大天使の加護を与えたまえ……これこそは音に聞こえし絶世剣!
壊れることなき『不毀の極聖(デュランダル)』!!
概説
- ランク:A+
- 種別:対人宝具
- レンジ:1
- 最大捕捉:1人
シャルルマーニュが天使から授かり、ローランに贈ったもの。
3つの奇跡を持ち、所有者の魔力が尽きても切れ味を損なわないとされている。また、黄金の柄の中には数多くの聖遺物が収められているという。
そして圧倒的な切れ味と同等かそれ以上の特性として、柄に納められた聖遺物に由来する奇跡を起こす力を秘めている。現象として可能なものなら大抵のことを実現できるが、その為の代償は極めて大きく、ローランが自身の能力や命等、その時起こす奇跡に釣り合う対価を支払う事で発動する。
ちなみにフランスのロカマドゥールという街にデュランダルと伝わる剣が岩壁の高い場所に刺さっているがこれが本物かどうかは現在でも不明となっている。
なお、聖剣や魔剣系の宝具では珍しくビームを撃つ描写は現在の所、未確認となっている。
その他の使用者
『不毀の極聖』の前身である『不毀の極槍(ドゥリンダナ・ピルム)』の使い手。
彼の場合は柄を変形することで剣形態『不毀の極剣(ドゥリンダナ・スパーダ)』と槍を使い分けることができる。
『不毀の極聖』とブリリアドーロをネコババし、破滅の道を歩んだ彼の宝具『不帯剣の誓い(セルマン・デ・デュランダル)』は己の武器に『不毀の極聖』の威力のみをコピーすることができる。
またデュランダルを真に扱えると彼が自信を持った時のみ、封印されたもう一つの宝具『絶世の儚剣(レーヴ・デ・デュランダル)』が使用可能になる。作中では、ヘクトール本人から本物の『不毀の極剣』を賜り、旅で出来た友を救うという目的があったため、宝具発動が可能となった。
ビブロス社から発刊されていた『Colorful PUREGIRL』2002年9月号の表紙ではセイバーがこの剣を鞘から引き抜く姿が描かれていた。
この段階ではこれが勝利すべき黄金の剣のポジションだったのだろうか?
そのものではなく厳密には王の財宝にこの剣の原典が収められており、本編において度々射出する姿が見られる。なおランスロットは第四次聖杯戦争にてこの剣を奪ってギルガメッシュに応戦した。
こちらもそのものではなくこの宝具を複製したと思われる『絶世の名剣』を使用する。両者の剣に特化した魔術特性から、「所有者の魔力が尽きても切れ味が落ちない」性質までも再現している。
関連タグ
ローラン(Fate) ヘクトール(Fate) マンドリカルド(Fate)
これより先トラオムの重大なネタバレあり!
デュランダルの奇跡の対価として払うものには、自身の能力や命の他に自身がそこに存在したという事実も含まれる可能性があることが描写から判明している。
作中ではトラオムにて突破不可能の城門を開けるために奇跡を発動した結果、ローランは敵味方や範囲問わず全ての存在から自身に関するトラオムでの全ての記憶が消去される・自身が体験したものは座に記憶されない・奇跡を発動した直後から誰からも認識されず、発動し終えた直後はそのまま消えるという極めて重い対価を支払うことになった。
また「記憶からの消去&誰にも認識されない」のはそれを記録している媒体も含まれているようで、観測していたカルデア側からも「トラオムに召喚されたローラン」の記録は全て抹消された上に認識できず、起こした奇跡のみが記録されている。