「ただ、ひっそりと、そばにいたくて。たとえ小さなお花でも」
プロフィール
キャッチコピー | 花咲く笑顔♪ 気配り上手なウマ娘 |
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誕生日 | 4月19日 |
身長 | 135cm |
体重 | 増減なし |
スリーサイズ | B67・W48・H70 |
靴のサイズ | 左右ともに18.5cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 家事全般、園芸 |
苦手なこと | 炭酸ジュース |
耳のこと | さわると安心感に包まれ、癒されると評判 |
尻尾のこと | 太陽と、四季折々の花の香りがする |
家族のこと | 両親からもらったじょうろは今も宝物 |
マイルール | 授業で読めなかった漢字はすぐに調べる |
スマホ壁紙 | 道端に健気に咲いていた、一輪のお花 |
出走前は… | 両親が喜ぶ顔を想像して、気合いを入れる |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①お手玉なら永遠に続けられる / ②いい香りの消しゴムを何個もコレクションしている |
自己紹介 | こんにちは、ニシノフラワーです。みなさんに頼ってもらえるくらい、素敵なおねえさんウマ娘になりたいです…! |
CV | 河井晴菜 |
大人しくて愛らしい、純真無垢な少女。まだまだ咲きはじめで自信もなく、一人前めざして準備中である。
一方でよく気が利き、たとえ自分のことで手一杯でも、周りへの思いやりを忘れない優しい心根の持ち主。
いつか大輪の花を咲かせるため、頑張っている。
(公式ポータルサイトより)
(リニューアル前)
優れた才能を見込まれて、飛び級してトレセン学園にやってきたウマ娘の少女。
幼いながらもしっかりものでなんでも得意。
その上、素直で明るいがんばり屋のパーフェクトガール。
将来の夢はステキなオトナの女性になる事。
概要
メディアミックス作品『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在した競走馬である『ニシノフラワー』をモチーフとする。
ウマ娘の中でもひときわ小柄。
身長の135cm、バストの67、ウェストの48、ヒップの70という数字はいずれも全ウマ娘中最小クラスである。だがのちにそれをも上回る小柄な気性難バが実装された。
トレセン学園に飛び級して入学したという異色の経歴を持つ。すなわち年齢としては小学生に相当するため、小さいのも納得。
特にアプリゲーム内での育成・ウマ娘ストーリーでは飛び級を認められた理由の一つとして小学生にしてウマ娘が急激な成長を見せる本格化を迎えているという事や、その一方走力以外の体格面では見た目の通り成長が年齢相応であり、編入当初は年上のウマ娘達とレースで競い合う事について精神面や身体面で大きな不安を抱えていた事が語られた。
アニメには登場していないが、「うまよん」では、トウカイテイオーやマヤノトップガン、ユキノビジンに手料理を振る舞い、「母の味」と賞賛された。
味のみならず見栄え等も含む総合的な料理の腕前は高いらしく、カレンチャンの育成シナリオでは、SNSで「お弁当界の妖精【フェアリー】」と呼ばれている事が明らかになっている。SNSに自作の弁当の写真を投稿しており、カレンチャン曰く「カワイくて栄養もバッチリ」「435万人(※注1)のフォロワーがいる」。
さらには料理のみならず裁縫の腕前も確かであり、タキオンの白衣のほつれを直したり、お手製のカバンが先輩達から絶賛されていたりなど各所から絶対的な信頼を寄せられている。
総じて他のウマ娘たち=お姉さんたちのお世話が好きらしい良い子であり、あのスーパークリークとお母さん対決で引き分けるほど。
名前の通り、花の栽培が趣味。美化委員の1人として、校内の花壇に自分用のスペースを与えられている。栽培技術のみならず花言葉の知識にも詳しく、健気に花を育てる姿勢は美化委員長のエアグルーヴからも一目おかれている。
こうした大人びた性格が強調される一方、語彙などを中心に年相応な一面もある。アプリゲームでは女児向けアニメであるプリファイのファンとしてシールを集めたり、キャラ弁を作るなどしている。
年齢としては小学生に相当することもあって、両親は他のウマ娘に比べるとやや若い。父母ともにどちらも優しく控えめな性格で、フラワーの活躍を温かく見守っている。母は娘と違い料理が苦手なのだとか。
アプリゲームで行ける温泉旅行は、フラワーとの場合なんと両親同伴である。
※注1:この数字の元ネタは、史実のニシノフラワーの獲得賞金額(約4億3500万円)だと思われる。
容姿・デザイン
- 勝負服(原案)
可愛らしいオーバースカート。史実の勝負服カラーである黄・紫三本輪が胸とスカートの縁にあしらわれている。どちらかというと制服のような印象も受ける。ゲーム版でのスピードSSRサポートはこの姿でデザインされた。
- 勝負服(リニューアル版)
アプリゲーム版にはリリース初期からサクラバクシンオーのシナリオを中心に登場。原案から一転して大きくデザインが変更され、ドレス風の勝負服となった。原案には無かったフリルも追加されている。黄・紫三本輪はアンダースカートの柄として残り、その上を花弁型のスカートが覆っている。レース中はスカートが広がるので、逆さに咲いた花のように見える。
2023年のイベントストーリー第26弾「宣誓、戦う君へのプロポーズ」の開催と同時に実装された2着目の勝負服。
- 私服(アプリゲーム版)
アプリゲーム版にてストーリーイベント「栄冠のパティスリー」で初登場。年相応ながら上品なファッションと話題になった。ドロワーズを着用。
アニメ版
TVアニメシリーズ
Season3
意外にも、アニメーション作品に登場したのは今回が初。台詞こそなかったものの、第10話のトレセン学園地域合同イベントにて、スカイと共に屋台巡りを楽しんでいた模様。劇中では金魚掬いに失敗してしまう場面が描かれている。
RTTTシリーズ
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
リリース初期からSSRサポートカードが登場。育成中のレースにも勝負服を纏って出走する。
2022年4月11日に育成ウマ娘として実装された。勝負服がゲーム内に実装されてから1年以上経っての育成実装となった。
パドックでの固有モーションは、手で花が開くような動作をする。曰く花マルのポーズ。イベントシーンではシャララーンと効果音がついたりする。
主人公トレーナーはこれまでよりも「新人で未熟である」という側面が強調されており、手探りながらフラワーとお互いに助け合い、時にはセイウンスカイの助けも借りながら一歩ずつ歩んでいく。
一方のフラワーは、どうやらレースで勝つたびに花壇に出向いているようで…?
育成ストーリーでは、おなじみサクラバクシンオーのほか、新ウマ娘としてヤマニンゼファーが初登場。短距離から中距離まで3階級制覇を目指す彼女の決意に、フラワーと共に立ち会うことになる。
ぱかチューブっ!では新シナリオのシナリオリンク組でゲーム企画をすることに。
今回のお題はブーメランヒューという食べ物のキャラクター達がブーメランを武器に戦うゲーム。フラワーは人参として戦うことに。
育成ウマ娘
- ☆3[ティアード・ペタル]ニシノフラワー
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
93 | 81 | 95 | 86 | 95 |
+15% | +0% | +15% | +0% | +0% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | F |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
A | A | E | G | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
F | A | A | G |
ティアードとは「重なる」や「列になる」、ペタルとは「花びら」「花弁」の意味。
余談だが「ティアードスカート」という名の服が存在し、そのスカートについた段々になったひだ縁飾りは「フラウンス」という。……なるほど。
- つぼみ、ほころぶ時
レース中盤のコーナーで競り合っていた場合、終盤かつ最終コーナー半ば以降に好位置にいると加速力が上がる。
- 条件が複雑だが、短距離・マイル(と一部の中距離)では終盤最速加速となる先行向きの強スキル。距離が短いとその分競り合いも発生しやすいので、難しいのは終盤における順位条件(9人立てでは3~4番手)か。純粋な加速スキルなので当然継承固有スキルとしての活用も視野に入る。
- 似たスキルには順位条件が同じタイキシャトルの固有スキルがあるが、あちらは「終盤かつ」が無いので最終コーナー半ばと終盤開始地点が遠い一部の短距離コース(中京1200mなど)では有効発動しない。一方タイキ固有には中盤競り合い条件が無いので、「比較的発動しやすいタイキ」と「有効コースが広いフラワー」という棲み分けがなされている。もちろんタイキ固有が使えるコースでは両方継承させたい。
- 純加速スキルとしてはメジロドーベル以来で5ヶ月ぶり。何かと縁のあるセイウンスカイの固有も純加速なのは偶然か、それとも…?
短距離マイルの先行差しウマ娘。固有スキルの存在を考えると先行運用が中心になると思われる。
一方覚醒スキルはLv3が直線速度スキルの「ハヤテ一文字」、Lv5が下り坂加速スキルの「決意の直滑降」。どちらも条件を満たす区間のランダムな箇所で発動するので、前者は効果量の調整もあり強スキルとなったが、後者は逆に無駄撃ちになる場合が多い。取得ptが安いので、チーム競技場では優秀。
育成では史実通りトリプルティアラを目指すことになるのだが、途中オークスの目標が「出走」となっている。それもそのはず、フラワーの中距離適性はEなので、普通にプレイしていると勝つのは難しい。しかし、適性Eということは初回継承でAにすることは可能であり、さらに育成目標外の中距離レースであるエリザベス女王杯・宝塚記念(シニア級)にも強力な隠しイベントが用意されているので、「Make a new track!!」でなくとも中距離適性をある程度上げておくことが推奨される。
前述の通り、エリザベス女王杯、宝塚記念(シニア級)の2つの中距離レース(フラワーはいずれも出走しているが未勝利)、そしてライバルのゼファーが勝利したマイルチャンピオンシップ(クラシック級)には隠しイベントが用意されており、後者2つのイベントには同時期に活躍した先輩のメジロマックイーンやダイタクヘリオスらバラエティ豊かなメンバーが登場する。
そして、育成目標のうちマイル戦である4レース(阪神JF・桜花賞・マイラーズC・安田記念)を全勝し、育成目標外のマイルCSを二連覇することで、マイル戦線での功績を表彰されるイベントが発生する。大量のステータスが手に入るので、できればチャレンジしたいところ。
イベントを短縮設定にしていると、トレーナーではなくフラワーの一人称視点での回想となる。
- ☆3[Sweet Juneberry]ニシノフラワー
ストーリーイベント「宣誓、戦う君へのプロポーズ」の開催と同時に実装された☆3育成ウマ娘。
詳しくは該当記事を参照。
固有二つ名
小さな天才少女
どちらかが育成でGⅠ未勝利の継承ウマ娘から想いを継承し、阪神JF、桜花賞を勝利、スプリンターズSを二連覇し、クラシック級のうちにファン数が100,000人以上になる
- 実馬の父はアメリカGⅠを4勝しているが、母は未出走のまま繁殖入りし日本に渡った。
- シニア級のスプリンターズSのみ、史実で勝利していない。史実ではサクラバクシンオーに敗れ引退レースとなったこのレースで、有終の美を飾れるかがポイントになる。
- 適性そのままだと走れるGⅠが限られるので、ファン数条件が厳しくなる。中距離適性を上げて他のGⅠレースに出ると達成しやすい。
NPCとしてのニシノフラワー
リリース初期より、史実でのライバル関係(後述)からサクラバクシンオーの育成シナリオではライバルとして登場。その他、史実では一切関係はないがカレンチャンの育成シナリオでもライバルとして登場する。それ以外の育成シナリオでも、トリプルティアラを中心とした牝馬限定戦や、短距離&マイル系のレースに出走すると高確率で対戦できる。
芝のみならず、ダートレースにも出走する事があるので注意。
対戦相手としてのニシノフラワーはNPCとしてはかなり強い部類であり、中・長距離のゴールドシップやシンボリルドルフ、長距離のスーパークリーク並である。特にジュニア級〜クラシック級序盤では、ステータスやスキルが整っていない事が多いため、あっさり敗北する可能性が高い。
苦戦を強いられることが多いウマ娘で言えば、ウオッカ、タイキシャトル、ハルウララなどの短距離〜マイルを中心に走るキャラが挙げられる。
他にも、オグリキャップ等のように特定のマイル戦で勝利すると固有称号が貰えるキャラや、カワカミプリンセスやメジロドーベル等のように、牝馬限定戦を全勝するとボーナスが得られるキャラでは、ニシノフラワーはかなりの脅威となる。
特にサクラバクシンオーの育成シナリオに出てくる時は、ステータスに補正がかかっているため注意。とにかくスピードを上げて逃げればなんとかなるとして、育成ウマ娘の中でも特に難易度が低いとされるサクラバクシンオーの育成だが、実はスピード以外のステータスもある程度上げておく必要がある。逃げに出たサクラバクシンオーのスタミナが切れかけたところを、先行で狙ってくるのだ。
サポートカード
- SSR[まだ小さな蕾でも]ニシノフラワー
リリース初期からサポートカードガチャにて入手可能なSSRサポート。タイプはスピード。
条件を満たしやすい「根幹距離◯」や「良バ場◯」のスキルヒントの他、練習時に絆ゲージの上昇値が上がるプラスのコンディションである「愛嬌◯」が入手できるイベントや連続イベントでは直線で速度が上がるレアスキル「ハヤテ一文字」も狙えるなど、脚質や距離に関係なく便利な要素が詰まったサポートカードとして評価されている。
その分練習性能は他のSSRと比べて低めに設定されているものの、「ハヤテ一文字」の下位スキル「直線巧者」のスキルヒントを入手できるカードにはウオッカやキタサンブラック等スキルと練習性能の両面で評価の高いカードも多いため、そうしたカードとの併用で真価を発揮するサポートカードと言える。
稼働初期には重宝されるスピードタイプ、腐りにくい金スキル、「愛嬌◯」で絆ケージが伸びる(≒友情トレーニングを発生させやすい)ことから最強クラスの評価を受けていた。しかし、研究が進んだことで控えめな練習性能や、必ずしもレアスキルが貰えるわけではないという仕様も相まって、汎用性と爆発力は高いが安定感がないという評価に落ち着いている。グランドライブ実装後は固有ボーナスを含めた初期絆の高さや、練習性能を補える仕様がシナリオと噛み合い、相変わらず安定感はないものの、上振れた時は賢さSSRに勝るとも劣らない爆発力を秘めている。
- SR[あなたにささげる]ニシノフラワー
2021/4/15にレジェンドレース「スプリンターズステークス」の開催と共に実装されたSRサポート。タイプはパワー。
練習性能はさらに控えめになったが、スキルヒントの構成及び「愛嬌◯」を貰える共通イベントはスピードSSRと同様なので、廉価版SSRフラワーとも呼ぶべき性能となっている。
特筆すべきは固有ボーナスと併せたレースボーナス15%。レースボーナスが求められる環境となったクライマックスシナリオでは誰でも使える高レースボーナスカードとして、配布SSRマーベラスサンデーなどと共に広く愛されている。
- SSR[小さなカップに想いをこめて]ニシノフラワー
ストーリーイベント「栄冠のパティスリー」の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプは賢さ。レアスキルは「決意の直滑降」。
こちらは固有ボーナスとして絆ゲージが最大になると賢さにボーナスが入るという仕様になっており、最大で賢さボーナス3という破格の性能を誇る。初期絆ゲージも多く「愛嬌◯」もあるので、賢さサポート以外では上げにくい賢さを重点的に上げていくのにとても向いている。
クライマックス環境ではレースボーナス面でSSRナイスネイチャに遅れを取り人気は下火であったが、グランドライブではスピードSSR以上の安定感を誇り、期待以上の活躍を見せている。
- SSR[朝焼け苺の畑にて]ニシノフラワー
2024年6月26日より育成シナリオ「収穫ッ!満腹ッ!大豊食祭」の開催と同時に実装されたSSRサポート。タイプはパワー。
関連人物
史実では西山牧場所有馬繋がりに加えて、フラワーとの間に子供がいる組み合わせ。
フラワーにとっては「いっぱい傍にいてくれる、とっても優しいお空みたいに綺麗な人」。スカイもスカイで黄金世代の同期とはまた別の特別な思いが彼女にあるのか、劇中でも度々フラワーの相談や雑談を引き受けている。アプリゲーム版でのSRサポートカード「[あなたにささげる]ニシノフラワー」に至ってはイラストが2人のツーショット。これは史実でニシノフラワーとセイウンスカイの墓が隣同士である為だと考えられる。
スカイ本人はフラワーの努力家でひたむきな姿勢にちょっとした憧れの念を抱いているようで、彼女を心配する姿もちょくちょく見かける。美化委員には入部していないが、フラワーが諸事情で不在の場合はたまに彼女の花壇を密かに手入れしているそうな。
こちらも史実では子供がいたりする組み合わせ(また、モデル馬の主戦がどちらも河内洋元騎手である繋がりもある)。
フラワーから見たタキオンは「難しい研究をたくさんしているお喋りが楽しい方」らしい(どこかのコーヒー好きが聞いたら困惑しそうな評価だが)。世話好きな彼女の性格には結構世話になっているらしく、劇中でもちょくちょくフラワーを可愛がっている。
やっぱりこちらも史実で子供が(ry
一応活躍年代だとフラワーの方が早いのだが、『ウマ娘』世界だとタイキが先輩扱い。距離適性的には上記の二人よりも近かったりする。フラワーからは「何かあった時には頼るのはタイキ先輩」と言われる程懐かれている様子。ちなみに、両者の身長を比べると実に37cm差となる。
短距離・マイルで先行・差しがAと距離・脚質適性が非常に近いこともあって、因子継承の相性も特に高く設定されている。
特に上記の三名は史実の関係が関係なので、ゲーム版の育成ストーリー内では頻繁にフラワーと絡む場面がある。ここまでいくと彼女がちょっとした乙女ゲーの主人公みたいなポジションにも見えるが。
同期で同室のルームメイト。モデル馬が同世代同士で、2歳GⅠ(当時の表記で言う3歳GⅠ)を制し、主戦騎手に平地GⅠ初勝利をもたらしたなどの共通点がある。
最初はなかなか打ち解けられなかったようだが、一緒に生活する中で徐々にコミュニケーションを取れるようになった。フラワーから見たブルボンは、「とってもかっこよくて優しいお姉さん」とのこと。
アプリゲーム版のストーリーイベント第10弾『栄冠のパティスリー』では「夕春チョコレート・コンテスト」の助っ人として彼女を指名するなど、ブルボン側もフラワーを友人としてリスペクトしていることが窺える。
ご存知、同期のスーパー短距離走者。彼女のグイグイ来る性格にはちょっぴり押されがちだが、なんだかんだフラワー的にはかっこいいお姉さん…ではあるらしい。
アプリゲーム版の育成ストーリーでは短距離・マイル戦などで鎬を削るライバルでもある。お互いに相手のスピードSSRのサポートイベントにも登場し、空回りしがちなバクシンオーをフォローしようとしたりする姿を見る事ができる。
アプリゲーム版の育成ストーリー内ではバクシンオー同様に序盤~終盤通してレースを繰り広げるライバル格。ゼファーにとってフラワーは、自身に強烈な『風』を感じさせてくれる存在のようだ。物語のレース関連のお話では大体重要な局面で絡みがある。また、モデル馬2頭共に田原成貴騎手が一度だけ代打で騎乗している繋がりもある。
フラワーよりも先にデビューしているマイル戦の実力派パリピ系ウマ娘。ゲーム版ではマイルチャンピオンシップなどで彼女と戦う機会もある。彼女には「ちゃんフラワー」や「フラたん」などの愛称で呼び慕われており、プライベートでもよく遊びに誘われていることが示唆されている。
ヘリオスと同じくギャル系のウマ娘。アプリゲーム版の育成ストーリー本編ではあまり絡みはないが、ストーリーイベント「栄冠のパティスリー」では同じ「夕春チョコレート・コンテスト」に参加。最初は微妙に距離感がある二人だったが、お洒落に興味がある者として、なんだかんだ普通に会話する位の仲に。意外とフラワーとギャルは相性が良いのだろうか。
なお、この他にも同じ美化委員のグラスワンダーやエアグルーヴ、プライベートで良く絡むビコーペガサスやスイープトウショウ・マヤノトップガンなどと、ゲーム内でも様々なキャラと交流がある。
競走馬『ニシノフラワー』
だって私は
まわりを見れば
おや、女の子たちしか
いないじゃないか
ここではさすがに
負けないよ
だって男の子たちに
混じったとしても
駆けて弾けて
やっつけてしまう
私なのだから
- 名馬の肖像 2020年阪神ジュベナイルフィリーズより
ニシノフラワーは1989年4月19日に生まれた競走馬で、後に繁殖牝馬となる。
サクラバクシンオーやミホノブルボン、ライスシャワーやマチカネタンホイザは同い年である。主に短距離〜マイル路線で活躍し、サクラバクシンオーが1200mのレースで唯一敗れたレースの勝ち馬でもある。
1991年に佐藤正雄を背にデビュー。同年12月1日の阪神3歳牝馬ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)を優勝し、JRA賞最優秀3歳牝馬を受賞した。
※注:レース名、部門賞名の年齢は当時のもの。ちなみに、阪神3歳牝馬ステークスはこの年から牝馬限定戦になった。
翌1992年の桜花賞から引退まで、主戦騎手は牝馬の扱いに定評のある河内洋に代わった。
桜花賞を勝利するも、オークス(優駿牝馬)は7着、エリザベス女王杯は3着に終わった。
オークスもエリザベス女王杯も距離が長すぎたと判断した陣営は、短距離路線に活路を求めた。
同年末のスプリンターズステークスでダイタクヘリオス、サクラバクシンオー、ヤマニンゼファーらを抑えGⅠ3勝目を挙げた。この年にはJRA賞最優秀4歳牝馬、及びJRA賞最優秀スプリンターを受賞。
※注:部門賞名の年齢は当時のもの
1993年も現役を続行。初戦のマイラーズカップ(GⅡ)を勝利し、この年から国際競走となった安田記念では1番人気に推されるが、思いっきり引っかかってしまい10着に沈む。
夏のグランプリ宝塚記念にも挑戦し、メジロマックイーン、メジロパーマーに次いで3番人気に支持されたが8着。スワンステークスは2番人気で3着、マイルチャンピオンシップは不良馬場で13着と大敗。
連覇を狙ったスプリンターズステークスはサクラバクシンオーに敗れて3着に終わり、これを最後に現役を引退。
引退後は繁殖牝馬となるも、残念ながら直仔からは重賞勝利馬は出なかった。
しかし、西山牧場の後輩であるセイウンスカイとの間に産んだ6番仔ニシノミライの血統から、自身から見て曾孫にあたるニシノデイジー(2016年生まれ)が2018年にGⅢ札幌2歳ステークスとGⅢ東京スポーツ杯2歳ステークスを、2022年にJ・GⅠ中山大障害を勝利し、牝系子孫として重賞勝ちを果たした。
墓は西山牧場にあり、セイウンスカイの墓碑に寄り添うように建てられた。自ら輸入した種牡馬の失敗などで経営不振のさなかにあった西山牧場が彼女の活躍によって一時持ち直したことから、その墓碑には
「天才少女から偉大な母へ 西山牧場を救った名牝に 感謝を込めて」
と刻まれている。
史実で対戦経験のあるウマ娘
強調はニシノフラワーが先着したレース。
(※)はアニメオリジナルウマ娘。アニメ2期に登場。
・ヤマニンゼファー……92年スプリンターズS、93年マイラーズC、安田記念、スプリンターズS
・チアーリズム(※シンホリスキー)……92年スプリンターズS、93年マイラーズC
・ケーツースイサン(※フジヤマケンザン)……93年マイルCS
- 92世代(同期)
・サクラバクシンオー……92年スプリンターズS、93年スプリンターズS
・デュオプリュウェン(※セキテイリュウオー)……93年宝塚記念
・シンプトンダッシュ(※アイルトンシンボリ)……93年宝塚記念
・シュプールムーバー(※エルカーサリバー)……93年マイルCS
※主に牝馬短距離路線の為、サクラバクシンオー以外の同期(ミホノブルボン、ライスシャワー、マチカネタンホイザ)とは対戦経験がない。
余談
「飛び級」設定について
ウマ娘ニシノフラワーの小柄・飛び級の設定は、史実のニシノフラワー号がデビュー前に複数の厩舎から入厩を断られたほど小柄で華奢な牝馬であり、それにもかかわらずデビューするや阪神3歳牝馬ステークス(現:阪神ジュベナイルフィリーズ)・桜花賞とGⅠを連勝。さらには同世代の牝馬限定戦に留まらず、同年のスプリンターズステークスを年上の一流牡馬たちをも抑え4歳(現3歳)で制覇し「天才少女」と讃えられた史実を基にしていると考えられる。
リニューアル前のプロフィールには「飛び級で入学した」ことが明記されていたが、リニューアルに伴って削除されていた。ゲームリリース後長らく言及されなかったことから死に設定化したのではないかとの疑惑も持たれていたが、2022年1月実装の賢さSSRのイベントで現在も設定が継続されていることが確認され、育成実装の際も飛び級設定を軸の1つとしたストーリーが組まれている。
関連イラスト
関連動画
CM「Queens」ニシノフラワー 前篇
CM「Queens」ニシノフラワー 後篇
関連項目
河内洋元騎手繋がり
- アグネスタキオン(ウマ娘):2頭の産駒が誕生。フラワーの娘ニシノミライとの間にも1頭誕生(ニシノデイジーの母ニシノヒナギク)している。
- メジロラモーヌ(ウマ娘):フラワーとは桜花賞制覇繋がりの他、GⅠ3勝同士でメジロドーベルに抜かれるまで牝馬最多タイ記録保持者の繋がりもあった。
- メジロアルダン(ウマ娘)
- オグリキャップ(ウマ娘)
- メジロブライト(ウマ娘):誕生日が同じ。
- サイレンススズカ(ウマ娘)
佐藤正雄元騎手繋がり
- ワンダーアキュート(ウマ娘):チューリップ賞までの主戦・佐藤正雄元騎手が調教師転向後に管理。
同期だが対戦経験のないウマ娘
史実で産駒がいるウマ娘
- セイウンスカイ(ウマ娘):西山牧場繋がり。フラワーとの産駒にニシノミライ。
- タイキシャトル(ウマ娘):フラワーの娘ニシノミライとの間にも1頭産駒が誕生している。
- アグネスタキオン(ウマ娘)
史実で産駒が誕生しなかったウマ娘
- タニノギムレット(ウマ娘)(2009年 不受胎)
- シンボリクリスエス(ウマ娘)(2011年 不受胎)
外部リンク
- 第39回「ぱかラジッ!~ウマ娘広報部~」 ゲスト:河井晴菜