概要
アプリ『ウマ娘プリティーダービー』の育成イベント「Die Frage」で登場したセリフ。
シニア級を迎えたエイシンフラッシュだが、上の世代の名だたるウマ娘達が今年のGⅠ戦線に本格的に参入してくる事を知る。弱気になってしまったエイシンフラッシュは、大敗を回避して安定した戦績を残すべく、GⅠレースを避けたスケジュールへの変更を願い出る。
そこでトレーナーは頃合いを見て「自分と競走しないか?」と提案するが、エイシンフラッシュは「……理解できません。ウマ娘に人間が勝てるわけがない。」と返す。
アニメやゲームで知っての通り、ウマ娘と人間の身体能力は雲泥の差である。(勝ち馬が乗るの内容も参照)
当然トレーナーは敗北するが、これによりエイシンフラッシュに『勝てる相手に勝って、なにが嬉しいのか』という事に気付かせ、GⅠレースへ挑む決心をさせた。
反応
と、ここまでならスポ根的にいい話だったで終わるのだが「ウマ娘に人間が勝てるわけがない」のインパクトが大きく、セリフが一人歩きする事態となってしまった。
妙にラスボス感があるからか「ウマ娘が人類に反旗を翻した時の台詞」「これほんと絶望的」と言われたり、「やってみなきゃわかんねえ!」「ウマ娘になんか屈しねえ!」と対抗を試みようとする反応が出たり。
更に「見下すような視線でこれ言われたい」という何か開拓してしまった人まで現れたり。
勿論エイシンフラッシュは単なる種族差の事実を述べたのであり、要は「人間が泳ぎでイルカに勝てるわけがない」的なものと同じニュアンスのセリフなのだが、よりにもよって『走りで』という最も重要な部分を端折ってしまったがゆえに……というわけである。
……と思われていたが、2024年2月24日に育成シナリオU.A.F._Ready_GO!が実装されると状況は一変。
ウマ娘は走りに関わる部分以外においてもあらゆる身体能力が人間以上とは言わないまでも超人級アスリートレベルで高い事が判明し、(おそらく)常人であるトレーナーに対するフラッシュの発言はほぼほぼ文字通りの意味を持つ事が発覚した。
本台詞が登場する前に同じ題材を描いた作品の一例。
一方で「何時からトレーナーが普通の人間だと錯覚した?」というネタも存在する。
また、単純に「ウマ娘本人は戯れてるだけのつもりでも人間側は深刻なダメージを受けてしまう」というギャグ描写のネタもある(またトレーナー殿が死んでおられるぞ)。
2021年8月30日に追加された新育成シナリオ『アオハル杯~輝け、チームの絆~』に登場する樫本理子理事長代理は筋金入りの運動音痴であり、彼女が関わるとこの言葉の意味が変わってくる。
また、二次創作では恋愛的な意味でも押し倒されてしまうトレーナーが後を絶たない
……理解できません。サッカーでドイツに日本が勝てるわけがない。
エイシンフラッシュ=ドイツという構図が作中で成立していることから、FIFAワールドカップではドイツ代表を応援しているだろうということで派生した二次創作。
サッカーにおいてはドイツと日本の力量差はそれこそウマ娘と人間の脚力の差と同じくらいのあると思われていたが、その日本がなんとドイツに勝利。すると、少なからずエイシンフラッシュがドイツ贔屓していたことを逆に煽られるという二次創作が出回った。そのこともあってpixivでは「ドーハの歓喜」タグの半数はエイシンフラッシュ関連で占められているのが現状である。
ただし、エイシンフラッシュは秋になるとサッカーをしたくなるという公式ボイスがあるものの、ドイツ代表を応援しているかというのはもちろん二次創作であり、使う場所は選んだほうが無難である。
関連タグ
ヤエノムテキ(ウマ娘)…彼女の祖父(ヤエノの学ぶ古武術の師範)や「シンデレラグレイ」における彼女のトレーナー(同じく師範代)など、格闘技で「フィジカルで大きく劣るヒトミミ男性の身でありながら」ウマ娘に勝ちうる希有な例外が身内に複数居る。
主治医にウマ娘が勝てるわけがない…メジロ家の主治医の強さを表したタグである。ウマ娘に勝ちうる強さが無いと主治医は勤まらないのかもしれない。