概要
温帯(亜熱帯を含む)および冷帯では春夏秋冬の四季があり、熱帯では「乾季」と「雨季」がある(ただしアジア・モンスーン下にあるフィリピンなどでは乾季が目立たず、シンガポールや石垣島のような熱帯雨林気候では乾季がなく、年中高温多湿である)。
寒帯では春と秋を欠き、特に北極・南極近辺では夏が極めて短い。
日本における季節
日本は(先島諸島など一部を除き)温帯~冷帯に属する。
さらに全周を海に囲まれていることによる海流の影響、間近に大陸があることによる大陸性気候の影響、南北に長いことによって強くなる偏西風の影響、これらを列島を縦断する山地でガッチリ受け止めることにり、季節による気候の差が他国と比べても明瞭になっている。
気象庁によって春は3~5月、夏は6~8月、秋は9~11月、冬は12~2月と公式に定められている。アジア・モンスーン下にある日本の気候には「梅雨」「秋雨」という雨季があるのが特徴的だが、これらは四季には入れられていない。
一方、暦(二十四節気)の上では、春は立春(2月4日)以降、夏は立夏(5月7日)以降、秋は立秋(8月7日)以降、冬は立冬(11月7日)以降であり、社会通念上の四季よりも1ヶ月ほど早い。これは古代中国の暦を気候風土の異なる日本に適用したためである。
このように、日本における「四季」観念は中国の影響を受けている面が多いが、日本固有の文芸である俳句の季語も暦の上の季節に基づいている。
学校では、4~6月(春)、7~9月(夏)10~12月(秋)1~3月(冬)と表現される(サザエさんのEDで流れるイメージと同じ)。衣替えは、6月から夏服、10月から冬服である。
タグとしての『季節』
季節をテーマとした作品に付けられる。
また、季節の節目に描かれる暑中見舞いなどのイラストに付く事もある。
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