概要
英語で、
など。
語源は、ラテン語で「共にパンを食す事(者)」という意味の「companio」に由来するとされている。
日本では企業の名前の一部としてもよく用いられる。
その他曖昧さ回避
- 社内カンパニー:部門ごとの独立採算制化などによる社内分社論の手段の一種。
- 1970年初演の米国の現代劇ミュージカル。
- 伊吹有喜著作の小説。:リストラ寸前の主人公達が出向先のバレエ団の再建に挑むストーリーで、テレビドラマや舞台化もされた。
- 日本の元JRA競走馬。後述。
カンパニー(競走馬)
勇気をありがとう
春のクラシックは不出走。
3歳、初めてのGIは、菊花賞9着。
4歳、安田記念5着。
5歳、安田記念11着、宝塚記念5着、秋の天皇賞16着。
6歳、秋の天皇賞3着、マイルCS5着。
7歳、宝塚記念8着、秋の天皇賞4着、マイルCS4着。
8歳、安田記念4着、宝塚記念4着。
どうしても越えられないGIの壁。
だけどくじけない、気魄(きはく)は途切れない。
8歳の秋、”老雄”と呼ばれる秋。
34戦目、GI13度目の挑戦で戴く冠。
秋の天皇賞1着!マイルCS1着!
カンパニー。
がんばってがんばってがんばって得た君の栄光。
男なら逃げるな。負けを恥じるな。最後に笑え。
君の教えてくれた道。君の蹄跡が勇気をくれる。
カンパニー。
You are my Hero!
- JRA「名馬の肖像」 カンパニー より
父はミラクルアドマイヤ、母はブリリアントベリー、母の父はノーザンテーストという血統。
生涯成績は35戦12勝。獲得賞金は9億3969万8000円。
2004年ラジオたんぱ賞で2着、2005年安田記念5着、京阪杯(当時1800m)で重賞初制覇。
2006大阪杯(当時GⅡ)で重賞2勝、宝塚記念5着。2007年関屋記念で重賞3勝、天皇賞(秋)で3着。
2008年中山記念とマイラーズカップを連勝し重賞5勝、天皇賞(秋)4着。2009年中山記念連覇、毎日王冠で重賞7勝。スピードシンボリ以来となる史上2頭目の5年連続中央重賞制覇達成。
そして天皇賞(秋)に出走し、ウオッカを破って優勝。8歳にして初めてGⅠ制覇を成し遂げると、引退レースのマイルチャンピオンシップでも横山のムチに応えて伸び、競走馬生活の大団円を飾った。
JRA賞では最優秀4歳以上牡馬は獲れなかったものの、8歳でのGⅠ連勝が評価され、JRA賞特別賞を受賞した。
8歳馬による中央GⅠ制覇は史上初だったが、後にキンシャサノキセキ(2011年高松宮記念)も達成している。
引退後は種牡馬となり、ウインテンダネスが2018年に目黒記念(GⅡ)を勝利し、産駒の重賞初勝利を挙げたが、その年の暮れに腎不全のため17歳で死去した。
ライバルのウオッカとは2勝3敗、ドリームジャーニーとは4勝1敗、スーパーホーネットとは2勝3敗、サクラメガワンダーとは2勝3敗。
関連動画
2009年マイルチャンピオンシップ