「なるんだよ、カッコいいウマ娘に。だったら、こんなとこでビビってられっか!」
プロフィール
キャッチコピー | 突っ走る青春!純情不良なロードスター |
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誕生日 | 4月4日 |
身長 | 165cm |
体重 | 増減なし |
スリーサイズ | B76・W55・H78 |
靴のサイズ | 左:24.5cm 右:24.0cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | エアバイク |
苦手なこと | 恋バナ |
耳のこと | 触れられると異様に照れるらしい |
尻尾のこと | カッコいい尻尾の揺らし方を練習している |
家族のこと | よく父とヤンチャして、母に叱られている |
マイルール | 迷ったら誰も選んでない方を行く |
スマホ壁紙 | 父ちゃんのバイクの写真 |
出走前は… | 『血が騒いじまうぜ…』※稀に鼻血が出る |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①カウンターの上でグラスを滑らせる練習をしている / ②お年玉はバイクのために貯めている |
自己紹介 | おっす、ウオッカだ!俺のポリシーは、誰よりもカッケーウマ娘でいること!ダッセェことはしねーかんな。覚えとけ! |
CV | 大橋彩香 |
カッコよく生きることを第一に掲げる、不良気取りのウマ娘。バイク好きの父の影響で、趣味もポリシーも全く一緒。いつでも精一杯の見栄を張り、どんな無謀な挑戦にも恐れずに突っ込む、生粋の挑戦者である。
同室のダイワスカーレットとは犬猿の仲。
(公式ポータルサイトより)
(旧プロフィール)
ボーイッシュな雰囲気のウマ娘。ヤンチャでナマイキな性格で、現在反抗期真っ只中。子ども扱いされたりおちょくられるのが大嫌い。その実、内面はナイーブで純情。色恋の話にはすぐに鼻血を出してしまう。
ソロ曲
見くびらないで 恐いものなど 何もない
『 CATCH THE VICTORY! 』
作詞:結城アイラ 作曲・編曲:向井健太
概要
ウオッカは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフは2000年代後期に活躍し、牝馬として64年ぶりとなる日本ダービー制覇を含むGⅠ7勝を挙げ顕彰馬にも選ばれた競走馬『ウオッカ』号。
間違われやすいがウォッカではなくウオッカである。
一人称「俺」のサバサバしたオレっ娘だが、モデルとなったウオッカ号は牝馬である(何度でも言う)。
ちなみにGⅠ7勝の牝馬がモデルのウマ娘は2024年8月24日にジェンティルドンナ(ウマ娘)が実装されるまでは彼女が唯一の事例であった。
各媒体のキャラ紹介の記載内容と実際に実装され描かれたキャラクターに割とズレがあり、例えば旧プロフィールやアニメ版のキャラ紹介では反抗期真っ只中とされているが、各媒体で見る限りそういった面はほぼ見られない。
トレーナーや先輩らにも反抗的な態度はみせない、不良気取りだが実際は先輩後輩の礼儀を大事にする体育会系に近い現行のアプリゲーム版設定のキャラで登場しており、反抗期設定は早い段階で削除された(がアニメの紹介文に残ってしまった)様子。
また、寮のルームメイトで同級生のダイワスカーレットとは互いを認め合いながらも張り合いせり合い競い合う姿は各媒体で描かれているが、こちらは現行の設定の犬猿の仲というより、『トモダチ以上仲間でライバル』『喧嘩するほど仲がいい』『ライバルと書いて友と読む』といった関係である。
それ以外ではテイエムオペラオー、ナリタブライアン、タニノギムレットは憧れの先輩。オペラオーは横文字を多用する言い回しとポージングが、ブライアンは硬派な雰囲気が、それぞれウオッカの心の琴線に触れ、カッコイイと感じている様子。中でも、タニノギムレットには運命的なものを感じている。
容姿・デザイン
鹿毛の髪を外ハネにし、後ろ髪を一束括って垂らしており(下ろすとマレットヘアに近い)、右目を隠す前髪には特徴的な流星模様が走る。左耳にはリング状のアクセサリーが光り、ヒト耳の位置には機械チックな装飾品が覗いている。
谷水雄三氏の勝負服にある黄・水色をモチーフに、同配色のチューブトップにダーク系のジャケットを羽織るスタイル。本人曰く「軽くて動きやすくて、サイッコーにハードボイルド」な勝負服らしい。実は露出自体は友人どころか後のクリスマス衣装よりもある。
赤と白を基調にした如何にもなズボンスタイルのクリスマスカラー衣装となっている。
金装飾を施した緑色のベルトや、ローポニーで結い纏められたリボンなど、小物類にも凝っている。
同じ紅白服を着ているマーチャンには「色合いが似ててキャラ被りしてる」と言われたとか。
- 私服(アニメ版)
青と黄色のラフなTシャツ。下半身はダメージジーンズを着ている。劇中の冬の季節ではここから更にに黒い上着を着用していた。
- うまゆる衣装
『うまゆる』にて唐突に流れた第5弾主題歌ed「Bright Melody」の映像に登場する。
普段とは異なり髪に緑のメッシュを施している。
- ドレス(アニメ版)
アニメ版season1にのみ登場するドレス衣装。青いドレスのスカーレットとは異なり、こちらは黒がメインとなる。
- 執事服
第10話のトレセン学園地域合同イベントにてチームスピカの執事服喫茶を開いた際に着た衣装。また、胸元には黄色のリボンが付けられている。
- チアガール衣装
アニメ版Season3のエンディングで着ている衣装。青色のスカーレットとは異なり、勝負服と同じイエローカラー。
マンガ版
STARTING GATE!
「__いや、アイツのことなら大丈夫ですよ」
性格は他の媒体のウオッカと比べてもあまり差違はないが、スペシャルウィークとサイレンススズカの仲違い(?)をなんとか収めようとダイワスカーレットと共に奔走したり生徒会や寮長に怒られたスカーレットを庇って自分に非があると謝罪するなど、精神的な面ではある意味最も安定している。
トウカイテイオーやスズカたちにボウリングに誘われる中機嫌が悪くて拗ねていたスカーレットには「せっかく先輩方に誘ってもらったのになんだよその態度は」と諌めるなど、ちょこちょこ根っこの真面目さが出ている場面も。というか今作のスカーレットが結構ボケ気味なのでツッコミも頑張っている。
成績を伸ばせずに苦難しているライバルの姿をずっと見続けており、試験日に体調が悪いのを隠すスカーレットを心配する様子も見られた。初日の一次試験も難なく突破するが、この後の行動がスカーレットとの誤解を生んでしまい…。
うまむすめし
第4話にて初登場。こちらでは激辛料理を苦も無く完食したギムレットに憧れを抱き、にんじんカレー山盛り10辛を注文した…のだが、元々辛口料理が苦手なウオッカには荷が重く大苦戦を強いられる。それでも横ですんなりと10辛を食べているスカーレットの前でくじけるようなダサい真似は見せられないと意地で完食した。
続く第41話では大阪の特別レースにてマーチャンと対決し見事勝利、帰りにスカーレットへのお土産も兼ねてマーチャンと肉吸いを食べていた。マーチャンとの対決レースは史実での2006年阪神ジュベナイルフィリーズが基だと思われる。
アニメ版
ボーイッシュな雰囲気をもつオレっ娘。ヤンチャでナマイキな性格で、現在、反抗期真っ只中。子ども扱いされたり、おちょくられるのが大嫌い。しかし実はナイーブで純情。自分を一人前のウマ娘として認めてもらいたい願望が強く、その気持ちが反抗的な態度になって表れてしまう。
ちなみにクラスメイトであるダイワスカーレットとは、不良と優等生、正反対の立場でいつも喧嘩ばかりしている。しかし実は一番、心が通じ合っている戦友であり親友である。(アニメ公式サイトanime-umamusume.jpより)
TVアニメシリーズ
Season1・season2・season3
転入してきたばかりのスペシャルウィークを攫ったチームスピカのメンバー。なお、チーム入りを決めたのはダイワスカーレット共々トレーナー(沖野T)の作成した「イカしてる」チラシを見たため。
ジュニアクラスに属しており、先輩相手には丁寧語。トレーナーにも丁寧語を使うようになったりと、不真面目に見えるが上下意識をきっちりしているところは不良らしいといえる。
フェミニンなダイワスカーレットとしょっちゅう一緒にいるためかボーイッシュな雰囲気が際立ち、煽り合いも痴話喧嘩に見えてくる。
ウオッカ号の馬体が筋肉質だったことに由来してか、スペシャルウィークの特訓では竹刀片手に筋トレを担当した。
ゲーム版にある「一通りの家事はできる」設定があるのかはわからないが、1期の8話でトレーナーに「お前らに家庭的なスキルを求めた俺が間違いだった」と煽られた際に相方のスカーレットとは違ってキレなかったあたり、隠してるだけでできる可能性はある。
OVA『BNWの誓い』
チームWの一人として戦うが中継線から手前でタスキを貰うのはルール違反だったため失格となった。
その他のアニメ
うまゆる
メインキャラクターの1人で、ライバルのスカーレットともども登場。第12話で「こんなかに人数ぐらいでひよってるやついる?…いねえよなぁ!」と誰かさんと同じことを言っていた。
ゲーム版
『熱血ハチャメチャ大感謝祭!』
「おう!超絶カッケープレイで会場中を沸かせてやるぜ!」
本作でも勿論プレイアブルキャラクターとして参戦。今回は実馬が牝馬メインの構成であるチームリリィのメンバーとして活躍する。
今回でもライバルとの関係も相変わらずであり、当初は打倒スカーレットのチームを意気込んでいた…が、理事長のクジ引きによって同期のマーチャン達共々同じチームのリリィに在籍することになる。なお、なんだかんだチームメイトなだけあり大食い勝負では彼女がビュッフェの合間に水休憩を挟ませる気配りも。
なお、寮でたまたま見たバスケの試合に影響されてか本作ではやたらとバスケをしたがる(チームリリィのストーリーモードでは定期的にバスケを行う場面がある)。
第6話ではマーチャンの提案でリリィの箱推しのためにマーチャン人形・リリィバージョンとして自分の人形を作っていたが、裁縫が苦手らしく悪戦苦闘する場面が見られる(よく見ると他の4人が既に人形制作を完成している中、ウオッカだけまだ手こずっているのが確認できる)。結局、完成した人形がボロボロだったので見かねたスカーレットに直してもらった模様。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「___俺が、『日本ダービー』を走りたいから。それが俺の、1番カッケーと思う姿だから。理由は、そんだけ。後は…全部レースで見せるッ!!」
配信当初から、レア度☆2の育成ウマ娘、R・SSRのサポートカードとして登場。
基本的な性格はアニメに準拠しているが、アニメではあまり見られなかった、「恋バナ」や「大人の恋愛」への苦手意識を見せてくる。ホーム画面でマヤノトップガンとの恋愛トークのことが気になってしまいモヤモヤし、ウマ娘ストーリーでは、恋愛映画に過剰反応するなど少年のような感性を見ることができる。
挙げ句の果てには、そうしたシーンを見たり妄想したりすると鼻血を出してしまう(ウマ娘だからギャグで済んでいるが、現実の馬は鼻出血を起こした場合、口で呼吸できないため競走能力に多大な悪影響が出てしまう。現に史実のウオッカ号は鼻出血が原因で引退に追い込まれた)。
ちなみに見た目や言動とは裏腹に料理がかなり上手く(本人曰く母親に仕込まれたとのこと)、トレーナーへのクリスマスの料理はすべて自作という意外な所で女子力を発揮したりする。また、2022年のクリスマスイベント「Illuminate_the_Heart」ではクリスマスらしい食べ物として「サラダ」を挙げるなど、これまた見かけによらない健康志向というか草食系な一面も見せる。
また、父親がライダーということもあってバイクへの憧れが強く、入寮初日にバイクのポスターを貼っていたことがダイワスカーレットから明かされている他、バイクを意識した台詞や言動が多い。ちなみに、バイクを買うために貯金もしている。
なお、根の良さはある程度周知されているようで、トウカイテイオーからはファッション不良と称された。また、足のサイズが左右で違う(左が0.5cm大きい)が、これは史実で4歳春以降、左回りのレースしか出走しなかったことの反映と思われる。
家族構成は前述の通りライダーの父親とその父親を尻に敷いている母がおり、弟と妹がいることも言及されている。
弟と妹に関しては、ウオッカSSR根性サポカ[明日のライド・オン]にて実際に弟と妹が登場し、それぞれから「ねーちゃん」「お姉ちゃん」と呼ばれている。史実のウオッカ号(2004年生まれ)には全弟のタニノタキシード号(2010年生まれ)、全妹のセレブリティ号(2008年生まれ)がいる。
ちなみにウオッカ曰く母親はダートでも強かったウマ娘とのことで、史実のウオッカ号の母・タニノシスター号もダートと芝でそれぞれ勝利している。
一方で、ウオッカの父親はタニノギムレットをモデルとしながらもウマ娘のタニノギムレットとは一切関係のないヒト男性であり、史実では父子のタニノギムレットとウオッカもこの世界では赤の他人の女同士というややこしいことになっている。
テレビCMでは10月1日に「Rivals」が公開された。
「お前にだけは 絶対負けねぇぇ!」
育成ストーリーはダイワスカーレットのそれと裏表の関係となっている。その中では、ダイワスカーレットの育成ストーリー内でも転機となる、ウオッカがダイワスカーレットとの対決よりもダービーを選んだ事についても理由が語られている。
史実における「牝馬にして64年ぶりに(ほとんど牡馬が出走する)日本ダービーを制覇した」という点であるが、ウマ娘が全員女性であるため牝馬限定レースという区分そのものがなく、代わりに「クラシック路線(現実におけるクラシック三冠)」「ティアラ路線(現実における牝馬三冠)」というローテーションでの形式的な区分がなされている。
そのためウオッカはティアラ路線1戦目である桜花賞を出走しながら、突如としてクラシック2戦目の日本ダービーに路線変更し、変則的なローテーションで勝利した、という表現がなされており、史実におけるウオッカ号の偉業が少々わかりづらくなっている。
ただしシナリオ上では彼女の「日本ダービーへの強い憧れ」と、「ダイワスカーレットのティアラ三冠路線へのこだわり」について度々触れられているため、史実を知らなくても「ライバルとの対決よりも夢を優先し、破天荒なレース選択で結果を残した」という部分はちゃんとドラマティックに描かれている。
なお、2024年にて実装された同期の一人であるドリームジャーニーのシナリオでは新たな解釈が付け加えられており、皐月賞やNHKマイルカップ、そして日本ダービーと果敢なローテーションで様々な距離のレースを走り抜けたギムレットの走りに強く影響を受けて彼女の美学を継ぐ者としてダービー出走を決めたという理由付けが追加されている。
この点はまだジャーニーどころかギムレットすら登場していなかったが故の初期キャラクターであるウオッカのシナリオのストーリーを補完する意味合いも含まれていると思われる。
また、ドリームジャーニーのシナリオにて、ウオッカがダービーを勝つルートだと、
「すげぇ〜〜〜〜!!ティアラウマ娘の64年ぶりダービー制覇!!歴史を目撃しちまった〜〜!!!!」
という観客のセリフがある。ウオッカのダービーに関して、史実と同様の「64年振り」という具体的な数字がウマ娘で出たのは恐らくこれが初であり、初期よりも具体的にその偉業を表現しようとしているのがわかる。
さらに、ドリームジャーニーのシナリオのダービーに出てくるウオッカはクラシック5月後半でありながら、ステータスがほぼ全てB(600)以上、パワーに至ってはB+というかなり高めの設定にされており、金スキルも3つ所持しているため、ドリームジャーニー育成では、生半可な育成ではたちまち返り討ちにされてしまうだろう。史実のダービーではウオッカが1着、ドリームジャーニーが5着ではあるものの、ウオッカは2着に3馬身を付けるという圧勝劇をやってみせたため、このようなステータスに設定させられたのだと思われる。仮にドリームジャーニーが勝てたとしても、ドリームジャーニー本人は「運が良かった」と語り、ダービー時のウオッカのその強さをこのような形で表現している。
なお、この変則ローテーションの目標設定故に、芝A・中距離適性ありで「クラシック三冠」も「トリプルティアラ」のどちらの称号も取れない数少ないウマ娘の1人となっている。なお、クライマックスシナリオでは、目標設定が完全自由なので取得可能。
ちなみに育成目標上は日本ダービー5着以内のため、「ダービーに挑むも夢破れ、敗北を糧として成長していく」という一風変わったifシナリオも味わえる。ウオッカはマイルが主戦場のため、史実再現を狙うなら得意のパワー・スピードに加え、スタミナの強化が課題となり、史実再現の難易度は初期メンバーとしてはやや高め。
いずれにせよ、史実でのウオッカ号の活躍を知ることでより魅力を感じられるシナリオになっていると言えるだろう。
ちなみにスキットルを愛用しており、GⅠレースなどで勝利したときに中身を飲んで「っしゃあ!」というが、中身は麦茶であることをロード画面の一コマ漫画にてスカーレットに暴露されている(余談だが、スキットルは内部の洗浄が困難なため実際に麦茶を入れることはお勧めしない)。
なお、勝利演出では金属製のスキットルを、一コマ漫画では(恐らく)ガラス製のスキットルを使用している。
メインストーリー
3章にて、ダービーウマ娘を(JRAのCM風に)紹介する幕間の中のひとつにアイネスフウジン、アドマイヤベガ、エイシンフラッシュと共に登場。
このためメインストーリーに絡んでくる可能性は低いものと思われる。ただしウオッカをはじめ彼女らのモチーフは1章主人公の同期であるアイネスフウジン以外は3章主人公より後の世代である。
『女王の出る幕はない』
そんな世論を目にした時、彼女はきっと笑っただろう。
黒い髪をなびかせて、まるでスキップでもするように、
先頭に躍り出た彼女に、人々はただ平伏するしかなかった。
女王の名は、ウオッカ。
夢の舞台を華やかな一人舞台に変えてしまった彼女の目には、
誰も見たことのない、未来の景色が鮮やかに映っていた。
育成ウマ娘
- ☆2[ワイルドトップギア]ウオッカ
ウオッカの初回実装版。詳細は当該記事にて。
目標レースは有馬記念以外が距離適性Aで、その有馬もクリア条件は出走のみなので、攻略難度は低め。但し、脚質・差しAを生かす場合、スピードもパワーも必要となるのでサポートカードの選別と強化をある程度意識しなくてはならない。
チュートリアルガチャで必ず入手できるので、「バクシン教に入信して育成に慣れ、次にウオッカ(orダイワスカーレット)で育成を学んだ」という(無課金)トレーナーも多いのではないだろうか。
- ☆3[不凍のアクア・ウィタエ]ウオッカ
ストーリーイベント「Illuminate the Heart」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名
常識破りの女帝
日本ダービー、安田記念、ジャパンC、天皇賞(秋)、ヴィクトリアマイルを含むGⅠを7勝以上する。
- とにかく該当のGⅠと任意の二つ以上を勝利すれば取れるので難易度は易しめ。
- 日本ダービーとヴィクトリアマイルは一回しかチャンスが無いので注意。
サポートカード
- SSR[ロード・オブ・ウオッカ]ウオッカ
リリース初期からサポートカードガチャにて入手可能なSSRサポート。タイプはパワーで、金スキルは「好転一息」。
- SR[うるさい監視役]ウオッカ
2021/11/19にチャンピオンズミーティング「スコーピオ杯」のリーグ選択開始と同時に実装されたSRサポート。タイプはスピードで、連続イベントでもらえるスキルは「マイルコーナー〇」。
- SSR[ハート・イグニッション!!]ウオッカ
2023年のウエディングイベント「宣誓、戦う君へのプロポーズ」での配布SSRサポート。タイプはスタミナで、金スキルは「百万バリキ」。髪を下ろしウエディングドレスに身を包んだ普段よりも大人っぽいウオッカのイラストが描かれている。
- SSR[明日のライド・オン]ウオッカ
2024/5/10に実装されたSSRサポート。タイプは根性で、金スキルは「電光石火」。
競走馬『ウオッカ』
2007年 日本ダービー
勝てるのか?本当に勝てるのか?
64年ぶり、牝馬のダービー制覇。
ウオッカ
誰も行かない道を行け。茨の中に答えがある。
一生に一度の栄光へ。
― JRAプロモーションCM 「The WINNER 日本ダービー編」 より
「その強さに、心酔。」
鮮やかに紅一点が弾けた直線、大観衆の誰もがその軌跡に心を奪われる。
牝馬64年ぶりのダービー制覇、勇気ある挑戦に夢は現実のものとなる。
父譲りの強さを輝かせた才媛の舞、歴史を変えた一瞬は永遠の記憶になった。
- JRA『ヒーロー列伝コレクション』No.65「ウオッカ」
ウオッカは牝馬としてクリフジ以来64年ぶりに東京優駿(日本ダービー)を制した、2007年の日本ダービー馬。
2004年生まれ(07世代)。父は2002年の日本ダービー馬・タニノギムレットで、馬主の谷水雄三氏により、「タニノギムレットよりも強くなってほしい」という願いの下「ギムレットより強い酒」、さらに「より強くストレートで行こう」という考えから「タニノ」の冠名をはずし「ウオッカ」と命名された。
なお、当初は「ジン」という馬名が候補にあったが、「大胆でいい名前だが語呂が悪い」として谷水氏自ら却下した。そもそもギムレットはジンをベースにライムジュースをシェイクしたカクテルの名前である。
上記の日本ダービー制覇の他、阪神ジュベナイルフィリーズ、安田記念(2連覇)、天皇賞(秋)、ヴィクトリアマイル、ジャパンカップを制し、史上4頭目のGⅠ7勝を成し遂げた優駿となった。
阪神ジュベナイルフィリーズを勝っていることからもわかるが、ウオッカは2歳から強さを見せており、谷水氏はその強さから、ウオッカが阪神ジュベナイルフィリーズに勝った時点で「ダービー」を目標に掲げていた。谷水氏には、ダービーを2勝した先代の父への憧れ、そして「タニノギムレットの子でダービーを勝ちたい」思いがあったという。
その思いは日に日に強くなり、桜花賞の前には「桜花賞に勝てばダービー」と公言している。しかし、桜花賞ではダイワスカーレットに敗れ2着。夢のダービーか、ダイワスカーレットへのリベンジでオークスか。谷水氏と角居調教師は悩みに悩んだ。最後の決断は角居調教師に委ねられた。「ウオッカは既にダービー仕様になっています。ダービーに挑戦させてください」その言葉で、日本ダービーへと駒を進めることにしたのである。
結果は父タニノギムレットと同じ2枠3番、同じ482kgで出走し、2着に3馬身を付けた圧勝。「なんと、なんと、64年振りの夢叶う!ウオッカ先頭!牝馬が見事に決めました!」の実況と共に、64年振り牝馬のダービー制覇。同時に父タニノギムレットとの史上唯一の父娘ダービー制覇を達成したのである。
ちなみに、ウオッカが制覇したジャパンカップも牝馬としては20年振り、日本産牝馬としても初となる制覇で偉業である。
引退後はアイルランドで繫殖入りしたが、2019年3月に右後肢第3指骨を粉砕骨折し、直ちに治療が行われたものの両後肢に蹄葉炎を発症したことから、同年4月1日に安楽死措置が取られた。15歳没。
ウオッカが遺した産駒は7頭。
産駒の競走成績としては、GⅠに出走した馬やオープン馬もおり、及第点といったところ。牝馬は繁殖に入れたものの、牡馬はサイアーラインは繋がらないかに思われていた。しかし、フランケルとの間に生まれ、オープンまで勝ち上がった4番仔のタニノフランケルがその良血を買われて種牡馬入り。組まれたシンジケートは満口となった。
更にはダイワスカーレットの孫娘に当たるスカーレットテイルと種付けを行い、2023年に無事に誕生。かつてのライバルとの間に孫が生まれた事も話題となっている。
現役時代は東京競馬場で12戦6勝を挙げたことから「府中(東京競馬場の別名)巧者」「府中の申し子」の異名を取った。事実、彼女が現役時代に挙げたGⅠ7勝のうち、阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神競馬場開催)以外は全て東京競馬場での開催である。
JRAからも「史上唯一、府中芝古馬GI完全制覇」とされ、東京の女王の名においては右に出るものはいないだろう。
なお、東京競馬場内のローズガーデンには谷水氏によって寄贈されたウオッカの銅像があり、現在もその姿を見ることができる。
なお、サンデーサイレンス・ノーザンダンサー・ミスタープロスペクターの血を持たないブライアンズタイム直系という血統背景から、「もしも牡馬として生まれていたら、種牡馬としての需要は天井知らずだっただろう」とはファンからも関係者からもしばしば聞かれたお話である。
さらにダイワスカーレットについて、「血統的にも能力的にも文句無しの好相性。問題はどちらも牝馬ということだけ」と語られていたそうな。
余談
乙女らしい一面
ウマ娘化せずとも牝馬であるためか、ボーイッシュに描かれている一方で牝馬モデルのウマ娘同様な「乙女であるが故のコンプレックス」の描写がチラホラなされていたりする。
- ソロ曲のサビに「女だと思ってるとケガするぜ(要約)」という歌詞がある。
- スピンオフ4コマ漫画『うまよん』にて、ダイワスカーレットとの模擬レースにてムネの差で負けたことに思わず落涙する(負け惜しみとして「ハナの差」だと言い張っていた)。
また、先述のメインストーリー第3章の「歴代のダービーウマ娘 CM風ムービー」にて、唯一三人称が『彼女』となっている(他3人は牡馬モデルのためか、『君』と称されている)。
バイクの元ネタ
バイク好きという設定だけあって、育成シナリオやストーリーによくバイクが登場するが、このバイクにも元ネタが存在する。
育成シナリオに登場する「JUV1331復刻モデル」は実馬のウオッカ号が阪神JF(Juvenile Fillies)で記録したレースレコード1:33.1が元ネタ。
ストーリーに登場する「UMAHA ZX750」は実在のバイクが元ネタ。KAWASAKI ZX750という同名のバイクが恐らくモデルで、ウオッカの語る「バカデケぇタンク」や「精鋭的な流線型のフォルム」という特徴とも合致する。
明らかにUMAHAの元ネタであろうYAMAHAにも似た名前のFZX750というバイクが存在しているが、こちらは教習車としても使用された扱いやすいバイクで、上述の特徴とは合致しない。名前の似た二つのバイクを掛け合わせて元ネタとしているのかもしれない。
ちなみに、どちらのバイクもウオッカの父であるタニノギムレット号の生年前後に再販・販売されたものである。
関連イラスト
関連項目
ダイワスカーレット(ウマ娘):寮のルームメイトにしてライバル。史実では同期(07世代)であり、何度も対戦した史上最高のライバルでもあった。特に最後の対決となった2008年天皇賞(秋)は平成の日本競馬史に残る名勝負として名高く、ウマ娘においても2021年秋季TVCMシリーズの一つとして取り上げられている。
アストンマーチャン(ウマ娘):史実における同期。阪神JFと桜花賞で2度対戦し、どちらもウオッカが先着。阪神JFではアストンマーチャンのピッチ走法とウオッカのストライド走法の違いが顕著にあらわれていた。共通の騎手(武豊、岩田康誠)が騎乗している繋がりもある。
ドリームジャーニー(ウマ娘):史実における同期。2歳GI勝利馬つながり。2009年ではウオッカがジャパンカップ、ドリームジャーニーが有馬記念を勝つという面でもちょっとしたつながりがある。2007年ダービー、2008年の安田記念、同年天皇賞(秋)、2009年天皇賞(秋)で4度対戦歴があるがいずれもウオッカに先着されている。
ヤマニンゼファー(ウマ娘):安田記念を連覇したウマ娘繋がり(それぞれの鞍上が異なる点も共通している)。なお、史実でも異なる騎手で安田記念を連覇したのは2023年現在この2頭とソングラインの3頭のみである。
タニノギムレット(ウマ娘):ウオッカが憧れる先輩ウマ娘。史実においては父娘の間柄であり、史上唯一の父娘ダービー制覇が有名。ダービーでは同じ馬体重で勝利したなど、体格も似ていることからか、ウマ娘での見た目も似ている。共通の騎手(武豊、四位洋文)が騎乗している繋がりもある。
マチカネフクキタル(ウマ娘)、スペシャルウィーク(ウマ娘):同じシラオキ牝系。
カワカミプリンセス(ウマ娘):1つ上の先輩。史実では2007年宝塚記念、2009年ヴィクトリアマイルで対決している。ウマ娘においてもイベントで絡みがある。
ジャングルポケット(ウマ娘):同じく日本ダービー、ジャパンカップを制し、東京競馬場を得意とした府中巧者繋がり。
シーザリオ(ウマ娘):角居勝彦厩舎繋がり。ウオッカが厩舎に来た当初、「シーザリオ級の馬が来たぞ!!」と厩舎内で話題になったとか。角居氏は「1番好きなのはシーザリオ、1番強かったのはウオッカ」と語っている。ウマ娘においても、ウオッカのSSR根性サポカ[明日のライド・オン]で絡みがある。
騎乗騎手繋がり
武豊繋がり(史実の勝ち鞍のみ)
<天皇賞(秋)>
スーパークリーク(ウマ娘)、エアグルーヴ(ウマ娘)、スペシャルウィーク(ウマ娘)、キタサンブラック(ウマ娘)
<安田記念>
オグリキャップ(ウマ娘):武騎手が安田記念制覇時に騎乗したウマ娘モデル馬はオグリとウオッカのみである。
アグネスデジタル(ウマ娘):四位洋文繋がり(デジタルは2001年から騎乗、ウオッカには2007年日本ダービーを含むクラシック戦線を共に戦った)。
スマートファルコン(ウマ娘)、ゴールドシップ(ウマ娘)、ジェンティルドンナ(ウマ娘):岩田康誠繋がり(ファルコンにはデビュー戦から2010年上半期までの殆どの出走レースに騎乗、ゴルシには2014年・2015年の阪神大賞典出走時に騎乗、ジェンティルには2012年チューリップ賞から騎乗停止処分で乗り替わりとなった同年のオークスを除き2013年天皇賞(秋)まで騎乗、ウオッカには2008年安田記念・ジャパンカップ出走時に騎乗)。
サトノダイヤモンド(ウマ娘)、ジェンティルドンナ(ウマ娘):クリストフ・ルメール繋がり(ウオッカには2009年ジャパンカップ・2010年マクトゥームチャレンジラウンド3出走時に騎乗、ジェンティルには2012年シンザン記念出走時に騎乗、サトノダイヤモンドには5歳春まで主戦として騎乗)。
一人称が「オレ」である繋がり
エアシャカール(ウマ娘)、ディクタストライカ(ウマ娘)、ケイエスミラクル(ウマ娘)、タニノギムレット(ウマ娘)、ジャングルポケット(ウマ娘)、ダーレーアラビアン(ウマ娘)
※ウオッカとポッケは漢字表記の「俺」だが、シャカールとストライカはカタカナ表記の「オレ」、ミラクルは平仮名表記の「おれ」である。なおウオッカ以外は全員牡馬モチーフである。
マチカネタンホイザ(ウマ娘):鼻血キャラ繋がり(奇しくも発症したレースも同じジャパンカップである)。
グラスワンダー(ウマ娘):足の大きさが違う仲間(左右は逆)。
ライスシャワー(ウマ娘)、ナルメア、アオイ(プリコネ)、イノリ(プリコネ):同じCygamesの片目隠れキャラ繋がり
実装されたら関わりのありそうな競走馬
ディープスカイ(競走馬):ウオッカの次の世代のダービー馬。前述のダイワスカーレットとの天皇賞(秋)でクビ差の3着に食い込んでいる。また、ダイワスカーレットと同じくアグネスタキオン産駒でもある。
カンパニー:件の天皇賞(秋)で4位に食い込んだ老兵。この時7歳(デビューから5年目)。G1には手が届かない善戦マンとして「ヨンパニー」等と揶揄された時期もあったが、翌年の天皇賞(秋)でリベンジを果たし、最高齢G1勝者となった。
レッドディザイア:二歳年下の後輩で、ブエナビスタを破って秋華賞を勝利した名牝。ウオッカと大の仲良しで彼女が居ないと暴れるため、馬房にポスターを貼っていたというエピソードがある。ちなみにこちらはマンハッタンカフェ産駒。
別作品でネタにされることがあるキャラ
島村卯月、ハツネ:同社作品の中の人繋がり→アイドルマスタープリティーダービー・プリンセスコネクト!プリティーダービー
天龍(艦隊これくしょん):何もかも似ている。ただし、父であるタニノギムレットのウマ娘化デザインが発表され、彼女にのみ眼帯属性がついたことで、現在ではウオッカとの似具合はそこまででもなくなっている。
山吹沙綾:中の人繋がり。イメージカラーが一緒。こちらは一人称が「わたし」で女の子然とした性格、面倒見がよくファンの間では「聖母」と呼ばれている。→バンドリ!プリティーダービー