「どんな時も厳格、厳正、精密に。すべてレシピ通りでいきましょう」
プロフィール
キャッチコピー | すべては計画通りに。謹厳実直なメッチェン |
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誕生日 | 3月27日 |
身長 | 160cm |
体重 | 増減なし(1gの誤差もなく) |
スリーサイズ | B88・W59・H86 |
靴のサイズ | 左右ともに23.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 模写 |
苦手なこと | 模写以外の絵 |
耳のこと | メトロノームの音を聞くと癒される |
尻尾のこと | コンマ数ミリのズレも許さず切り揃えている |
家族のこと | ケーキ屋さん経営中。名物はバウムクーヘン |
マイルール | 基本は、事前にリストアップした物のみ購入 |
スマホ壁紙 | 出国前に写真家に依頼して撮った家族写真 |
出走前は… | 他の出走ウマ娘の時計代わりになっている |
得意科目 | スポーツ栄養学(特に調理実習) |
密かな自慢 | 集中すれば、タイマー不要で時間計測できる |
よく買う物 | 製菓材料、クッキングシート(エコ仕様) |
ヒミツ | ①童話の語り聞かせが得意 / ②ハッカ味はやや苦手だが我慢して食べている |
自己紹介 | エイシンフラッシュと申します。ウマ娘の伝統を守る為、私は走り続けます。どんなレースも全てはスケジュール通りに |
CV | 藤野彩水 |
ドイツからやってきた、真面目で几帳面な留学生。何事も予定を立て、寸分の狂いもなくこなす。
趣味はお菓子作りで、計量ミスの許されない一面が、周到な性格を育んだようだ。
一方、予想外の出来事に弱く、トラブルが発生するとおたおた慌ててしまう。
(公式ポータルサイトより)
(旧プロフィール)
ドイツ生まれ、ドイツ育ちの留学生ウマ娘。
かなり几帳面で真面目な性格をしており、秒単位で完璧にスケジュールをこなさないと満足できない。
それゆえ周りには冷徹に見られがちだが、実は情に深い一面も。
ソロ曲
恐れず走ろう 計算を超えてゆく 願い
『 誇りをこの手に 』
作詞・作曲・編曲・伊賀拓郎
概要
エイシンフラッシュは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフ元は、実在の競走馬・種牡馬「エイシンフラッシュ」号。
生真面目で自己管理にとても厳しいウマ娘。スケジュール管理は秒単位であり、食堂での食事の際もカロリーの確認を怠らない。スパンも長く、最初の3年間を以て引退を決めているどころか、10年後の予定まで既に立てている。一見冷徹に見えるためか交友関係は広くない模様だが、本人は自ら決めたプランを「正しく」完遂することだけに意義を見出している。
それゆえに予定外の出来事には極端に弱く、頑固で不器用。少しのミスが全てを狂わせると思い込む節があり、失敗を恐れて休憩時間を削ってでもプランを完遂しようとする。あるいは、一度スケジュールが崩れると再構築するまで動けなくなるなど、適応力は決して高くない。
当の本人はトレーナーに指摘されるまで自分が不器用であるという自覚がなかったが、トレーナーや同室のスマートファルコンの協力を経てその弱さを自覚してからは、自分と異なる視点を持つ者としてトレーナーを信頼するようになる。
「ドイツ生まれ、ドイツ育ち」はウマ娘の設定で、元馬は日本生まれ、日本育ち。
(母馬がドイツで交配された後、妊娠したまま日本に輸入された。「持込馬」という。なお、他の持込馬由来のウマ娘は日本生まれの設定であり、エイシンフラッシュだけはどういう訳か例外扱いとなっている。)
ドイツにある実家はケーキ店を営んでおり、父はパティシエ。母も昔はレースで活躍したウマ娘だったが、引退後は資格を取り夫を手伝っている。彼女の自己管理の厳しさは、父のレシピ通りに厳格に調理する姿勢から来ており、自らも尊敬する両親にふさわしい「正しく」成長した姿を見せたいと思っている。もっとも、フラッシュは一番重要なことを忘れていたのだが…。
両親ともにドイツ人であるが、娘に教わりながら多少日本語を勉強しているようだ。
趣味はケーキ店巡り。実家がケーキ店であることもあり、一日に何軒か巡ってケーキを食べては自ら用意した項目ごとに評価をつけている。その愛は深く、評価を聞かれると(彼女には珍しく)時間を忘れて長々と語り出すほど。
また、当然ながら菓子をはじめとした故郷ドイツの文化には詳しく、イベントでは頻繁にその知識を披露してくれる。中でもドイツで大切にされるクリスマスにはかなり気合が入る。
アプリゲームのホーム画面では納豆が好物というセリフがあったり、イベント内ではテントウムシの保護活動をしたりしているが、これらは勝利ポーズのモチーフでもあるミルコ・デムーロ騎手の要素であろう。
ウマ娘のヒミツ一覧では童話の語り聞かせが得意と紹介されており、マンハッタンカフェの育成ストーリーではレッカーマウルと言う単語が気に掛かっていた彼女に同名の魔女が登場するグリム童話『ヘンゼルとグレーテル』の詳細を教える。またマンハッタンカフェの見ている「お友だち」についてフラッシュなりの考察を述べている。
幽霊は全くいないと確信し怖がらない反面、ゾンビは大の苦手。論理的には動かないはずの腐敗した遺体が動いている様が本当に気持ち悪いのだとか。
ゴールドシップ(ゴルシ)がゾンビに扮して襲い掛かった際の怖がり様は必見(ちなみにこの時ゴルシが発した奇声を逆から読むと……。)。
その他にも、貯金箱に5円を入れるイタズラをされたり、一緒にケーキ店巡りのはずがいつの間にか駄菓子つかみ取りツアーになっていたり、奔放なゴルシには度々振り回されるものの仲は良い。
ゴルシに自身の名前の漢字表記が『栄進閃耀』(現実におけるエイシンフラッシュ号の香港表記)だと教わった時は、気に入って書き初めに書いている。
史実では活躍時期が重なっており、鞍上の乗り替わりが激しい中、内田博幸騎手と横山典弘騎手でGⅠ勝利を上げた共通点がある。
ダイワスカーレットとは親しくしている共通の後輩がおり、ゲーム中には後輩の選抜レースにダイワスカーレットと相合傘で駆けつけるシーンなどがある。これは史実におけるダイワスカーレットとエイシンフラッシュとの間に生まれたアンブレラデートが元になったと思われ、この後輩がアンブレラデートと思われる。
同室のスマートファルコンは、特に親しい友人。彼女が「ファル子」呼びを周囲に勧めるのに対し、フラッシュだけは「ファルコンさん」と呼んでいる。時間への厳しさも学業成績の良さも全く正反対な凸凹コンビだが、何かと気にかけあう仲の良さを見せる。彼女のウマドル活動を陰で支えており、突発的な単独ライブに出向きコールに参加することも。同室になって当初は遠慮があったようだがファルコンの方から「同室なので遠慮はいらない」という申し出があって現在は共同生活に馴染んだ模様。
予定外の出来事に極端に弱いとは言うものの、拘っているのはあくまで各スケジュールの開始と終了の時間のようで、個々の案件毎に定めた時間内で収まる範囲であれば多少のイレギュラーは割合冷静にリスケして対応できるようである。
その為、ゴールドシップやナカヤマフェスタとそれに巻き込まれるトーセンジョーダンといったイレギュラーの塊のようなメンツとも問題なく交友関係を築いている。
好きなスポーツはサッカー。季節ごとに変わるホーム画面の秋ボイスでは「サッカーをしたい」と言うなど、する方が好きなようで、随所でリフティングを披露したり、初心者のネオユニヴァースを紅白戦に誘ったりしている。サッカー好きは、史実の母父がプラティニ(フランスのサッカー選手と同名のドイツ馬。1993年ジャパンカップ招待馬)なのとミルコ・デムーロ騎手要素である。ちなみに二次創作では見る方が好きなようで…。⇒セイシンクラッシュ
フェンシングの心得もあり、[Meisterschaft]の固有スキルの演出で披露する他、育成シナリオ「U.A.F. Ready GO!」のイベントでは指導役を務めている。
容姿・デザイン
青い瞳に黒髪ボブ、切り揃えた尻尾が特徴。右耳にシュシュとリボンをつけている。
実馬は見栄えのよい漆黒の馬体で競馬ファンや海外の競馬関係者をも魅了したグッドルッキングホースで、ウマ娘の方でも安心沢刺々美から「グッドルッキングウマ娘」と評価されている。
アプリゲーム版での名称は[Meisterschaft]。出身にちなんだディアンドルを取り入れている。これはドイツやオーストリアの民族衣装で、赤と黒の縦縞に黒袖、胸が大きく開いていてセクシーな衣装である。故郷を思い出せるように発注したそう。
2022年バレンタインのストーリーイベント「栄冠のパティスリー」の開催と同時に登場した2着目の勝負服。お菓子作りに造詣の深い彼女らしいショコラティエール衣装。髪は後ろで一つにまとめている。
2024年夏のストーリーイベント「夕映えは渚のJugend」の開催と同時に登場した3着目の勝負服(水着)。フラッシュはこれで13人目の3着目勝負服を獲得した。
- 私服(アプリゲーム版)
黒基調にベージュのジャケットという、勝負服と打って変わって落ち着いた服装となっている。
3周年に合わせて好感度上限があがり解放されている。彼女曰く着やすさ、運動性、上品さをバランスよく汲んだものであり、またボタンを下まで止めていないのはファッションでありだらしなくはないことを念押ししてくる。
マンガ版
うまむすめし
第2話にてスマートファルコンと共演。ウイニングライブの練習で根を詰めすぎていた所にハムカツを渡され、一度休憩していた。なお、トレーニングには休憩や食事も必要とファルコンに指摘され、スケジュールの改善を練ることを約束した。
アニメ版
TVアニメシリーズ
Season1
第6話でナイスネイチャと並んで登場。
ファン大感謝祭でサイレンススズカに挨拶した後、毎日王冠に出走した。
同レースでは背筋を伸ばして走行する姿が見られ、エルコンドルパサー達の前傾姿勢と見比べると一目瞭然。
OVA『BNWの誓い』
大感謝祭で料理教室を開くことになっており、サンバイザーに対して厳しく計量の指導をしていた。BNW駅伝ではWチームの1人として出走する。
Season3
第1話に名前のみ登場。日本ダービーにて、「皐月賞で3着だったウマ娘がダービーで勝つ事が多い」と観客のひとりが彼女の名前を挙げていた。
その他のアニメ
うまよん
たづな襲撃事件の犯人として登場した……のだが、ネイチャ警部と若手刑事メジロライアンが、推理の大筋はいい線を行きつつ証拠も揃えず突撃したため、完璧主義のフラッシュをイライラさせ「もっと完璧に詰めてから来てください!」と突っこんだ。
ついでにフラッシュがアリバイ工作のためにエアシャカールを襲撃した余罪を自分から明かしたことで事件は解決(?)した。フラッシュはそのまま断崖から身を投げてしまった(こっそり逃げた)ため、動機は不明。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
サービス開始時点では育成ウマ娘としては未実装だったが、レースの対戦相手およびサポートカードとして登場していた。
2021年8月20日には☆3育成ウマ娘[Meisterschaft]として実装。
ゴールドシップの育成ストーリーでは当時同世代のウマ娘が実装されていなかった彼女のライバルの一人として、トーセンジョーダンとともに立ちはだかる。
2022年4月1日~4日に開催されたスマートファルコンの「みんなでトップウマドルプロジェクト」のイベントページには3日目に登場しており、ライブの練習をする彼女をアグネスデジタルと一緒に手拍子で応援していた。なお、Twitterの宣伝映像にもちょっとだけ登場している。
メインストーリー
第1部第3章にて、ダービーウマ娘の1人として専用ムービーとEXレース「ダービーの夢」に登場する。
史上最高メンバーのダービー。そう言われていた。
そのとき揃った、あまりに煌びやかなメンバーの中で、君は特別な存在ではなかった。
でも、『私は私』。
過去の負けだって今は関係ない、とでも言いたげな君はじっと蓄えた末脚を解き放つと、閃光のような鋭い輝きを放って先頭に立った。
その光の名は、エイシンフラッシュ。
『私は私の道を往く』――いつだって強い人は自分を信じているものだから。
(ナレーション:津田健次郎)
育成ウマ娘
- ☆3[Meisterschaft]エイシンフラッシュ
エイシンフラッシュの育成実装に伴う初回実装版。
詳細は当該項目を参照。
- ☆3[コレクト・ショコラティエ]エイシンフラッシュ
2022年1月28日、ストーリーイベント「栄冠のパティスリー」の開催と同時に登場した新衣装版。
詳細は当該項目を参照。
- ☆3[Reines Plätschern]エイシンフラッシュ
2024年7月29日、ストーリーイベント「夕映えは渚のJugend」の開催と同時に登場した新衣装版。
詳細は当該項目を参照。
ランダム発生式のトレーニング制限イベント「フラッシュプラン」は他に同様のイベントが設けられている育成ウマ娘とは毛色がかなり異なり、トレーニングメニューをフラッシュ本人に任せるか否かをトレーナー自身で選択することができる。フラッシュの提案を受け入れた場合やる気アップと共に次のターンでトレーニング制限が発生し、ターン終了後に体力の小回復と共にトレーニングしたステータスが更に上昇する。
なお、フラッシュの提案を断ったりトレーニング以外のコマンドでプランを握り潰すとその育成中は二度とフラッシュプランが発生しなくなる。
また史実で東京競馬場が得意だったことを反映してか、東京レース場で行われるGⅠを複数回勝利した時の隠しイベントが用意されている。勝利回数によって報酬が上下するため、5勝以上を目指したい。
実装時点でエイシンフラッシュと同世代のウマ娘は層が非常に薄かったため(レースで登場するのはジョーダンとギリギリ被ってるゴルシのみ)、彼女のレースでは同世代の馬の親のウマ娘が代わりに出走してくる。
他のCPUウマと比べて露骨に強いスペシャルウィーク、ゲート難持ちのエアグルーヴ等、能力や所持スキルで元ネタを察せられるようになっている。
なお、ここで出てくるライバルウマ娘達(上述のスペシャルウィーク以外では主にゼンノロブロイ、マンハッタンカフェ、フジキセキ)はめちゃくちゃ強い(ちなみに彼女らの元ネタも史実での産駒)。
具体的に言うと、彼女たちとぶつかることになる最初の2目標(クラシック級ジャパンカップと有馬記念)が、バ場適性・距離適性が初期で全てAであるのにもかかわらず「出走(※)」に設定されているレベル。
※基本的に育成目標が「出走」となるレースは、育成対象のウマ娘の当該レースの初期適性が低く、因子継承において星3因子を大量に積み、なおかつその因子を引けて初めて勝負になるような場合(こちらが一例)が殆どであり、初期適性に全く問題がないレースの「出走」が目標とされるのはナリタタイシンに次いで2人目である。
また、ゲーム内で初めてミスターシービー(ウマ娘)が登場したのがフラッシュのシナリオである。これは当時存在しなかった対戦経験のある三冠馬オルフェーヴルの代理と見られている。
パドックでは深々とお辞儀する様が、そしてGⅠ勝利時には跪いて礼をする姿が見られる。おそらく元ネタは下記2012年の天皇賞(秋)。
固有二つ名
閃光の切れ味
作戦「差し」で日本ダービー、天皇賞(秋)を勝利し、「切れ者」を持つ状態で育成を完了する
- 史実の勝ち鞍。天皇賞(秋)で1着が育成目標のため、必ず「差し」で勝利することが必要。
- 切れ者は当ウマ娘で発生する育成イベントで入手可能だが、取得できるかは運任せ。
サポートカード
- SR[0500・定刻通り]エイシンフラッシュ
リリース当初から実装されているSRサポート。タイプはスピード。
差しスキルが若干多めだが、回復・体力系をはじめどの脚質でも使える汎用性の高いスキルが揃っている。やる気効果の圧倒的な高さも特徴。完凸すれば並のSSRよりも高い性能を発揮できる、優秀な1枚。
ただし、体力最大値の底上げイベント及びレースボーナスが付かないという点からトゥインクルクライマックスには不向きなのが玉に瑕。
イラストでは同室のスマートファルコンの寝顔が確認できる。同室設定のウマ娘達の中でも特に仲が良いようでお互いのイベントにも頻繁に登場する。
ちなみにベッドで目覚まし時計を止めるフラッシュという起きた直後と見える描写にもかかわらずカーテンが全開なのだが、ドイツではカーテンの利用があまり一般的ではないため、おそらく普段からカーテンを閉めていないのだと思われる。
- SSR[Danke schön]エイシンフラッシュ
2022年11月17日に育成シナリオ「新設!URAファイナルズ」のアップデートと共に実装されたSSRサポート。タイプはスピード。
ちなみに、本カードはSRナリタトップロードとの同時実装だったが、直後に現実の競馬にて渡辺薫彦調教師(ナリタトップロード号の元主戦騎手)が管理するエイシンフラッシュ産駒ヴェラアズールがジャパンカップを勝利するという出来事があった。サイン馬券だったのだろうか。
競走馬『エイシンフラッシュ』
「閃光の剣士」
合力で叩き斬るのではなく
巧技をもって肉を裂く
その閃光にも似たひと振りが
いまだお前の手に宿るなら
さあ敵兵の群れを断て
民衆の望みを背負い
呼吸は静か抜刀は鮮やか
くすみひとつない鋼が走る
丁寧に研がれた刃がきらめく
相手陣深くまで突撃は続く
そう待っていたのはその姿だ
喝采に自身の心も満ちていく
降りそそぐ祝福と賛辞に
剣士は黙して最敬礼を捧ぐ
- 『名馬の肖像』2024年天皇賞(秋)
2007年生まれの黒鹿毛の牡馬(10世代)。父はキングズベスト。母ムーンレディが受胎した状態でドイツから輸入され、日本で生まれた。
いわゆる持込馬であり、ウマ娘のモチーフ馬だと他にもマルゼンスキー、ニシノフラワー、ビワハヤヒデ、サクラローレル、サトノクラウンが該当する。
2009年のデビュー時は福永祐一が騎乗し、その後頻繁に乗り替わっている。
2010年に京成杯を制して重賞初制覇を挙げると皐月賞で3着となり、日本ダービーへと乗り込んだ。
この時は上記にあるようにヴィクトワールピサ、ヒルノダムール、ペルーサ、ルーラーシップ、ローズキングダムなどの強豪がひしめく上、内田博幸騎手(地方競馬(大井競馬場)から中央に移籍して3年目)は怪我明け以降勝てていないことなどから7番人気であったが、その鋭い末脚を以って見事優勝した。
この時に発揮した上がり3ハロン32.7秒は、今なお日本ダービーにおける上がり3ハロンのレコード記録である。
しかし翌2011年は健闘するものの中々連対できず、年末の有馬記念では道中スローペースからの末脚勝負と展開が向いたものの3歳三冠馬オルフェーヴルの2着に敗れる。
2012年はドバイワールドカップに遠征するも日本馬最先着とはいえ6着、帰国後初戦の宝塚記念もオルフェーヴルの6着、毎日王冠は9着と低迷してしまうが、同年の天皇賞(秋)をハイペースから鋭い末脚を発揮して優勝。復活のGⅠ勝利を挙げた。
この時はイタリアから短期騎手免許制度で参戦したミルコ・デムーロ騎手が騎乗し、貴賓席の天皇・皇后両陛下(当時)に下馬して最敬礼をしたエピソードが有名である(本来レース後検量前の下馬は制裁対象であるが、特段の処分は課されなかった)。
(2枚目はこのエピソードを元にしたイラスト。GⅠ勝利時のモーションにも似ている)
2013年は大阪杯・クイーンエリザベス2世カップでそれぞれ3着となった後、毎日王冠を勝利。天皇賞(秋)3着、ジャパンカップ13着を最後に引退、翌年から種牡馬入りした。
種牡馬入り後は地方重賞の勝ち馬を輩出するもなかなか中央重賞の勝ち馬には恵まれなかったが、2022年に産駒のオニャンコポンが京成杯を勝利し、産駒初の中央重賞勝利馬を輩出した。
同年10月には同じく産駒のヴェラアズールが京都大賞典を制し、その勢いのままジャパンカップに参戦してこれを優勝。エイシンフラッシュ産駒として初のGⅠホースとなった。
より詳しくはエイシンフラッシュを参照。
関連イラスト
関連項目
同世代(10世代)
▲はエイシンフラッシュ育成に登場
- カレンチャン(ウマ娘):得意距離の違いで対戦していない。
- ▲追込フジキセキ(ダノンシャンティ):フラッシュの2戦2勝。
- ▲ゲート難エアグルーヴ(ルーラーシップ):8戦中、フラッシュの4勝4敗。
- ▲中距離マンハッタンカフェ(ヒルノダムール):4戦中、フラッシュの1勝3敗。
- ▲差しゼンノロブロイ(ペルーサ):7戦中、フラッシュの5勝2敗。
- ドバイワールドカップ勝ちウマ娘(ヴィクトワールピサ)6戦中、フラッシュの4勝2敗。
史実での対戦経験があるウマ娘
- ドリームジャーニー(ウマ娘)(=▲追込メジロマックイーン):史実ではフラッシュの2戦2勝。
- スマートファルコン(ウマ娘):同室。史実では2012年のドバイワールドカップで一度だけ対戦経験があるほか、種牡馬時代の繋養先が同じレックススタッド。
- トーセンジョーダン(ウマ娘):9戦中、フラッシュの4勝5敗。
- ナカヤマフェスタ(ウマ娘):2010年ジャパンカップで対戦。
- ブエナビスタ(ウマ娘)(=▲高ステスペシャルウィーク):6戦中、フラッシュの1勝5敗。
- トランセンド(ウマ娘):2012年のドバイワールドカップで対戦。
- オルフェーヴル(ウマ娘):フラッシュの3戦3敗。全てのレースで蹂躙されている。
- ウインバリアシオン(ウマ娘):フラッシュの2戦2敗。
- ゴールドシップ(ウマ娘):2戦中1勝1敗(2012年有馬記念、2013年ジャパンカップ)。クラシック路線の時の主戦騎手が内田博幸。
- ジェンティルドンナ(ウマ娘):フラッシュの3戦3敗。その全てで先着を許しているほか、エイシンフラッシュの引退レースとなった2013年ジャパンカップの勝者にあたる。
- ヴィルシーナ(ウマ娘):2戦中1勝1敗。クラシック路線の時の主戦騎手が内田博幸。
血統繋がり
父系キングマンボ
交配相手
- ダイワスカーレット(ウマ娘):史実での交配相手(フラスカ)。間に産駒もいる。
鞍上繫がり
主戦ミルコ・デムーロ
- ネオユニヴァース(ウマ娘)
- サウンズオブアース(ウマ娘):最多騎乗。
- ドゥラメンテ(ウマ娘)
- サトノクラウン(ウマ娘):2016年宝塚記念を含む最多騎乗。
クラシック期の主戦内田博幸
- ルー(ウマ娘)(オウケンブルースリ):菊花賞
- ゴールドシップ(ウマ娘):皐月賞、菊花賞
- ヴィルシーナ(ウマ娘)
- フリオーソ(ウマ娘)
そのほか
- デアリングハート(ウマ娘):史実では所属時期は重ならないが藤原英昭厩舎の先輩。
- トウカイテイオー(ウマ娘):皐月賞・日本ダービーと出走しながら、菊花賞を回避した。育成ストーリーに登場する。
- ウオッカ(ウマ娘):台覧試合となった2007年日本ダービーで皇太子殿下(当時。2024年現在の天皇陛下)に対して鞍上が礼を行った。