概要
炊いた飯の上にお茶をかけ、その上に鮭やふりかけなどをかけて作る料理。
元来日本には「湯漬け」「水漬け」という料理があった。
これらは平安時代の文献にも登場するのだが、これにかけるものがただの水や白湯ではなくお茶になったのは江戸時代中期以降とされている。またお茶ではなく出汁をかけるものもお茶漬けとなる。
手軽にたくさん噛まずに楽に食べられるため人気が高く、現在では様々な「お茶漬けの素」が販売されている(インスタントのパウダー、レトパウチの具、お土産など)。
お粥・雑炊に似ているが意外と消化力がいり、風邪を引いている最中に食べるのは向かない(お茶漬けと蜜柑は風邪中の食事に合いそうで合わない食べ物の好例)。
「たこ焼き茶漬け」「おにぎり茶漬け」といった楽しみ方も出来、アレンジが豊富な食べ物である。
ぶぶ漬けの話
「京都でぶぶ漬け(お茶漬け)食べてけ」と言われたら帰らないといけない風習があると流布されているが、実は京都にはそんな風習はない。(異説もあり、存在するといった話もあるが定かではない)
これが何故広まったのか何故お茶漬けなのかは諸説あるが、遠回し的に言う京都の気質をネタにしたものが広まったというのが有力な説。
これが誤解され、他所の人が京都の人から夕飯を誘われたら「ぶぶ漬けの話」と思い込みお誘いを断った・・・なんて事もあったらしい。
関連イラスト
お茶漬け
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