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ステイゴールド(ウマ娘)

うまむすめのすていごーるど

メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するキャラクター「ウマ娘」の一人。モチーフは重賞戦線で長年好走するも中々勝利を掴めず、ラストランにて劇的なGⅠ制覇を果たした競走馬『ステイゴールド』号。(メイン画像右側の黒塗りのウマ娘、公式からはビジュアルはまだ公表されていない)
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「色んな“旅”があるよな。この世界には。いつか来るその果てまでずっと、歩み続けるのも“旅”だ」


概要編集

ステイゴールドは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』にて登場するウマ娘。実在の競走馬種牡馬ステイゴールド』をモチーフとしている。


後述の通り、アニメウマ娘1期の主人公スペシャルウィークなどウマ娘にてメディア展開される時期とステイゴールド号の活躍時期が被っていたため代理名義での登場が頻繁に行われていた他、個性の強いウマ娘であるゴールドシップらの父親でもあったことから、ゲーム内外を問わず度々存在が匂わされていた。


2024年6月24日、突如ウマ娘化が発表されたドリームジャーニーの紹介文にて、彼女が幼少期に出会い大きな影響を受けた"アネゴ"の存在が語られた。そして、2日後の26日に実装された彼女の育成ストーリーにおいてその正体が「ステイゴールド」と明言され、名前とセリフだけの登場ながら、ウマ娘デビューを果たすこととなった。


ジャーニー曰く「お会いしたい時に限ってどこかへ出掛けてしまう」とのことで、外国に行くこともあるそうな。ジャーニーの育成シナリオにおいても彼女の存在は重要なファクターとして扱われることとなる。


「レースを走るウマ娘としてできる限り長く“旅”を続けること」という輝く黄金の如き信念を持つ人物で、その志に共感したメジロマックイーンとの特訓の果てに長くレース場で走り続けるスタミナを身に着け長期間に渡って最前線を走り続けた。


現役を退いた後もマックイーンとの関係は未だ途切れておらず、定期的に電話や通話を通して交流しているとのこと。彼女がマックイーンから『同志』と呼ばれる程の親密な関係となったのかは「紆余曲折がありすぎてそれを語るだけで旅になる」とまで言われている。2人の関係についてはいずれ来るステイゴールドの実装にて明かされるであろう。


自身を慕うジャーニーにはステイゴールド本人も可愛がっているらしく、一度今後のレースに悩んでいた彼女を心配してか手紙を通してマックイーンとメジロ家に頼る様にアドバイスを送るなど、定期的に彼女を気にかけていることが示唆されている。


現状はスピードシンボリ同様先達としての姿が言及されているものの、世代としてはサイレンススズカらと同期(97世代)であり、メジロラモーヌの前例もあるため、育成ウマ娘としての実装も期待されている。


実名登場までの公式での扱い編集

現役期間が長く、GⅠレースの常連ながら1着には届かないものの必ず上位に食い込んでくるため画面によく映り、種牡馬入り後は産駒の多くが活躍しウマ娘化している(ゴールドシップナカヤマフェスタドリームジャーニーオルフェーヴル)ことから、その存在が各所でほのめかされていた。


アニメ編集

変名で下記の作品に登場、それぞれキャラクターデザインが異なる。

ステイゴールド

(※小説版『新時代の扉』より。9文字オーバーだが原文ママ)


ゲーム編集

ゲームでは代役による出走など、ウマ娘としての出番はないが、その代わりと言わんばかりにステイゴールドの存在を示唆する描写が多く存在する。


ゴールドシップの育成ストーリーでは、夢の中で彼女を導く謎の存在が示唆されている。正体こそ明かされないものの、「黄金の旅路」というワードが出てくる。


  • 2021年後期CM

2000年ジャパンカップを元にした第3・4弾と1999年有馬記念を元にした第5弾のCMにて、ステイゴールドとおぼしきモブウマ娘が登場。それもゲーム内に登場するどのモブとも異なるカラーリングである上に背中のデザインやリボンのような装飾、どこか威圧感ある吊り目など明らかにただのモブとは思えない待遇がなされている。

キンイロリョテイ


この章では1998年天皇賞(秋)を元にしたレースに真っ黒な影のウマ娘が登場するが、その中の10番・2番人気の「小柄なウマ娘」がステイゴールドを思わせる要素を持っている。ステイゴールドは実際のレースでも枠が10番、着順が2着であり、この「小柄なウマ娘」は彼の戦績を思わせる「くじけぬ精神」と、ナカヤマフェスタがサポカで持っている「決死の覚悟」のスキルを所持している。

また、宝塚記念のイラストでは、サイレンススズカエアグルーヴの間に緑の帽子にピンクと白の上着を着た黒髪のウマ娘が挟まっている。エアグルーヴの位置から考えるとイラストはゴール板前で、実際のレース展開と合わせるとこの娘は2着に食い込んだステイゴールドになる。

ちなみに、当初は勝負服の色などから、ステイゴールド号ではなく第4コーナーでスズカの後ろに控えていたテイエムオオアラシをモデルにしたウマ娘ではないかと考える声もあった。


  • メインストーリー最終章

天皇賞(秋)のスチルイラストにおいて、ゴール板前を駆け抜けるスペシャルウィークの後ろに、第5章で登場した黒髪のウマ娘が、2着馬に相当する位置に描かれている。モデルとなった1999年の天皇賞(秋)にテイエムオオアラシが出走していないことから、このウマ娘がステイゴールドに相当するのではないかと考えられている。


キタサンブラックの育成ストーリーでも登場。史実においては血縁や年代としてはほぼ関係はないものの、ヒーロー列伝ではどちらも「愛された」ことがフィーチャーされている。ウマ娘としてゲーム内で言及されるのはこれが初。話によると、長年レースで勝ちきれないながらも注目を集め、およそ5年を掛けて遂にGⅠを勝った時には大騒ぎになったという。その愛されっぷりは現実さながらに凄まじいものらしく、この場面ではゴールドシップとナカヤマフェスタが登場しているが、ゴールドシップに関しては感動でズビズビに泣いたという普段の彼女からは考えられない様子だったことが語られている。本人は、トゥインクル・シリーズのことを長い旅のようと後輩たちに話している。


自身の産駒の一頭であるナカヤマフェスタの育成においても彼女の存在は示唆されている。登場するのは「船と見る黄金」という隠しイベントで、クラシック、春古馬、秋古馬の3つの三冠を取ると見られるというなかなか高難易度のイベント。「あと一歩が届かずにいる銀メダルの女王様」が香港のGⅠに挑むのを、ゴルシとともにラーメン屋で見届けるという内容で、どうみても上記のキタサンブラックのイベントの前日譚である。


ついに実名で登場。

会話のみだが本人(立ち絵は無し)も登場し、一気に実装への期待が頂点に達した瞬間であった。



競走馬『ステイゴールド編集

「愛さずにいられない。」

時代に新たな最強馬が生まれるたび、いつも果敢に挑んでいくあなたの姿がある。

黒鹿毛に輝く小さな身体を力いっぱい弾ませて、最後の直線にすべての勝負を懸けて、

先頭でゴールを駆け抜ける一頭がどの馬だったとしても、

あなたのその姿にたくさんの声援が送られるだろう。

ステイゴールド、もう誰もがあなたのことを、愛さずにいられない。


ステイゴールドは、「ステゴ」の愛称で知られる1994年生まれの黒鹿毛牡馬97世代)。

サンデーサイレンス、母ゴールデンサッシュ、母父ディクタスという血統の持ち主。

父は日本競馬の歴史を文字通り塗り替えた説明不要の大種牡馬。母はサッカーボーイの全妹にあたり、母母父には社台最大の功労種牡馬ノーザンテーストと、当時の社台グループの総決算ともいえる超良血馬である。

馬主も社台グループの一口馬主クラブで、ウマ娘関連ではネオユニヴァース、デアリングハートを所有していた社台レースホースという、社台グループゆかりの馬である。


さて、そんなステイゴールドだが、実は兄・父ともども気性の荒さにも定評があった。そして、母のゴールデンサッシュも御多分に漏れず繁殖牝馬になった後も種牡馬に噛み付いたりと、かなり凶暴だった。

そこにこれまた気性難に定評のあるサンデーサイレンスの血が入ったわけで……その結果本馬の気性はまあその…。もともとは大人しかったが馴致を始めたら途端に暴れ始めてしまい、その気性の悪さたるや陣営から、

「肉を与えたら食べるんじゃないか?」池江泰寿調教師、当時父の池江泰郎厩舎の調教助手としてステイゴールドを担当)、

「とにかく『自分が一番偉い』ということをいつもいつも主張している」

「自分のペース、自分のやり方に徹底してこだわり、やりたくないことは頑としてやらない」(いずれも山元重治担当厩務員)

などと言われるほどであった。

レース中にも、1998年のジャパンカップスペシャルウィークに噛み付いたことがある。

もちろんというべきか、その小柄な体格に反しボス馬で、牧場に鹿が侵入すると他の馬が逃げ惑う中ステイゴールドだけは逆に追い回していたという。


馬名はスティービー・ワンダーの往年の名曲『Stay Gold』に由来。ただし、その生き様から競馬ファンからはHi-STANDARDの同名の楽曲に準えられることも多い。


デビュー戦から善戦の日々編集

1996年12月の新馬戦でデビューするがなかなか勝てず、初勝利は翌年5月の未勝利戦。


その後は500万下のすいれん賞、900万下の阿寒湖特別と順調に勝ち鞍を上げ、10月のGⅡ京都新聞杯重賞に初挑戦するが、結果はマチカネフクキタルの4着。


それからというものの、長らく重賞・GⅠ戦線で善戦するも勝つことは出来ずにまさかの28連敗と、「主な勝ち鞍:阿寒湖特別(900万下)」の日々が続いた。この事からネット上ではステイゴールドを指して「アカン子」と引っ掛けて「阿寒湖」と呼ばれることもしばしばである。


とはいえ、コンスタントに出走しては掲示板入りしてその分の賞金を得ていたため、勝ちに恵まれない日々を送りながら約5億5500万円を稼いでいる。


そうしたシルバー&ブロンズコレクターともいうべき戦績だったので、あるときから「誰が勝とうと2着、3着はステイゴールド」と誰もが口ずさむようになってしまった。当たり馬券を狙う競馬ファンからは人気が出るものの、ステイゴールドを勝たせようと燃えていた当時の厩舎は苦い思いをしたのだとか…。


たどり着いた勝利編集

そして、遂に2000年5月のGⅡ目黒記念にて重賞初勝利。以降はGⅠ勝利を目指すが、運の悪いことにこの年は世紀末覇王ことテイエムオペラオーの無双状態。GⅠの勝ち鞍を席巻され、ステイゴールドも鞍上が目まぐるしく変わった影響もあってか、勝つことが出来なかったばかりか目黒記念以降馬券にも絡めなかった。


ちなみにジャパンカップでは後述のようにドバイで対決するファンタスティックライトが参戦していたが、このレースでは逃げを打って超スローペースのレース展開を作り上げており、ランフランコ・デットーリ騎手のコメントから推察するに間接的にオペラオー・メイショウドトウのワンツーフィニッシュに貢献したらしい。



世界のステイゴールド編集

そして2001年、馬齢の表記が変わったことで2年目の7歳シーズンを迎えたステイゴールド。同世代はおろか98世代の面々も軒並み引退した中、衰えを全く感じさせない彼は新年早々日経新春杯で勝利を収め、陣営は勢いに乗って当時国際GⅡ競走であったドバイシーマクラシック(現GⅠ)への挑戦を発表。


もっともその実情はドバイワールドカップに挑むトゥザヴィクトリーの付き添いポジションで、「ついで」「おまけ」といった感じだった。なおこれによりステイゴールドの戦歴が海外の競馬関係者にも知られたのだが、そのときの反応は「ステゴは置いといて、テイエムオペラオーって馬は一体何なんだよ」というものだった。まあともかく、GⅡとは思えない錚々たる面々が揃う魔窟に身を投じることになる。


本番では輸送による疲弊により、元々小さな体がさらにガリガリに痩せて400kgあるかないかという誰が見ても絶不調の状態で参戦することになり、勝利や善戦はおろか、最後まで走りきれるかどうかの心配をされる程だった。

しかし、そのレースでは世界王者ファンタスティックライトを驚異の末脚で差し切り1着。

奇しくもこの日はステイゴールドの誕生日であり、海外重賞勝利は自身への最高の誕生日プレゼントとなった。

  • なお、ドバイワールドカップに出走したトゥザヴィクトリーは、世界の強豪相手に奮闘し優勝こそできなかったものの粘り込んで2着。2024年現在も牝馬の最高着順記録となっている。

帰国後は休養を挟み、宝塚記念に挑戦するがメイショウドトウの悲願の勝利の前に阻まれる。続く天皇賞(秋)ではアグネスデジタルの7着、ジャパンカップではジャングルポケットの4着とGⅠの勝ち鞍を取ることは出来ずにいた。


このままステイゴールドはGⅠを勝てずに終わるのか?誰も彼もが思っていた。


黄金の旅路の終わりに編集

そして迎えた12月、ステイゴールドは有馬記念には出走せず、香港沙田競馬場で行われる国際GⅠ競走・香港ヴァーズへと参戦。陣営はそれと同時にこのレースを持ってステイゴールドの競走馬引退を表明。泣いても笑ってもこれが最後のGⅠ挑戦となった。


そして本番、現地にて付けられた現地表記の馬名は黄金旅程。まるで長い旅の結末を予感させる馬名に、人々は心を躍らせた。

1番人気に推されたステイゴールドは中段に付けてレースを進める。だが先頭集団はエクラールが逃げを打ち、ハイペースかつ正確無比のラップで惑わしレースを進めてゆく。


終盤で2番手集団に上がってきたステイゴールド。しかし、先を行くエクラールは既にセーフティーリードの距離を確保しており更に突き放していく。ついでにステイゴールドは今までの左へヨレる悪癖を徹底的に矯正していたのだが、今度は右にヨレてしまった。

勝てないのか…?やはり勝てないのか…?誰もがそう思った。しかし残り300m、大きく離された2番手集団を抜け出し、ステイゴールドは前に駆け出す。


「残り300m、しかし前まではまだ5馬身ある!先頭はエクラール、ドバイ!200を切った!さあステイ頑張れ! ステイゴールド追ってくる! ステイゴールド追ってくる!単独2番手から! 前まではまだ3馬身ある!」

「ステイゴールド!ステイゴールド追ってくる!ステイゴールド!差し切れ!ステイゴールド!ステイゴールド!エクラール!ステイゴールド!ステイゴールド!ステイゴールド!」

「ステイゴールドォォォ!差し切ったァァァ!ラストランを見事に飾ったステイゴールドォ!最終戦でGⅠ獲ったかっ!?」」


蹄鉄が落ちたのにも構わず、驚異の末脚でエクラールとの差を縮め、ゴール寸前で並ぶと、アタマ差でエクラールを躱しきった。ステイゴールドと3着インディジェナスとは6と3/4馬身にも及ぶ開きがあった(ここでの着差は全て1位との差)。鞍上の武豊は後年、ディープインパクトは飛んでいると例えたが、ステイゴールドは背中に羽が生えたようだったと例えている。


こうして、ステイゴールドは最後の最後でGⅠの勝ち鞍を、そして内国産・日本調教馬による史上初の海外国際GⅠ競走の勝ち鞍を激戦の末に掴み取り、黄金の旅路は大団円で幕を下ろした。

帰国後はそのまま種牡馬入りする予定だったが、JRAからの要請もあり急遽京都競馬場で引退式が行われることとなった。当日は香港ヴァーズで着用したゼッケンを付けて登場し、馬名の元となったスティーヴィー・ワンダーの曲「ステイ・ゴールド」が流れる中、詰めかけた大観衆に別れを告げた。


通算戦績50戦7勝(うち2着12回・3着8回)。

うちGⅠ20戦・重賞36戦、そして2度の遠征をこなし、中でも天皇賞・2大グランプリ・ジャパンカップという当時の古馬王道路線に3年間欠かさず出走するという異常なまでに頑健で息の長い競走馬生活であった。海外遠征の関係で天皇賞(春)や有馬記念は出走しなかった2001年にも、宝塚記念、天皇賞(秋)、ジャパンカップには出走していた。


次世代へ続く黄金の系譜編集

その後は予定通り、ブリーダーズ・スタリオン・ステーションにて種牡馬入り。当初は期待されていなかった種牡馬としての価値も、香港ヴァーズでの勝利で上昇。海外遠征も含めて50戦を戦い抜いたタフネスに加え、廉価な種付け料のサンデーサイレンス系種牡馬ということで一躍人気種牡馬に。


2年目産駒で登場したドリームジャーニーを皮切りに、メジロマックイーン産駒の牝馬と掛け合わせた所謂「ステマ配合」の産駒が活躍し、注目を集めた。...性格面ではどいつもこいつもステゴに似たクセ馬揃いになってしまったが。


主な産駒はウマ娘となっているゴールドシップナカヤマフェスタ、ドリームジャーニーやその全弟で三冠馬オルフェーヴル、他にゴールドシップの同期で天皇賞(春)を二連覇したフェノーメノ、障害GⅠ9勝を挙げた「障害競走の絶対王者」ことオジュウチョウサンなど数多くの名馬を輩出。産駒の合計勝利数は1000以上、重賞勝利も100を超え、収得賞金総額は200億円以上という大金字塔を打ち立てた。


特筆すべきは、先述のように種牡馬として期待されていなかったため、有力な関係者による懸命なバックアップがほとんど期待できなかったこと。それでも自らの力でここまでの成績を叩き出し、その評価を一変させたことについて、吉田照哉氏(社台ファーム代表)からは「奇跡に近い」と評されている。


子供たちが輝かしい成績を残すなか、ステイゴールドは2015年2月5日に種付けを終えた後に容態が急変。一度落ち着き馬房へ戻るものの、再び苦しみ始めてそのまま倒れ、永遠の眠りについた。21歳没。死因は大動脈破裂だった。早世することが多いサンデー産駒としては長命とはいえ馬の平均寿命よりやや早く、今後も種牡馬としての活躍が期待される中での突然の死であった。


現在は産駒も繁殖に入っているものが多いが、2024年現在も現役を続ける馬が少数ながら見られる。


引き継がれた黄金の宿命編集

時は流れ2021年。オルフェーヴル産駒であるマルシュロレーヌが「他の馬の付き添いで海外遠征し、オマケ扱いでレースに出たと思いきや大金星を上げる」という祖父のドバイ遠征そっくりなことをやり話題になった。その舞台はアメリカの最強牝馬決定戦ブリーダーズカップ・ディスタフ。日本調教馬による海外ダートGⅠ初制覇というとんでもない偉業である。レース後のドヤ顔(のように見える表情)に、ステイゴールドの面影を見る競馬ファンもいた。


そして2022年。事実上のラストクロップにあたる世代の1頭ステイフーリッシュが突如として覚醒。世界の名だたるトップステイヤーたちが集まったサウジカップレッドシーターフハンデキャップで後続を突き放す圧勝劇を決め、更にステイゴールドも勝利したドバイの地で開かれたドバイゴールドカップでゴドルフィンが有し、5戦無敗を誇る新進気鋭のステイヤーであるマノーボを撃破し海外重賞2連勝を飾る。

社台レースホースの勝負服を背に乗せたステイゴールドの息子が、ゴドルフィンの勝負服を背負った馬を差す姿は、まさに在りし日の父の姿を彷彿とさせるものだった。


果たしてステイゴールドが切り拓いた旅路はどこまで続いて行くのだろうか……?これからも子孫たちの活躍にますます目が離せない。


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ステイゴールド キンイロリョテイ


対戦経験のあるウマ娘編集

-目眩く黄金の旅路-キンイロリョテイ 旅路の果てに

※画像内のステイゴールドはいすれもキンイロリョテイ時代のもの。また、オルフェーヴルも実装前の姿である。


現役期間の長さゆえ、対戦した相手も非常に多い。

マチカネフクキタル(ウマ娘):菊花賞馬。クラシック戦線で最初に立ちはだかったライバル。

サイレンススズカ(ウマ娘):同じく94年生まれのサンデーサイレンス産駒でGⅠ馬同士。サイレンススズカが優勝した1998年の宝塚記念で2着に入着した他、『沈黙の日曜日』においても2着に入着。

メジロブライト(ウマ娘):ブライトが優勝した1998年の天皇賞(春)で2着に入着した。その後も1998-99年の古馬王道路線で何度も顔を合わせた戦友。

メジロドーベル(ウマ娘):98年の目黒記念で初対戦。対戦成績はステイの3戦全勝。

タイキシャトル(ウマ娘)シーキングザパール(ウマ娘):距離適性の違いから対戦する機会は無かった。

エアグルーヴ(ウマ娘):98年の宝塚記念と有馬記念で先着。計3回対戦。

スペシャルウィーク(ウマ娘):同じサンデーサイレンス産駒。後少しのところで抜かされたり、レース中に噛み付いたりなど、実はレースにおいてはスズカより因縁がある。また、戦った回数も7回と多い。

エルコンドルパサー(ウマ娘):98年のジャパンカップで対戦。

グラスワンダー(ウマ娘):98年の有馬記念など計5回対戦。

セイウンスカイ(ウマ娘):98年の京都大賞典など計5度対戦。

キングヘイロー(ウマ娘):98年の有馬記念など計4回対戦。

ツルマルツヨシ(ウマ娘):99年の京都大賞典など計4回対戦。

ナリタトップロード(ウマ娘):2001年の京都大賞典において、テイエムオペラオーとの叩き合いの最中に外側に大きくヨレたことでトップロードの鞍上であった渡辺薫彦騎手を落馬させた。母の全兄サッカーボーイの産駒であり、血縁関係的には50%一致の従兄弟同士になる。(…そのサッカーボーイもウマ娘シンデレラグレイにてディクタストライカ(ウマ娘)として登場している…)

テイエムオペラオー(ウマ娘):共に古馬王道路線を皆勤で周回(オペラオーは2年・ステイゴールドは3年)した相手であるため、2歳年下にもかかわらず対戦回数は12回と非常に多い。

メイショウドトウ(ウマ娘):2000年の日経賞など計8回対戦。

モンジュー(ウマ娘):99年のジャパンカップで対戦。

アグネスデジタル(ウマ娘):対戦しただけでなく、2001年には共に香港へ遠征し、デジタルは香港カップ、ステイゴールドは香港ヴァーズを制している。

エアシャカール(ウマ娘):2000年のジャパンカップと2001年の宝塚記念で対戦。

ジャングルポケット(ウマ娘):ステイゴールドの国内最終戦となった2001年ジャパンカップで優勝。ステイゴールドは4着。


産駒

ナカヤマフェスタ(ウマ娘):競走馬引退後、種牡馬繁養牧場で自身の最晩年に隣の馬房で過ごした。

ドリームジャーニー(ウマ娘):彼の活躍により種牡馬としての活路を開いた。ステマ配合その1

オルフェーヴル(ウマ娘):ステマ配合その2

ゴールドシップ(ウマ娘):ステマ配合その3


池江泰郎厩舎繋がり

メジロマックイーン(ウマ娘):史実では同門の後輩であり武豊騎乗経験があり、繁殖入り後はステマ配合の相方。…なので関係としては嫁と姑?(or婿と舅:しゅうと?)。なお史実で父のサンデーサイレンスメジロマックイーンはお隣さん通しで恋人と称されるほど仲が良かったため、上記ステマ配合は孫の代で成就した愛とかささやかれている。


熊沢重文騎手繋がり

ダイサンゲン(ウマ娘):モチーフ馬ダイユウサク

 (アニメ2期に登場)

・縞々リボンのウマ娘:モチーフ馬ストーンステッパー

 (シンコウウインディウマ娘ストーリー)

・黒鹿毛のウマ娘:モチーフ馬テイエムプリキュア

 (カワカミプリンセス育成 耳飾りが黄色とピンクのしましま)


武豊騎乗での海外挑戦繋がり

サクラローレル(ウマ娘):97フォワ賞8着

サイレンススズカ(ウマ娘):97香港カップ5着

シーキングザパール(ウマ娘):98モーリスドゲスト賞1着 99サンタモニカHC4着

エアシャカール(ウマ娘):00KGⅥ&QES5着

ビリーヴ(ウマ娘):02香港スプリント12着

ゼンノロブロイ(ウマ娘):05インターナショナルS2着

ウオッカ(ウマ娘):07&09ドバイターフ7着&7着 09ジェベルハッタ5着

スマートファルコン(ウマ娘):12ドバイWC10着

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