(首が折れる音)
くびがおれるおと
元ネタは『仮面ライダー555』第48話(サブタイトルはズバリ「雅人、散華」)のワンシーン。草加雅人がある人物の変身した仮面ライダーカイザによって首をへし折られて殺害されるという割とショッキングな瞬間の字幕である。
確かに、音の情報が無いと何が起きたか分かりにくい展開ではあるのだろうが、そんな衝撃的なシーンに「(首が折れる音)」という字幕を付けるとシリアスな笑いが生じてしまうのは仕方あるまい。
パロディとしての用途は前述の通り。画面下部に「(首が折れる音)」(もしくは「(首の折れる音)」or「(首の骨が折れる音)」)と書いてあったら確実に狙ってやってる。
もっとも、元ネタ準拠のイラストは少なめではあるが。
ちなみにこのシーンの前振りとして、脚本の井上敏樹氏は、草加を演じる村上幸平氏と世間話をする中で、「もし自分が草加であったら、誰に一番殺されたくないと思う?」かを聞き出しており、村上氏は上記のカイザに変身した人物の名を挙げていた。
後に井上氏はインタビューで「草加(村上)が一番殺されたくないやつに殺させようと思った」と答え、それを聞いた村上氏は「てっきり井上さんは、自分の気持ちを考慮し(違う奴に殺させ)ようとしてくれてると思っていたのに…」「こんな事だったら、正直に言わずに“乾巧”とでも言っときゃ良かった」と後悔したとか。
更に別のインタビューでは「その時の自分は、まだまだ井上敏樹という人がどんな人間かわかっていなかった」と自嘲した上で、草加の退場については『仇である北崎か、花形と相討ち』が一番の理想であった事を打ち明けていた。
しかし、実は井上氏は最初から草加は木場勇治に殺される展開になるように決めていたらしい。
(CSM版で遊ぶ音)
2017年9月13日(いわゆる「カイザの日」)に発売された「COMPLETE SELECTION MODIFICATION カイザドライバー/カイザギア」にて、例のネットスラングや劇場版及び平成仮面ライダーシリーズ15作記念作品の末路と共に収録されている。ちなみに村上氏のリクエストとのこと。
主役ライダーの変身コード「555」と「CALL」ボタンで例のネットスラング、劇場版で草加を殺したライダーの変身コード「315」と「CALL」ボタンで(灰化する音)、そして劇場版のラスボスとなるライダーの変身コード「000」と「CALL」ボタンで(首が折れる音)を聞く事ができる。
「なぜ?」と思う人もいるやもしれないが、瀕死の草加にトドメを刺したカイザの変身者を思い出せば納得していただけるだろう。
ちなみにCSM版サイガドライバーにはレオが草加の心臓を使徒再生で破壊した際の音声が収録される事になるのだが、その音声の公式表記が「草加の心臓を刺す音」となっており、Twitterのトレンド入りを果たしただけでなく、村上氏も反応している。
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