目安箱
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めやすばこ
享保の改革で意見を集めるために設置した箱。
庶民でも意見や提案や不満を直接幕府に陳述できるというものだった。
ただし氏名や住所の記述は必須ではあったが、こうした行為ができるのも識字率の高さがあってこそのものであろう。
中には実際に採用された提案(町火消しや小石川養生所)もあったが、実態は庶民の不満のガス抜きや役人の統制が目的であった。
当時は単に箱と呼ばれ、目安箱という呼称も後の明治政府が呼んだものだった。
現在でも意見を集めるための箱を目安箱と呼んでいる。
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