「がお~!よそ見してると、噛みついちゃうのだ!」
プロフィール
キャッチコピー | いたずら大好き!構わないと噛みつくぞ! |
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誕生日 | 4月14日 |
身長 | 152cm |
体重 | 増減なし |
スリーサイズ | B78・W59・H88 |
靴のサイズ | 左右ともに22.5cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | いたずら、穴掘り、屋根の上に登ること |
苦手なこと | わたあめ |
耳のこと | 新しいいたずらを思いつくとぴこぴこする |
尻尾のこと | 朝起きるとよだれがついていることがある |
家族のこと | 父の会社のCMソングを家族で合唱する |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①ルームメイトがいない時は寝付けない / ②歯磨きに10分以上かけている |
自己紹介 | ガオ~ッ!シンコウウインディなのだ!ビビったか?正直に怖いって言えなのだ~!…おいっ!無視するなっ!ガブーッ! |
CV | 高田憂希 |
噛み癖のある狼……ではなくウマ娘。イタズラ好きでヤンチャで、常に誰かに気にかけてもらわないと気が済まない。
噛みつくのはかまってほしいアピールなのだが、本人に全くその自覚はなく、ワイルド気取りである。
いつも「のだ!」「なのだ!」口調で話す。
(公式ポータルサイトより)
(リニューアル前)
感情の起伏が激しく、時には相手に噛みついてしまうこともある気性の激しい元気っ娘。
かなりの寂しがり屋で、構ってほしいがためにあの手この手でイタズラを仕掛けてくる。
解説
ギザ歯が特徴的なイタズラ好きのウマ娘。一人称は「ウインディちゃん」、語尾に「なのだ」を付けて喋るのが特徴。
ぱっと見の印象からは想像がつかないがこれでも社長令嬢であり、両親はおろか会社の社員からも一挙手一投足を褒めちぎられるなど甘やかされて育った結果、自分が注目を集めるのは当然という価値観が生まれるに至った。
モチーフは1990年代後半に活躍し、中央競馬初のダートGⅠ馬である一方、レース中の嚙みつき癖でも知られた実在の競走馬『シンコウウインディ』号。
しかしその価値観が生まれ育った家庭の外の環境で通じなかった結果、周囲の注目を集めたい、誰かに認めて貰いたいという心情から行動に移し、イタズラという形で発露し、現在の闘争心と承認欲求を強く併せ持った人物となった。
現在のイタズラ好きな姿も所謂誰かにかまって貰いたい思いから行っている一種の「作ったキャラクター」であり、劇中でとあることが要因で炎上沙汰になった際にはいつもよりも大人しくなったり、ストーリーモードでは誰にも構われなくなった結果トレセンを辞めようとまで口にしてしまうなど、本質は極度の寂しがり屋。
また、実は自分が実際の周囲からどういう視線で見られているのかにもある程度理解しており、ただのイタズラでは数日もすれば皆から忘れられてしまうことも察している。そのため、もっと強い注目を集めるために奔走した時、レースを観戦。主役の座を勝ち取り注目されたウマ娘を見て、自分もレースに参加することを決める。
イベント第18弾『テイズ・イン・ア・フラッシュ』では仲間集めをドトウに指摘されても「どーせまたバカにされる」と拒否したり、上記の炎上沙汰でネット上でもミームとして扱われていること「今めげたら『卑怯な噛みつきウマ娘』って汚名は一生そのまま」と足掻くなど、他人からの視線には人一倍敏感。
そんなかまってちゃんなので、『うまよん』ではイタズラをしては追いかけてくるビコーペガサスの事を気に入っており、彼女の前でよく悪戯を仕掛けたり、ヒーロー好きの彼女の趣味に合わせて特撮ヒーローもの『キャロットマン』(再放送)を見てより理解を深め、ヒーローごっこのノリで付き合ったり、しまいには風紀委員のバンブーメモリーも追いかけ出すと、相手が増えたと喜んでいた。
更に、キャロットマンの視聴から新しいイタズラの構想を練ったり、敢えて罰を受け清掃したプールにイタズラを仕込むなど、妙なところで労力を惜しまない。そんな行動力や上記の他人の目を理解し、度重なるイタズラで失敗も含めて行動という過程と結果の試行錯誤を重ねた性分が転じてか一介の会社の社長である父からの血筋か(予算や人員確保の問題が隅に追いやられがちなのは否めないが)、企画力そのもの自体は生徒会にも一定の評価を受けている。
と言うか、イタズラ自体も引っかかった相手を必要以上に傷つけたり貶めるものは少なく、更に失敗も重ねた分、結果を見据えて暴走することはなく積み重ねを重視して現実的に考えており、ワガママではあるが身勝手とは違い、目的のためには自分で行動しなければならないことを潜在的に理解しているなど、やりたい事にしか費やさないだけで、相当に聡い。
「ぱかチューブっ!」でもトレーナーにとあるイタズラ込みのプレゼントを送っており、様々なイタズラを日夜研究している様だ。
また、あまのじゃくな性分らしく、ビコーペガサスやカワカミプリンセスとともに、キャロットマン・プリファイのオールスター映画の鑑賞をするイベントで、悪役側が好きと公言しており、悪役が負けた腹いせに映画のネタバレをしようとしていた(しかしカワカミに、悪役側のラストのどんでん返しもネタバラシすることになると止められて未遂に終わる)。
外見、声色、言動の幼さやルームメイトが居ないと寝付けないというヒミツから中等部かすら怪しいほどだが、これでも高等部。しかも同じく高等部であるゴールドシチーが先輩をつけて呼んでいるのと、エアグルーヴやアドマイヤベガ達とクラスメイトなので高2で確定。色々と大丈夫なのだろうか…。
容姿・デザイン
幼さが残る勝ち気な面立ちにギザ歯、栗毛のミディアムボブの無造作ヘアはまるで野生児。前髪のつむじ近くには花びらを載せたかのような申し訳程度の白いメッシュ、筆のように逆立ったアホ毛がある。もみあげあたりの髪だけ色が濃くなっており、さながら垂れ耳を思わせる。右耳にはギザ歯を象ったリング状の耳飾りを付けている。
紹介動画でも見られるような、両手を両耳付近に挙げた威嚇のポーズがトレードマーク。「イタズラするぞ!」「噛み付くぞ!」という意思表示なのだが…トレーナー達に伝わっているのだろうか(かわいい)。
- 勝負服(原案)
白のブラウスに黒いネクタイを締め、裾が歯をかたどった模様の黒いパーカーを羽織る。黒基調のカラーリングは、モデルとなった「シンコウ」の勝負服が黒一色だったことによるものだろう。
- 勝負服(リニューアル版)
アプリゲーム版での名称は「Wicked Punk」。
- 私服(アプリゲーム版)
マンガ版
うまよん
噛みつき癖をヒシアマゾンに咎められるも反省しなかったのでお仕置きされかかったが、そのお仕置きの実行者がアグネスデジタルだったので‥‥。
後にそのことがトラウマになって、噛めない鬱憤晴らしに大好きなとうもろこしを食べようとした場面で不穏な眼差しを感じ唾を飲む音を聞いて苦しむほどに。
上記の様に、イタズラしては追い掛けてくるビコーと一緒に登場することが多い。
アニメ版
RTTTシリーズ
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
リリース時点ではレースに登場しておらず、一部ウマ娘のイベントにわずかに登場。
2021年6月21日にはサポートカードとしてRレアリティの[トレセン学園]とSRレアリティの[///WARNING GATE///]が実装。アオハル杯では数少ないダート適性Aのウマ娘なので重宝する。
育成ウマ娘としては2023年2月13日にチャンピオンズミーティング「アクエリアス杯」のリーグ選択開始とともに実装された。
これまでの「育成キャラは、育成中に長期休養を余儀なくされる程の怪我は描かれない(怪我の運命を免れる)」という法則を破るように、育成ストーリーのエンディングで怪我をする初めてのウマ娘であった。
育成ウマ娘
- ☆3[Wicked Punk]シンコウウインディ
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
99 | 76 | 107 | 81 | 87 |
+10% | +0% | +10% | +10% | +0% |
バ場適性 | 芝 | F | ダート | A |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
C | A | B | G | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
G | A | B | F |
サポートカード
- SR[///WARNING GATE///]シンコウウインディ
2021/6/21にバンブーメモリー(SSRサポートカード)、ヒシアマゾン(☆3育成ウマ娘)とともに登場したSRサポート。タイプはスピード。
ヒント関係のボーナスは持たないが、友情ボーナスは固有込みでスイープトウショウを上回るほど高く、育成シナリオ「アオハル杯」に置いては高いレースボーナスとファン数ボーナスに加え、初戦のダートの勝率を上げられる点がメリットして上げられる。
ただし無凸だとトレーニング効果が無いので1凸はしておくことが勧められており、「最優先で金結晶を使うSR」の一つに挙げられる(スイープは無凸でも強いため)。
なお、ダートコースにトレセン学園の体操服姿でゲートに収まった姿のため、特定のレースモデルではなく練習風景と思われる。
- SSR[とびだせ!恐怖の魔王軍]シンコウウインディ
ストーリーイベント「デイズ・イン・ア・フラッシュ」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプは根性。
初期パワー・スピード・根性・絆ゲージアップや得意率アップ、ヒントレベル&発生率アップなど、とにかく育成序盤にありがたいサポカ。レースボーナスはないためクライマックスシナリオでは活躍しにくいが、友情トレーニングが重要なグランドライブでは活躍が見込める。
イベントSSRなので凸を重ねやすい反面、イベント期間が過ぎると現状入手手段が「回想のしおり」による入手しか無くなってしまうのがデメリット。
競走馬『シンコウウインディ』
夜明けの咆哮
木々をなぎ倒し
岩を打ち砕きながら
道を作ってきた
幾多の先人たちよ
その志を受け継いで
獰猛な獣が駆ける
凍てついた砂を
熱い咆哮で溶かしていく
いま夜は明けて
新たな時代が始まる
- 名馬の肖像 2021年フェブラリーステークスより
1993年生まれの栗毛の牡馬(96世代)。父デュラブ、母ローズコマンダー、母父ダストコマンダーという血統。
主な勝鞍は1997年のフェブラリーステークス。中央競馬初のダートGⅠ馬であるが、同時に「レース中の噛み付き癖(競馬用語で咬癖)」という事績で知られた珍馬でもある。
冠名「シンコウ」は、馬主が経営していた「パッ!とさいでりあ~」のCMで知られた建材・リフォーム業者「新興産業」に由来する。
1996年の1月にデビューし、新馬戦に勝利。しかしその後芝のレースでなかなか勝てず、ダート路線に活路を見出す。
条件戦館山特別では、最終直線で抜け出し勝利は決まったかと思われたが、追ってきた他馬に噛み付きに行った(未遂)ことが原因で2着に敗れた。この珍事で条件馬ながら一気に競馬ファンの話題を集める。
次走のユニコーンステークス(GⅢ)では1着入線のバトルラインから大きく離された2着入線だったが、同馬の降着処分によりラッキーな形で重賞初挑戦で制覇、オープン馬昇格を果たした。
ところが次戦、大井競馬場で行われたスーパーダートダービーは逃げるサンライフテイオーにまたも噛み付きにいったことでスピードが鈍り2着。続く盛岡競馬場でのダービーグランプリは3着に終わった。
1997年には、この年からGⅠに昇格したフェブラリーステークスを岡部幸雄とのコンビで勝利、中央競馬初のダートGⅠ馬という栄誉に輝いた。しかし同年の帝王賞(大井競馬場)で7着に敗れた後に脚部不安が見つかったことで、2年間の長期休養を余儀なくされる。
1999年に復帰するも、安田記念でブービーの13着になってからは、完走が精一杯の状態となり、同年9月限りで引退した。
引退後は種牡馬になったが、産駒成績は全く奮わず、加えて馬主が本業の経営不振から馬主業から撤退するトラブル等もあって相手が集まらなくなり、2006年に繋養されていた牧場を買い取ったダーレー・ジャパンの下で当て馬兼功労馬になった。
しかし、当て馬としてはとても優秀らしい。気乗りしない繁殖牝馬に蹴られたりすることもある損な役回りだが、ウインディはへこたれず引きずらず、縁の下の力持ちとして生産現場を支えているそうだ。ダーレー・ジャパンのスタッフからは「長らく色々な当て馬を見ているが、こんなに上手い馬は滅多にいない」と評されている。往年の噛み付き癖も、スキンシップの甘噛み程度に制御できるようになったらしい。
2023年5月にそれまでウマ娘のモデル馬の中で本馬よりも長寿であったウイニングチケットやナイスネイチャが相次いで大往生を遂げた事で本馬が実名で登場する存命中のモデル馬の中で最高齢となった(※)。
しかし2023年9月28日、繋養先のダーレー・ジャパンの公式X(旧Twitter)より、シンコウウインディが前日に亡くなった事が伝えられた。享年30歳。ウマ娘公式X(Twitter)のほか、声を担当した高田憂希からも追悼のコメントが寄せられた。
ちなみに噛み付きと並んで穴掘りの描写もやたらと目立つが、実際のシンコウウインディ号もゲート内で地面を掘る癖があったという。
また上記の嚙み付きによるペナルティだが、シンコウウインディのケースでは生じていない。
JRAのルールにおいて「走行妨害がなければ被害馬が加害馬に先着していた」場合に失格や降着などのペナルティが生じるが、シンコウウインディは噛み付きに行って相手を勝たせ、他の馬の邪魔になっていないため、ペナルティが生じなかったのである。
史実で対戦経験のあるウマ娘
強調はシンコウウインディが先着したレース。◎は勝鞍。☆は勝ち馬。
〈※〉はアニメオリジナルウマ娘。アニメ1期に登場。
〈★〉はシンコウウインディの育成シナリオに登場するウマ娘。
〈◯〉はシンコウウインディのウマ娘ストーリーに登場するウマ娘。
・ ヤマトマリン(★ダイワオーシャン)……96年館山特別☆
- 96世代(同期)
・ 噛まれたウマ娘(◯サンライフテイオー)……96年Sダートダービー☆、ダービーGP
・ 縞々リボンのウマ娘(◯ストーンステッパー)……97年フェブラリーS◎
・ ジハードインジエア(※エアジハード)……99年安田記念☆
ほぼダート専門の為、同期エアグルーヴとの対戦はない。
また、活躍時期の関係で砂の女王(93世代)、栗毛の来訪者(97世代)とも対戦がない。
※変名ウマ娘のモデルを含めた場合、ウマ娘プリティーダービースターブロッサムに登場するヨシノプリヴェールのモデルとされるサクラエイコウオー(32歳、2023年12月30日没)を経て、メジロドーベル(30歳)、牡馬に限るとグラスワンダー(29歳)が2024年10月現在最高齢となる。
関連イラスト
関連項目
エアグルーヴ:同じ1993年生まれだが、一度も対戦していない。
バブルガムフェロー:同じく対戦は無いがエアグルーヴとの対戦はある。また岡部幸雄元騎手主戦繋がりでもある。
ビコーペガサス:2歳年上。1997年のフェブラリーステークスで対戦。
タマモクロス:モデルのタマモクロスも噛み付き癖があることで知られた。
フェブラリーステークス勝ち馬繋がり
砂の女王:1996年 フェブラリーHC時代から通して史上唯一の牝馬制覇
栗毛の来訪者:1999年 JRAのGⅠを制した史上初の地方馬
アグネスデジタル(ウマ娘):2002年 史上初GⅠ4連戦4連勝
青鹿毛のウマ娘:2009年 スマートファルコン育成シナリオに登場
コパノリッキー(ウマ娘):2014-15年 史上4頭目のGⅠ最低人気勝利→1番人気で連覇
主戦騎手・岡部幸雄繋がり
※育成シナリオのイベントでも登場、上記のバブルガムフェローを除く