トールポピー
とーるぽぴー
一口馬主クラブのキャロットクラブで2800万円を400口に分けた1口7万円で募集が行われ、一次募集で見事満口となった。
2007年7月の阪神2歳新馬戦でデビューし2着。レース後は放牧に出され、宮城県の山元トレーニングセンターを経て札幌へ移動。しかし札幌ではレースに出ず、10月に栗東へ帰厩し同月の京都2歳未勝利戦へ出走し初勝利を挙げる。
続く黄菊賞では2番人気に推されるが惜しくも2着。第59回阪神ジュベナイルフィリーズへ抽選枠を突破して出走。3番人気に推されて1着入線を果たし、重賞及びJpnI初勝利を収めた。
2008年はチューリップ賞より始動するも2着。桜花賞では1番人気に推されるも8着に沈む。
そして優駿牝馬。最後の直線で強引に中をこじ開けるように内側に切り込んで1着。しかし騎乗していた池添謙一騎手は走行妨害に至らない危険騎乗をしたものとして開催2日間の騎乗停止処分を受けることになった。
放牧を経てローズステークスへ出走。2番人気に推されるも6着。秋華賞では1番人気に推されるも期待に応えられず10着。エリザベス女王杯への出走を予定していたが、鼻出血を発症したため出走回避となった。
2009年は中山牝馬ステークスより始動するも10着。放牧を挟んで出走した府中牝馬ステークスでは12着と大敗し、12月のターコイズステークスでも12着。愛知杯では16着と精彩を欠く結果に終わった。
2010年は阪神牝馬ステークスから始動するも17着と惨敗。レース翌日に引退し繁殖入りすることとなった。
繁殖入り後はノーザンファームに繋養され、2年連続でキングカメハメハがつけられた。2012年6月22日、腸捻転によりキングカメハメハとの子をお腹に宿したままこの世を去った。
遺された2頭の産駒の内、初仔のオリエンタルポピーが繁殖入りしている。