概要
ゲーム版『ウマ娘プリティーダービー』におけるウマ娘のゴールドシップは通常レースで一着になった時、一着のポーズと呼ばれる独特のポーズを取ることで知られているが、それではGⅠやチームレースの場合はというと、「わ~いわ~い」と無邪気にカメラ(=トレーナー)に向かって駆け寄って来たと思わせておいて突然ドロップキックをかましてくる。
ちょっと何言ってるか分からない?うん、ワケワカンナイヨー!。
一説によると、モデルとなった競走馬ゴールドシップ号の「気に入らない相手を見かけると所かまわず蹴りに行こうとする癖」をオマージュしたものと言われている。元担当厩務員の今浪隆利氏も「ドロップキックは尻っぱねしたときの姿。よく特徴をとらえている」と話している。
ドロップキックは[レッドストライフ]と呼ばれる通常勝負服でのGⅠ勝利ポーズだが、他の勝負服では自重するかと思いきやそんなことはなく、[RUN!乱!ランチャー!!]ではランチャーで殴りかかり、[La mode 564]では一本背負いをかけてくる。トレーナーに何か個人的な恨みでもあるのか、それとも信頼しているからこそのゴルシなりの親愛の表現なのか。それは神のみぞ知る。
また、アニメ第三期3話のアイキャッチにて、ゴルシのドロップキックが起用された。
仮面ライダーとの親和性?
ともかくこの時の絵面が完全にライダーキック、より詳しく言えば昭和ライダーお馴染みのライダーキックを食らう寸前の怪人視点のアレである。
基本的にはライダーキックは片足キックが大半であるが、偶にドロップキックをメインで使う仮面ライダーも居る。
昭和ライダー代表が仮面ライダーBLACK RXのRXキック
そして平成ライダードロップキック代表格が仮面ライダーカイザのゴルドスマッシュ。
そうゴルドスマッシュである。
「ゴルド(ゴールド)」繋がりで、ゴールドシップのドロップキックを極める様を見て誰が言い始めたか「ゴルシスマッシュ」とかネタにされた。
公式で狙ったのか偶々ゴールドシップの元ネタに被ったのかは知らないが、語呂は良い…のか?
さらに『ダブルゴルシスマッシュ』という変則技も存在する。
他のウマ娘にも同じ技を決める絵はあるのだが、残念ながら同じゴルシであるゴールドシチーにはなぜかゴルシスマッシュを使うシーンがない。
なお、ゴルドスマッシュは誰がカイザに変身するかで両足蹴りか片足蹴りかが変わり、両足で蹴るのは草加雅人が変身したカイザである。この草加は馬の怪人が変身したカイザに殺されている。
余談というか補足
現実問題として、我々の世界での馬の後ろ蹴りは「作られたばかりの厩舎の壁をぶち抜く」「近づいた人を即死させる」といった、『人をたやすく殺す凶器』。数百kgの馬体を時速60km以上で駆けさせる力なのだから、その威力は推して知るべし。
かつて騎兵が戦場を支配したのは、文字通り馬そのものが『地上最強の対人兵器』だったがゆえであり、本来人間がまともに受け止められるようなものではない。
当然、馬に準じた身体能力を持つウマ娘たちもそれに近い力を持っているはずであり、それを日常的に受けているゴルシ担当トレーナーの安否はいかに…。
(ちなみにそれを逆手にとり、ゴルシのドロップキックを受け止める為に人外化したトレーナー、なんてネタが生まれている。)