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誘導編集

本馬をモチーフとした『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘についてはノーリーズン(ウマ娘)参照。


profile編集

英字表記No Reason
性別
毛色鹿毛
ブライアンズタイム
アンブロジン
母の父ミスタープロスペクター
生産者ノースヒルズマネジメント(北海道新冠町)
馬主前田晋二

概要編集


1999年生まれの鹿毛牡馬(02世代)。

ブライアンズタイム、母アンブロジン、母父ミスタープロスペクターという血統の持ち主で、半姉に「スティルインラブ以上の逸材」と言われ、2戦目でダイタクリーヴァに完勝しながら、故障により2戦2勝でターフを去ったロスマリヌス(父サンデーサイレンス)が、半弟に2004年シンザン記念勝ち馬のグレイトジャーニー(父サンデーサイレンス)がいる。


新馬戦から2連勝を飾ったが皐月賞トライアルの若葉ステークスで7着に沈む。

だが、2/7の抽選を突破し運良く皐月賞に出走、前走の大敗もあり単勝115.9倍の15番人気という低評価ながらも当時短期騎手免許で来日しており、今回が初騎乗となったブレット・ドイルの好騎乗もあり、この前評判を覆す優勝を遂げる。

しかもそれは「皐月賞史上初めて2分の壁を破った」ナリタブライアンの記録を更新する1:58.5という驚愕のレコードでの快勝であった。


続く日本ダービーでもドイルが鞍上を務める予定だったが、当人が財産分与のトラブルによって騎乗予定をキャンセルして帰国してしまった為、急遽蛯名正義が乗り替わることになる。それでもタニノギムレットに次ぐ2番人気に推されたが、直線の坂で伸びきれず8着に敗れた。


レース後、軽い骨折が判明したため休養に入り、休養後の秋初戦となる神戸新聞杯(GII)ではシンボリクリスエスに次ぐ2着に入り上々の復活を見せる。

さらにダービー馬タニノギムレットが骨折により引退、神戸新聞杯を制したシンボリクリスエスが距離適性から天皇賞(秋)に回ったために本命不在となった菊花賞で1番人気に支持された。


……しかし、スタートしてゲートを出た直後に躓き、鞍上の武豊が落馬して競走中止。同レース総売り上げの48.8%にあたる約110億円分の馬券が一瞬で紙屑になった

ちなみにこの時菊花賞を制したのは10番人気のヒシミラクル、2着に16番人気のファストタテヤマが入り、馬連の配当は皐月賞を大きく上回る96,070円。今度は望まぬ形で万馬券に絡むこととなってしまった。


幸い人馬ともに怪我はなかったため秋シーズンを続行できたが、ジャパンカップは8着、有馬記念は6着と良い成績は残せず、翌年も京都記念は5着、阪神大賞典は4着と掲示板に載るのが精一杯。続く天皇賞(春)を目標に調整を続けていたが、浅屈腱炎を発症し1年半の休養を強いられてしまう。

そうして復帰戦となる朝日チャレンジカップでは11頭立ての最下位に沈んだ上に、レース後再び屈腱炎を発症したため、現役を引退し種牡馬入りすることになった。


引退後の2005年から優駿スタリオンステーションで種牡馬入りし、2008年から産駒がデビューしたが、この年に勝ち上がった産駒は1頭も出ず、それまで2ケタは確保していた種付け頭数も2009年には2頭にまで激減。2010年1月1日付けで用途変更となった。


2010年12月に松浦ライディングセンターに移動したが、2011年3月11日東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で同センターが被災。更に福島第一原子力発電所事故の影響による「自主避難対象区域」の対象となったことから宇都宮大学にある厩舎へ一時避難した。

同年5月に松浦ライディングセンターへ戻り、2014年11月に同じ南相馬市の鹿頭ステーブルに移動。


その後は引退名馬けい養展示事業の助成を受けて功労馬として余生を送りつつ、現地の伝統行事である相馬野馬追に参加し、2017年にはソフト競馬にも出走。

相馬野馬追への出場は2022年限りで引退した。

その後は鹿頭ステーブルに引き続きいたが2024年5月7日に死亡した。享年25歳(旧馬齢表記26歳)。


関連項目編集

競走馬 02世代


ゴールドシップ……同じく出走時でのアクシデントで100億以上の馬券を紙屑にした馬繋がり(詳しくは120億円事件も参照)。また東日本大震災発生時に福島で被災した繋がりでもある。

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