概要
一年を72の区分に分けたものであり、二十四節気を更に3つづつに分けたものである。
3つの期間はそれぞれ、初候、次候、末候と呼ばれ、各々節気毎に固有の名前も付いている。
固有の名前は漢詩のようなものとなっており、春分の末候ならば「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」となっている。
また、国や時代によって様々なバージョンがあり、現代の日本では『略本暦』によるものが一般的。そして二十四節気ともども季語でもあるため、俳句に際して用いてみるのも面白い。
面白い例
下の外部リンクには、大陸の宣明暦によるものも載っている。
その中にはなかなか面白いものも。
大暑の初候 - 腐草為蛍 : 腐った草が蒸れて蛍となる (※これは略本暦の芒種でも採用されている)
立冬の末候 - 雉入大水為蜃 : 雉が海に入って蜃(ハマグリか、竜の一種。蜃気楼と関連)になる