事で「精神一到」からこのスキルに強化がされる。
後方脚質でたまにある、「順位を上げすぎると固有が不発」という弱点を抱えており、グラス使いの頭を悩ませる事に。
発動演出の薙刀を軽々と振り回す姿に大きな衝撃を受けた人は少なくないはず。一応大規模調整の一環としてちょっとだけ順位条件が緩和された。
勝負服 | セイントジェード・ヒーラー |
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スキル名 | ゲインヒール・スペリアー |
「来たれ…癒しの力、我が手に集え!ゲインヒール・スペリアー!さぁ、勝利の祝福を…!」
中盤、後ろの方(具体的には上位40%以下の順位)で順位を下げた際に持久力を取り戻す回復スキル。最早潔いレベルで差し用のスキルだが、差しウマは割と道中順位が変わりがちなので発動率はそれなりに高い。
なお、大規模調整の影響でスキル効果が「すごく回復する」に強化、簡単に書くと「円弧のマエストロ」を初めとする金回復スキルよりも回復量が多いというシンプルながらも中々心強いスキルに。なお、継承固有として採用しても並の回復スキル(コーナー回復など)より効果は高いので、実用性が以前よりも格段に増した。優れた継承因子さえ積んでしまえば高確率で取れることから採用率も高く、スタミナが要求される場面ではヒーラーグラスは合言葉に近い存在になっている。
こちらの勝負服は元々ファンタジーゲームの世界における治癒士(ヒーラー)としての姿なので、このスキル効果も回復魔法を強くイメージしたものだろうか。発動演出では当たり前のように杖を召喚しているが、当然レースでは持ってくることはない。
ヒシアマゾン
勝負服 | アマゾネス・ラピス |
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スキル名 | タイマン!デッドヒート! |
「追い付く!追い越す!一歩も引かねぇ!へっ…タイマンだぁーっ!!」
最終直線で後ろの方から外を回って追い抜く時に速度を上げるスキル。外から回らなければならないという点では狙って発動させるのが難しいタイプ。大規模調整ではスキル成功判定に「最終コーナー」も追加され、なおかつ発動地点は最終直線のまま、と扱いやすくなる調整がなされた。
ジャングルを駆けずり回りながら大岩を叩き壊す様は中々圧巻(しかも何故か衝撃波のようなもので岩を破壊している)。一瞬画面が暗くなる演出といい、某特撮を意識しているのだろうか?
勝負服 | Hungry Veil |
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スキル名 | 大盛り!ファーストバイト! |
「この燃えるような道!アンタと走って行こうじゃないか!」
レース中盤3回追い抜き、かつ終盤目前の下り坂で後方(上位50%以下)にいると発動する速度+加速力アップの複合型スキル。
複数の効果がある分、条件が細かいので狙って発動させにくい。
演出ではヒシアマゾンがウェディングケーキならぬウェディングチャーハンを作る。ついでに最後の方のポーズは別のアマゾンっぽい。
メジロマックイーン
勝負服 | エレガンス・ライン |
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スキル名 | 貴顕の使命を果たすべく |
「時は来ました、参ります…!」
最終コーナーで前の方にいると発動するという緩い条件が魅力のスキル。
狙ったポイントで高確率で発動するため、レース場によってはラストスパート開始直前に発動して、ラストスパート開始速度を上乗せする「接続」というテクニックを開発する契機となった。
発動時の紅茶を優雅に楽しむ姿が妙に印象強い姿や、最後のキメ顔が角度の問題によって輪郭が丸っこく見えてしまう事から一部のプレイヤーには「メジロモッチリーン」だの「メジロ饅頭」だのとネタになっている。
勝負服 | エンド・オブ・スカイ |
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スキル名 | 最強の名を懸けて |
「この翼で…高く高く…羽ばたいて見せますわ!」
最終コーナー以降に体力がなくなりかけた時(残り体力35%)に詰め寄られると発動する速度アップ系能力。ただでさえ発動条件が非常にシビアな上にスタミナが余っているとそもそも発動しないため、ある程度本人のステータスを調整しなければならない。
なお、1周年の調整では残り体力が45%以下でも発動可能となった上にスキル自体の発動持続時間が向上(数字にすると6秒)し、「絶対は、ボクだ」程ではないが結構な修正を受けた。
しかし、それでも強化が足りないと判断されたのか、2周年の調整でスタミナ条件が丸々撤廃され、さらに発動タイミングも終盤に絞られた。
こちらも発動時にはアニメ版2期OP「ユメヲカケル!」が流れる特殊演出があるものの、場合によっては発動しても戦況を覆せずにそのまま敗北してしまうこともあるので注意。
勝負服 | さざ波フェアレディ |
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固有スキル | きらめくは海、まばゆきは君 |
「夏日の煌めきの元、あなたと過ごす夏はきっと…美しいものですわ…!」
レース後半に先団にいると、残り持久力に応じたスパートをかけるスキル。ブライトの逃げ・先行バージョンのような性能である。残りの体力が多ければ多いほど効果が増していく性能となっているので、回復スキルを積んでおくこと前提の固有となる。本人も「真打」や「一意専心」などの長距離特化型スキルを習得可能なので、もっぱらステイヤーとしての運用となるだろう。
発動時の演出はマックイーンが夏を満喫するものなのだが、途中でパフェを頬張り目を輝かせ、直後に我に返って恥ずかしそうにする表情は必見。
エルコンドルパサー
勝負服 | エル☆Número 1 |
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スキル名 | プランチャ☆ガナドール |
「ココからが、見せ場デース!!」
最終直線で順位が2位以内でかつ体力が余っている(30%以上)状態で発動できる加速・速度アップ兼用の複合型スキルの一種。才能開花により★3にする事で「熱血☆アミーゴ」からこのスキルに強化される。先行・マイルとの相性が非常に良く、賢さステータスに補正がある分前に行きやすいエル自身との噛み合わせも優れている。
ただ、発動条件が厳しく、逃げウマが二人いれば潰されてしまう事が最大の欠点であり、非常に対策されやすい。エルは逃げウマの適性はないため、最終直線までに逃げウマを捉えて2位まで上がる必要があり、本体運用には中々難儀する。逃げウマに継承すると非常に強力。
発動演出はプロレス好きの彼女らしくリングからムーンサルトプレスを仕掛けるというもので、エルのペットであるマンボくんもゲスト出演している。
勝負服 | ククルカン・モンク |
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スキル名 | コンドル猛撃波 |
「エルの本気、ご覧あれ!コンドルチョップ!エルクロス!ウルティモ奥義…コンドル猛撃波ぁーッ!!」
最終コーナーで順位が4位以下&上位75%以内の状態で発動する加速スキルの一つ。相手と1バ身以内に近づくことも条件で、「プランチャ☆ガナドール」と比べると差し向けの固有となっている。
発動演出はファンタジーゲームの世界におけるモンクとしての姿に合わせて通常版のエルから更にダイナミックなものとなっており、プロレスを通り越して若干アクションゲームの域に達している。
テイエムオペラオー
勝負服 | オー・ソレ・スーオ! |
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スキル名 | ヴィットーリアに捧ぐ舞踏 |
「どんな闇が行く手を阻もうと…輝いてみせよう!」
元々は最終コーナーで前の方(4位以内)で競り合うと発動する速度アップ系スキルの一つだった。やはり「競り合う」系のスキルなので発動しない時は本当に発動しない点がネックだったが、大規模調整で「競り合う」条件がそのものが削除されたため、以前よりも発動率が大幅に緩和。
周りの闇に真っ向から挑んでいくその姿は、彼女のモチーフとなった史実のテイエムオペラオー号が年間無敗(及び史上初の秋古馬三冠)を達成した2000年有馬記念を彷彿とさせる。
勝負服 | 初晴・青き絢爛 |
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スキル名 | 恵福バルカローレ |
「進め、宝船よ!ああ…ボクという朝日が舞い上がる…!明けましておめでとーう!!!」
残り400m地点で、順位率が上位40%以内(チャンピオンズミーティングの場合は1~4位)の際に発動する速度アップ系スキルの一つ。また、特殊条件としてスキルを7回以上発動していれば速度アップ効果が更に高くなるという特性を持つ。
既存のスキルをなるべく多く発動させたい所なので、「右回り」などの緑スキルを多数取得したり、賢さを上げて発動率を高くするなどの工夫が必須。能力上、チャンピオンズのオープン戦とは「聖夜のミラクルラン!」や「わやかわ♪マリンダイヴ」以上に相性が悪い。
発動時の演出は、七福神の格好をしたオペラオーのパネルが積んである船から急に飛翔して(この勢いでオペラオーパネルが倒れている)、富士山に飛び立った後にオペラオーの幻影(?)が浮かび上がるという、数ある衣装違い系のムービーでも若干面白い方向に振り切れた演出で話題となった。
演出だけだと以下のように色々ネタにされた。
- 死んだ後みたい
- 漫画の最終回に見える
- 空へ飛んでいくのでミッキーロケット呼ばわり(実馬の死去直後に開催された宝塚記念にて、主戦の和田竜二騎手に久々のGⅠ勝ちをもたらした馬)
- 「和田竜二 闘魂注入 オペが飛ぶ」(元ネタは2021年京都大賞典にて、キセキ(鞍上は和田騎手)贔屓の実況が残したパワーワード)
- オペラオーパネルや最後のキメ顔を和田騎手の写真にすげ替える。
ナリタブライアン
勝負服 | Maverick |
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スキル名 | Shadow Break |
「散れっ!!」
最終コーナー以降で外から相手を追い抜くと発動できる速度スキルの一種。性能自体はまずまずだが、使うならば加速状態に入っている中長距離の方が効果が高い。外から追い抜く必要も考えると差しで使用するのが適任か。
大規模調整では中盤で二秒以上他のウマ娘と競り合っていた際スキルの効果が「すごく」表記スキルと同等まで引き上がる特性が追加。差し自体が順位の変化が目まぐるしいことを踏まえると比較的容易に条件を満たせるので、三冠バに恥じない強化である。
理論派の姉とは対照的に、ブライアンの固有演出は地面を力ずくで叩き割るというダイナミックなものとなっている。これは元ネタのナリタブライアン号が非常に臆病な性格で、地面にうつる自分の影さえ怖がっていたことにちなみ、レースでシャドーロールを装着したことにより、地面に映る自分の影を克服したというエピソードを再現したものであろう。同じ「ナリタ」でもタイシンとは真逆で掛け声と「散れ」の一言しか話さないのもポイント(短縮版に至っては掛け声しか発していない)。
外から追い抜く+競り合うと強化されるというあたりから、元ネタは3コーナーからのロングスパートでマヤノトップガンとのデッドヒートを繰り広げた阪神大賞典と思われる。
勝負服 | 餓狼 |
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スキル名 | 灰色の臨界点 |
「影、闇、暗がりを彷徨い往こうとも…。渇きを闘志に、薙ぎ払うっ!!」
終盤の最終コーナー後半に先団にいると発動する速度アップスキル。さらに長距離かつ中盤に競り合っていた場合は速度がものすごく上がる。
効果量が初の「ものすごく」表記のスキル。初期スキルに「春ウマ娘○」がある他、自前でいくつかの長距離向けスキルを習得できるため天皇賞(春)向けの性能。なお、継承固有としても有用だった通常版とは異なり、継承固有にすると「ものすごく上がる」の部分は丸々消滅してしまい、継承黒マックよりも弱くなってしまうため、実質本人専用スキルである。
演出ムービーは暗闇を歩くブライアンの右手が紫色に侵食される中で、腕を振り闇を晴らすというもの。
なお、史実では右前脚に屈腱炎を発症して引退している。
シンボリルドルフ
勝負服 | ロード・オブ・エンペラー |
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スキル名 | 汝、皇帝の神威を見よ |
「我の前に道はなし…。なればこそ…、勇往…邁進!道は自ら切り拓く…!」
終盤で追い抜きを3回以上行うことで最終直線で速度がすごくアップするというスキル。本人のあまりにも幅広い脚質と相性が良いこともさることながら、発動条件の緩さとは裏腹の高い速度アップ性能から、リリース当初では継承スキルとしても重宝される万能スキルの一つであった。追い抜き条件の区間と発動区間が微妙に異なるが、おかげで中・長距離であれば最終コーナーまでで本来のトップスピードまで乗せた上で発動し無駄になりづらいのも強み。
演出では稲妻を纏ったルドルフが玉座に向かって歩んだ後、振り返って電撃を放つ。
勝負服 | 皓月の弓取り |
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スキル名 | 翳り退く、さざめきの矢 |
「狙いを定めろ、射るべき的は見えている…。一つ、二つ…さあ、これにて…仕舞いだ」
最終コーナー以降に詰め寄られると発動する速度アップスキルの一つ。「皇帝の神威」と比べるとやや安定感は落ちるが、先行と組み合わせて使えば発動率が上がる。あくまでもサブウェポン的な扱いに留めておいた方が良いだろう。
演出ムービーで華麗に矢を放っていくルドルフの姿は非常にアクロバティック。
エアグルーヴ
勝負服 | エンプレスロード |
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スキル名 | ブレイズ・オブ・プライド |
「これが…"女帝"の力だッ!!」
最終コーナーで後ろから追い抜くと速度が上がるスキル。才能開花により★3にする事で「エンプレス・プライド」からこのスキルに強化がされる。厳密に書くと3位以下のときに抜くことで発動する条件なので、積極的に使いたい場合は差しの方が安定する。発動場所が最終コーナーなので、レース場によっては相性が悪い場面もある点には気を配ろう。どちらかといえば最終コーナーの大半が終盤から外れるようなレース、すなわち直線長めな短距離~マイル向けの性能と言える。
ゲーム版1周年の調整では、元々の4位以下の順位だったものが「3位以下」と改められた。
演出は左手から青い炎を出すと一旦握りしめ、その後に前方に向かって炎を薙ぎ払うというもの。モチーフとなったエアグルーヴ号がヒーロー列伝に取り上げられた際のキャッチコピー「激しく、美しく、燃えさかれ。」から着想したのだろうか。
勝負服 | クエルクス・キウィーリス |
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スキル名 | 薫風、永遠なる瞬間 |
「行く手は眩い…華麗なる未来を、見せてやる」
中盤で前の方から仕掛け始める時に速度が上がるスキル。厳密に書くと上位50%以内でかつ3位以下の状態で相手を追い抜くと発動する。「ブレイズ・オブ・プライド」と比べると先行寄りの能力で、発動率、能力効果共にそれなりと言った所。
演出ムービーはさながら結婚式場のそれ。
以前は何故か上記の条件に加えてランダム判定に成功する必要があるというこのスキルだけの仕様があり使い勝手が非常に悪かったが、1周年に伴うアップデートで削除され使い勝手が劇的に向上した。
アグネスデジタル
勝負服 | 超特急!フルカラー特殊PP |
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スキル名 | 尊み☆ラストスパ—(゚∀゚)—ト! |
「萌えパワーチャージ・フルマックス!!」
レース終盤以降に2回以上追い抜くことで発動する速度スキル。発動条件が「汝、皇帝の神威を見よ」と同等に緩いので発動率は非常に高い。流石に性能はルドルフには及ばないものの、安定した発動率と性能を両立した優秀な能力。
なお、大規模調整では「コース取りが上手くなる」というテキストが追加された。つまりどういうことかと書くと横に移動する(レーン移動とも書いたりする)効果が追加されたため、前のウマ娘にブロックされる事故率が軽減された。
発動時にはデジタルがウマ娘ちゃんのサポートカードに囲まれながら間近で尊みを感じる演出が起こる(しかも、写るサポートカードは毎回変わるという妙に凝った仕様)。
勝負服 | 愛麗♡キョンシー |
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スキル名 | 萌到譲我活過来了! |
「見つけた…。ひょえ~~~!!あー尊い~!!ヒー!供給!!荒ぶるオタがワッショイわ~!スヤァ…。」
中盤コーナーで中団以降(チャンピオンズミーティングの場合は4位以下)、かつ周囲3m以内にウマ娘が3人以上いると発動する速度系スキル。
演出はデジタルが恐ろしい形相でウマ娘グッズの前に現れ、グッズに悶絶したりオタ芸を踊るなどするが最後は頭にお札を貼られ倒れるという、通常版に負けず劣らずのハチャメチャっぷり。
通常版と同じく、途中で出てくる額縁のサポートカードの絵柄は毎回変わる。最後の表情が荒巻スカルチノフに似ているとも話題になった。
スキル名は中国語で「萌えの力で生きられる!」という意味。尊死どころか甦ったようだ。
セイウンスカイ
勝負服 | あおぐもサミング |
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スキル名 | アングリング×スキーミング |
「大物、いただき~!!にゃはっ☆ハマったね♪」
レース終盤のコーナーで先頭にいるとこれ幸いと加速力を上げるスキル。寝ているように見せかけて餌にかかった魚を一本釣りにするというノンキな演出だが、相反して逃げウマと抜群に相性が良いスキルなため、チャンピオンズミーティングなどでこれにボコボコにされたからか一部には蛇蝎の如く忌み嫌われることもあるとか...?
特に終盤開始地点が最終コーナーとなる殆どのマイル~中距離レースでは最強の加速スキルとして機能するが、一方で長距離以上の場合は終盤開始~最終コーナーまで距離があることもあって強力さは一段落ちる。
こういった事情から、継承先スキルとしても中距離以下の逃げウマ娘には必須レベルの強力スキルと言えるので、継承スキルとして逃げウマ娘に装備させて損はないだろう(スカイがいない場合はレンタルウマ娘などで代用すると良い)。逃げウマがやや逆風である長距離レースなどでは割り切って先行バに継承させる人もいたりする。
性質上セイウンスカイを象徴する菊花賞では有効に機能しないので注意。また、高松宮記念でも有効に機能しないため、注意。
勝負服 | ソワレ・ド・シャトン |
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スキル名 | Do Ya Breakin! |
「だるだる~…なーんてっ。イッツ・ショータ~イム!驚いた?」
終盤の直線で前方にいると発動する速度系スキル。加えて向正面なら加速力も上昇する複合型スキルとなる。中距離以下となると通常版の自分を初め周りの逃げウマがかなり魔境なので、発動条件的にももっぱら長距離向けの固有スキルであろうか。継承固有としては加速力アップなどが半減する都合上流石に必須というほどではない。
演出ではブレイクダンスをする。めんどくさそうに登場するのが演技な辺り、まさに策士。
タマモクロス
勝負服 | 疾風迅雷 |
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スキル名 | 白い稲妻、見せたるで! |
「行くで行くで行くでぇ!電光石火の『白い稲妻』とは…ウチのことやあッ!!」
レース後半の直線で好位置(上位20~30%の順位)もしくは中団(上位70~75%)から追い抜き対象がいると発動する加速・速度アップの複合型スキル(ただし、スキル効果的にはどちらかというと速度アップに比重が置かれたタイプとのこと)。
レース"後半の直線"という場所指定のため発動率自体は中々に高いが、順位条件がそれなりにシビアなのは注意。中盤速度アップで順位上げに繋げたり終盤の決め手として使ったりと、使い道は中々の汎用性を誇る。特にタマは「迅速果断」や「直線一気」、「尻尾の滝登り」と言った優秀なスキルも豊富に習得できるので、これらと上手く組み合わせれば心強い戦力になることだろう。
発動演出は雷を纏いながら走り抜けるというどことなく『シンデレラグレイ』を彷彿とさせる演出があるほか、最後には風神雷神図屏風のポーズで締めるシュールさが話題になった。暗闇の中を走り出す演出は、晴れの雪山を駆け抜けるオグリとの対比だろうか。
勝負服 | 猛ル鳴神 |
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スキル名 | 火神鳴 |
「受け継がれし想い…ウチがバッチリ打ち上げたる!見とき、これが浪速の昇雷やぁーっ!!」
レース中盤にスキルを2種類発動すると速度を少し上げ続けるスキル。さらに効果時間内に他のスキルを発動すると2回まで効果量が増える。
覚醒スキルの中に「キラーチューン」「アガッてきた!」といった中盤発動スキルがあるためシナジーが取れる。
演出ではタマが鈴を持って舞う。
ファインモーション
勝負服 | Noble Seamair |
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スキル名 | Fairy tale |
「この光は…ついてきてほしいの?…待って!見えた!私の道が…!」
レース後半、順位が2位以下かつ上位40%以内で、他のウマ娘と2秒以上競り合うと発動する速度タイプのスキル。ファイン自身は先行と相性が良い上に発動条件が「レース後半(50%以降)」とそこそこ大雑把なので、競り合い系のスキルとしては発動しやすい方。
スキル演出は周りを飛ぶ妖精(?)を追いかけながら城を飛び出していくというもの。若干妖精が周りを飛ぶ様が妖精ナビィとかサイバーエルフとか言われてたりするのはナイショ。スキル演出でも城が出てくる辺りは流石の殿下か。
勝負服 | Titania |
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スキル名 | Best day ever |
「ふふっ、お待たせ!思い出いっぱいのセレモニーにしよう!」
終盤の最終コーナー以降に好位置にいると発動する速度系スキル。さらに、ゴールまでの残り距離が400m以上の場合は加速力アップとの複合型になる。
条件を鑑みると最終コーナーで終盤に入るマイルとの相性がいい。
演出では空中を浮かぶメイク用品にメイクアップされるファインの姿が見られる。
ビワハヤヒデ
勝負服 | pf.Victory formula... |
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スキル名 | ∴win Q.E.D |
「検証を重ね、磨きあげる…これが私の方程式だ!」
最終コーナーで前の方(4位以内)で相手を追い抜くと発動する速度系スキル。発動条件自体はシンプルなので、やろうと思えば逃げ以外の全ての脚質で対応できる…のだが、「シューティングスター」などと同じく十分に加速しない内に発動すると効果が半減してしまう弱点がある。
専用演出ではハヤヒデらしく入念な準備と検証を重ねる姿が見られる。
何気に大規模調整のお陰か発動場所が最終コーナー「だけ」だったのが最終コーナー以降でも発動できるよう改善されたため、化け物染みた強さはないにしろ発動率が増した。
勝負服 | ノエルージュ・キャロル |
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スキル名 | Presents from X |
「星輝く空に乾杯を…!雪舞う町に祝福を…!ってこら!頭は大きくない!!」
スタートからレース後半まで好位置(上位40%の順位)を維持し続けると発動する速度アップスキル。出遅れなどのアクシデントが起こらない限り発動自体は結構簡単な部類。ハヤヒデの特性を踏まえると先行での運用が理想的か。逃げウマに継承させて補助技として利用する型もある。
プレゼントを届けようと爆走する姿や髪に眼鏡と付け髭を付けた背走サンタの描写など、無印ハヤヒデと比べてネタ要素の強い固有演出。チケゾーとタイシン(もちろん「うまよん」仕様の絵柄)もちょっとだけ登場している。
勝負服 | Engineered Victory |
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スキル名 | 勝利ヘ至ル累積 |
「アクチュエータ正常、主動力フル稼働…。ロボティクスの力、お見せしよう!いっけーっ!!」
レース中間地点で前方にいると速度が上がるスキル。当該レースが長距離で、前半のコーナーで競り合っていた場合効果量が増加する。
演出ではハヤヒデがタッチパネルを操作してドックから登場、首飾りから極太ビームを発射する。
マヤノトップガン
勝負服 | すくらんぶる☆ゾーン |
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スキル名 | ひらめき☆ランディング |
「ん~…分かっちゃった!」
最終コーナーで競り合うと発動する固有スキル。才能開花により★3にする事で「勝利のキッス☆」からこのスキルに強化される。「競り合う」タイプの固有スキルはやや周りのウマ娘たちの状況で左右されやすい側面があるため、狙って発動させるのは少々難しい。
最終コーナーだけでしか発動しないのが難点だったが、一周年記念のバランス調整で「最終コーナー以降」でも使用可能となった。元々スキル効果自体は速度アップと加速度アップの複合型なので継承固有にはあまり向かない。
勝負服 | サンライト・ブーケ |
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スキル名 | フラワリー☆マニューバ |
「おっ待たせーっ!マヤのハートをブーケに込めて~…幸せみんなに届けー!!」
最終コーナー時で前の方で抜くと速度が、後ろで抜くと加速性能が上がるという、位置取りでスキルの効果が変わる特殊な固有。「ひらめき☆ランディング」と比べると発動率が高く、逃げ以外ならどの脚質とも組み合わせられる汎用性の高さが売り。発動場所が最終コーナーなのがネックだが、状況次第では一気に戦況を変えうるポテンシャルも持つ。
発動演出はパラシュートで落下しながらブーケを空中に投げるというもので、背景にはハート型の飛行機雲が写ったりとマヤのかわいらしい性格が全面に出た固有ムービーとなっている。
勝負服 | ろっきん☆MewMeow |
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スキル名 | HOP STEP♪LOCK ON! |
「にゃんにゃん♪はにゃにゃっと~…月夜にジャ~ンプ!お菓子も視線も、マヤのもの~☆」
レース中盤以降、先頭にいるか3番手以内で追い抜こうとすると発動する持久力回復+前に出続ける複合型スキル。
演出ではマヤがアクロバティックに夜の街を疾走。猫らしいポーズもあざとかわいい。
マンハッタンカフェ
勝負服 | Creeping Black |
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スキル名 | アナタヲ・オイカケテ |
「虹色の星…宵闇の猫…額縁の空…。そして…あなたは…あなたは…!」
レース後半から中団から速度を少しずつ上げ前方のウマ娘をちょっと萎縮させる。デバフと速度アップの複合型スキルだが、デバフ効果は決してそこまで高くないのでオマケ程度。カフェ自身は差しと適性が高いウマ娘なので、ある程度位置取りを上げるために中盤スキルなどを積ませた方が発動率は高まる。
発動時の演出や台詞は彼女らしく中々幻想的な表現になっている。
恐らく、「メトロポリタンミュージアム」もモチーフになっていると思われる(実際のメトロポリタン美術館はマンハッタンにある)。
勝負服 | 柳緑小夜 |
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スキル名 | 心からのおもてにゃし |
「どうぞ、小さなお客様…。幽遠の園で、憩いのひと時を…!にゃあ。」
レース前半に中団以降(チャンピオンズミーティングの場合は4位以下)に控え続けていると、終盤の最終コーナー以降で少し前に出るスキル。当該レースが長距離の場合は効果量が増える。
猫カフェでカフェがたくさんの黒猫と戯れる演出は非常に微笑ましい。
ミホノブルボン
勝負服 | MB-19890425 |
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スキル名 | G00 1st.F∞; |
「起動開始、リミッター解除、セット、オールグリーン…ミホノブルボン、始動!!」
最終直線まで崩れることなく前の方にいると速度が上がるという効果を持ち、出遅れや掛かりには気を付ける必要はあるが逃げや先行バと非常に相性の良いスキルとなっている。
史実のミホノブルボン号は菊花賞にて他の逃げ馬に先手を取られたのがきっかけで掛かって敗北したことが発動条件の元ネタと思われる。スキル演出の宇宙船のカタパルトから出撃する姿がモビルスーツにしか見えないのは実装当初から言われていることなので気にしないようにしよう。
また、発進する瞬間瞳に「11.6」「11.8」「11.6」という数字が映るが、これは菊花賞を勝ったライスシャワーの上がり3ハロンタイムである。
勝負服 | CODE:グラサージュ |
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スキル名 | オペレーション・Cacao |
「通常運転中…。エラーを検知、巨大チョコ発見…。ふっ…たぁぁぁーっ!!副産物を取得しました」
中盤コーナーで前の方(4位以内)を走行中、後ろのウマ娘と差が詰まる(3バ身以内)と発動。スピードが上がり少し体力が回復する複合効果を持つ。発動条件は水着マルゼンスキーを緩和したようなもの。ただし相手との差があまりに開きすぎると発動しなくなってしまうので要注意。使用条件が優しめなので発動自体はものすごく簡単なのだが、「シューティングスター」と同様緩すぎる条件が故に序盤~中盤に暴発してしまう点には用心すべき。
複合型とはいえれっきとした回復スキルの一種なので、「グッときて♪Chu」や「聖夜のミラクルラン!」と抜群の相性を誇る。バレンタイン版ブルボンは他にも「集中力」、「コンセントレーション」、「脱出術」、「地固め」etc…と逃げウマ用スキルを豊富に習得できるので、本人・継承固有共に使い道は幅広い。
演出はチョコレート工場にいるブルボンが機械のスイッチを押したところ、機械が暴走し巨大なチョコの塊が落下、それを見たブルボンが飛び上がって塊に巨大型抜きを叩き付け、ハート形にくり抜く、というネタ満載のもの。
メジロライアン
勝負服 | ストレート・ライン |
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スキル名 | レッツ・アナボリック! |
「うぉぉ!!レッツ・マッスルー!!!」
レース終盤のコーナーで順位が上位65%~70%の間にいるときにのみ加速するというスキル。才能開花により★3にする事で「燃えろ筋肉!」からこのスキルに強化がされる。具体的に書くとチャンピオンズミーティングの場合は9人中6位にいる際でしか発動しない扱いが難しいスキル…なのだが、発動した際の加速力は恐ろしい性能で、このロマン溢れるギャンブルな特性からか「ライアン砲」という渾名でちょくちょく愛用されている。
終盤のコーナーはセイウンスカイ等と同じく、多くのレース場のラストスパートにバッチリ噛み合う発動ポイントであり、親として優秀なのは史実通りか。
勝負服 | マーガレット・ラッテ |
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スキル名 | あなたに捧げるフリーポア |
「いらっしゃいませ。振る舞わせて頂くのは、至高の勝利。ご賞味ください。召し上がれ…♪」
終盤目前の下り坂、2番手以降から先頭のウマ娘に4バ身以内に迫る場合に発動する速度アップスキル。当該レースが中距離の場合は加速力アップとの複合型になる。
通常版よりも多少条件は緩和され、こちらは先行向けの性能。
演出ではライアンが喫茶店でラテアートを作る。最後の照れた表情は必見。
ヒシアケボノ
勝負服 | ボーノ☆アラモーダ |
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スキル名 | I’M☆FULL☆SPEED!! |
「さーて、皆もボーノを召し上がれ~!」
レース中間に好位置(全体40%以内かつ3位以下)で少し疲れてくると気合を入れ直して大きく前へ踏み込むという加速・速度アップの複合スキル。発動率は非常に高いので、順位の位置上げ用として中々頼りになる能力。
発動時には本編よりも巨大化した十数m級のボーノが登場しドーナツを配布、プレイヤーに文字通り大きなインパクトを残した。
ユキノビジン
勝負服 | めんこいめんこいむつのはな |
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スキル名 | ゆきあかり、おいかけて |
「白くてふわっとやっけぇ、こーんなに輝く雪みてぇに!あたしもきっと、魅せますから!」
残り300m以下で先頭、もしくは前方で先頭との距離が近いと発動する速度系スキル。
逃げ・先行の適性が高いユキノとの相性は高く、他の逃げ用スキルや加速力アップスキルと併用すればかなりの効果に。
演出では雪うさぎに導かれ、輝くかまくらを満喫する姿が見られる。
勝負服 | 茶の子雪ん子 |
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スキル名 | いっぱいおあげんしぇ! |
「一生懸命、真剣に…!…じゃじゃじゃ~!?真心のチョコ、おあげんしぇ!」
レース中盤付近、前の方(チャンピオンズミーティングの場合は2~5位)から他のウマ娘を抜く際に発動する速度スキル。当該レースがマイルの場合は効果量が増える。
演出ではユキノが南部せんべい作りに悪戦苦闘。「じゃじゃじゃ」とは岩手県で使われる驚きを表す感嘆詞である(「じぇじぇじぇ」と似たようなもの)。
台詞やスキル名にもある「おあげんしぇ」も岩手弁で「召し上がれ」という意味。
ライスシャワー
勝負服 | ローゼスドリーム |
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スキル名 | ブルーローズチェイサー |
「誓います。大好きな人と、幸せの青い薔薇に…ライスだって、咲いてみせる!!」
最終直線、かつ追い抜いた時に順位が4位以内だと発動する速度スキルの一つ。発動条件自体はシンプルな部類なので、上位から更に抜け出さなければならない。発動場所が最終直線だけだったものが調整で「最終コーナー以降」でも使用できるよう拡大。
発動時には彼女の愛読する絵本に登場する青いバラへの思いが呟かれており、青いバラのブーケを投げて短剣を構えるというクールな演出も相まって人気の高い固有ムービーの一つ(当然ながら短剣はあくまでも演出上での映像なので実際には使われない)。
勝負服 | Make up Vampire! |
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スキル名 | Drain for rose |
「きれいな月…!わあっ!?えっと、えーと…シャーッ!!…うぅ…」
レース中盤かつ走行距離50%以上、順位が2位以下で上位50%以内の時に詰め寄られると発動するデバフ兼回復スキルという結構珍しい固有技。こう聞くと中々強力そうなスキルなのだが、回復量は微々たるものなので素直に回復スキルを何個か積んだ方が効率がいい。あくまでも「起こったらラッキー」程度と考えて使うのがベストだろう。一応後の修正では「走行距離50%」という条件が削除された。
発動演出は「ブルーローズチェイサー」と比べるとコメディ調になっているが、ライス好きなお兄さま(お姉さま)は是非ともご覧いただきたい。
勝負服 | Yummy Dreamy Fairy |
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スキル名 | あおぞらクッキング♪ |
「よーし、幸せライスを…うわっ!?えへへ。はいっ♪」
終盤の最終コーナーで前方(上位40%以上)にいると発動する速度系スキル。当該レースが京都の長距離であれば効果量が大幅にアップする。
最大効果量が大きい分、継承させると後半の効果は消えるので注意が必要。
演出ではライスがカナッペ作りに挑戦。鳥が飛んできて驚くも、最後に巨大おにぎりを持って微笑む表情は必見。
アイネスフウジン
勝負服 | オールタイム・フィーバー |
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スキル名 | チャージ完了!全力前進! |
「よーし…!前へ、前へ前へ前へ!まだまだ走っていけるの!」
残り300m地点で前方にいると発動する速度系スキル。
加えて坂を上り切った所なら効果量が増加する。
「すごく上がる」となる条件を満たす東京2400mと相性抜群。
演出は公園を走り抜ける爽やかなもの。「スポーツドリンクのCMみたい」とも言われがち。
余談だが、雷神ポーズをとったタマモクロスが先に実装されていたため散々風神ポーズネタを擦られており、その上で(爽やかな風こそ纏っていたが)風神要素が欠片もない固有演出だったことから「風神雷神コンビの裏切り者」とそんなコンビは初めから組んでいないにもかかわらず理不尽な事を言われるネタが存在する。
勝負服 | MELTY GIFT |
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スキル名 | フレッシュ☆パーラー |
「いらっしゃいませ!全品もれなく、感謝と想いをたっぷり込めました!どうぞ召し上がれ!」
レース中盤前半のランダムなタイミングで、前方(チャンピオンズミーティングの場合は3位以内)にいると発動する速度+回復の複合型スキル。
通常版が東京向けの性能に振り切っているのに対し、こちらは汎用的な仕上がりになっている。
演出ではアイネスがカフェでいちごパフェを振る舞う。ライアンとは対照的な演出。
アグネスタキオン
勝負服 | tach-nology |
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スキル名 | U=ma2 |
「さあ、可能性を導きだそう…!」
走行距離が50%以上のときのコーナーで順位が3位以下かつ上位40%以内の際に発動する先行向け回復スキルの一種。才能開花により★3にする事で「introduction:My body」からこのスキルに強化がされる。チャンピオンズミーティングなどで採用する際はこちらの分回復スキルを事実上一つ浮かせることができるため、オープン戦に挑む時などは割と有難いスキル。発動演出も無数の方程式を書き込んでいくという、実にタキオンらしいものである。
スキル名の由来は恐らく質量とエネルギーの関係を示す公式「E=mc2」のもじり。
ちなみに、一周年記念の調整では発動条件や回復能力はそのままに速度アップも追加された複合スキルに強化がされ、汎用性が向上した。
勝負服 | Lunatic Lab |
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スキル名 | 夏空ハレーション |
「さて、ここからが本番だ…!行くぞキー君!さあ、楽しもうじゃないか!」
後半のコーナーで好位置にいる(チャンピオンズミーティングの場合は2~5位)場合に発動する速度系スキル。レース場が中山であれば、スピードの能力値に応じて加速力もアップする。
史実で制した弥生賞と皐月賞を意識した性能。
演出ではタキオンが腰に付けている謎生物・キー君に薬品をかけて彼(?)を巨大化させる。
勝負服 | Σ Experiment |
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スキル名 | 超高速微粒子の可能性 |
「限りなくゼロでも、ゼロではない…!見つけてしまった可能性、限界の先へ!」
終盤の最終コーナー以降、前方(上位50%以上)にいると発動する速度系スキル。当該レースが中距離の場合は前に出る効果になる。
進化スキルの「被験体観察」も相まって、2000m(というか史実で出走したレースは全てこの距離)に特化した性能である。
演出で浮かび上がる万華鏡のような模様は、JRAのCMが元ネタとなっている。
アドマイヤベガ
勝負服 | Starry Nocturne |
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スキル名 | ディオスクロイの流星 |
「流星群…。私の捧げる願いは、たった一つ…。この走りを、祈りに変えて…!」
最終直線で後ろの方にいると発動する速度系スキル。加えて最後方付近にいると効果量が上昇する。
説明文を読むと発動しにくそうに思えるが、発動自体は非常に簡単。ただ、真価を発揮するのは最終直線突入時7位以下とかなり非現実的な位置を要求される。よほど団子状態にならない限り有効活用は不可能に近いので、基本的には扱いやすい最終直線スキルとして活用するといいだろう。
スキル名にある「ディオスクロイ」とは双子座伝説に登場する双子のことで、片割れが命を落とすこともアヤベと共通している。発動時の演出で夜空から地上に落ちていくアヤベに宿る光や、勝負服に付いている宝石に映るアヤベの姿は、幼くして生涯を終えた妹のメタファーだろうか。
一方で宇宙を飛んでいる瞬間にスクリーンショットを撮影するとやたらシュールな絵面になってしまうことがネタにされている。
イナリワン
勝負服 | 稲荷所縁江戸紫 |
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スキル名 | 快走かな、快走かな! |
「華のお江戸のいなせな娘!イナリ様の大立ち回り、とくと見やがれい!」
レース前半、中団以降(順位40%以下、チャンピオンズミーティングの場合4位以下)で控え続けると追い比べのタイミングで発動する速度系スキル。
発動すれば効果量自体は高いのだが、「控え続ける」という条件の都合上先行だと発動させにくいため差し・追込向けのスキル。
演出ではイナリが出初式のように梯子に登り、纏(江戸時代の町火消が使った旗印の一種)を振り回して飛び降りると紫のオーラがイナリを取り囲む。
勝負服 | 夢ノ金原 |
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スキル名 | 灯穂 |
「過去と未来を繋ぐ今!舞台を超え、時を超え、我らが願いよ、走れ!」
終盤コーナー後方(チャンピオンズミーティングの場合5位以下)で詰め寄ると最終直線で発動する速度系スキル。さらに終盤コーナーで追い抜いた人数(上限4人)に応じて効果量が増えるという特性を持つ。
演出ではイナリが扇を持って舞う。スキル名の読みは「とうすい」。
ウイニングチケット
勝負服 | Go To Winning! |
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スキル名 | 勝利のチケットを、君にッ! |
「お届け、勝利のチケットッ!!!」
最終直線で競り合いに負けないと発動する速度アップ系スキル。才能開花により★3にする事で「全力Vサインッ!」からこのスキルに強化がされる。発動条件が最終直線のため、この手の「競り合う」系スキルの中ではそこそこ発動率は高い。
一周年記念の修正ではスキルの発動場所が「最終コーナー以降」と拡大され、発動率が多少なりとも緩和された
彼女が演出で持っているチケットには「60530」と書かれているが、元ネタは5月30日にウイニングチケット号が勝利した第60回日本ダービーだと思われる。またチケットには、少しわかりづらいが「60105」と書かれている。これは、第60回日本ダービーのときのウイニングチケット号の枠番(10番)と枠順(5枠)を示している。
勝負服 | Dream Deliverer |
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スキル名 | 夢の先へ、届け! |
「どんな壁があったって、アタシは止まらない!乗り越えて見せる!へへっ、夢を届けに来たよ!」
ラストスパートの最終直線で中団以降にいると速度を少しずつ上げるスキル。さらに効果時間中にスキルを発動した回数(最大3回)に応じて効果量が増加するという特徴がある。
他の最終直線で発動するスキルと併用してみよう。
演出はパルクールをしながら蒸気飛行機に飛び乗るというもの。
勝負服 | Glorious Coat |
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スキル名 | GO! Full-send |
「宣誓!夢とスポーツマンシップに則り、正々堂々勝利しまーす!!」
レース中盤に中団(上位40〜80%)で追い抜くと第3コーナーで発動する速度アップスキル。
当該レースが2400m以上で、自身の人気が高い場合は効果時間が延長される。
演出ではチケゾーが様々なスポーツを披露する。スタイリッシュなエフェクトが非常に鮮烈。
エアシャカール
勝負服 | unsigned |
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スキル名 | trigger:BEAT |
「ノイズなんかに惑わされっかよ…。オレのロジックでこの壁を…ブチ破るっ!!」
最終コーナー以降、上位40%~75%の範囲かつ中段の内ラチ側にいると発動する速度+位置取りの複合型スキル。
演出ではサイバーな背景をシャカールが駆け抜けていき、空中に浮かぶ巨大なスクリーンを殴って粉砕する。
発動条件の元ネタは右への斜行癖があった実馬に対し、主戦の武豊騎手が最終直線を内ラチ沿いに走らせ勝利した菊花賞からか?
勝負服 | Belphegor’s Prime |
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スキル名 | ...found you. |
「踏み入ったからには…覚悟はできてンだろうなァ…?悪夢を始めようぜ…!」
終盤の最終コーナー後半以降に追い抜こうとすると発動する速度アップスキル。
中盤に中団で追い抜かれた(チャンピオンズミーティングの場合5~7位)場合は効果量が増加する。
演出ムービーはシャカールがピアノを奏で、漆黒の翼を広げるというダークな雰囲気になっている。
エイシンフラッシュ
勝負服 | Meisterschaft |
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スキル名 | Schwarzes Schwert |
「勝利への歩みに、一歩たりとも狂いなし…!今こそ、成就の時…!」
冷静に(掛かり・出遅れなし)レースを走行、尚且つ最終直線で自身が3位以下の時に発動する速度スキル。後述のブルボンの固有スキルなどと同じく出遅れなどが起こるとスキル自体が使えなくなってしまうので、賢さステータスを上げて発動率を少しでも改善すべき。
発動演出はドイツの騎士のようにエストック(刺突用片手剣)を用いてフェンシングを行うのが特徴だが、なぜか途中で剣を捨てて(?)いる。
なお、2021年9月10日のアップデート以前は「Schwarze Schwert」と表記されていた。恐らくドイツ語文法的な観点から誤謬のない表記へと改めたと見られる。ちなみに意味は改訂前・改定後を通して変わらずドイツ語で「黒い剣」。
勝負服 | コレクト・ショコラティエ |
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スキル名 | Guten Appetit♪ |
「レシピ、計量、調理…。全て完璧…!積み上げた味を、召し上がれ♪」
最終コーナー以降で3回追い抜くと発動する速度系スキル。「汝、皇帝の神威を見よ」のような条件だが、こちらは解説文に「すごく上がる」とは書かれていない(=あちらほど大幅にスピードアップするものではない)。その代わりに「上げ続ける」とあり、効果時間が少し長く設定されている。
長距離や直線が短めのコースだと速度が上がりきらないため中距離向けの性能。
演出では実家がプロのケーキ屋の彼女らしく、フラッシュがガトーショコラを作る。スキル名を和訳すると「どうぞ召し上がれ」となる。
勝負服 | Reines Plätschern |
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スキル名 | 潮風のGeschenk |
「スケジュール、確保しました!さあ、楽しみましょう、予定にはない予想外を!」
中距離レースの最終コーナーで中団(チャンピオンズミーティングの場合は5~10位)にいると前に出るスキル。レース場が東京であれば効果量が増加する。
演出はフラッシュがオーロラを眺める姿が見られる。
加えてラストでは指にテントウムシが止まっているが、これは主戦のミルコ・デムーロ騎手がイタリアで幸せを呼ぶ虫とされるテントウムシのグッズをお守りにしていることが由来と思われる。
スキル名の「Geschenk」は「贈り物」「プレゼント」を意味する。
カレンチャン
勝負服 | フィーユ・エクレール |
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スキル名 | #LookatCurren |
「みーんな、大好きだよ♪︎ ほら、貴方も…カレンに夢中になっちゃえ!」
レース距離50%付近で全体順位40%以内かつ3~4位以下の位置から追い抜くと発動する加速・速度アップの複合型スキル。カレンは先行型のウマ娘なので相性自体はいいのだが、発動条件がシビアなので運が悪いと中々発動しないことも。
一周年記念のバランス調整後には2位以下からでも発動できるように条件が緩くなった。
ポップな空間を縦横無尽に飛び回るカワイイ演出は必見。
勝負服 | 朔月のマ・シェリ |
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スキル名 | One True Color |
「ねえ…そのままずっと見つめていて…カレンとの運命を、誓っちゃお?」
残り350m以下で前方かつ1バ身以内に他のウマ娘がいると発動する速度+加速力アップの複合型スキル。
演出はダークな部屋のソファにカレンが寝転び、花びらが舞い散るなかなかオトナなもの。
カワカミプリンセス
勝負服 | プリンセス・オブ・ピンク |
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スキル名 | 姫たるもの、勝利をこの手に |
「華麗で優雅で、最強最速!カワカミプリンセス!おどきなさい、姫のお通りですわよ゙ッ!ビクトリー!!」
最終直線、中団で競り合うと発動する速度アップ系スキル。後述のキングよろしく、カワカミの固有も中々発動条件がシビアである。「競り合う」タイプのスキルという都合上、せっかく発動したのに前のウマ娘にブロックされてそのまま負けてしまうこともままある。継承スキルとしても特別こちらを優先する必要は薄いかもしれない。
なお、バランス調整後には順位条件が丸々消失したので、最終直線で競り合いさえすれば固有スキルを発動可能となった。
発動演出はキングとは打って変わって、勝負服の姿に変身したかと思いきや敵(?)に頭突きをかまして撃退する(ちなみに頭突きをかました後のおでこはしっかり赤くなっている)という中々コメディ寄りのものになっており、彼女の原点である「プリファイ(メタ的にはプリキュア?)」を強くイメージしたものだと思われる。
勝負服 | 水干撫子 |
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スキル名 | 快なる剛力 |
「掛けまくも畏き御柱に、姫たる舞をご奉納ですわ!どっせ~~~い!!」
レース中盤以降の上り坂で中団(チャンピオンズミーティングの場合は4~7位)にいると、坂を上りきった後に発動する速度アップ系スキル。
特に京都の中距離ではラストスパート直前で発動するため効果的。
演出ムービーでは舞を踊っているカワカミが誤って扇を放り投げてしまい、ジャンプして取りに行ったが岩の上に着地してしまって岩を粉砕、温泉が湧いてびしょ濡れになるという通常版同様ネタ方面に走り切ったものになっている。
ゴールドシチー
勝負服 | オーセンティック/1928 |
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スキル名 | KEEP IT REAL |
「このランウェイの主役はアタシだから。見せてあげる…最高の走りで…勝ちに行く…!」
レースの後半、順位率が40%~70%の時に追い越し対象が存在すると発動する加速スキルの一つ。差し適性と相性が良い上に加速性能も中々だが、発動場所が「レース後半」と大雑把なので狙った所で発動させるのはそれなりの調整を必要とする。加速性能自体は優秀なので、上手くハマれば心強い味方となる。
発動時の演出はファッションショーがモチーフ。
勝負服 | 秋桜ダンツァトリーチェ |
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スキル名 | GET DOWN |
「ん……完璧。ねぇ、舞う紅葉とアタシ__鮮やかなのは、どっち?」
最終コーナーで(かつ上位30~70%の中団)競り合うと発動する、速度アップと加速力アップの複合スキル。一応条件が達成しにくい「競り合い」タイプのスキルなのだが、本人の適性である差しと上位30~70%という発動条件が食い合わせがいいので発動率自体は中々高い。複合型のスキルは継承させると弱体化が激しくなるという弱みもあるので、運用する場合はシチー本人に使わせた方が良いだろう。
サクラバクシンオー
勝負服 | サクラ、すすめ! |
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スキル名 | 優等生×バクシン=大勝利ッ |
「勝利に!向かって!バクシーンッ!!!」
レース後半、前の方で競り合うことでバクシン力を発揮して加速するスキル。才能開花により★3にする事で「学級委員長+速さ=バクシン」からこのスキルに強化がされる。バクシンオーが逃げ、先行と相性が良いため、「競り合う」系のスキルとしては割と発動しやすい方。逃げウマの補助として継承スキルとして選ぶのもアリ。
やたらと背景に写る「バクシン」の文字が目を引くが、固有スキルの演出ムービーでは珍しくちゃんと走ってるだけ結構まともな部類ではある。流石は学級委員長。
勝負服 | レッドホット☆リーダー |
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スキル名 | CHERRY☆スクランブル |
「ちょわーっと参上ですっ!バクシンバクシンバクシンシーンッ!!」
残り400m地点で前方(チャンピオンズミーティングの場合2位以内)にいると短い間加速力がアップするスキル。
中盤に連続して競り合いを続けた時間が長いほど、効果量と効果時間が最大4倍まで増加する。
追加条件の都合上先行向け。
演出ではバクシンオーが玉入れをするのだが、動きはどう見ても北斗百裂拳かオラオラ。相変わらず「バクシン」の文字が大量に写る。
シーキングザパール
勝負服 | Rocket☆Star |
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スキル名 | 『I'm possible』 |
「眠れる真珠が目を覚ます…。この私が、世界中に見せてあげる!んー、Possible!」
残り200m地点で先頭ではない、かつ先頭から4バ身以内にいれば発動する速度系スキル。さらに2バ身以内の場合効果量が増加する。
史実で制したNHKマイルCを再現しており、特に先行~差しで効果を発揮する。
演出はジェット推進で飛ぶ貝殻からヴィーナスの誕生の如く登場、真珠を放り投げると真珠が銀河に変わりその前でポーズを決めるという非常にカオスなもの。恐らく元ネタはモーリス・ド・ゲスト賞制覇時の現地新聞の見出しにあった「ロケット弾」か?
スキル名は「Impossible」(不可能)とのダブルミーニングとなり、意訳すれば「私に不可能なんてない」となる。
勝負服 | Be♪Witched |
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スキル名 | Oh!bento-magic☆ |
「星空の旅、始めましょう!フッフゥーッ!からの…ベリーテイスティー!」
レース後半、前方(上位50%以内)で追い抜こうとすると前に出るスキル。当該レースが短距離かマイルの場合、その後最終コーナーで追い抜くと速度がわずかにアップする効果も発動する。
パールが駅弁を食べている演出は、新潟3歳ステークスのスタート直後外に向かって逸走した理由に対し鞍上の武豊騎手が「弁当を買いに行きよった」とコメントしたことが元ネタだと思われる。
シンコウウインディ
勝負服 | Wicked Punk |
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スキル名 | Ding Dong Boo |
「どいつもこいつも、ウインディちゃんの敵じゃない!のだ!!」
追い比べの際に発動する速度系スキル。ダートレースでは加速力アップとの複合型に変わる。
終盤の直線が長めなレースで真価を発揮しやすい。特に史実の勝ち鞍であるフェブラリーSとはガッチリ噛み合う。
演出はライオンの銅像の上でリンゴを食べているとロボットに囲まれ、ウインディがロボットのコードを食いちぎって破壊するワイルドなもの。もちろん非常に危険なので現実で真似してはいけない。
スイープトウショウ
勝負服 | プラタナス・ウィッチ |
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スキル名 | いただき☆ストレリチア! |
「トゥインクル・トゥインクル☆最高の魔法を見せるわよ!…って、ちょ、言うこと聞きなさい!覚悟しなさいよね?」
最終コーナーまでに冷静に後方で控えていると残り300m地点で速度を上げ続けるスキル。キングやブルボンのように掛かりを起こさないことが最重要となる。
その分効果時間は長めに設定されているため、発動させてしまえば魔法のようにぐんぐん加速できる。
演出ではスイープが箒を召喚するが暴れる箒に振り回され、やっとのことで乗り込み夜空へと飛び出していく。
「ストレリチア」とは極楽鳥花の別名。
勝負服 | リアライズ・ルーン |
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スキル名 | とっておきmaterialize |
「やだやだやだ~!!代わりなんかないもん!ずっと心に決めたものがあるの!思い描いてた魔女になるんだから!」
レース中盤以降の下り坂で後方にいると(チャンピオンズミーティングの場合は5位以下)、持久力を消費して速度がアップするスキル。
やる気が「好調」以上の場合、終盤の最終直線でも速度がアップする効果が追加される。
ムービー前半で駄々をこねるスイープは非常に可愛らしい。
スーパークリーク
勝負服 | マーマリングストリーム |
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スキル名 | ピュリティオブハート |
「あなたの笑顔のために…!」
レース中盤でかつ好位置(2位以下かつ上位40%以上)で発動する回復スキルの一種。才能開花により★3にする事で「クリアハート」からこのスキルに強化がされる。脚質的にはどうしても先行と噛み合わせること前提の能力。継承スキルとして使うと回復量が減ってしまうので、素直に「円弧のマエストロ」辺りを入手しておいた方が(調整前は)良かった。それでもクリーク自体は比較的容易に入手可能なキャラなので、長距離のチャンピオンズミーティングなどでは度々見かける機会もある。
一周年記念のバランス調整では発動条件こそそのままだがスキル効果が「すごく回復する」となり、効果量が並の回復スキルを大きく上回る強力な固有となった。継承固有としても非常に有用となったので、新衣装テイオーと並んでアニバーサリーの調整では大きな躍進を遂げたと言っていいだろう。
勝負服 | シフォンリボンマミー |
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スキル名 | ぐるぐるマミートリック♡ |
「ふふっ、パーティーはこれからです…♪︎ さあ、永久に甘えていいんですよ~?」
最終直線を好位置(順位が4位以内)で走行中、前のウマ娘との距離が近い(1バ身以内)と抜け出しやすくなる、加速と速度アップの複合型スキル。発動条件にもあるような終盤で直線に入るレースとなるとマイルとの相性が良さそうなスキルなのだが、クリークのマイル適性がGであることも相まって結構扱いが難しい部類である。
演出は小さなミイラを抱いて甘やかすという彼女らしいもの。
勝負服 | 慈雨華影 |
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スキル名 | 忍法・ほほえみ心結の印 |
「困ったちゃんは忍法で成敗!お覚悟を~!ニンニン♪︎」
レース中盤のコーナーで好位置(チャンピオンズミーティングの場合は2~6位)にいると発動する回復スキル。当該レースが中距離か長距離の場合は速度アップとの複合型になる。
演出はクリークが闇夜を駆けるスタイリッシュさと可愛らしさが対比されたものとなっている。
スマートファルコン
勝負服 | あぶそりゅーと☆LOVE |
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スキル名 | キラキラ☆STARDOM |
「皆が待ってる…皆ーっ!ファル子だよー!ありがとう!ありがとねー!それじゃ、いっきまーす☆」
レース中盤で先頭を取られそうになると(1~2位)発動する速度アップと加速の複合型。先頭の位置取りを何よりも優先したい逃げウマのファル子とは非常に相性が良い。スカイの固有スキルである「アングリング×スキーミング」などと組み合わせるのもオススメ。
ウマ娘の固有スキルでは珍しくウイニングライブが演出に組み込まれているムービーで、演出の最後にはマイクが登場する。また、背景には砂漠にそびえ立つビル群が映っているが、このモチーフは史実で出走したドバイワールドカップ(2012年出走し10着、この後負傷し引退したため事実上の引退レース)だろうか?
勝負服 | 黄昏トライアンフ |
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スキル名 | α-star* |
「ファル子だけを見つめて!誰よりも強く、かわいく!輝くから!ねっ♪」
レース中間付近(経過距離40~50%)で先頭付近(前方10%以内)だと速度が少しずつ上がるほか、ダートレースでは持久力回復効果との複合スキルとなる。そのため、双方の効果を活かしたいのなら芝適性を魔改造して芝レースで走らせる戦法は向かない分、主戦場たるダートレースで活躍できるスキルとなっている。
演出はファル子がランウェイで踊るというものなのだが、BGMがファル子の持ち歌「全速!前進!ウマドルパワー☆」に変化するというちょっとした仕掛けも。まさにファル子のワンマンライブ状態である。
ゼンノロブロイ
勝負服 | Heroic Author |
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スキル名 | 掲げよ、己が魂の剣を! |
「私だって、英雄に…!信じて進めば、いつか、きっと…!」
終盤の残り400m地点で前方にいると発動する速度アップスキル。GⅠといった大舞台かつ人気が高い場合は効果量が増加する。
条件は先行適性の高いロブロイとは相性がバッチリだが、追加効果発動条件に関しては合致していればラッキー程度。それでも効果量自体は高くなっている。
演出ムービーはロブロイがカリバーンの如く剣を本から引き抜き、霧を晴らして湖畔を映し出すファンタジックなもの。
しかしラストのキメ顔が「選挙のポスターみたい」ともネタにされてしまった。
勝負服 | Inlaid Stories |
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スキル名 | 未知との遭遇、即ち物語 |
「まだ見ぬ世界への大冒険、たくさんの煌めき…!なんて素敵な物語…!」
終盤の最終直線で前方(上位40%以上)にいると発動する速度アップスキル。当該レースが東京の中距離か、中山2500mの場合はさらに少し前に出る効果が追加される。
演出ではロブロイが本の中の世界を満喫。飛んだり跳ねたりと普段とは別人のようにはしゃいでいる。
トーセンジョーダン
勝負服 | ポップス☆ジョーカー |
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スキル名 | YEAH☆VIVID TIME! |
「勝負カラーはやっぱコレっしょ~!ウェーイ!!覚悟しろし?」
最終直線で好位置かつ相手を追い抜くまたは詰め寄られると発動する速度アップスキル。何気に発動条件が2パターンある珍しいスキルだが、実戦で使うとなると追い抜きで発動するパターンの方が望ましい。
発動時にはネイルをこれでもかと強調したかわいらしい演出も。
2周年での調整では発動条件が「好位置」から「前のほうで」に緩和されたため、より発動させやすくなった。
勝負服 | Aurore☆Vacances |
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スキル名 | GALmen.ふぉーえば♪ |
「フォロワーアロハ~♪リゾート来ちゃ♪ぴえん!からのうぇい!からのシュートっ!夏しか~?勝た~ん!」
レース中間付近(走行距離40%~50%)で中団(順位が上位40%~80%以内)にいると速度を少し上げ続けるスキル。やる気が「絶好調」なら効果量が増える。
やる気条件が関係するのは、史実の勝ち鞍である天皇賞(秋)を意識したためか?
発動演出はさながらショート動画のような雰囲気。バスケットボールをしたり巨大なハンバーガーを食べたりと、夏を楽しむジョーダンの姿が描かれている。
ナカヤマフェスタ
勝負服 | 死中求活 |
---|---|
スキル名 | 剣ヶ峰より、狂気に嗤え |
「さて、仕掛け所だ…。最悪で最高の時間、焦げ付くほどに楽しもうぜ…!」
最終コーナー以降に追い抜こうとして、残り400m以降に好位置にいることで発動する速度系スキル。さらに人気が低い場合(4番人気以下)は効果量が増加する。
ギャンブラー気質のナカヤマらしくかなり不安定(特にシナリオ内で普通に育成していると1番人気になってしまいやすい)だが、チャンピオンズミーティングで格上に挑む際には一仕事やってくれるかも。
演出ではナカヤマが麻雀(ドンジャラ)をする。牌の絵柄も全部ウマ娘になっているという凝った仕様。ちなみにこのドンジャラセットは実際に商品化された。
ムービーの最後に菫の花を象ったエフェクトが出ているが、これは2代目の馬主・和泉信一氏が初代馬主の実娘・信子氏の遺志を継いで結成した凱旋門賞遠征チーム、「チームすみれの花」が由来。
スキル名の「剣ヶ峰」は富士山の最高峰のことを指す。
ナリタタイシン
勝負服 | Nevertheless |
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スキル名 | Nemesis |
「速く、速く、誰よりも速く!!甘く見て、後で吠え面かかないでよね…アタシがマジだってこと、教えてあげる!!!」
最終コーナーで後方から前に出るときに発動する速度系スキル。最終コーナーの位置によっては速度アップの恩恵をあまり得られなかったりそもそも発動しなかったりする難易度の高いスキル。また、タイシンは強力な金スキル「迫る影」を自前で取得できるので、彼女を育成する際はこちらを主軸として育てた方が対人戦では役に立つだろう。バランス調整では順位条件が幾らか緩和されたので、以前よりも実用性は増した。
また、目が青く光輝くクールな演出から人気も高い固有ムービーだが、発動時のやたらとベラベラ喋る長台詞も有名(台詞自体は非常に熱いものであるのだが、同期のチケット・ハヤヒデと比べても明らかに長ったらしいので一部ではネタにされてたりする)。
勝負服 | ディファレンス・エンジニア |
---|---|
スキル名 | Hephaistos |
「アタシには無理?諦めろ?なめんな!全員まとめて…振り切ってやる!!」
レース終盤で最終直線が迫った際に中団で発動する速度系スキル。自前取得スキルに「迫る影」がない分汎用的な性能になっている。
演出では壊れた蒸気飛行機を修理するほか、通常版に負けず劣らず熱い台詞も健在。
スキル名は鍛冶の神ヘパイストスに由来し、通常版と同じくギリシャ神話から引用されたネタとなっている。
勝負服 | 迷光オーヴァライド |
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スキル名 | Overdrive Speed |
「ゲームだろうとなんだろうと、チャンスを掴んで…!分からせてやる!!」
レース終盤のコーナーで後方にいる時、ゴールまで距離があると少しの間前に出るスキル。当該レースが中山の中距離の場合、効果量増加に加えて加速力アップとの複合型になる。
演出ではタイシンがレーシングカーと競争。最後に優勝して喜ぶも、直後にツンケンした態度に戻る表情は必見。
ニシノフラワー
勝負服 | ティアード・ペタル |
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スキル名 | つぼみ、ほころぶ時 |
「未来はきっと、この先に…!咲いて、開いて、広がる私のお花畑!」
レース中盤のコーナーで競り合うと、終盤の最終コーナー半ば以降に3位以下かつ上位40%以内の順位で発動する加速力アップ系スキル。簡単に書くと最終コーナーだけではなく最終直線でも発動できるので、短距離~マイル戦においては無類の強さを発揮する。継承スキルとして先行ウマ娘に受け継がせる選択肢も。
演出はフラワーが森の階段を駆け上がったあと、色とりどりの花が咲き誇る花畑を満喫するファンシーなもの。台詞もこれからの成長を心待ちにする心情が表れている。
勝負服 | Sweet Juneberry |
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スキル名 | Flowering Dreams |
「きっとあそこに、私の…!わぁ、見つけました…♪」
残り200m地点で2番手から中団にいれば発動する速度アップ系スキル。近くにウマ娘が3人以上いる場合は加速力アップ系との複合型になる。
こちらも通常版同様先行で効果を発揮しやすい。
演出ではフラワーが風船の飛び交う草原や花畑を走り回るもので、通常版と同じくファンシー方面のものとなっている。
ハルウララ
勝負服 | うららん一等賞♪ |
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スキル名 | ワクワククライマックス |
「ワクワクいっぱい届けるよぉ~!」
最終コーナーで後ろの方にいると近くのウマ娘を見て持久力を回復するスキル。才能開花により★3にする事で「ワクワクよーいドン」からこのスキルに強化される。ぶっちゃけ終盤の回復スキルはあまり有効ではない上にウララ自身が(見直されたとはいえ)継承ウマ娘としてあまり相性が良い相手が多くない都合もあってか、継承スキルとしても残念ながら使い辛い部類…と言いたいところだが、コレに限っては普通に視野に入る。「近くのウマ娘を見て」という文章がウララらしい。
勝負服 | 初うらら♪さくさくら |
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スキル名 | 113転び114起き |
「でも大丈夫、ずーっとワクワクしてるもん!ねっ!」
最終コーナーで先頭から離れていればいるほど頑張り続けて速度を少しずつ上げていくというスキル。なお、先頭から最低でも7バ身離れていないと発動しないため、無論差しか追い込みと組み合わせること前提の固有スキルで、能力の効果としては「浮沈艦、抜錨ッ!」に近い。
「ワクワククライマックス」と比べると発動率はある程度改善されている…のだが、中~長距離レースで一気に追い込みを仕掛けられるゴルシとは異なって、ウララは短距離~マイル戦といったレース自体が短い分前のウマ娘に追いつき辛い戦いを強いられるので、実戦で使う際は既存の終盤系スキルと組み合わせて少しでもフォローすること。
スキル名の「113転び」は史実のハルウララ号のレース成績が113戦中113敗だったことに由来している(だからこその「114起き」なのだろう)。シリーズ全体を通しても、衣装違い系としてはかなりストレートに史実を意識したネーミングである。
バンブーメモリー
勝負服 | 黒鉄の大志 |
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スキル名 | 熱血!!風紀アタック |
「はっ、これは…!?うおおおおお!!どりゃああああああっ!!!また一つ、風紀を正したっス!」
終盤の最終コーナー以降に後方から迫ると加速力が上がるスキル。
元の発動時間は短めだが、相手を追い抜いた回数(上限3回)に応じて効果量と発動時間が増加するという特性がある。
マイルの差し・追い込みで使うのが効果的。
演出では風紀の乱れを察知したバンブーが落ちていた空き缶を物凄い勢いでゴミ箱に突っ込み、最後にドヤ顔で決めポーズする(この際、「風紀の乱れは心の乱れ バンブーメモリー」というテロップも出る)というもの。
勝負服 | Ultra☆Marine |
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スキル名 | 奥義・常夏バーニング!! |
「よっしゃ、レッツゴーっス!野を越え山越え川越えて、全力ぜんかーい!!はぁ、青春っスね!」
残り200m地点で前の方(チャンピオンズミーティングの場合2~5位)にいると速度が少し上がるスキル。当該レースが短距離で、終盤に追い抜いていた場合は効果量がアップする。
自前で短距離向け用スキルをいくつか習得できるため、物凄い追い上げができることも。
演出ではバンブーがジップラインを満喫し、最後は草原で寝転ぶ。
ビコーペガサス
勝負服 | 疾風ペガサス・零式 |
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スキル名 | 疾風爆走ペガサスダッシュ! |
「行くぞっ!ペガサスキーック!!」
レース後半に後方(前方から45%以下)から追い抜いていた場合、残り150mを切って前方にいると発動する速度系スキル。才能開花により★3にする事で「ペガサスフルパワー!」からこのスキルに強化がされる。
演出はまんまライダーキック。しかもかの変身ベルトの大御所の如く、ベルトのバックル部分に付いている星形の飾りが回転する。
マーベラスサンデー
勝負服 | ☆キラ★ドキ☆ワク∞マベ∞ |
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スキル名 | 万彩☆マーベラス★世界 |
「見て見て~っ!お空も、お花も、輝いてる!世界はこーんなに、マーベラース☆」
レース中間付近に中団(チャンピオンズミーティングの場合5~7位)にいて、近くにウマ娘がいると発動する速度系スキル。視界にウマ娘が4人以上いると効果量が増える。
先行や差しで活かせるが、追加効果を狙うとなると囲まれて脱出困難になってしまうことがある点には注意。
演出ではマーベラスが周囲の空間に絵を描き、周囲をカラフルに満たしていく。
マチカネフクキタル
勝負服 | 運気上昇☆幸福万来 |
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スキル名 | 来ます来てます来させます!! |
「大吉・大吉・大大吉!!!」
レース終盤に前方が詰まるとお告げの力で道を切り開くという速度系のスキル(なお、一周年記念のバランス調整では加速力アップも付与)。才能開花により★3にする事で「来てください来てください!」からこのスキルに強化がされる。発動演出は水晶に福を浮かび上がらせるというものなのだが詰まる状況が少ない上に発動しても前のウマ娘にブロックされてしまう結構扱いの難しい能力。
進化前のスキル名が「来てください」とやや他力本願とも取れるものなのに対して「来させます」とより自主的に変わっている。(「しますさせますさせません」とは関係はない)
勝負服 | 吉兆・初あらし |
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スキル名 | 禾スナハチ登ル |
「福をもたらす精鋭たちよ…私に力をぉぉぉ~!おわっとっと~!?お守り軍団さんお願いします!」
自身が詰め寄られることで発動する最高速度アップ系のスキル。フクキタルは差しと相性が良いウマ娘なので、発動率自体はなんなら通常フクキタルよりも高かったりする。自身が詰め寄られなければならないという条件は癖が強いものの、上手く嵌まれば中々の戦力になるかも。
演出では開運グッズが大量に登場。ちなみに一見どう読めば分からないスキル名は「こくものすなわちみのる」と読む(七十二候の一つで「稲が実る」という意味)。
ミスターシービー
勝負服 | Clear Bliss |
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スキル名 | 叙情、旅路の果てに |
「この脚は止まらない!だってだって、心がそう望んでるから!」
レース中盤の後半、後方(上位50%以下)にいる場合にランダムなタイミングで発動する速度系スキル。当該レースが中距離か長距離で、先頭から8バ身以上離れていれば効果量が増加する。
演出ではシービーが大雨の中から草原へと駆け出していく。
スキル名の由来は寺山修司氏の著書「旅時の果て」。また叙事詩と例えられたシンボリルドルフに対し叙情詩と称されたことも元ネタ。
メイショウドトウ
勝負服 | ブルー/レイジング |
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スキル名 | I Never Goof Up! |
「よーし…!!」
レース終盤のコーナーで中団以降のポジションから追い抜くと発揮できる速度・加速の複合スキルである。適性的には差しでの運用が望ましい。性能自体は優秀なので、追い抜きを補助できるスキルをいくつか取得させるなどの工夫も必要か。
発動時には掃除中にドジにドジを重ね続けて落ち込んでいるドトウが、オペラオーを彷彿とさせる王冠型の雲を見て調子を取り戻すという場面が演出されており、星3のウマ娘にしては掛け声ばかりで台詞が少ないのも特徴(固有スキルの中でも台詞が長めなオペラオーとは対照的である)。
スキル名は英語で「私は絶対に失敗しない!」という意味。
勝負服 | Dot-o'-Lantern |
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スキル名 | Spooky-Scary-Happy |
「うえええええ!?こここ来ないでぇぇぇぇぇ!!…あっ…な~んだ…」
最終直線で前方(チャンピオンズミーティングの場合は4位以上)だと速度を上げ、前後それぞれ2人までのウマ娘の速度を下げる速度+デバフの複合型スキル。
演出はお化けに襲われたドトウが必死で逃げるが、その正体が狸だと知り安堵するというもの。お化けの帽子をよく見ると狸耳が付いている。化け狸としての伝承も取り入れたのだろうか?
メジロドーベル
勝負服 | ツイステッド・ライン |
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スキル名 | 彼方、その先へ… |
「アタシを囲む、視線、声…。やめて…!はっ…!そうか…アタシは、アタシが見つめる先へ行く…!!」
レース中に一度も掛かっておらず、最終コーナーより前のコーナーで順位が上位50%~70%にいると発動する加速スキル。加速性能自体は優秀だが「一度も掛かりが起こらない」という条件も相まって発動条件は中々厳しめなため、チャンピオンズミーティングなどで採用する場合はギャンブル枠である。
若干条件が違うが、史実の親であるライアンの固有条件を少し緩くしたような感覚で扱える。史実で親子であるライアンとドーベルは継承相性も良い為、両者の固有を継承するのが後方脚質におけるテンプレート加速となっている。
演出は交差点に佇むドーベルが自身に向けられた視線を振り払ったあと、野原にワープしこちらに向かって歩き出すというもの。よく「ちゃんと走れ」とツッコまれたり、歩き出すドーベルの後ろで爆発が起きるコラ画像が作られたりしている。
勝負服 | バカンス・サフィール |
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スキル名 | ときめきが呼ぶほうへ |
「ん…?わあ…!あ、待って!わあ…!!見せてくれてありがとう!あっ、うふふ…!」
終盤手前にある下り坂で真ん中くらいの順位、ゴールまで遠い位置を走行中に発動する速度アップスキル。
条件を考えると京都や阪神で発動するタイプ。
演出ではドーベルが散歩中に出会ったドーベルマン(実馬の名前の由来でもある)に導かれ、湖に辿り着き戯れる。相変わらずあんまり走らない。
ナイスネイチャ
勝負服 | ポインセチア・リボン |
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スキル名 | きっとその先へ…! |
「夢、見るだけじゃ…ねっ!!」
レース終盤で順位が3位以内かつ負けそうになると発動、速度アップするというまさにネイチャのためのスキル。「負けそうになると」と言っても普通に後方から3位まで上がって来れば大抵は発動する。才能開花により★3にする事で「アタシもたまには、ね?」からこのスキルに強化される。発動条件が非常に緩い上に差しと相性が抜群に良いため、固有スキルの中でもかなり扱いやすい。キラキラウマ娘に憧れを持つ彼女が光を目指して走り出す演出は短いながらも人気が高い。
一方で固有二つ名「愛しき名脇役」の取得条件の1つが「GⅠで3着3回以上」なので、固有二つ名チャレンジ育成の際には逆に足枷になってしまっている…。
勝負服 | RUN&WIN |
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スキル名 | Go☆Go☆for it! |
「うう…よっしゃ、行くぞっ!U!M!A!ウマ娘!うー、ジャンプ!アーンド、ウィン!あはは…。」
最終コーナー以降に追い抜くと最終直線中団で発動する速度系スキル。加えて4番人気以下の場合(チャンピオンズミーティングの際には4~6位)には効果時間が延長されるという特性を持つ。
発動条件がやや周りのウマ娘に左右されがちという側面こそあるが、一応チアガールネイチャには4番人気以下だと発動する「伏兵◯」や差し適性と相性の良い「ノンストップガール」などを自前で習得できるため、ある意味人気が低い時こそ真価を発揮できるスキルと言える。
演出開始後に早々行う開脚や照れながらもポージングを決めるネイチャの姿は必見。最後の最後に紙吹雪が頭にかかって締まらないのがネイチャらしい。
勝負服 | ネガイノカサネ |
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スキル名 | もちっと・ハレハレ |
「さてさて~、初市へようこそ~!ん、アタシなんか見てて楽しいです…?」
最終コーナーの中団以降(4位以下)にいると発動する速度系スキル。当該レースが中距離の場合は少しの間すごく前に出るスキルに変化する。
演出ではネイチャが正月の朝市の手伝いをする。最後の照れた表情は必見。
キングヘイロー
勝負服 | キング・オブ・エメラルド |
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スキル名 | Pride of KING |
「諦めないわ…絶対に!!」
レースを冷静に運ぶこと(掛かりなし)ができると残り200m地点で実力発揮、速度がすごく上がるというスキル。才能開花により★3にする事で「Call me KING」からこのスキルに強化がされる。
なお、スキルの説明文には記載されていないがこの時順位が5位以下かつ60%以上でないと発動しない。スキル効果自体はあの「勝利の鼓動」に匹敵する程の底力を秘めているのだが、まず性能が云々以前に発動する所をあんまり見れない。
メジロライアンの「レッツ・アナボリック!」を始めとする低発動スキルと比べても条件が相当シビアな部類に設定されていることや、キング自体が育成難易度がそれなりに高い部類なのもあってか、継承スキルとしても採用されることは少ない。
これらの順位条件問題は後の大規模調整によって4位以下で上位70%以内と改められ、それなりに発動率は緩和された(尤も、基本的に短距離レースの際はバクシンオーなどがザラに出てくるので差し切る前に逃げられることも…)。
同期のどこか個性全開でコメディチックな演出とは対照的に、泥臭くも勝利を諦めない不屈の表情など、キングらしい力強い演出が印象的。
勝負服 | 白く気高き激励の装 |
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スキル名 | 轟!トレセン応援団!! |
「フレー!フレー!はっしっれ!!押せ押せ止まるな駆け抜けろ!!それっ!!!」
走行距離50%以内の時点で掛からず、かつその区間で順位が上位70%以下(チャンピオンズミーティングの場合6~9位)より上にいかなかった時、最終直線で発動する加速力アップスキル。「掛からない」という点はやはりキングらしく中々発動条件が厳しい所があるものの、短距離・マイル戦ならば充分戦力として起用できる範囲内。
継承用に使うのもアリではあるが、キングは良くも悪くも他のウマ娘との因子の相性がやや悪めではあること覚悟の継承か。キングが大声を張り上げる演出は通常版に負けず劣らず熱い。
勝負服 | Evergreen Identity |
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スキル名 | 理想へのwinding road |
「決断も一つ一つの自分を作るの…。目に焼き付けなさい、これが私の望んだ、私!」
残り600m以降で中団から外に追い抜いた場合(チャンピオンズミーティングの場合4~7位)、ラストスパートで発動する速度アップスキル。
演出はさながら映画風。またフィルムの端には「1086」と書いてあるが、これは史実でキングヘイロー号が制した第30回高松宮記念のタイム、1分8秒6を示していると思われる。
マチカネタンホイザ
勝負服 | ぱんぱかティルトット |
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スキル名 | どんっ、パンっ、むんっ! |
「うわーっ!いたた~…。むむんっ!」
レース中盤、中段にいると発動する回復+速度系の複合型スキル。才能開花により★3にする事で「レディー、どんっ!」からこのスキルに強化がされる。
何気にタキオンの「U=ma2」と似たスキル内容だが、実はスキルの効果時間は僅かにこちらの方が上回っている。ただし、やや習得スキルに偏りがあるタンホイザと比較するとタキオンは「根幹距離」や「独占力」、「中距離コーナー」と癖もなく順当に使いやすいスキルを自前で入手できるため、トータルでは必ずしも純粋な上位互換という訳でもない。
演出はタンホイザがこちらに走ってきたかと思ったら顔面を強打、鼻血を出すというシュールなもの。明らかに負傷してるのに持久力が回復するのはなんなんだ、と突っ込んではいけないと思う…。
勝負服 | ブルー・タービュランス |
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スキル名 | ごろりん!?パワードライブ |
「みんなの声援に…応えるのぉぉぉぉぉ~!?」
レース後半のコーナーで中団にいる(上位40~80%)場合に発動する速度アップスキル。
残り持久力が多いほど効果時間が長くなる(最長6秒)ほか、当該レースが中距離なら加速力アップとの複合型になる。
演出はタンホイザが網を潜り抜けようとした瞬間足を引っかけて転倒、ぐるぐる巻きになって転がりながらゴールテープを切るというネタ満載のもの。しかもしれっとマチカネフクキタルも巻き込まれてしまっている(「ルームメイト」と書かれた紙がフクキタルの頭に付いており、どうやら借り物競争だった模様)。
イクノディクタス
勝負服 | Mantle of Steel |
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スキル名 | 百錬成鋼 |
「熱く鍛えたのは、この時のためっ!」
レースを冷静に運べていた(掛かりなし)場合、ラストスパートに発動する速度系スキル。才能開花により★3にする事で「打ち、鍛えて」からこのスキルに強化がされる。
距離や作戦の指定もなく、非常に緩い条件で簡単に発動できる。効果量こそ少なめだが効果時間が長い。
蹄跡が浮かび上がる演出は、デビュー前に発症した屈腱炎を福永守装蹄師の治療で治療したエピソードが元ネタ(ただし真偽不明)。
メジロパーマー
勝負服 | Line Breakthrough |
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スキル名 | ぶっちぎりロード |
「全力に乗り越えて!私は、私の自由を掴むんだーーっ!!!ハハッ、どーよ!」
スタートから後半まで前方(チャンピオンズミーティングの場合1~2位)をキープすると発動する回復+速度アップの複合型スキル。回復量自体は中々の優秀さなのだが、前半までほぼ先頭近くのポジションを維持し続ければならないので単純に格上の逃げウマ娘に競り負けると発動しなくなってしまう。また、出遅れなどのアクシデントにもめっぽう弱いので安定して使うのには苦労する。
台詞はなかなか熱いが、パーマーがそり立つ壁を登ったりボールに追いかけられたりする演出がどう見てもSASUKEかFallGuysにしか見えないのはあまり突っ込まないでおこう。
勝負服 | 赤心のトナカイさん |
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スキル名 | jingle all the way |
「メリクリ~!は~い、おかわりどうぞ!お、隣失礼…。じゃあ改めて…メリクリ…♪」
レース中間付近以降(走行距離40%以降)の直線で、先頭にいると発動する速度系スキル。レース場が中山で、作戦を「大逃げ」にしていれば加速力アップとの複合型になる。
中長距離では中盤に発動させやすいほか、素の効果時間が非常に長いため特に有馬記念では効果的。
演出ではパーマーがパーティーでジュースを配布する。最後にこちらに駆け寄る際の表情は必見。
ダイタクヘリオス
勝負服 | Fun☆Fun☆ぱりない |
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スキル名 | アゲてアゲてぷちょへんざ! |
「ウェーイ!ヘリオス、インダハウス!ほーれ騒げ騒げ~!からの~…アハハハハハッ!」
終盤が迫ったランダムなタイミングで前方(上位50%以上)にいると発動する速度系スキル。当該レースの距離が短距離~マイルの場合は効果時間が延長する。
逃げ適性の高いヘリオスにとってはかなり緩い発動条件。
演出はヘリオスがライブ会場を駆け回り、最後は花火を背景に締めるという楽しげなもの。
説明文の表記も「上げる」ではなく「アゲる」なのが彼女らしい。
勝負服 | Joyful Jamboree! |
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スキル名 | ノッてけ、マッシュアップ! |
「はいっちゅうもーく!からのぶーん!からのウェーイ!アハッ、ちゃんヘリ劇場、ただ今ばくたーん☆」
レース序盤に前方(チャンピオンズミーティングの場合は5位以上)で競り合うと発動する速度系スキル。当該レースの距離がマイルの場合は効果量が増加するが、スタミナを少し消費してしまうデメリットもある。
逃げ脚質の相手が多いレースだと効果的。
演出ではヘリオスがサーカスで曲芸を披露する……のだが、綱渡りで脚を滑らせて転落する。それでも難なく次のパフォーマンスに繋げられるのがヘリオスらしい。
ツインターボ
勝負服 | 爆走!ターボエンジン |
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スキル名 | エンジン全開!大噴射! |
「限界!爆発!!大噴射!!!」
中盤に2位のウマ娘と差をつけて先頭にいると長時間加速し続けるが、終盤~ゴールにかけて少し垂れ(速度がダウン)てしまうという、実にターボらしいスキル。才能開花により★3にする事で「エンジン点火!」からこのスキルに強化がされる。
成長率はスピード完全特化タイプなので、スタミナや回復スキルを積むことも考慮しておこう。
演出ではターボがサイバーな背景で文字通りターボエンジンを噴射させ駆け出していく。
サトノダイヤモンド
勝負服 | Natural Brilliance |
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スキル名 | 晦冥を照らせ永遠の耀き |
「胸に宿る、希望の光よ…!さぁ、私の行くべき道を照らして…!!」
最終直線で好位置につけると発動する速度系スキル。また、先頭に近いと「すごく上がる」と説明文にある。発動条件やスタミナに成長補正があることを踏まえると中長距離向けの固有。「すごく」まで性能を引き上げるならば脚質を先行にした方が理想的ではある(一応自前で差し用の回復スキルである「潜伏態勢」を習得できたりはするのだが)。
演出ではダイヤがパルテノン風の建物で舞う。ムービー冒頭部で目のハイライトが消えるのが怖いという声も…。ちなみに「晦冥」は「かいめい」と読み、「暗闇」という意味を指す。
勝負服 | 花形・弥栄之翠 |
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スキル名 | 玄雲散らす、黄金甲矢 |
「どんなに暗くとも、明けない夜は…ない!ご来光、ですね♪」
レース中間付近で中団(チャンピオンズミーティングの場合は4~7位)にいると発動する速度+回復の複合型スキル。
演出ではダイヤが矢を放ち、辺りを明るく照らす。
勝負服 | シュヴァリエ・ブル |
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スキル名 | ポンテ・デ・ディアマン |
「ぬかるみも茨も、遥かな壁も、全て!私が超えるためにある!」
終盤が迫ったどこかで中団(チャンピオンズミーティングの場合4~7位)にいると速度が少し上がるスキル。当該レースが中距離なら効果量が増える。
演出ではダイヤが門に絡みついた茨を剣で切り裂き、道を切り開く。フラッシュとは異なりちゃんと最後まで持っているのでご安心を(?)。
スキル名はフランス語で「ダイヤモンドの橋」という意味。
キタサンブラック
勝負服 | 錦上・大判御輿 |
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スキル名 | 勝ち鬨ワッショイ! |
「さぁさお待たせ、お祭り娘~!先駆け御免だ、ワッショイワッショ~イ!!」
前方(2位以内)にいると発動。レースの距離によって発動タイミングと効果が異なり、中距離以下なら第3コーナーに入ると速度が、長距離なら終盤の直線に入ると速度と加速力が上昇する。
キタサンは自前で「長距離直線○」や「烈風一閃」などの長距離用スキルを幾つか所持できるので、スキル効果を踏まえるとやはり長距離戦で真価を発揮できる固有である。
演出はさながら実馬のオーナー・北島三郎氏の持ち歌「まつり」風。
勝負服 | 真打・慶鶴之志 |
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スキル名 | あっぱれ大盤振る舞い! |
「さあ!皆の幸せを祈ってぇ~!無病息災、新春万福!おめでとうございますっ!」
終盤のコーナーで前方(3位以上)にいる時、ゴールまで600m以上ある場合発動する速度+加速力の複合型スキル。通常時よりも中距離向けの性能。
演出ではキタサンが餅つきをして鏡餅を作る。
勝負服 | 結願のしまい華 |
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スキル名 | ミンナノアタシヘ! |
「皆を照らすために…勝ちたい、勝つんだ!これが、スターの輝きだぁーっ!!」
序盤もしくは中盤に、前方(上位5位以内)で追い抜かれるか競り合うと発動する速度系スキル。当該レースが長距離で、後半に2番手以内にいれば速度を上げ続ける。
演出はキタサンが懐中時計をかざすと灯篭がいくつも空へと浮かぶ道が開ける幻想的なものである他、BGMもアニメ3期のOP「ソシテミンナノ」に変化する。さらにこれはトウカイテイオーやメジロマックイーンの「ユメヲカケル!」よりも優先度が高い、つまりキタサンの後にテイオーやマックイーンの固有が発動しても上書きされないのだ。
サクラチヨノオー
勝負服 | 日下開山・花あかり |
---|---|
スキル名 | 憧れは桜を越える! |
「私の思い、今日までの努力…今こそ、満開の時!」
残り300mを切って好位置にいるときに前のウマ娘と1バ身以内になると強い想いが花開き速度が上がる。「カッティング×DRIVE!」や「勝利の鼓動」に似た速度系スキルだが、200m地点を切ってから発動する両者と比べると若干条件の箇所が早めなのが特徴。流石に「勝利の鼓動」辺りと比べると能力上昇率は控え目だが、発動自体はしやすい方。
発動時には桜をバックにチヨノオー自身が巫女の如く舞う。発動演出もまさしく「サクラ」である。
勝負服 | Fleur Enneigée |
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スキル名 | 咲け咲け!私! |
「見せます、今だけのサクラを、想いのままに…!」
レース中盤に競り合い、残り650m地点で好位置(チャンピオンズミーティングの場合3~4位)にいると発動する加速力アップスキル。
条件自体は細かいが、その分効果時間や効果量は高い。主に2000m向きだが、本人なら1600mでも効果的。
演出ではチヨノオーが体育館でダンスの練習をする。
シリウスシンボリ
勝負服 | Féroce |
---|---|
スキル名 | セイリオス |
「偉大な記録も、記憶も、私の輝きで塗りつぶしてやる!世界は、私のものだ!」
残り800m時点で中団(チャンピオンズミーティングの場合3~5位)にいると加速力がわずかに上がるスキル。当該レースが2400mで、人気が高い場合は効果量が増加する。
史実で制した日本ダービーや出走経験のある凱旋門賞を多分に意識している。
演出ではシリウスが数多くのトロフィーが飾られている部屋にいるのだが、鉄製の扉を蹴り壊して無理矢理開けている。
「セイリオス」とはギリシャ語で「焼き焦がすもの」「光り輝くもの」を意味し、おおいぬ座のアルファ星シリウスの名前の由来となっている言葉。
メジロアルダン
勝負服 | クリノクロア・ライン |
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スキル名 | 一期の夢、刹那の飛翔 |
「儚きガラスの身よ…高く、大空へ…!その身は、誰よりも輝くから…!」
最終直線時に後ろのウマ娘と1バ身差以内になると発動する、「持久力をわずかに使い少しの間速度がすごく上がる」スキル。具体的に書くと通常の「すごく」タイプのスキルと比べスタミナが減る上にスキル自体の効果時間がやや短いというデメリットがある。
発動条件は簡単な分速度のアップ系スキルとしては中々の性能ではあるので、先行~逃げウマの継承スキルとして使うのも一つの手段か。
演出ではアルダンの「ガラスの脚」の象徴たる青いガラスのツバメが、彼女の元から群れへと飛び立っていく。
勝負服 | Neige Émeraude |
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スキル名 | Danser le présent |
「たとえ、やがて散りゆく花だとしても…限りある今を、咲き誇りましょう、共に…!」
終盤の最終直線で好位置(チャンピオンズミーティングの場合2~4位)にいて、後ろと近いと発動。持久力を消費して速度を上げ、わずかに前に出る。
速度+加速力の複合型だが、通常版同様スタミナを消費するのには要注意。
演出ではアルダンが花畑で踊る。スキル名はフランス語で「今を踊る」という意味。
ヤエノムテキ
勝負服 | 四白流星の襲 |
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スキル名 | 烈火繚乱、無敵之舞 |
「常に心は止水の境地、然れど闘志は烈火の如く!!光明得たり…」
最終コーナー以降で追い抜いていた場合、残り300m地点で好位置にいると発動する速度系スキル。
ヤエノは先行・差し脚質に適性があるため発動させやすく、距離条件も残り300mなので効果が無駄になりにくい。
演出は蹴りや正拳突きをひたすらに繰り返すという鍛練を怠らない彼女らしいもの。炎のようなオーラを纏っているのは気にしない方向で。
スキル名の由来はヒーロー列伝の文言、「東京の二千に咲いたムテキの舞い」からだろう。
勝負服 | 黒将Zen |
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スキル名 | 剛勇果断、烈火之刃 |
「どんな強敵が相手でも、私こそが天下無双!今こそ果たすのです、下剋上を!」
レース中間付近で競り合うと後半のランダムなタイミングで発動する速度系スキル。
発動時に内ラチにいた場合は効果量がアップする。
演出はヤエノがサイバーな空間で剣を振り回したり炎のオーラを纏ったパンチを繰り出すなど、スタイリッシュさが強調されている。
メジロブライト
勝負服 | ブリュニサージュ・ライン |
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スキル名 | 麗しき花信風 |
「ふあぁ…っと…。そろそろですわね…。わたくしの春よ、目覚めましょう!」
レース後半に中団にいると発動する速度系スキル。ゴルシと同じくロングスパートをかけるタイプだが、効果量は残りスタミナに依存する。
回復系スキルや中盤から位置を押し上げる他のスキルと相性がいい。
演出では傘を持ち空から雪山に落ちてきたブライトが傘を振ると、辺り一面に菜の花が咲き誇る花畑に景色が様変わりする。
恐らく元ネタは実馬の天皇賞(春)勝利時の実況、「メジロ牧場に春!羊蹄山の麓に春!!」だろう(背景にも羊蹄山に似た山が映っている)。
「花信風」は「かしんふう」と読み、「花が咲くことを知らせる風」という意味。
勝負服 | 清らに星澄むスノーロリィタ |
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スキル名 | Illuminate you |
「そこは輝くおとぎの国、大切な夢を集めた宝箱…!魔法をかけます、メリークリスマス♪」
中盤で中団(チャンピオンズミーティングの場合は4~7位)にいる際、速度が少しダウンする代わりに持久力を大きく回復するスキル。スタミナが1200以上の場合は終盤に速度をアップする効果が追加される。
特にスタミナの求められる長距離で真価を発揮する。
演出はブライトが雪降る遊園地を満喫する幻想的なもの。ちなみに彼女の父親も遊園地のオーナーという設定である。
サクラローレル
勝負服 | Saisir le rêve |
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スキル名 | 花開き、世界 |
「掴む、超える、飲み込む!満開に咲く、その日まで…!」
レース中間地点で中団(チャンピオンズミーティングの場合3~7位)にいると発動する速度アップスキル。当該レースが長距離の場合、効果時間が増加し回復との複合型になる。
長距離レースで大幅に強化されるため、史実の勝ち鞍である天皇賞(春)や有馬記念での効果はバッチリ。
演出は凱旋門(史実で出走できなかった凱旋門賞を意識)を前にローレルが力を込めるとピンクの花が展開、これを浴びてパワーアップするというもの。エフェクトが熾天覆う七つの円環に似ていると話題になった。
ナリタトップロード
勝負服 | The Proud Road |
---|---|
スキル名 | Road to Glory |
「皆の期待に力をもらって…駆け抜けます、頂点への道を!」
レース終盤目前で好位置(チャンピオンズミーティングの場合2~4位)にいた場合、残り400m地点で発動する速度アップスキル。
当該レースが長距離で、先頭か先頭から1バ身以内にいる場合効果量が上昇する。
易しめの条件に反して効果量が大きく、ローレル同様長距離レースで活用できる。
演出ではトプロが光を浴びてパワーアップ、虹色に輝くターフを駆け抜けていく。その光の色はオレンジ・青・紫であり、彼女と2人のライバルを意識しているのだろう。
台詞の元ネタは恐らくヒーロー列伝の文言「想いはひとつ、頂点への道。」。
ヤマニンゼファー
勝負服 | Fluttertail spirit |
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スキル名 | 風光る |
「もっと自由に、もっと高く、もっと速く…!そして、私は風になる…!」
レース前半で控え、最終コーナー後半に前方にいれば発動する加速力アップスキル。加えて2番手なら効果量が上がるほか、「長時間ちょっと上げ続ける」という文言のため効果量は低いが効果時間が長めで加速力が徐々に上がっていくタイプとなっている。
マイルはもちろんのこと、スプリンターズSや天皇賞(秋)でも効果を発揮しやすい。
演出ではバラが咲き誇る庭園でゼファーが走るという「強烈なそよ風」を体現したもの。
トランセンド
勝負服 | ZOKU-ZOKU GIZMO |
---|---|
スキル名 | Info: Aquired |
「知りたい、もっと知りたい…!激ヤバ情報、未知の世界…!あはっ、サイコー♪」
後半まで前方(2位以内)をキープしており、他のウマ娘が加速力アップスキルを発動すると前に出るスキル。当該レースが中央のダートレースであれば、さらに速度がアップする。
基本的にはリッキーの固有スキルに反応して発動する形になりそう。
演出ではトランがパソコンを操作して情報を分析する。モニターに表示されるドット絵のトランがチャーミング。
ノースフライト
勝負服 | Looking Fly! |
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スキル名 | Shining Runway |
「個性、彩り、ときめき…。自分だけの輝きを求めて、可能性は広がっていく…!」
最終コーナーで好位置(上位20~50%)にいると発動する速度アップスキル。当該レースがマイルの場合は効果時間が延長される。
演出はカラフルなランウェイを駆け抜けていく可愛らしいもの。
また「April 12」「1:33.0」と書かれたラベルが映っているが、これは史実のノースフライト号の誕生日が1990年4月12日であることと、引退レースである1994年マイルCSのタイムが1分33秒0であることが由来と思われる。
シンボリクリスエス
勝負服 | Onyx Soldier |
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スキル名 | Mission: Triumph |
「決めてみせる、使命のために…。Target inside...」
レース中間付近の直線で中団につけている(チャンピオンズミーティングの場合4~7位)と発動する速度アップスキル。さらに下り坂の場合は効果量が増加する。
追加条件の都合上中山(特に有馬記念)で効果を発揮しやすい。
演出ではクリスエスが弾丸と銃を召喚して撃つと最早当たり前のように武器を持ち出している。タイキやロブロイ共々「史実で藤沢和雄厩舎所属のウマ娘は、固有ムービーで武器を振り回さなきゃいけないルールでもあるのか」とネタにされることも。
勝負服 | Jetblack Automaton |
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スキル名 | Immortal Work |
「何人が立ち入ろうと…。システム制限解除、出力全開…!我が信念、守り通すのみ…。」
レース中間地点で中団(チャンピオンズミーティングの場合4~7位)にいた場合最終直線で速度がアップするスキル。
当該レースが中山の中距離であれば効果量が大幅にアップする。
史実で制した天皇賞(秋)(最初の制覇となった2002年は中山開催)を意識した性能。
発動演出は嵐の洋館でクリスエスが敵(?)に電撃を放って撃退するという通常版に負けず劣らず攻撃的なもの。カワカミ同様バトルアニメと見紛うほどのムービーである。
タニノギムレット
勝負服 | 身に纏うケラヴノス |
---|---|
スキル名 | 霹靂のアウフヘーベン |
「我が手にはパンドラの箱、禁断の果実…。破壊に、禁忌に、このワタシにこそ酔え!!」
レース終盤に後方(上位50%以下)にいると最終直線で前に出るスキル。当該レースが東京の中距離であれば効果量が大幅にアップする。
その性質から史実で制した日本ダービー特化の性能。
ムービーはギムレットが謎の魔法陣を足元と頭上に展開して周囲を破壊するという、彼女らしい中二病チックな演出。
「アウフヘーベン」とはドイツ語で「否定する」・「高める」という意味。転じて哲学用語の「止揚」(対立する物事をより高い段階で調和し、より望まれる段階で統一すること)も指す。
ダイイチルビー
勝負服 | 華麗なる紅玉 |
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スキル名 | 至上であれ |
「華麗であれ。至上であれ。常に最たる輝きを。即ち、鮮烈なる勝利を、この手に…!」
掛かりを起こさずに終盤に突入した場合、後方(チャンピオンズミーティングの場合5~8位)にいると発動する、速度アップ+先頭から4人までのデバフの複合型スキル。
スキル演出ムービーにはSSRサポートカード「嗚呼華麗ナル一族」の背景にも描かれていた彼女の邸宅が登場している。
ちなみにこのスキルと進化スキル2種類を並べると、華麗なる一族の玉条『華麗であれ。至上であれ。常に最たる輝きを。』となる(ちゃんとこの順番で発動するようになっている)。
勝負服 | Flowing Blue |
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スキル名 | 蒼炎 |
「深く、熱く、鮮烈に…!全てを蒼き炎で、彩りましょう…!」
レース中間付近で中段(チャンピオンズミーティングの場合は4~8位)にいると発動する速度アップ系スキル。当該レースがマイルの場合は効果量と効果時間が増加する。
演出ではルビーが華麗なターンを披露。スキル名や台詞の通り蒼い炎のエフェクトもある。
メジロラモーヌ
勝負服 | オニキス・ライン |
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スキル名 | 愛と熔けよただ熔けよ |
「この脚も、速さも、強さも、全てあなたのもの…!待っていて、今、勝つわ!」
残り1000m地点で前の方(チャンピオンズミーティングの場合2~5位)にいると発動する速度アップ系スキル。
細かい発動条件が指定されていないため、単純に発動させやすいのが売り。マイル~2000mほどなら道中の押し上げ・位置取り、2400mなら終盤へのスパートといったように役割が変わる。
条件が条件なのでアイビスサマーダッシュといった新潟1000mだとスタートと同時に発動する光景が爆誕してしまう。
ダークながらも情熱的な背景や舞い散るバラの花びらはJRAのCMが元ネタ。
アストンマーチャン
勝負服 | Flare |
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スキル名 | Silent letter |
「マーちゃんはここにいます。見失わないで、ずーっと…追いかけてね。」
残り400mを切って前の方で詰め寄られると抜け出しやすくなる速度アップ系スキル。
短距離では活用しやすいが、それ以上の距離となるとやや不安定。やはり史実の勝ち鞍であるスプリンターズSが一番効果が高い。
演出はマーちゃん人形を持ってトレセン学園の校内を駆け回るという、シンプルながらも彼女らしいものになっている。
サトノクラウン
勝負服 | 黒翠千里行 |
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スキル名 | Reversal Illusion |
「The Crown's Show! ご覧いただくのは、最高のスペクタクル!私が王冠を手にする瞬間よ!」
最終コーナーで中団(前方から40〜70%)にいた場合、残り400m以降で発動する速度アップ系スキル。当該レースが中距離で、中盤に追い抜いていた場合は効果量が増加する。
演出はさながらショーのような雰囲気。クラウンが鳩をドローンに変え、派手なライトアップでフィニッシュを決める。
シュヴァルグラン
勝負服 | Grand itinéraire |
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スキル名 | Celeste Oath |
「僕だって…僕だって…。僕だって、僕だって…!!偉大なウマ娘に!!!」
レース中間付近(走行距離45〜55%)で前方(上位20〜50%)にいると発動する速度・回復の複合型スキル。当該レースが2400m以上の場合は回復量が増加する。
演出では海に沈んで蝶を見つめるシュヴァルと(この時帽子を脱いでいる)、海岸を走るシュヴァルが交互に映し出される。シンプルながらも彼女の覚悟が見て取れる熱いムービーとなっている。
また蛹から羽化した蝶を蝶型の髪飾りを付けているヴィルシーナとヴィブロス、あるいは「甦った死人の魂を宿す存在」という平安時代の思想から、史実でジャパンCを制する前日に死去したアドマイヤデウスのメタファーとして捉える考察も。
スキル名は「青空の誓い」を意味する。
ヴィブロス
勝負服 | Voyage étincelant |
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スキル名 | デラックス☆ファウンテン |
「あれも、これも、ぜ~んぶ欲しいっ!憧れだけじゃ、終わらせないもんねっ☆」
レース終盤の最終コーナーで中団(上位30〜70%)にいた場合、残り300m以降で発動する速度系スキル。レースを冷静に運べていた(掛かりなし)場合は効果量が増加する。
キング・フラッシュ・スイープとは異なり掛かりで固有が不発ということは無いが、効果量が落ちてしまうためしっかり賢さも上げておこう。
演出ではブルジュ・ハリファや砂漠といったドバイの名物が登場。ヴィブロス自身もラクダに乗っている。
ケイエスミラクル
勝負服 | Prism |
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スキル名 | 幸せの青い光 |
「燃えろ、光れ、おれの全部…!ただ一瞬の、奇跡のために…!」
終盤始めのランダムなタイミングで前方(チャンピオンズミーティングの場合2~5位)にいると前に出るスキル。当該レースが短距離・マイルの場合は効果量が上昇する。
条件はかなり緩く安定して発動させられるが、素の効果量は少し控えめ。とはいっても本人の中長距離適性はGなので、魔改造・継承しない限り基本的に追加効果も発動すると考えていい。
演出ムービーはミラクルが流星の降り注ぐ湖の上を走り抜け、光を浴びて明るい空の元パワーアップする幻想的なもの。
後半では左足を前に出すアングルとなっており、スズカ同様史実での最期を意識した構成となっている。
ジャングルポケット
勝負服 | 王者の喊声 |
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スキル名 | Faith in the Feral |
「テッペン取るまで止まるかよ…。どんな扉もこじ開ける!オラアアア!!俺が最強だぁ!!」
レース中間地点で中団(上位40~80%以内)にいると発動する速度アップスキル。当該レースが中距離の場合は効果量が増加する。
演出ではポッケが扉をこじ開け、晴れたレース場へと飛び出していく。
スキル名は英語で「野生への信仰」という意味。
コパノリッキー
勝負服 | 陰陽八卦☆開運衣 |
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スキル名 | 理運開かりて翔る |
「流れは整った…。厄を退け、幸運をこの手に!万事吉方、開運落着!」
終盤が迫った際にランダムなタイミングで速度を少し上げ、さらに能力を引き出すスキル(緑スキル)の発動数(最大6回)に応じて速度と加速力を上げるというもの。
水着ゴルシと同じく順位条件はないがタイミングが完全ランダムである。「環境を整えることが運気を上げるための第一歩」という風水の教えに違わず、リッキーは「交流重賞○」「先行のコツ○」「抜群の踏み込み」といった多くの緑スキルを自前で取得できるため活用しやすい。他にも天候やレース場に関する緑スキルを取っておこう。なおマイナススキル(紫スキル)やイベント・メインストーリー限定スキルはノーカウント。
しかし他のウマ娘に継承させると後半の効果は消えるので要注意。実質的には本人専用となる。
演出では砂嵐に向かってリッキーが水の龍を召喚し、天気を快晴に変える。「かめはめ波や龍拳みたい」などと言われているのはご愛敬。
ちなみに読み方は「りうんはだかりてかける」。
ホッコータルマエ
勝負服 | スター・ライト・シップ |
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スキル名 | かがやけ☆とまこまい |
「あの街知ってる?苫小牧!おいしさ溢れる、苫小牧!いいとこいっぱい、したから行こう、苫小牧!」
ダートレースの中盤コーナーで競り合うと、ラストスパートの際に好位置(チャンピオンズミーティングの場合3~4位)にいれば発動する加速力アップスキル。さらに余力が残っていれば効果量が増加する。
スタミナが求められるため回復スキルも積んでおこう。ダート指定のため魔改造戦法ができない点には要注意。素の効果量も低いため継承でも使いにくいのが難点。
演出ムービーにはこれでもかと苫小牧市の名物が登場。同市のゆるキャラ・とまチョップも出演している。「最早ただの観光PR動画」という声も。
勝負服 | パステルマリン・ロコドル |
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スキル名 | とびだせ☆ポッピングシェル |
「地元のビーチがやっぱり一番!…うわっ!?あはっ♪ただいま!」
レースの中間地点で発動する速度系スキル。当該レースがダートレースで、第3コーナーでない場合は効果量が増加する。
演出ではタルマエが苫小牧市名物のホッキ貝狩りに挑戦。最後には同市の貝イメージマスコット・ホッキー君が登場する。
ホッキー君が飛び出してきた際、とんでもない顔芸を披露するタルマエが異様にシュールなので必見。
ワンダーアキュート
勝負服 | Butterfly Sting |
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スキル名 | Never Say Never |
「こつこつゆっくりしっかり育って、誰にも負けん大木になぁれ…!」
残り300m地点で前方にいると発動する速度系スキル。さらに当該レースがダートレースで、先頭に近いとさらに速度がアップする。
自前で「先行のコツ○」「優雅な砂遊び」といった先行向けのスキルを覚えるためシナジーが取れる。
発動時のムービーではアキュートが木の苗に水をやり、大木に育て上げる。
サウンズオブアース
勝負服 | リトモ・デッラ・テッラ |
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スキル名 | ヴィヴァーチェ・ヴォラーレ |
「感じるだろう…。ヴァーゴ!パッショナート!ラルゴ!そして、湧き出るアモーレ!!」
レース前半、中団(上位40〜80%以内)ですぐ前かすぐ後ろに他のウマ娘が3秒以上いると発動。
発動時に持久力を回復し、その後レース中間付近の直線で速度を上げる複合型スキル。
回復の効果量は少ないため、メインは速度アップの方。
演出ではアースがバイオリン・マラカス・アコーディオンといった楽器を演奏。さらにBGMも「うまぴょい伝説」のアレンジに変化する(ガチャでも結果画面のBGMがこれに上書きされる)。
スキル名は「活発に飛ぶ」という意味。
カツラギエース
勝負服 | 登竜之頂 |
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スキル名 | 暁の御旗『葛城栄主』 |
「反逆のため、今、全てを賭ける!炎よりも熱く、燃えてみせるぜ!カツラギエースだっ!」
第三コーナーで先頭にいると発動する速度+回復の複合型スキル。当該レースが東京の中距離の場合は効果時間が延長される。
進化スキルの「逃げっ切りの一人旅」も相まって東京2400特化の性能。
演出は炎に向かって駆け出していくエースが「葛城栄主」と書かれた旗を振るうというもの。
ネオユニヴァース
勝負服 | Universe-Naut |
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スキル名 | アド・アストラ |
「感じる、みんなの“シグナル”…。始めよう、“ランデブー”…。」
レース中間付近で中団(チャンピオンズミーティングの場合4~7位)にいると発動する速度系スキル。当該レースが中距離レース、かつ7回以上スキルを発動させていると効果量が増加する。
中盤までに発動できるスキルは限られているため、緑スキルを多く搭載しておけば安定するかも。
演出ムービーではユニヴァースが宇宙空間を漂い、ワームホール(?)を通り抜けていく。
スキル名はラテン語で「星の彼方へ」という意味。
なお、覚醒・進化スキルの「ルミネセンス」「星の海を駆けて」の発動条件は「スキルを13回発動させる」であり、組み合わせると実馬の生涯成績である13戦7勝になる。
勝負服 | Like “ZEER” |
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スキル名 | Encouter with U |
「届いた…。『あなた』と、ずっとしたかったんだ。“半分こ”。」
終盤の最終直線で2番手以降にいる場合発動する速度系スキル。レース中盤、スキルをちょうど7回か13回発動させていると効果量が増加する。
ピッタリ回数を揃えないと効果量が下がってしまう分、上がり幅は高い。実馬の戦績ネタも健在。
演出ではバナナサンドをシェア。ヒミツの「食べ物を半分こするのが好き」が拾われた形になった。
ヒシミラクル
勝負服 | みらくるめーくあっぷ! |
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スキル名 | Bang☆ミラクるわせ! |
「文武両道、クラスの人気者…とは程遠い、普通の子だけど…うん、頑張るぞー!」
最終コーナー後半で中団(チャンピオンズミーティングの場合4~6位)にいると速度を少し上げ続けるスキル。さらに当該レースが長距離、かつ人気が低い場合は効果量が増加する。
スキル名の通り、史実の番狂わせを意識している。ナカヤマ同様、チャンピオンズミーティングだと追加効果を発揮できるかもしれない。
演出ではミラ子の日常と彼女が頑張る姿が見られる。何となく2000年代のドラマのオープニング風の雰囲気が漂う。
タップダンスシチー
勝負服 | GLITTER! |
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スキル名 | Billions of stars |
「さあ、夢と踊ろうぜ!欲しいもん、溢れるロマン、望むがままに手に入れる!それがアタシの生き様さ!!」
終盤の最終直線で先頭にいると発動する速度系スキル。効果量は終盤開始までに取ったリードの距離に応じて増加する。
ムービーではタップが名前通りタップダンスを披露。宝塚記念をイメージした宝塚歌劇団風の舞台、金鯱賞にちなんだしゃちほこ型のネオンサインなど、史実の勝ち鞍を意識した演出が随所に取り入れられている。
ドゥラメンテ
勝負服 | Red in Black |
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スキル名 | 羅刹、赤翼にて天上へ至らん |
「先人達の記憶を継いだ、栄光の結晶…。今こそ示そう、我が脚、我が力!」
レース中間地点で後方(チャンピオンズミーティングの場合は6位以下)にいると発動する速度系スキル。最終コーナーで追い抜こうとした場合は前に出る効果が追加される。
地面やドゥラメンテの脚に基盤のような模様が入っていく演出は、実馬のドゥラメンテ号が4頭のリーディングサイアーの血を持つ超良血馬であることから、血統の広がりを意識したと思われる。
ラインクラフト
勝負服 | Dream Successor |
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スキル名 | 繋ぐ・繋がる×夢・未来 |
「いつか、誰かが示したように…。わたしは、わたしの新しい道を…!未来を、切り開く!」
レース前半のコーナーで中団(チャンピオンズミーティングの場合は3〜6位)にいると速度を少し上げるスキル。当該レースが短距離かマイルの場合は効果時間が増加する。
光や花が溢れる道を走るクラフトの姿は、実馬の末路を考えると非常に感慨深い。
シーザリオ
勝負服 | Future Weaver |
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スキル名 | Guiding Sea |
「捧げよう…。この身、この脚、この栄光…!全ては愛しき、未来の光へ…!」
残り800m地点で中団(上位50~80%)にいると発動する、前に出る効果と加速力アップの複合型スキル。当該レースが根幹距離で後方(上位70~80%)にいる場合、加速力アップの効果量が増加する。
クラフトとは対照的に、暗い川の上を光と共に駆け抜ける演出が特徴。なお「未来の光へ」の部分だけはオフモードになっている。
ジェンティルドンナ
勝負服 | Regina dei fiori |
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スキル名 | 烈華の洗礼 |
「強さとは即ち私そのもの…。何者も届かない絶対の力…。さあ、蹂躙の時間ですわ!」
レース前半のコーナーで前方にいる時と、終盤の最終直線で先団にいる時の2回発動する速度系スキル。具体的にはそれぞれ上位50%以上と40%以上で発動。
演出ではジェンティルが岩山を破壊する。オグリ同様オーラを纏っているので超サイヤ人いじりされることに。
ドリームジャーニー
勝負服 | 夢路のよすが |
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スキル名 | 『それでは、よき旅を』 |
「頃合いですね…。夢のような、極上の旅路へとお連れしましょう…。さあ…!」
終盤突入時、上位50%以下かつゴールまで500m以上離れていると前に出るスキル。レース場が中山か阪神で、当該レースが中距離・長距離の場合は直線でも前に出る効果が追加される。
中距離未満でも1600mのレースなどで活用できるため、史実で制した朝日杯・宝塚記念・有馬記念を意識した性能。
演出ムービーには白黒のダークな雰囲気の部屋が映っているが、唯一カラーになっているインク・鞄・扉の黄色が鮮烈。
加えてジャーニーが最後の一瞬だけめちゃくちゃ悪そうな顔をするため、「ディクタスアイ」といじられることに。
カルストンライトオ
勝負服 | 真実一路 |
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スキル名 | 無二無三なる一条の路 |
「風よりも、音よりも、光よりも…。私は…速い!!」
4ハロン目(600m~800m)で前方にいると発動する速度系スキル。スキル「無二」「無三」を両方発動していた場合、効果量が大幅に増加する。
「無二」と「無三」はそれぞれ2・3ハロン目で発動するため、200mごとに速度がアップしていく3段ロケットのような構成となっている。
台詞でも相変わらずの最高速ジャンキーっぷりだが、ずっと走っているだけマトモな演出とも言われがち。
なお、効果量表記が「とてつもなく」表記のスキルはこれが初。
デュランダル
勝負服 | Chevalier fidèle |
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スキル名 | Lame de vent |
「我が聖剣は雷より眩く、闇夜をも切り拓く鋭さを持つ…。ご照覧あれ、パラティヌス・ルクス!!」
最終コーナーで追い抜くと、レース終盤後半のラストスパート中に発動する速度系スキル。当該レースが短距離かマイルの場合、中団(上位40~80%以内)にいれば効果量が増加する。
演出は炎を纏った剣で雷雲を切り裂き、空を晴らすというもの。デュランダルよりもエクスカリバーっぽいと言われることも。
スキル名はフランス語で「風の刃」という意味。
バブルガムフェロー
勝負服 | POPPING! |
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スキル名 | ふくらむ夢、先駆の途 |
「よし…!無謀だなんて言わせない、私が示す…!さあ、ついてきて!」
終盤が迫ったどこかで前方にいると動する速度系スキル。当該レースが1600m~2000mで、先頭もしくは先頭から4バ身以内の場合効果量が増加する。
演出ではバブルがカラフルでポップな空間を駆け抜けていく。風船ガムを食べるのも彼女らしい。
特殊な固有スキル
マスターズチャレンジ専用
使用ウマ娘 | 育成未実装ウマ娘全般 |
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スキル名 | マスターズドライブ |
ラストスパートで速度が上がるスキル。
期間限定イベント「マスターズチャレンジ」には育成キャラとして未実装のウマ娘がライバル枠で登場することがあるが、ネタバレ防止のため固有スキルが一律このスキルに設定されている。
プレイアブル化した際には個別の固有スキルに差し替えられるため、現状はNPC専用スキルとなっている。
細かい条件が無いため、どの脚質でも安定して発動させられてしまう。逃げならさらにリードを広げられ、追込なら最後方からかっ飛んでくるなど、マスターズチャレンジの難易度を押し上げる要因になっている。
※以下、メインストーリーのネタバレを含みます。ご注意ください。
メインストーリー専用
使用ウマ娘 | グラスワンダー |
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スキル名 | 不撓不屈 |
「たとえ眼前に高き山々にそびえるが如く…。立つのはその…頂きっ!!」
メインストーリー最終章後編の最終レースにて、グラスワンダーの固有スキルがこちらに差し替えられている。
発動したが最後、プレイヤーのスペはゴール寸前で彼女にハナ差で差し切られ、ビデオ判定の後確定で2着に敗れる。
(ちなみにスペは勝ち負けに関係なくガッツポーズをするが、これはモチーフとなった1999年有馬記念にて、鞍上の武豊騎手が勝ったと勘違いしてガッツポーズをしてしまったことの再現)
では、この強制負けイベントを回避するには…?
使用ウマ娘 | スペシャルウィーク |
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スキル名 | 日本総大将 |
「日本一のウマ娘として、このレース…この勝負…勝ちますっ!!」
上述の負けイベントを勝つには、継承画面で「チームシリウス」のグループサポカで獲得できるスキル「日本一のウマ娘」を所持したウマ娘を選択する必要がある(所持してさえいればいいので、他のステータスや適性、ランクは関係ない)。
するとレース内でのスペの固有スキルがこちらに変化。さらにBGMも「GIRLS'LEGENDU」が流れ、非常に熱い展開でグラスに勝つことができる。
ただし、再度この演出を見たい際の注意点として、この展開で勝った後手に入る特殊衣装スペシャルウィークの所持している「日本一のウマ娘」を進化させ、「日之本一のド根性」にしてしまうと別スキル判定を受け負けてしまうため、あくまでも日本一のウマ娘の状態で持っているウマ娘を継承すること
アニメ版
アニメ版では当然のことながら固有スキルの存在自体がなきものとされているのでほぼ登場はしていない。劇中では特定のウマ娘の目が発光したりドラゴンボールよろしくオーラが出る場面などもあるが、これは厳密に書くとアニメ的表現の一種であることが殆どである。
劇中ではマヤノトップガンが黄色い発光、ダイサンゲンが白い湯気のようなモヤ(?)を出しながらレースに出走している。
代表的なものでは、アニメ版第1期第8話でとある一件からレースに集中できていなかった友人に対して戒めの念を込めて勝負を仕掛けたグラスワンダーなどがこれに当たる。この件は当人同士の間でも大きな転機となり、劇中においても重要なターニングポイントとなった名場面である。
アニメ版2期での天皇賞戦では、対メジロマックイーンに備えて猛特訓を重ね、スペシャルウィークが「宝塚記念の鬼気迫るグラスちゃんに似てる」と称する程の変貌を遂げたライスシャワーの圧倒的な走りが特に印象深い。
普段は片目隠れとなっているライスの素顔が見える、シリーズ通してもかなり貴重な場面である。なお、これらは特に言及されていないが一応後述の「領域」に限りなく近いものと考えられる。
『Road_to_the_Top』では第2話でテイエムオペラオーが赤色、アドマイヤベガが青色の光を放ちながらスパートを駆ける姿が確認されている。
アニメ版第3期では、キタサンブラックが赤色、サトノダイヤモンドが緑色のオーラを纏いながら走り込むという姿が確認される。なお、キタサンの場合彼女のピークアウト後にはオーラがなくなっており、あくまでも全盛期の覚醒といった表現とされる。
第1話ではドゥラメンテが赤黒いオーラを発しながらレースを激走し、皐月賞を見事に勝利した。
新時代の扉では冒頭フジキセキが固有スキルに近い下からライトを放っており、中盤のタキオンも目の前がモノクロになる固有スキルに近い状態を起こしている。なお目にひ光を放つのも確認でき、ポッケとダンツとオペラオーがこれに当てはまる。なおフジキセキも上記のキタサン同様発動しなくなっている。
マンガ版
『ウマ娘スターブロッサム』第1話ではナリタブライアンが朝日杯フューチュリティステークスにて目が光りながら走る描写が存在する。
ウマ娘シンデレラグレイでは
漫画作品『ウマ娘シンデレラグレイ』では「領域(ゾーン)」と呼ばれる概念が登場。時代を作りうる限られたウマ娘が到達する本人さえ知らない剛脚であり、ルドルフ曰く「限界の先の先」。劇中での描写を見る限り、『シンデレラグレイ』における固有スキルに当たるものと思われる(流石に飛んだり突然武器を取り出すことはないが)。
また、場所や状況によっては不完全ながらも一時的に領域に覚醒する場合があるとも言及されている。見た目にはウマ娘の目が発光したり、稲妻を纏ったりと個人差があるようで、通常のウマ娘のそれを遥かに凌駕する能力を発揮するとされる。
なお、極限まで集中状態になる「領域」は上記の通りパフォーマンス向上などのメリットも大きいが、逆説的に言えば体力の消耗が激しいということも意味する(ゲーム版における固有スキルは基本約4~6秒程度の持続時間である)。なお、練度によっては意識的に「領域」を制御することも可能で、一口で同じ「領域」と言っても様々なパターンがあるようだ。
なお、「領域」の存在を知る者はごく一部の人物のみが知るのみで、呼称とその効果を把握している者もいれば感覚のみでそれを理解できる者、何のヒントもなく独力で「領域」に入った者もいる。長年ベテラントレーナーとして活躍している六平銀次郎ですらウワサ程度しか知らない辺り、良くも悪くもそこまで公とされてもいないと見るべきか。
ここからは一部『ウマ娘 シンデレラグレイ』のネタバレを含みます。未読の方は閲覧に注意してください。
汝、皇帝の神威を見よ(?)
紅焔ギア/LP1211-M(?)
「時代を作るウマ娘は、必ずこの領域に入る」
マルゼンスキーとシンボリルドルフ、共に一時代を築いたウマ娘が到達したとされる「領域」。個別の名前は付けられていないものの、ルドルフはゲーム版と同じく身体から電撃が発せられるようだ。なお、ルドルフは日本ダービーでの決戦時に覚醒したという(アニメ版2期でいう第1話の辺り)。マルゼンは朝日杯ジュニアステークスで覚醒したと思われる。ジュニア級の時点で「領域」に覚醒したあたり、マルゼンの規格外の強さが窺える。
なお、この回想シーンではミスターシービーも「領域」に入れたウマ娘の一人として解説されている。なにぶんシービーは1コマしか「領域」の描写が見れないのでやや実態は分かり辛いが、コマを見る限りでは風圧を物ともせずに駆け抜けていく様が見られる。
白い稲妻
「分かっとんのか?アンタらが闘うてんのは最強(タマモクロス)やぞ」
タマモクロスが天皇賞での激戦の最中、「必ず日本一になる」という約束を胸に覚醒したもの。ゲーム版のタマモと同様、全身に電撃を纏った超加速が武器。また、発動時には身体が発光しているようにも見える(一応こちらではあの雷神ポーズはしない)。
なお、この時タマモ自身は周囲の歓声や脚音は全く聞こえていない集中状態と化し、生半可なウマ娘では近くにいただけで気力を根こそぎ奪い捨ててしまう程の圧らしい。
美しき描線(仮称)
「我が全身全霊を以て叩き潰す…!!」
イタリア出身の海外ウマ娘ことトニビアンカが入る「領域」。発動時には目から白黒のグラデーションを出しながら加速していく(モノクロなので当然色が違う可能性も大きいが)。その気迫は幼馴染のムーンライトルナシーにも「最も警戒すべき」と評される程。
なお、上記の「美しき描線」という名称は当時の『シンデレラグレイ』作画担当である久住太陽氏のTwitterにて明かされていたものである(現在は削除済)。
WILD JOKER
「The master of this race……is ME!!(このレースの主役【マスター】は……私だ!!)」
オベイユアマスターがジャパンカップ戦にて偶発的に発動した「領域」。オベイの脚質に適合した日本の芝と環境、さらに彼女が自身の情報を隠匿し切って作り出したノーマークで走れる特殊な状況が揃ったことで、偶発的に発動した不安定かつ不完全なもので、他の「領域」と比べると発動時のオーラもやや淀んだ歪になっている。
オベイはこの「WILD JOKER」に加えて、とある奇策を二重三重に仕掛けることでレースへの勝利を掴もうと挑む。なお、藤井記者曰く上下運動が極端に少ない「流れる」ような走りだという。
弾丸蹴脚
「証明してやる!!オレ自身の全てを懸けて!!」
ディクタストライカが使用する「領域」の一種。二つ名を持つウマ娘は数あれど、彼女の場合は切れ味抜群な「末脚」そのものに「弾丸シュート」という名を付けられている。
一時期スランプに陥っていたディクタが持ち前のプライドと負けん気からGⅢ函館記念で発現した。使用時には火花が飛び散るかのようなエフェクトの強いものとなっている。
本人曰く「生まれ変わったような気分」、「とても言葉じゃ言い表せられない程の身体の芯から滾る躍動感」とのこと。また、彼女の発現で「G1で勝利」が発現条件ではなく「史実におけるターニングポイント」で発現することが明かされた。
憧れは桜を越える!(?)
「日本ダービーは…私が…私が勝つんだから!!!」
サクラチヨノオーが日本ダービーの際に見せた姿。劇中ではハッキリと明言されてはいないが、目から花びらのようなエフェクトが出ている点などを考慮すると、オベイの「WILD JOKER」と同様一時的に無意識の内で「領域」に入っていたのではないかとも考えられる。
灰の怪物(GRAY PHANTOM)
「だって私は、走る為に生まれてきたのだから!」
オグリがタマモクロスたちライバルとの数々の激戦を経て自身がなぜ走ることを選んだのかという原点を思い返すことで覚醒した「領域」。発動時には目からドス黒いオーラ(霧?)を噴き出しながら全力疾走する。時折眼球の色も変色する場合もある(もうここまでくるとラスボスっぽいが)。
なお、「グレイファントム」とは史実のオグリキャップ号のご先祖様でもあるネイティブダンサー号がそのあまりの強さに対して「グレイゴースト(灰色の幽霊)」、「グレイファントム(灰色の幻影)」と人々に付けられた愛称である。ヤングジャンプ掲載時にはカタカナでグレイファントムと記載されていたが、単行本8巻にて英語表記に変更された。
篝火狐鳴
「このレースは他の誰でもねえ、このイナリワン様のもんでい!!」
毎日王冠でイナリが発動させた「領域」。目から炎を巻き上げながら超パワーで走り抜ける。イナリ本人の潜在能力も合わさることで、爆発力だけならば「白い稲妻」のタマ以上のレベル。イナリ曰く「一寸でも気を抜けばすぐ冷めるような危うさ」らしく、調整や発動にムラがありすぎる弱点を持つ。
「篝火狐鳴」とは、不可思議なことで民衆を惑わすこと。反乱にかがり火をたいて狐の鳴き声を真似させて、民衆を味方につけたことが由来となっている。
スーパークリークは第3章以降において「領域」に覚醒したものの、卓越した体力と冷静さを武器とする彼女の走法は体力と引き換えに爆発的力を発揮する「領域」は相性が悪く、敢えてゾーンを捨て去ることで並のウマ娘を遥かに上回るスタミナを維持する方向性の進化を遂げた。
一応劇中では扉絵などで目から水が溢れ出るという描写が度々演出されており、仮に「領域」を習得していた場合はクリークの物は水のエフェクトが中心となっていたと思われる。
関連イラスト
各ウマ娘の解説にもあるようなかっこいいイラストが多いが、中にはこのようなネタイラストも。
↑あくまで発動時のムービーはイメージであり、このようにレース中本当にウマ娘が武器を振り回したりオーラを出したり、果ては空を飛んだり他のことをやり始めたりする訳ではない。念のため。
↑因子継承させ同時発動。
↑上記の「特撮技術を使って撮影」という設定を反映させ、「もしも没カットがあったら?」という触れ込みのイラスト。