「おれ、いつか絶対、“奇跡”を起こします。見ていてください、どうか」
プロフィール
キャッチコピー | 感謝のしるしに奇跡を。優しく穏やかなウマ娘 |
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誕生日 | 3月16日 |
身長 | 156cm |
体重 | スマート |
スリーサイズ | B79・W51・H77 |
靴のサイズ | 左:22.5cm 右:22.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 道案内、耳コピ |
苦手なこと | 濃すぎる味付け、サイレンの音 |
耳のこと | 笑い声が聞こえると少しだけ揺れる |
尻尾のこと | せっけんの香りがする |
家族のこと | 両親と話す際は少しだけ言葉数が多くなる |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①好きな絵本の影響で白鳥モチーフの持ち物が多い / ②寝言がけっこう大きい |
自己紹介 | …おれは、ケイエスミラクルです。この命をくれた、みんなに報いて…必ず、奇跡を起こします |
CV | 佐藤日向 |
穏やかで爽やかな印象の心優しいウマ娘。
かつて2度も生死の境をさまよいながら“奇跡的に”一命をとりとめた経験からか『自分を助けてくれた人々に恩を返したい』という想いが非常に強い。
そのためならば文字通り“自分の全て”を懸ける覚悟で日々走っている。
(公式ポータルサイトより)
概要
ケイエスミラクルは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。
2022年8月21日の「ぱかライブTV」で、ダイイチルビーと共にキャラクターデザインと声優が発表。
8月24日の「1.5th Anniversary」のストーリー第3話で、ダイイチルビーと共にアプリゲーム内に初登場。
2023年9月20日に育成ウマ娘として実装。
生まれつき体が弱いうえに食が細く(現在でもキャロットラペサンド2切れで満腹になるなど人の基準でさえ小食の部類)、一時は生死の境さえ彷徨っていた程。そのためトレセン学園では珍しく様態が安定した高等部から編入している。
素晴らしい脚を持っているだけにその才能を思うように活かせない虚弱体質は、トレセン学園のトレーナー達や上層部からも悩みの種として認知されている。
一人称は「おれ」だが、口調は他のオレっ娘のウマ娘と異なり、荒々しさがなく比較的丁寧とオレっ娘にしては珍しい、人助けのために自らの体が汚れることにも一切の躊躇が無いなど非常に温和で心優しい性格の持ち主。
ただこの性格は上記の生い立ちに由来する「おれの命の半分は、『ありがとう』でできていて、もう半分は、『ごめんなさい』でできている。」と語る死生観から、自らの命に意味を求める自己肯定感の低さと紙一重とも言える自己犠牲精神により成り立っている。
レースを走る理由も自らが元気であると伝える恩返しの手段の一環であり、育成シナリオ中ではこの想いが暴走を始め、自らの体を顧みない連続出走を試みるもトレーナーに取り押さえられ、力の差を憂慮して結局制止を甘んじて受け入れるなど自己犠牲精神と優しさの板挟みに陥る一幕も見られた。
男前なウマ娘が多い中でもいわゆる男装の麗人的な立ち位置であり、寮のルームメイトである西洋人形の様なお嬢様のダイイチルビーと並ぶと、お似合いのカップルの様になる。
一族の誇りを崩したくない故に周囲に対して壁を作りがちなルームメイトのダイイチルビーにも、常にハイテンションに振る舞うダイタクヘリオスにも分け隔てなく接する人格者。
特にルビーとは仲が良く、年単位のノートを見せた事もある。
なお、ミラクルのノートはかなり分かりやすく内容をまとめられているらしく、ルビーには「美麗」と称賛される程綺麗らしい。
しかし一方で、上記の性格から「今しかないなら今に全部賭ける」という考えのもと、病的に自身を追い込んでしまうという危うさは友人のルビーにも度々心配されている。
実際、ヘリオスのシナリオではルビーに「奇跡」を見せるべく奮闘した結果…。
実はそこそこ朝には弱いタイプらしく、特に冬は起床に難儀していることがルビーの口から語られている。
起き抜けの声もいつもより少し低いとのこと。
交友関係は広くルビーを始めにバンブーメモリーやダイタクヘリオス、ヤマニンゼファー等多くのトレセンのウマ娘と親しい仲である。
病院の入院中に覚えたピアノは中々の物らしい。
将来は理学療法士を希望している。
容姿・デザイン
モチーフのケイエスミラクル号は鹿毛だが、髪色はメンコ(青)モチーフなのか水色。
耳覆いもモチーフと同じ黄色となっている。
- 勝負服
アプリゲーム版での名称は「Prism」。
全体的に青色を基調としたボーイッシュスタイル。
曰く冬の色であり、冬の寒さの中にあっても無くならない暖かさをイメージしたものとのこと。
- 私服(アプリゲーム版)
劇中ではパンツスタイルの物を着用している。
マンガ版
うまむすめし
第39話にて、やや寒さも近づく季節の中走り込みを続けていたが、途中くしゃみをしながらも半袖で走り込むゼファーに対して自分の上着を渡している。ゼファーからはお礼として土鍋の炊き込みご飯をプレゼントされており、2人で仲良くご飯を食べる姿で幕を閉じる。劇中では「あなたの起こす瓢風も大好きな風」と言及されている。
第47話ではゲストとして登場しており、ルビーから鯛焼きを貰っている。
アニメ版
RTTTシリーズ
新時代の扉
本作がアニメ作品における初登場。
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
エクストラストーリー「1.5th Anniversary」にてゲーム内に初登場。2022年9月20日にはサポートカードとして実装。
2023年9月20日にはレースイベント「リーグオブヒーローズ」のエクストラステージのウマいね!受付開始共に育成ウマ娘として実装がされた。
ダイタクヘリオスの育成ストーリーでは、ダイイチルビーと共に登場。
史実同様にスプリンターズステークスに出走するが…。
なお、悲しい史実を持つウマ娘の内、史実同様に重度の故障に見舞われるケースはゲーム版では初であった(ゲーム版のサイレンススズカもライスシャワーも一貫して運命を回避するif展開とされているため。ちなみにスズカはアニメ1期において選手生命が危ぶまれるレベルの怪我はするものの懸命なリハビリの甲斐あって無事復帰している)。
育成シナリオでは倒れたミラクルに代わりたづなさんが代わりにメニュー画面に出る演出が存在する(なお余談だが、アオハルシナリオだと背後のチームメイトは通常通り練習に勤むため、ミラクルが深刻な状況な中、背後では呑気にチームメイトたちは体操なりストレッチなりをしている、というかなりシュールなシチュエーションになってしまう)。
この9月後半に確実に発生するイベント、UAFだとスプリンターズsが目標だったためどちらにしろ器具のメンテナンスが入るので良いのだが、最新シナリオ大豊食祭で、目標のため確定で全力お手入れになるはずがスプリンターズsが出走取り消しになってしまう影響で確定で全力お手入れが発生しなくなってしまい、他のウマ娘だと友情トレーニングで巻き返せるところ、ミラクルはこのターン、お休みコマンドしか受け付けなくなるので全力お手入れの確率が非常に下がってしまう。
そのため、いかに全力お手入れができるかと言う状態で9月前半、10月に全力お手入れができていたとしても9月後半で通常のお手入れになるケースが多くなってしまう。
トレーナー
新人トレーナーだったが彼女の走りを見ていたところ逆スカウトされ周囲から彼女の危うさを警告されながら「彼女が最初で最後の担当で構わない」といいケイエスミラクルのトレーナーとなる。
トレーナーの中でも屈指のガンギマリ勢でミラクルのトレーニングと体調維持に心血を注いで自身の事は二の次、三の次である。
育成ウマ娘
- ☆3[Prism]ケイエスミラクル
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
102 | 72 | 89 | 102 | 85 |
+15% | +0% | +0% | +15% | +0% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
A | B | G | G | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
E | A | B | C |
固有二つ名
奇跡の立役者
スプリンターズSを勝利し、
基礎能力[スピード]と[根性]がそれぞれ1200以上、
ファン数が320000人以上になる
- スプリンターズSの勝利についてはクライマックス編以外の達成可能な育成シナリオ(プロジェクトL'Arcは後述)では1着を要求されるので問題はないが、スピード、根性、ファン人数それぞれの不足による条件未達成に注意。クライマックス編では出走忘れおよび1着を取りこぼす可能性があるのでそちらも気を付けよう。
- なお、プロジェクトL'ArcではスプリンターズS(クラシックおよびシニアの9月後半)が海外遠征期間(クラシック、シニアともに7月~10月前半)と被っており、出走できないので達成不可能。
サポートカード
- SR[The 3rd MIRACLE]ケイエスミラクル
2022年9月20日にダイイチルビー(SSRサポートカード)、シーキングザパール(☆3育成ウマ娘)と共に実装されたSRサポート、タイプは根性。
- SSR[To you]ケイエスミラクル
2023年1月20日に育成シナリオ「アオハル杯〜輝け、チームの絆〜」のアップデートと共に追加されたSSRサポート、タイプは根性。
舞台版
~Sprinters' Story~
2022年8月21日に、ウマ娘の初の舞台化が発表、そのメインキャラの一人としてケイエスミラクルが紹介された。
競走馬『ケイエスミラクル』
(暫定記述。年齢は現在の表記で統一)
父スタッツブラックホーク、母レディベンドフエイジヤー、母父ネヴァーベンド。
父のスタッツブラックホークは大種牡馬ミスタープロスペクターの直仔だが、アメリカでGⅢを2着になったのが目立つ程度で重賞勝ちはない。
母のレディベンドフエイジヤーも重賞勝ちはない。
“華麗なる一族”の末裔たるダイイチルビーに比べ、アメリカの無名馬同士のどうにもパッとしない配合ではあったが、ルビーに負けぬ程短距離で輝くスピードを持っていた。
栗東の高橋成忠厩舎所属、主戦騎手は南井克巳(キャリア初期の3戦は佐伯清久が騎乗)。
アメリカの牧場で生産され、2歳秋に来日すると、そのまま千葉県にある牧場に入厩。
ところが、その後体質の弱さから高熱に苦しむことになってしまう。
症状は生死にも関わる非常に深刻な物であり、それゆえ治療に当たっていた獣医師も「覚悟しておいて下さい。」と一時は関係者に伝えていた程だった。
しかし、ケイエスミラクルは奇跡的に回復し、死の淵から生還することができた。
この逸話がケイエスミラクルの馬名の由来となっている。
ただ、この事からデビューは遅れ、初レースは既に3歳(現在の年齢表記)となっていた1991年4月20日の未出走戦だった。
ここでは後の京都記念勝ち馬パリスハーリーの2着に好走。
その後2戦目で勝利を挙げると、以降はコンスタントに短距離レースを走り勝利を重ねていく。
8戦目のスワンステークスでダイイチルビー、ダイタクヘリオス、バンブーメモリーらを相手に日本レコードで重賞初勝利。
9戦目のマイルチャンピオンシップでGⅠに初挑戦し、ダイタクヘリオスとダイイチルビーに次ぐ3着と好走。
このレース後は休養を予定していた。
だが、この好走を受けて予定を急遽変更、陣営は10戦目の舞台に、当時12月開催だったスプリンターズステークスを選択した。
南井騎手に同日の阪神競馬場で開催される阪神牝馬特別の騎乗予定があったため、テン乗り(臨時で初めて騎乗する事)の岡部幸雄騎手を鞍上に迎え、このレースでは1番人気に推された。
しかし、最終コーナーから直線に入った所で左第一趾骨粉砕骨折を発症し競走中止。
予後不良で安楽死の措置が取られた(レースはダイイチルビーが勝利)。
その馬生は満年齢で僅か3歳9ヶ月、人間に換算してもまだ二十歳にすら届かないという、ウマ娘のモデルとなった競走馬の中では最も短い生涯である。
(逆に最長寿は同世代のナイスネイチャで、2023年5月30日に35歳の天寿を全うした)
※人間の年齢への換算方法はいくつかあるが、馬体が完成する4歳を人間の成熟する年齢である20歳に当てはめ、馬が生まれてから4歳までを未成熟期、成体となる5歳以降は毎年2.5歳を加算していく方法がある。参照
通算戦績:10戦5勝 2着2回 3着1回 着外2回(中止1回)
史実で対戦経験のあるウマ娘
強調はケイエスミラクルが先着したレース。
〈※〉はアニメオリジナルウマ娘。
アニメ2期に登場。
・ダイイチルビー……91年スワンS、MCS、スプリンターズS★
- 91世代(同期)
(★)故障発生により競走中止。
短距離マイル路線が主戦場で、さらに僅か7ヶ月しか走れなかった為、同期のトウカイテイオー、ナイスネイチャ、ツインターボとの対戦経験はない。
又、路線こそ同じだが早世したため、ニシノフラワー、サクラバクシンオーとの対戦経験もなかった。
余談
明示されたウマ娘の「魂」設定
ケイエスミラクルの育成イベント「しゃぼんだま きえた」では眠るように意識を喪失、それっきり目覚めなくなるシーンは多くのトレーナー達に衝撃を与えた。その際、担当医はミラクルの予後について「魂と呼ぶべきものが体に大きな影響を起こすかもしれません」と語る。
ウマ娘の作中で「『魂』がウマ娘の心身に影響を与える」とはっきり設定が示唆するのは実にこのイベントが初となる。
リリース初期から、プレイヤー達は「競走馬の史実とウマ娘の心身に起きる事がリンクしているように見える」「別世界の名前と共に生まれ、その『魂』を受け継いで走る」という考察を元にこれらの事象の原因を『ウマソウル』と言い表していた。
この「ウマソウル」はあくまでもファン達による考察や解釈によって生まれた非公式、つまり概念の俗称であり、シンデレラグレイの作画担当・久住太陽氏がX(旧Twitter)で「(※)ウマソウルパワー」という単語を半ば公式のように使用しているくらいで、このファン用語がアニメ含む他媒体で公式に使われたことはない。
「『ウマソウル』らしきものが影響を及ぼす描写」はゲーム中でもサイレンススズカ、アドマイヤベガ、アストンマーチャンの育成シナリオ等の他、メインストーリー5章で「何らかの思いに背中を押される」などの匂わせらしき描写があるものの、その「何らか」が『魂』と直接表現されたことはなかった。
アプリゲーム3周年に育成実装されたラインクラフトはミラクル同様現役のまま生涯を終えており、彼女の育成シナリオにも史実を踏まえた意識喪失イベントがあり、重要性が高まっている。今後も登場する可能性が高いこうした表現や設定開示が、まだまだ不明点も多い「ウマソウル=『魂』」について読み解くための鍵となるだろう。
(※)ウマ娘の勝負服には「走りにくいはずのデザインでも何故か速く走れる」という設定がある(該当記事参照)。久住氏の言う『ウマソウルパワー』はこのことを冗談めかして表現したもので、ここで言う『魂』とはニュアンスが異なるかもしれない。
関連イラスト
関連項目
ケイエスヨシゼン:ケイエスミラクル発表時、同馬と共に話題に上った競走馬。
史上2頭目の兵庫アラブ三冠馬で、世代はエアグルーヴ(ウマ娘)やシンコウウインディ(ウマ娘)と同期に当たる96世代。
同期(91世代)
※高等部はケイエスミラクルのみで、他の4人は全員中等部。
1世代上(90世代)のライバル
ダイイチルビー(ウマ娘):ルームメイト。
又、担当声優が共に舞台俳優としても活動している。
一人称が「俺/おれ/オレ」のウマ娘
ウオッカ(ウマ娘)※「俺」
エアシャカール(ウマ娘)※「オレ」
タニノギムレット(ウマ娘)※「俺」/「ワタシ」
ディクタストライカ(ウマ娘)※「オレ」
ジャングルポケット(ウマ娘)※「俺」
モデル馬の主戦が南井克巳元騎手繋がり
モデル馬がレース中の故障により予後不良となったウマ娘
両名共ウマ娘世界では「悲しい史実を跳ね返し、大舞台を制する」ことに主軸を置いたストーリーが展開されている。
ミラクル(奇跡)繋がり
ヒシミラクル(ウマ娘)…彼女はケイエスミラクルの事を「ミラクルちゃん」と呼ぶ。自身は基本的に「ミラ子」と呼ばれているからだろうがたまには自分の名前も思い返してほしい。