爽やかとは
- 空気がほどよく冷たくて、気持ちがいいようす。「爽やかな風」[!]俳句では秋の季語だが、一般には、初夏などほかの季節にも使う。
- 酸味など、ほどよい刺激のある味・かおりのようす。「爽やかなレモンの味・ミントが爽やか」
- よごれやにごりが感じられず、気持ちがいいようす。「爽やかな青葉・爽やかな水音」
- 不快感がなくて、気持ちがいいようす。「ジョギングで爽やかになる・爽やかな結末のドラマ」
- 気性がさっぱりしていて、ほかの人に好感を持たせるようす。「爽やかな好青年」
- ことばによどみがなく、筋道がたっているようす。「弁舌爽やか」
[由来]「さわ」は「さっぱり」と同源。「やか」は接尾語。
(三省堂国語辞典第八版より)
もともとはさらりと乾いた秋風が吹くことをいう。次にその風に包まれるときの感じをいうようになり、さらに秋のここちよい気分をいうようになった。
「爽やか」は秋の季語で、俳句の世界では春や夏を表現するときには用いない。一般には季節に関係なく使われているが、詩歌の世界や言葉に敏感な人、あるいは目上や年上の相手に書きしたためる際は秋以外の季節には用いない方が無難だろう。
なお、初夏のころの気候については「清々しい(すがすがしい)」「心地よい」などと表現することもできる。
タグとしての「爽やか」
明るい配色の、澄んだ空、水、新緑など、涼しげで透明感のあるイラストに付けられる事が多い。
関連イラスト
別名・表記揺れ
関連タグ
余寒 暖か うららか のどか 春めく 冴え返る 花冷え … 春の気候を表現する季語
残暑 冷やか 小春 / 小春日和 うそ寒 / うすら寒 … 秋の気候を表現する季語
寒し 冴ゆ 冷たし 冬めく しばれる … 冬の気候を表現する季語