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蜃気楼

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しんきろう

蜃気楼とは、どこかの光景が、実在する地点から離れた場所に幻として現れる現象。

ひょっとして……?

  1. 空中楼閣や貝楼、海市とも呼ぶ。
  2. 「コードギアス」シリーズに登場するナイトメアフレーム。⇒蜃気楼(コードギアス)
  3. もしかして⇒森気楼KOFの人物画などを手がけたイラストレーター)
  4. もしかして⇒森喜朗(『もりよしろう』の読み間違いだが、田中眞紀子議員は皮肉でそう呼んでいる)

概要

光の屈折による大規模な幻影

英語では【mirage】(ミラージュ)という。

原理

光は直進するものだが、地球の大気圏内においては、

冷たく密度の高い方へ進む(≒屈折する)性質を持っている。

これによって、大気の温度が急速に変化することで

普通は見えない遠方の物体がおぼろげに浮かんで出現し、

『あたかも』そこに町や建物が存在するように錯覚させられるのだ。

海面の空気が急激に冷えて発生する「上位蜃気楼」、地面が急激に熱せられて発生する「下位蜃気楼」、日本の“不知火”に代表される「鏡映(側方)蜃気楼」の三種が存在する。

「蜃気楼」の記述は、大乗仏教の太祖・龍樹の表わした「大智度論」の第六にまで逆上り、

そこでは「乾闥婆城」として記されている。

単語としては中国の伝承で、巨大な妖怪(シン)」が口から幻を見せる煙を吐くことで起きるとされ、そこから「“蜃”の吐く“気”が見せる幻の“楼”閣」という意味で、蜃気楼と呼ばれるようになった。

古代中国の地理書『山海経』の「海内北経」に記述される、海上にあるという大人(巨人)の住む「大人市」は蜃気楼のことであると考察されている。

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