概要
ホラーやサイコ、サスペンスの要素が強い仮面ライダーアマゾンズの演出傾向は従来のニチアサ演出と明確な差異性を持たされており、特筆すべき点として画面が暗いことからこの名が付いた。
具体的に言うと明度と彩度が低く、Season1は緑、Season2は暗い藍のシェードがかかっており、全体的に煤けた色合いに調色されている。
(既存のニチアサライダーで例えるなら、劇場版Wの色彩に近い)
基本的に全編通してこの色構成で進むため、明るいシーンだろうとコメディタッチのシーンだろうと全部暗い。補足するとシーン毎にフィルタリングの程度は調整しているので、暗闇でも何が映っているかは把握できるようになっている。この編集を前提に各怪人やライダーはデザインされているため、実物は割と鮮やかな色合いだったりする。逆に劇場版予告の劇中劇(?)で登場したフィルタリング無しの映像だと、色彩が鮮やかすぎて慣れた人からは違和感を強く感じてしまうらしい。
結果、アマゾンズと言えば小林太郎のシャウトと暗い色調という認識が広がり、Season2配信と同時期に展開していたエグゼイド中盤あたりから唐突に画面色調が暗くなりARMOR_ZONEやDIE_SET_DOWNが流れ出すというMADが一部で流行した。これがアマゾンズフィルターの界隈認知に貢献したと考えられる。
映像系の制作物で多用されるネタなので、pixivでは……僅かだがいる。
『冥黒の三姉妹プレゼンツ 仮面ライダーガッチャード 未完計画』では、ついに公式でネタにされた。
余談
因みにアマゾンズフィルターのかかっていないカット画像は画像検索や仮面ライダー図鑑等で容易に確認できるが、木漏れ日に照らされながら内臓を抉り出すアマゾンアルファや晴天の下でアマゾンオメガに襲いかかる兵隊アリアマゾン。
果ては晴天の浜辺で殴り合う2体のアマゾン等…
本編を知る者にとっては何とも言えないシュールな光景となっている…