概要
2005年3月14日生まれ、父クロフネ母エアグルーヴ。通算9戦3勝。
2007年デビュー、2008年エルフィンSで2連勝、アーリントンC6着。
桜花賞は出走取消、オークスは故障で回避、秋華賞は賞金不足で除外、と牝馬クラシックには出られずに終わった。
1600万条件戦の清水Sで勝利し、問題となったエリザベス女王杯へ出走。
エリザベス女王杯ではスタートしていきなり落馬し40億円が紙屑と化した、武豊騎手は6年前の02年菊花賞でノーリーズンでもスタートしていきなり落馬しておりGⅠにおいて2度目の落馬となった。
しかしポルトフィーノはこれで終わらず、その後も大外に膨らみつつもコースに沿って走り続け、ラストの直線では斤量0故の羽でも生えたかのような驚異的末脚を見せて先頭でゴール。
史上初のGⅠにおけるカラ馬1位入線として、ネタ馬として有名になった。当然ながら失格(競走中止)となったが。
2009年阪神牝馬S8着、2010年難波S7着後に引退。
トールポピー・レジネッタ・ブラックエンブレム・リトルアマポーラなどと同期。なおリトルアマポーラは上記のエリザベス女王杯の実際の勝ち馬である。
関連タグ
エリザベス女王杯…何かと「荒れる」事が多い牝馬限定GⅠレース。1995年までは3歳牝馬限定として、牝馬クラシックの三冠目のレース扱いであった(また他の牝馬クラシックとは違い、外国産馬でも出走可能であった)。
シルヴァーソニック:2022年の第165回天皇賞(春)でスタート直後に川田将雅騎手を落として競走中止になり、そのまま2着で入線した(こちらはこちらで、コースの内側で勝ち馬を終始マークするといった、いくら馬の習性があるとはいえ空馬とは思えない聡明な走りを見せて話題となった)。