概要
アプリゲーム・アニメ「ウマ娘プリティーダービー」とその関連作品における主要な舞台である、毎年2,000人を超えるウマ娘たちが入学してくる「日本ウマ娘トレーニングセンター学園(トレセン学園)」中央校において所属生徒により構成される組織。
狭義にはその事務執行を取り扱う執行部のこと。
pixivにおいては後述のアプリゲーム版における役員3人のグループタグとして用いられる。
活動内容
いわゆる巨大学園モノにしばしば見られる強大な権限を有するタイプの生徒会。
文化祭等の学園行事はもちろん、時には校外行事を手伝ったりと活動範囲は広い。作中で催される行事の類は大体生徒会が主催している。
学園内の整備管理や予算編成及び執行についてもほぼ自律的な運営が行われている模様。
目安箱を設けているが校風もあってか無茶な意見が投函されることも多いらしく、そのたびにエアグルーヴが苦労している。
制度
執行部は生徒(ウマ娘)だけで構成されており、トレーナーや他教員などの顧問がいるかは今のところ不明。
アプリゲーム版においては「晩秋、囃子響きたる」内での描写等から、生徒会長は生徒による直接選挙による選出、副会長は会長が任命することとなっており、現在の副会長二名はシンボリルドルフが直接勧誘していた。また影響力やその在り方からカツラギエースも勧誘していた(自分に導く側は合わないと断られたが)。
会長については再選も可能。今でこそ副会長2名に数名の役員がいるが上記イベントで前期においてはシンボリルドルフが一人で仕切っていた描写がある。
アニメ版とコミカライズ版は選出方法等は未詳。
現実だと各クラスの学級委員が生徒会本部の一員と扱われる学校もあるがサクラバクシンオーの学級委員長という肩書きが委員会のものとすれば別組織ということになる。また、ごく一部を除く学生が入居している美浦寮(寮長:ヒシアマゾン)と栗東寮(寮長:フジキセキ)については生徒会とは別の組織として運営されているのではないかと思われる。
生徒会に係わるイベントやシナリオで度々マルゼンスキーも顔を出しているが生徒会かどうかは不明。
役員構成
アプリゲーム版・アニメ版
以下の役員が在任。
生徒会長
生徒会を率いる会長。常にウマ娘の幸せを願い行動している。
威厳が強くカリスマ性もあるが砕けたやりとりができず孤立しがちなのを悩んでいる。
彼女のダジャレはなんとかしようとした結果の産物。
前述の通り副会長二人が入学するまで一人で切り盛りしていた。
副会長
会長とは思想が同じで慕っている。
真面目で自他共に厳しい。
実は一度選挙でシンボリルドルフと対決し敗れた過去がある。
自由奔放でよくサボるが、やる時はやる。
会長に素質を見込まれて入った過去を持つ。
コミカライズ版
「ウマ娘シンデレラグレイ」においては1980年代競馬をモチーフにしている作品であり、世代の違うウマ娘たちは登場しない。そのため1990年代に活躍した競走馬を元にしている副会長二人も例に漏れず登場しておらず、明確に生徒会執行部構成員であるとして描かれているのは会長のシンボリルドルフのみである。
ミスターシービーやマルゼンスキーがルドルフと共にレース観戦をしたり地方に赴いていたりするが彼女たちが役員であるかは不明。
本作品では学園理事長にあたる人物が登場しない(駿川たづなが「理事長秘書」を務めているため、存在自体はしている模様)。そのためアプリゲーム版やアニメ版以上に会長のシンボリルドルフがトレセン学園の実質的なトップとしてURA本体やトレーナー等を相手にやり取りをする場面も多い。
また、地方に赴いて見込みのあるウマ娘を中央にスカウトする仕事(オグリキャップはそれで中央に転入)も行っている。
史実
役員3名のモチーフとなった競走馬は年代が違ったり(シンボリルドルフ号:84世代、ナリタブライアン号:94世代、エアグルーヴ号:96世代)性別の違い(シンボリルドルフ号とナリタブライアン号は牡馬、エアグルーヴ号は牝馬)もあったりなど様々な理由で対戦経験はないが、それぞれ一時代を築いた名馬である。
- ナリタブライアン(1991~98):1994年クラシック三冠馬、同年年度代表馬、JRA顕彰馬。GIレース5勝。「シャドーロールの怪物」。
- エアグルーヴ(1993~2013):1997年年度代表馬。同年天皇賞(秋)等で牡馬と渡り合い好成績を残し、繁殖牝馬としてもGI勝利馬2頭を輩出した「女帝」。
上記の通り、シンボリルドルフ号とエアグルーヴ号はそれぞれ「皇帝」「女帝」と、それぞれ帝の文字が付く異名で呼ばれているという共通点がある。
また、3頭共に年度代表馬に選出されたことがある他、シンボリルドルフ号とナリタブライアン号は共にクラシック三冠を制した三冠馬であり、またクラシック三冠を制した同年に有馬記念も制している。
その他
いずれの作品世界でも共通して会長職を務めるシンボリルドルフは作中ではモチーフが実子であるトウカイテイオーらから「会長」や「カイチョー」と呼ばれることがあり、ファンの通称や愛称としても使われる場面が多い。