「よりよい旅には、万全の準備が不可欠です。丁寧に、着実にこなして参りましょう」
プロフィール
キャッチコピー | 微笑み湛え夢を旅往く 瞳の奥は覗くべからず |
---|---|
誕生日 | 2月24日 |
身長 | 144cm |
体重 | 不明 |
スリーサイズ | B66・W48・H69 |
靴のサイズ | - |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | - |
苦手なこと | - |
耳のこと | - |
尻尾のこと | - |
家族のこと | - |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | - |
自己紹介 | - |
CV | 吉岡茉祐 |
物腰柔らかな優等生で、オルフェーヴルの姉。
幼い頃に出会った“アネゴ”に強い影響を受けており、彼女の語る“旅の果て”を見るためにレースを走っている。
誰に対しても丁寧に接するその柔和な微笑みは、気遣いに満ちているように見えるのだが……?
(公式ポータルサイトより)
概要
ドリームジャーニーは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬・種牡馬「ドリームジャーニー」号をモチーフとしている。
2024年6月24日のぱかライブにて、カルストンライトオ・ビリーヴ・デュランダル・ブエナビスタと共に発表。
先んじて担当声優のみが公表され、挙句存在の発表と同時に育成実装のアナウンスという前例のない衝撃的な登場を果たした。半年前に発表されながら未実装の妹のオルフェーヴルより先という好待遇である。
全兄弟揃ってのウマ娘化はヴィルシーナ・ヴィブロス姉妹に続いて2組目となり、牡馬の全兄弟は初となる。
愛称は「ジャーニー」。妹のオルフェーヴルとは仲が良く寮でも同室で、「姉上」「オル」と呼び合い、固い絆で結ばれている。好みも似ており、姉妹揃ってお茶漬けが大好物。
容姿・デザイン
耳の内側が黄色くチェーン付きの眼鏡を掛けている。髪は暗めの鹿毛で、インナーカラーやメッシュにグレーが、毛先には黄色が使われている。瞳の色は妹のオルフェーヴルと同じだが、全体的に彩度の低い暗い色が使われており妹とは対照的なデザインになっている。目は他のステゴ産駒ウマ娘同様タレ目気味。
そして、一番の特徴は大人びた顔つきとは対照的なその小柄さ。身長はウマ娘全体で6番目に小さい数値であり、スリーサイズに至っては今まで最小の座に君臨していたニシノフラワーの記録を下回り最小を独占(ウエストのみ同率)という凄まじさ。妹のオルフェーヴル(165cm)とは21cmもの身長差がある。これは元馬が牡馬の最軽量GⅠ勝利記録を持つほど小柄な馬体であったことが由来。
ゲーム版
2024年6月26日、新育成シナリオ「収獲ッ!満腹ッ!大豊食祭」の公開と共に育成ウマ娘として実装されることで初登場。それまで最速であったトランセンドの記録を更新し、発表から2日での育成実装という最速記録を更新した。
実名登場以前には、ゲーム版メインストーリー第1部 第3章のダービーウマ娘紹介ムービーのウオッカ編において、ドリームジャーニーと思しき小柄なウマ娘のシルエットが登場している。ただし髪型がツインテールで、現デザインとは著しく異なっていた。
また、トーセンジョーダンの育成ストーリーの有馬記念では、「夢への旅路」の名で追い込み持ちのメジロマックイーンが代理で出走している。
彼女の担当トレーナーとなるプレイヤーは以前あるウマ娘の観戦で出会ったことがある模様。トレーナーの方は再会してしばらくするまで忘れていたがドリームジャーニーの方は記憶力の良さでずっと覚えていたらしい。不穏な態度をにじませるジャーニー相手に引かずに担当を取るなど精神力は強い。
育成ウマ娘
- ☆3[夢路のよすが]ドリームジャーニー
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
86 | 94 | 102 | 72 | 96 |
+0% | +10% | +10% | +0% | +10% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
F | C | A | A | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
G | G | A | A |
競走馬『ドリームジャーニー』
「ジャーニーだ!ジャーニーだ!夢への旅路だ!ドリームジャーニー先頭に立った!ドリームジャーニー1着!!」第54回有馬記念(2009年)
2004年生まれの鹿毛の牡馬。父ステイゴールド、母オリエンタルアート(母父メジロマックイーン)という血統で、全弟(父と母が同じ)に7頭目の牡馬三冠馬にして凱旋門賞2年連続2着などの優れた実績を挙げた「金色の暴君」オルフェーヴルがいる。
父のステイゴールドは2001年の香港ヴァーズ勝ち馬。GⅠこそその1勝のみだが、長きに渡るシルバーコレクターっぷりや数々のエピソードなどから、没後10年以上が経つ今なお多くのファンがいる名馬。種牡馬としても当初期待されていなかったものの、ドリームジャーニーを皮切りに多くの活躍馬を輩出し、関係者に「奇跡に近い」とまで言わしめるほどの成功を収めた。
母父のメジロマックイーンはウマ娘でもお馴染み、メジロ冠名を代表する名ステイヤー。しかし種牡馬としては重賞馬をぽつぽつ出す程度で、成功したとは言い難かった。そのため、残念ながらその父系こそ存続が非常に厳しい状況ではあるが、母父としての有用性を一躍世に知らしめたのがこのドリームジャーニーである。
この「父ステイゴールド・母父メジロマックイーン」という配合の馬は俗にステマ配合と呼ばれており、ドリームジャーニーはその先駆けとも称されている。ただ当時、ステイゴールドも種牡馬入りしてまだ日が経っておらずその実力は未知数であり、メジロマックイーンは先述したように種牡馬としては成功したとは言い難かった。
加えて母のオリエンタルアートに至っては現役時代に特筆すべき実績を挙げたとはいえず、血統的にも魅力があったとは必ずしも言えなかったので、初仔(つまりドリームジャーニー)の成績如何によってはセールに出される予定だったという。
ドリームジャーニー(「夢への旅路」)という名前は父の名前の香港表記「黄金旅程」が由来。実はこの名前の「旅程」部分を引き継いだステイゴールド産駒は割と少ない(皆「黄金」の方を引き継ぎがちで、事実オルフェーヴルやゴールドシップも「黄金」の方を引き継いでいる)。ちなみに主戦騎手の池添謙一は母の主戦騎手でもあり、ドリジャ経由で弟のオルフェーヴルにまで縁が繋がっている。
同期はウオッカ、ダイワスカーレット、アストンマーチャンなどの07世代。上記3頭の通り牝馬豊作のイメージが強い世代だが、ドリームジャーニーは8億4千万円余りを稼ぎ、ダートの雄フリオーソとほぼ並んでこの世代の牡馬ではトップ格の稼ぎを残している。
父ステイゴールドは種牡馬入りが8歳とかなり遅く、その上「小柄」「晩成」「ステイヤー」と種牡馬としての不安要素を多く抱えていた。
そんな中産駒二世代目として生を受けたドリームジャーニーは、父譲りの小柄な馬体を持ちながらも、1600mの2歳GⅠ朝日杯フューチュリティステークスを勝利するという大金星を挙げる。2歳マイルGⅠの勝利によって、父へのレッテルを有無を言わさず吹き飛ばしてみせたのである。
また、この時の馬体重416kgは、現在に至るまで日本でのグレード制導入以降の牡馬の最軽量GⅠ勝利記録である。6歳で引退するまで馬体はさして大きくならず、小柄さからくるピッチ走法がトレードマーク、またそこからくるコーナリングの上手さは大きな武器であった。全ウマ娘でも屈指の小柄な体格はこの軽量記録に由来するものだろう。
3歳以降もクラシック三冠にこそ届かなかったものの、神戸新聞杯(GⅡ)、小倉記念(GⅢ)、朝日チャレンジカップ(GⅢ)、産経大阪杯(GⅡ)とコンスタントに重賞勝ちを挙げ、極めつけに5歳で宝塚記念、有馬記念の両グランプリを勝利。「ステイゴールド産駒は晩成」というジンクスを早々に破り、その上グランプリ適性の高さをも見せつけた彼の旅路は、後のステイゴールド産駒達の辿る道筋となった。
しかし最大の特徴はそのあまりの気性の悪さ。父ステイゴールドとその産駒ドリームジャーニーの両方を知る池江泰寿調教師は、その気性について「基本的に激しい性格だった。ステイゴールドより、ドリームジャーニーの方が激しかったんじゃないかな」と語っている。先祖伝来の、ギョロリと白目を剥いて睨みつけるいわゆるディクタスアイを見せることもしょっちゅうだったが、ウマ娘でも三白眼気味の瞳が小さめの眼にデザインされている。
引退後は種牡馬として名門社台スタリオンステーション入り。
小柄な馬体故に種付けに苦労する事も多く、「ガチャ」と揶揄される弟以上に難儀している模様。
しかし、産駒からは東海三冠を制したドリームズラインを皮切りに、中央でもミライヘノツバサ、ヴェルトライゼンデらが重賞を制覇。昨今ではスルーセブンシーズが2023年の宝塚記念で10番人気ながら世界最強馬ことイクイノックスにクビ差の2着にまで迫った他、同年の凱旋門賞で4着に入り込んだ事は記憶に新しいだろう。
現在も種牡馬として登録されており引き続き社台SSで過ごしてはいるものの、種付けは2019年が最後であり、実質功労馬として扱われている。
詳細は「ドリームジャーニー」の項を参照。
余談
ウマ娘化前の本項目の記述
『もしもゲーム「ウマ娘プリティーダービー」に、実在の競走馬・ドリームジャーニーを元にしたウマ娘が存在したら…?』をコンセプトに、pixivユーザーの有志により制作・投稿されている二次創作のウマ娘のタグとして機能していた。
「父ステイゴールド母父メジロマックイーン(通称ステマ配合)の元祖にして先駆け」
「オルフェーヴルとは全兄弟(母オリエンタルアート)」
「牡馬G1最軽量馬体重勝利記録を保持(2006年朝日杯フューチュリティS:416kg)」
「関係者が『殺しに来る』とまで評し、引退後でさえ『命の危険がある』として池添謙一騎手との面会を拒否されるほどの気性難」
これらのモデル馬の特徴を踏まえ、「小柄な暴れん坊ながら、面倒見の良い姉貴分」的なキャラ付けが為されることが多い。
姉妹の食の嗜好について
先述の通り、妹のオルフェーヴルともどもお茶漬けを好んでいるが、ここにも元ネタがある。
史実のドリームジャーニーとオルフェーヴルは乾いた牧草を水につけてふやかしてから食べるという癖があり、関係者からは「お茶漬け」と呼ばれていた。→【密着!池江厩舎】(9)オルフェ食事中に発見!父&兄との共通点
というか、この癖については同じくステイゴールド産駒のゴールドシップも同様であり、なんなら父ステイゴールドもこの癖があったため、ステイゴールド由来の癖である模様。
なお、この食べ方については自分で水に浸ける行為を含めて気に入った食べ方のようで、最初から水に浸してあると怒っていたという。
ちなみにこの癖はナカヤマフェスタには遺伝していない(元厩務員・功労馬牧場関係者らの発言より)。ウマ娘でも、ジャーニー・オル・ゴルシが楽しそうにお茶漬け談義をしているのを不思議そうに眺めているだけである。
(↓のイラスト3枚目がお茶漬けエピソード)
その他
先述の通り衝撃的すぎるデビューを果たしついにウマ娘の世界へと参戦したドリームジャーニーだが、同馬役の吉岡茉祐のぱかライブ内での風貌が
- 外が黒、内が黄色のウマ耳(モチーフ元が黄色と黒の勝負服を身につけている)
- 耳飾りを右耳につけている(ウマ娘では耳飾りをつけている耳の位置によって史実で牡馬だったか牝馬だったかが分かる)
といった外見的特徴からジャーニーの参戦は予測出来なくもなかった。
一方、牡馬で黄色と黒の勝負服という特徴から49戦もの数の競走に参加し ラストランとなる50戦目の香港で悲願のGⅠ制覇を達成した気性難一家の大黒柱や4歳冬の有馬記念で最強の英雄を打ち破り、その後海外でも強さを証明して世界トップクラスの実力者となった覚醒の名馬を予想していた人も多かった模様。
また、キャスト欄のキャラ名部分が「?????」となっていたため、名前が5文字のサラブレッドがウマ娘になるのではないかとも言われた。
吉岡氏は実馬ドリームジャーニーについてネット検索したが、サジェストが「ドリームジャーニー やばい」「ドリームジャーニー 殺しにかかる」「ドリームジャーニー 殺意」などとても酷いものだったが、だからこそ愛着が湧き「この子を演じたい」「この子じゃ無ければ嫌」という気持ちでオーディションに臨んだとのこと。PVの段階では凶暴さを示すシーンはなかったにも関わらず、ウマ娘についても非常に気性が荒いことを明かしているが、果たして…?
関連項目
ウオッカ(ウマ娘):共に2歳GⅠを勝利(こちらは阪神JF)。対戦成績はダービーを含めジャーニーの4戦全敗。
ダイワスカーレット(ウマ娘):ジャーニーの前年に有馬記念を勝利。ジャーニーの2戦全敗。
アストンマーチャン(ウマ娘):対戦なし。全妹との間に産駒がいる(トゥラヴェスーラ、トオヤリトセイト)。
フリオーソ(ウマ娘):対戦なし。
デュランダル(ウマ娘):同時発表
オルフェーヴル(ウマ娘):全弟
ちなみに発表時には「池添包囲網」がトレンド入りした。
オルフェーヴル(ウマ娘):全弟
ゴールドシップ(ウマ娘):同父、同母父
池江泰寿厩舎繋がり
※オルフェーヴルも該当する。