概要
メディアミックスプロジェクト『ウマ娘 プリティーダービー』に登場するキャラクター、ダイイチルビーが属する一族。
その名の通り、モデルは競走馬の血統である「華麗なる一族」である。
あらゆる分野で傑出した能力を発揮し、様々な界隈の権威となる者を次々と輩出し続けている名家で、その名は世情に疎い者にすら知られているほどらしい。
無論、華麗なる一族はトゥインクル・シリーズの史上においても名門とされており、特にルビーの祖母や母は大きな活躍をしている。
一族の玉条は『華麗であれ。至上であれ。常に最たる輝きを。』
作中に登場した一族
名家のお嬢様らしく常に気丈な振る舞いを見せており、あまり笑顔を見せることはない。常に多忙そうだが、家のしきたりを重んじる彼女にとってそれはあまり嫌なものではないらしい。
同期のダイタクヘリオスにはよく「塩い」と言われているが、それは彼女がアポを取っていない為であり、予定が合えばきちんと対応してくれる。
- ルビーの祖母
現役時代はその偉大なる功績から2度URA賞に選出された。引退後も後進の育成にて大いに評価を受け、世間に一族の名を轟かせた。
モチーフは恐らく史実のルビーの祖母であるイットー。
- ルビーの母
一族に初の桜花賞勝利をもたらし、2代続いてURA賞に選ばれ一族の名をさらに輝かせた。
『頂点』の名を持つと作中で言及されていることからも分かる通り、モチーフはハギノトップレディと思われる。
史実
華麗なる一族
1957年にイギリスから輸入されたマイリーから発する牝系で、この血統を当時関西テレビの競馬中継で解説をしていた詩人志摩直人が山崎豊子の小説のタイトルから「華麗なる一族」と評した。
マイリーの6代母(高祖母の祖母)に当たるトラジディは1889年に当時黎明期であったアイリッシュダービーを制している。
非常に気性が荒い一方、大変なスピードで逃げるのが一族の特徴で、最も繁栄したのは1970年代初頭から1990年代初頭である。
全盛期には日本のサラブレッド牝馬の系統としてはかなりの名門とされることもあった。
最優秀3歳・古牝馬イットー-最優秀4歳牝馬ハギノトップレディ-最優秀古牝馬・最優秀スプリンターダイイチルビーの系統が有名。
高松宮杯に縁があることでも知られる。
現在では大物は久しく出現していないが、幸いにも牝系は脈々と続いている。
一族の復興を担う名馬の誕生は果たしてなるだろうか…?