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ディオスクロイ

でぃおすくろい

ディオスクロイ(ディオスクーロイ)とは、ギリシャ神話に登場する双子の兄弟。もしくはそれをモチーフとしたキャラクター。
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概要編集

ギリシャ神話に登場する双子兄弟カストール(カストル)ポリュデウケース(ポルックス)のこと。

ディオスクーロイとも表記される。意味は「ゼウスの息子」。

一般的な神話では兄は人間で弟が神(半神)とされるがどちらも神とする場合もある。


双子座の名前の由来となった。詳しくは当該記事参照。


ローマ神話ではジェミニと呼ばれる。

インド神話アシュヴィン双神とは同じ起源とされ、たびたび比較される。


神としての性質編集

中国の媽祖や日本の住吉三神のように「航海の守護神」として信仰され、船首に彼らの彫刻が施される例もあった。新約聖書『使徒行伝』28章では、タルソスのパウロ一行が「デオスクリの船飾り」のあるアレクサンドリアの船に搭乗している。後世に「セントエルモの火」と呼ばれる現象とも結び付けられ、この現象によって船のマストの先に見える光は彼らの顕現とみなされた。神話においても彼らはアルゴー号の乗組員として海を渡ったことがある。


ギリシャの神々に対し、食卓の場を設ける形でその場に神霊を招く「テオクセニア」という祭儀が存在したが、神殿にて豪華な料理を用意する必要のある他の神々と異なり、ディオスクロイのテオクセニアは個人の家やテーブルで執り行うことができるという違いがあった。


図像表現編集

少年、あるいは青年の姿をした双子。しばしば二人揃って馬を引き連れたり、騎乗している。


また独自のシンボルとして、「」の字を逆さにして両脇の縦棒を伸ばして二本足にした、パッと見神社の鳥居のような(参考)形をしたドカナ(δόκανα、dokana、dokano)を持つ。


余談編集

スイスのオカルティストのオズヴァルド・ヴィルトのタロットデッキ「アルカネス・デュ・タロット・カバリスティク」では、太陽は双子座に該当する少年と少女が描かれている。ヴィルトは自著において神話のジェミニ(双子)はいずれも同じ性別(男二人)としつつも、カード上のシンボルでは男女で描く、というニュアンスで書いている。少年少女がそれぞれカストールとポリュデウケースのどちらに相当するのかは明記されていない(『魔術師達のタロット』該当ページ左側中間を参照)。


関連キャラクター編集

大抵の作品ではいずれもポルックス(ポルクス)が女性になっている。

G・ディオスクロイ

G・ディオスクロイ(G・カトル・ディオスクロイ&G・ルクス・ディオスクロイ)


センシティブな作品

ディオスクロイ(Fate)(カストロ&ポルクス)


双星神

奏翼の星機神・ポルックス、滅掌の星機神・カストル


シリーズ最古の物語『アセンション』にて登場するが、身長3mを超える結合性双生児のの老人となっている。どうしてこうなった

復讐の三女神の命令で、デルファイの巫女アレティアの監視をしており、預言者を自称して寺院を支配し、多数の奴隷を侍らせたり参拝者に高価な貢物を要求するなど贅沢の限りを尽くしていた。

また、アレティアが持っていた時を操る秘宝「ウロボロスの宝石」を盗んでおり、これを使って肉体を若返らせて、クレイトスの前に立ちはだかった。


関連タグ編集

ギリシャ神話 英雄  双子座/ふたご座 ジェミニ アルゴナウタイ


外部リンク編集

wikimedia:カストルとポルックス

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