概要
一着のポーズとは、ウマ娘のゴールドシップがレースで勝利したときにするポーズ。
ゴールドシップ「くるっと回ってワオ!一着のポーズ」
このイラストのように、右足のみで立ち、両手をあげて猫の手のように握って構えるものである。馬が竿立ち(前足をあげて後ろ足だけでまっすぐに立ち上がること)するさまを模したものと思われる(この作品の世界には馬は存在しないが)。
ちなみに、このポーズは実馬のゴールドシップ号が普段から竿立ちしたり尻っ跳ねしたりとあちこち跳ね回っていたことが由来といわれており、元ネタと言われる写真もまさにこのポーズにそっくりである。
担当厩務員だった今浪隆利氏も「(ウマ娘内でトレードマークの)勝った後の“ゴルシポーズ”は立ち上がったとき、ドロップキックは尻っぱねしたときの姿。よく特徴をとらえている」と言及している。
なお、一着のポーズはGⅡまでのオープン・重賞レースで勝利した場合のみでGⅠやチームレースの場合はカメラ(と言うよりトレーナー{つまりプレイヤー})に向かってドロップキックをするとんでもないシーンになる。
バグ
2021年3月、DMM版ゲームウマ娘プリティーダービーにおいて、とあるバグが発生した。
それは、「一着を取ったウマ娘の勝利ポーズが何故か他のウマ娘のものになる」というもの。
これにより、他のウマ娘のたちがゴルシの勝利ポーズをしている画像がTwitterなどで出回り、ギャップ萌え的に人気を博すようになった。
このバグは現在修正済みだが、この影響からか、他のウマ娘にゴルシの勝利ポーズをさせたイラストも多い。
ちなみに、ヴィブロスがホーム画面でのヴィルシーナとの会話にて、「レース場で見かけるネコちゃんのポーズ」というこれとよく似たポーズを披露している。
さらに広まる一着のポーズ
さらに、一着のポーズは球界にまで広まってしまったらしい。
2021年6月13日、日刊スポーツが次のような記事をネット上にアップした。
ヤクルト本塁打の選手がゴルシポーズ?小川は「何ポーズか分からない」
コロナウイルス対策の影響で、野球ではこれまでに行ってきたハイタッチができなくなった。その代わりとしてヤクルトスワローズで行われているポーズが、一着のポーズとそっくりなのだという。
ちなみに、当該記事には120億円事件の際、馬の方のゴールドシップがゲート内で立ち上がる写真も添付されていた。
後日、発端となった塩見泰隆選手(かつての登場曲が関東GⅠファンファーレ)に確認をとったところ、「フェラーリ(跳ね馬のエンブレム)のポーズとかナポレオン(絵画「サン=ベルナール峠を越えるボナパルト」の馬)のポーズ」がモチーフとのこと。いずれにしても立ち上がった馬が由来であることには変わりはない。
このポーズは東京オリンピックの侍ジャパン戦でも使われているようであり、予選リーグのメキシコ戦で山田哲人がホームランを打った後、それらしきポーズをしていた。
このポーズを採用したのが功を奏した(?)ヤクルトは2021年のペナントレースでセリーグの一着となり、続く日本シリーズも制覇して日本一となった。
また、今浪隆利氏も2021年6月21日にtwitter上で一着のポーズを披露している。→こちらを参照