概要
- ランク:不明
- 種別:結界宝具
- レンジ:不明
- 最大捕捉:不明
その名の通り、真名を解放すると7枚の光の盾が花弁のように展開する。
アーチャー固有の宝具ではなく、元はギリシャ神話のトロイア戦争にて大アイアスが使用した盾。一枚一枚が古の城壁と同等の防御力を持ち、英雄ヘクトールの投擲を唯一防いだという逸話から投擲に対しては無敵とされ、「この盾の前には、投擲など1枚羽にも届かず敗退するのが必定。少なくとも使用者であるアーチャーが知る限り、この守りを突破する槍など有り得ない」と作中で語られている。ただしアーチャーの能力の関係上、魔力の消費は剣の2~3倍にもなる。
また、ランサーの「突き穿つ死翔の槍」は完全に防ぎきる事ができず、威力は大きく削いだものの盾は全て破壊されアーチャーは腕をボロボロにされてしまった。
他の宝具にも言える事だが、彼がどこでこの宝具を投影したのかは全くの謎である。
ルートによっては衛宮士郎も投影するが、彼の場合は魔力が足りず、4枚しか展開できない。
また、さらに別のルート(アニメ版UBW、美遊世界)においては、ある人物から十分な魔力供給を受けた状態でも5枚が限界である為、魔力だけでなく投影の技量も関係してくると思われる。
『FGO』において、ギリシャ文明の実態が判明し本物のアイアスもビームシールドである可能性がでてきた。しかしそれだと、アーチャーはある意味「偽・螺旋剣」同様超兵器を投影していることになるが..
Fate/EXTRAシリーズ
こちらではアーチャーのスキルとして登場。
投影レベル5の時にのみ発動可能で、一手のみだがあらゆる攻撃を防ぐ。
消費MPの多さと条件の関係から数ターン必要且つ、多用できないできないのが難点だが、「刺し穿つ死棘の槍」だろうと「転輪する勝利の剣」だろうと、問答無用で無効化する凄まじいまでの防御性能を誇っており、ファンの間では「全て遠き理想郷(ロー・アイアス)」とまで言われるほど。
余談
ヘクトールが投擲したという「不毀の極槍」はアルテミスの矢とぶつかり合っても無傷である事が近年の作品で発覚しており、そんな槍を防いだ原典のアイアスの盾の防御力の高さは相当な物である事を窺わせる(アーチャーがB+ランクの「突き穿つ死翔の槍」を完全には防げなかったものの殆ど威力を削ぎ落しており、アイアスが防いだという「不毀の極槍」はAランクである。この事から原典のアイアスの盾は最低でもAランク相当の宝具は防げるという事になる)。
作中に「アーチャーが知る限りこの守りを突破する槍などあり得ない」とあることから、オリジナルの大神宣言すら防げる代物という可能性がある。