カツラギエース(ウマ娘)
うまむすめのかつらぎえーす
「おう、そりゃいいこと聞いた。思う存分堪能させてやるぜ、エースの限界突破をよ!」
キャッチコピー | 目指すはウマ娘界のエース!大望めがけて突っ走る活発娘 |
---|---|
誕生日 | 4月24日 |
身長 | 165cm |
体重 | エース級 |
スリーサイズ | B81・W54・H77 |
靴のサイズ | 左右ともに24.0cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 土いじり、縄跳び |
苦手なこと | パックご飯、電車の乗り換え、動く歩道 |
耳のこと | 着替えの最後はメンコをつけて、気合い入魂 |
尻尾のこと | ブラッシングは、いつでもウェルカム |
家族のこと | 昔はわんぱくで手を焼いたと今でも言われる |
マイルール | 真冬だろうと、朝の洗顔は冷水 |
スマホ壁紙 | 実家の犬がコタツで寝ている姿 |
出走前は… | 目の前の見えない壁を拳で突く |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①小型特殊免許を持っている / ②絶対音感の持ち主 |
自己紹介 | カツラギエースだ、よろしく!夢があるなら臆するなよ?狭っ苦しい壁はあたしが壊してやるからさ! |
CV | 藤原夏海 |
片田舎から飛び出してきた明朗快活なウマ娘。
つまらない固定観念や閉塞的な空気をきらい、それらを打ち砕くウマ娘界のエースを目指す。
ミスターシービーに憧れているが、超えるべき目標としても強く意識している。
(公式ポータルサイトより)
カツラギエースは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフ馬は83世代の競走馬、日本馬初のジャパンカップ制覇を成し遂げたカツラギエース号。ミスターシービーとクラシック戦線を競うライバルであり、シンボリルドルフの連勝を止めた存在でもある。
2023年2月22日の「ぱかライブTV」でジャングルポケット、タップダンスシチー、ネオユニヴァース、ヒシミラクル、三女神と共に追加が発表された。
なお、正確には数日前にBS11の「アニゲー イレブン!」で2周年キービジュアルが手違いにより漏洩しており、ビジュアルは公式発表前にうっかり公開されていた。
周囲からの愛称は「エース」。
レースに必要な設備等も乏しい田舎で生まれ育ち、トレーニングの機会に恵まれない幼少期を過ごす。地元に出張レース場が来た際にも、レース経験のあるウマ娘たちには全く歯が立たず、地域の人々の間にも諦めムードが漂っていた。このような経緯から固定観念や閉鎖的な考えを打ち破ることを目標に中央(トレセン学園)にやって来た。栗東寮でのルームメイトはメジロパーマー。
そんな彼女にとって同期のミスターシービーは理想的な「天才」であり、内心では自身を「シービーの引き立て役」でしかないと引け目に感じていると同時に、彼女を超えることで自分も常識を破るエースになれると考えている。練習中も、よくシービーを仮想敵として走ることもあるそうだ。
豪放磊落な性格で、ツインターボとは歴代のURAで活躍していた逃げウマ娘について熱く語り合うなど非常に気さくでノリがいい。『ぱかチューブっ!』の2025年のショート動画では「カツラギエースの1分間クッキング」というテイでハンバーグに人参をブッ刺したこともある。
しかしTPOはしっかりと弁えるタイプで、メジロラモーヌの気まぐれで放り込まれた船上パーティーでも、周囲を見てすぐにその場に相応しい振る舞いを身に付けるなど順応性も高い。
それ故にシービーの飄々とした振る舞いや自由で天然な言動に振り回されることもあり、しばしば彼女のツッコミ役に回っている。
また、タップダンスシチーからは慕われており、誕生日ボイスでは「アンタに会いに『此処』に来たのは正解だったな!」と、憧れの感情を抱かれているようである。
実家はコメ農家。小学生時代は習字で賞を取った経験もあるなど達筆の一面も。
ポニーテールに結った黒鹿毛に青い瞳。カツラギエース号の流星(額と鼻先の2箇所)は前髪の白メッシュとして表現されている。
両耳に白の耳カバー(メンコ)をつけており、右耳には水色と桃色のストライプに加え、モチーフ馬がつけていた赤の飾り紐(ワタリ)も見られる。
アプリゲーム版での呼称は[登竜之頂]。
裏地に龍が描かれた七分袖の長ランに、両手のグローブ(手の甲が黒、掌が赤)が硬派な印象を与える一着。長ランの下は、ギャザーの入った水色のインナーにグレーのショートパンツとカジュアル寄りで、ベルトで留めた黒ソックスに足元は白のスニーカー。
モチーフ馬の勝負服(水色、桃襷、桃袖)の色合いは、アクセントとしてコートの上腕やベルト、スニーカーのシュータンなどに取り入れられている。
長ランの背中には「葛城栄主」の金刺繍が施されており、その真下の尻尾の通し穴は「A」のデザインになっている。
2024年から2025年の年末年始のアプリゲーム版イベントストーリー第41弾『画竜、暁風を呼ぶ』と共に実装された2着目の勝負服。元旦祝いの書道パフォーマンス用に用意された衣装。服のメインカラーは同じ黒だが長袖であった通常の勝負服と比べるとかなり軽装であり、肩出しはおろか背中もほぼ丸見えと露出度が高い。なお、髪型の纏め方はイクノディクタスやホッコータルマエに教わった物らしい。
- 私服(アプリゲーム版)
左胸のニンジンのマスコットのアップリケがワンポイントの赤色のスカジャンは、2025年に公式グッズとして販売。
- ゴチウィーク衣装
2024年4月28日に公開されたゴールデンウィーク企画第4弾「ゴチウィーク」のメンバーとしての姿。ゴチウィークメンバーでは唯一のTシャツで、「食事」がテーマということで黄色のエプロンをつけているのも特徴的。
- 幼少期
2024年5月5日、NHKマイルカップ開催日に公式X(旧Twitter)で公開された、メジロパーマーと共に描かれた幼児期の姿。
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「あたしはカツラギエースだ。覚えろよ──あんたと走るために来た、ウマ娘の名前だ!」
2023年2月24日の2周年に合わせて初登場。同日に育成実装されたミスターシービーの育成ストーリーにおけるレースライバル、エクストラストーリー「2nd Anniversary」、及びストーリーイベント「Leap into a New World!」の主役のひとりとして登場した。また、ガチャにてRサポートカード、ストーリーイベント「Leap into a New World!」にて報酬のSSRサポートカードとして初実装もされている。
育成ウマ娘としては2023年7月10日にレースイベント「リーグオブヒーローズ」のチーム編成期間開始とともに実装された。
2024年4月28日には、ゴールデンウィーク企画第4弾「ゴチウィーク」のメンバーとして参戦。新テーマ楽曲「GOCHISO様」がウマうたジュークボックスに追加されている。
なお、2024年6月26日実装の第6の育成シナリオ『[}収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭]]』ではシナリオリンクキャラクターとして登場。秋川理事長開催の大豊食祭のプロジェクトにも参加しており、同時期の「ゴチウィーク」のメンバーでは唯一の続投となっている。
イベントストーリー第41弾『画竜、暁風を呼ぶ』ではシービーと並んで新衣装を引っさげての登場。本作の事実上の主役であり、書道パフォーマンスにシンボリルドルフやマルゼンスキーからの誘いを快諾する形で参加する。相変わらずの自由人っぷりで豪快なアドリブを平然とこなしてしまうシービーにも必死に食らいつき、天才である彼女に追いつき追い越せの姿勢で書道に取り組む。
メジロラモーヌから代打を頼まれたメジロアルダンに対しても、プレッシャーを抱え込んでいる彼女にアドバイスを送ったりと先輩としても頼れる姿を見せている。本作と同時期に公開されたCMにもシービーと共に参加している。
『ぱかチューブっ!』では『大豊食祭』の新シナリオのシナリオリンク組で、ゲーム企画をすることに。
今回のお題は『ブーメランヒュー』という、食べ物たちがブーメランで戦いあうゲーム。エースは海苔巻きで戦うことに。
他の4人以上に声がはっきりして目立つせいか、凄いアグレッシブに動き、うおーッと突っ込んで派手に切るか散るを繰り返すムードメーカー役になる。
その一方、爆発に巻き込まれたり、切られた海苔巻きでサッカーボールにされるなど、なにかと不憫な出来事も。
しかし、中編にて爆弾ブーメランを手に入れてからは空気が変わる。
突撃気質とあいまってそこには敵チーム諸共自爆しまくるエースの姿をみせまくる。
あまりに自爆しまくるため、敵チームどころか味方にまで恐れられる事態に。
結果、「うらめしや」「無差別キル」の称号を賜ってしまった。
育成ウマ娘
- ☆3[登竜之頂]カツラギエース
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
99 | 86 | 96 | 92 | 77 |
+10% | +0% | +10% | +10% | +0% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
E | B | A | B | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
A | A | E | G |
- ☆3[雅号・墨龍]カツラギエース
2024年12月27日、ストーリーイベント「画竜、暁風を呼ぶ」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
サポートカード
- SSR[掲げよ、燃え盛る灯を]カツラギエース
2023年2月24日、ストーリーイベント「Leap into a New World!」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプはスピード。
【翔馬】
自他ともに認める、中距離の王者。
2000mで彼を前に行かせたら、必ずマークしなければならぬ。
その実力が、ジャパンカップで大きく花開いた。
外国馬たちを蹴散らした、府中2400m、逃げっ切りのひとり旅。
そのうしろ姿に、ぼくたちは、天翔けるサラブレッドの夢を見た。
──────────
【これで生き抜く】
もちろんこちらも 無抵抗じゃない。
精魂を尽くして 生きのびるとしよう。
さあ見るがいい これが俺のやりかただ。
ほら捕まえてみろ これがオレの底力だ。
──JRA「名馬の肖像」2018年「大阪杯」カツラギエース
──────────
(※馬齢表記は旧馬齢(現表記+1歳)を用いる)
三冠馬2頭を相手に逃げ切り、ジャパンカップを制覇した史上初の日本馬。
父ボイズィーボーイは当時流行のプリンスリーギフト系種牡馬だったが、同系統のテスコボーイの影に隠れていた上に日本に輸入されて僅か2年で死亡しており、産駒は少ない。
母タニノベンチャは名牝系「プリティーポリー系」に属する良血なのだが、競走馬としても母としてもパッとせず、カツラギエースが胎内にいる状態で競りに出されたという経緯がある。
母父はレリック産駒の英国産種牡馬ヴェンチア。日本では華麗なる一族中興の祖イットーやダービー馬クライムカイザーの父として知られ、母父としてもハギノトップレディ&ハギノカムイオー姉弟やタイテエムがいる。
とはいえ、血統的には同期のスターだったミスターシービーに比べるとちょっと地味。馬体もこれというセールスポイントがなく中々買い手はつかなかったが、優れた相馬眼を持つ馬喰(ばくろう)(≒伯楽。馬を見る目のある人の意味)の佐藤伝二氏に見出されてオサイチ冠の[[馬主}}・野出長一氏の所有馬となり、後にカツラギ冠の長男・野出一三氏の名義となる。
勝負服は長一氏名義の時は「水色、桃色襷、水色袖」、一三氏名義の時は「水色、桃色襷、桃色袖」で、袖の色が変わっている(ウマ娘の勝負服デザインで袖に水色と桃色両方を使っているのはこの経緯を反映していると考えられる) 。
あまり見栄えのする馬体ではなく、入厩後もダート調教での動きが悪かった(デビュー前の追い切りではアラブに後れを取った模様)ため評価は高くなかったカツラギエースだったが、阪神競馬場の芝1200mの新馬戦でデビューするといきなり8馬身差を開く圧勝劇を見せた。その後も400万下を2戦して勝ち上がり、ラジオたんぱ賞3歳ステークスを3着でデビューシーズンを終えた。
- クラシック、ミスターシービーとの戦い
年明けのクラシックシーズンでは始動戦の4歳ステークスは13着と大敗するが、続いての800万下の春蘭賞で1着となり、陣営はクラシックへ挑戦することとなった。
しかし、そこに待っていたのはミスターシービーだった。
皐月賞では果敢に先行したが、苦手の不良馬場に脚をとられてミスターシービーの11着に敗退。日本ダービーでの逆襲を期して、当時は芝2000mのトライアルであったNHK杯を勝って重賞初制覇。本番へ弾みをつけるが、日本ダービーではまたもやミスターシービーに圧倒され、6着に終わった。
カツラギエースはすぐには休養に入らず、6月の中京4歳特別をニホンピロウイナーの2着で終え、秋に向けてしばしの休養に入った。
秋は神戸新聞杯から始動し2着、続いての京都新聞杯で1着と菊花賞へ向けて順調に進んでいたが、本番の菊花賞では淀の長い距離と坂が響いたか、直線で力尽き20着に大敗。大地を弾ませ3冠を掴み取ったミスターシービーをはるか後方で見つめることとなってしまった。
クラシック時期のミスターシービーの対抗馬
なお、クラシック期のミスターシービーのライバルと目された馬はメジロモンスニーだった。(カツラギエース育成シナリオに登場するモブウマ娘・シイナフレジュスのモデル馬)
3歳時に400万下条件戦の萩特別でカツラギエースを破っており、4歳ではシンザン記念で5馬身差で快勝していたが、クラシックは皐月賞、ダービー共にミスターシービーの圧倒的なパフォーマンスに屈して2着。菊花賞の逆転を期待されていた。
秋の始動戦として挑んだ神戸新聞杯ではカツラギエースに続く3着に入ったが、レース後に指骨を骨折。菊花賞は断念し、1年近く療養へと入ってしまった。
- 宝塚記念・悲願の勝利
菊花賞後は休養に入り、5歳となったカツラギエース。陣営は今年から距離が2000mに短縮された天皇賞(秋)を最大の目標に始動。緒戦の鳴尾記念を4着で叩き、サンケイ大阪杯を快勝。その後は京阪杯を58.5kgという重ハンデを背負いながらも快勝し、陣営は春の目標を宝塚記念と定めた。
なおこの年は米国に倣う形で日本競馬にもグレード制が導入された年であり、三冠・天皇賞・有馬記念などとともに宝塚記念がGⅠに選定された。
迎えた宝塚記念では三冠馬・ミスターシービーは休養中と大本命が不在。天皇賞(春)を勝ったモンテファストや菊花賞レコードホルダーのホリスキーが出走していたが、あまり高く評価はされず、ここまで2000mの重賞を連勝しているカツラギエースが1番人気となった。
本番では道中2、3番手につけ、直線で抜け出すとスズカコバン(翌1985年の勝ち馬)を寄せ付けずに完勝。勝ち時計も前年のハギノカムイオーのレコードから僅か0.3秒差の2分12秒4という好時計で勝ち、悲願の大競走に勝利した。
- 屈辱の天皇賞(秋)
高松宮杯を5着で終えたカツラギエースは秋緒戦を毎日王冠に定める。休養を終えたミスターシービー、南関東三冠馬のサンオーイが出走し、3強の様相となったが、レースでは先行するカツラギエースが直線追い込むミスターシービーをアタマ差で押さえて勝利、秋天へと弾みを付けた。
しかし、迎えた天皇賞(秋)本番ではミスターシービーが逆襲。最後方から直線だけで豪脚を繰り出して1着となり、道中で折り合いを欠いてしまったカツラギエースは5着に終わった。この敗北から、「前哨戦では勝つが本番ではシービーに負ける」「宝塚記念もシービー不在だから勝てた」と揶揄されるようになってしまった。
- ジャパンカップ・主役は俺たちだ!!
その後、陣営はマイルチャンピオンシップとジャパンカップを両睨みするが、最終的にジャパンカップを選択する。
そして迎えたジャパンカップだったが、話題はミスターシービーと無敗三冠を達成した絶対皇帝・シンボリルドルフの新旧三冠馬対決に集中していた。
過去3回のジャパンカップで日本馬は勝利しておらず、三冠馬シービー・ルドルフのどちらかが勝利するという予想ばかりで、カツラギエースは完全に蚊帳の外だった。
なお、当時のジャパンカップの出走馬14頭のうち、海外馬が10頭で日本馬はたったの4頭。海外馬の強さに恐れをなし、日本馬は集まらなかったのだ。
事実、ジャパンカップは設立以来悉く優勝は海外馬、かつそれらは本国に戻れば二流馬でしかない馬たちであり日本馬が海外馬に勝つにはまだ20年かかると言われていた時代だった。
しかし、カツラギエースには秘策があった。「大逃げ」である。
陣営は耳覆いがついたメンコをかぶせて騒音をカットし、通常より手綱を30cm長く持ってリラックスさせ、馬の気持ちに任せて、初めてスタートから先頭に立つ逃げ戦法を選択。そのまま行くままに任せて逃げ、向こう正面で10馬身近くを引き離した。しかし、1000m61秒6のスローペースであり、本命のミスターシービーは後方待機。
鞍上のジョッキー達は動かないことを選択し、この状況を最大限に利用したカツラギエースは脚を貯め、直線で力尽きそうになるものの驚異の粘り腰を見せ、ベッドタイム、シンボリルドルフ、マジェスティーズプリンスらの追撃を振り切って逃げ切り、勝利を掴んだ。
しかし、シービー・ルドルフの2強対決になると期待していた観衆からはどよめきが聞こえ、ゴール後のスタンドは静まり返っていたが、「勝ったのは日本馬のカツラギエース!!」とアナウンサーが叫ぶと再度歓声が飛んだ。
勝利ジョッキーインタビューでは、西浦騎手は現在の気持ちについて尋ねられた際、「してやったり!」とコメントを残した。
余談
当時の競馬界では関西(栗東)と関東(美浦)は今の様に交流がなく、関西、関東馬の殆ど情報が入って来なかった。そのため、関西はカツラギエースが勝ったとものすごく喜び、逆に関東は「誰だこの馬…?」という状態になっていたという。
- 引退へ
カツラギエース陣営はこの勝利で種牡馬としての価値が高まったとして、有馬記念を最後に引退を決定。有馬記念ではミスターシービー、シンボリルドルフ、そしてカツラギエースの3頭が単枠指定となったことで「3強対決」と銘打たれ、ついに三冠馬へ比肩する存在となった。本番ではジャパンカップ同様に果敢に逃げを打ったが、シンボリルドルフの徹底マークの前に2着に沈む。しかし、宿命のライバルであったミスターシービーには先着し、あの勝利がフロックではないことを証明し、現役生活を終えた。
引退後は種牡馬となる。産駒は東京ダービー馬のアポロピンクやエンプレス杯を連覇したヒカリカツオーヒなどを代表にダートの強豪を輩出したが、父としても母父としても、クラシックを狙える芝の有力馬はほとんど出すことができなかった。
- あの戦いをもう一度
現役競走馬を退いて16年後の2000年、カツラギエースは細々とながらも種牡馬を続けていたが、この頃から心臓を悪くしていたため療養生活に入っていた。しかし、7月3日に容態が急変し、同日に死去。死因は心不全だった。享年21。
北海道日高郡新ひだか町の冬沢牧場に建立された墓石にはこんな碑文が刻まれている。
あの"ジャパンカップ"を想い出します
"ジャパンカップ"の感動を!!
もう一度、君とミスターシービーの対決を!!
この碑文は熱烈なカツラギエースのファンによって考えられたと言われている。
そして、あのジャパンカップから39年後、姿形は変われど、カツラギエースはウマ娘として再びターフに現れたのだった。
願わくば、あの戦いをもう一度…
もう一度、君とミスターシービーの対決を!!
そっくりさん?
髪型や男勝りな性格や格好から『キルラキル』の纏流子との類似点が指摘されている。キルラキルで使われたフォントを使ったり、鮮血を着せたりしたイラストも多い。
同期(83世代(ウマ娘))
- ミスターシービー(ウマ娘)
- マイルの皇帝:モチーフ馬ニホンピロウイナー。ヤマニンゼファーの育成シナリオに登場。
- シイナフレジュス:モチーフ馬メジロモンスニー。カツラギエースの育成シナリオに登場する固有モブウマ娘。
- エアグルーヴの母親:モチーフ馬ダイナカール。エアグルーヴの育成シナリオに登場。
ジャパンカップ逃げ切り勝ち(史上3頭)
主戦騎手・西浦勝一繋がり
- ヤエノムテキ(ウマ娘)
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- ホッコータルマエ(ウマ娘):調教師として管理
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