「わたしのおすすめスタイルは──これ!あなたを1番輝かせてくれるはずです♪」
プロフィール
キャッチコピー | 輝きは磨くもの!きらめくファッショニスタ |
---|---|
誕生日 | 4月12日 |
身長 | 156cm |
体重 | 成長中 |
スリーサイズ | B82・W51・H80 |
靴のサイズ | 左右ともに24.5cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | コーディネート、ヨガ、神経衰弱 |
苦手なこと | 足裏マッサージ |
耳のこと | 丁寧な耳マッサージで血行をよくしている |
尻尾のこと | アレンジパターンがいくつもある |
家族のこと | 家族ぐるみで、お姉さんと付き合いがある |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①ガラス工芸家にも興味アリ / ②『お姉ちゃん』と出会う前はかなり甘え下手だった |
自己紹介 | はい!ノースフライトです!衣装とメイクとアクセサリーと、そしてたゆまぬ努力と。全てで磨いたわたしの輝き、見てください! |
CV | 指出毬亜 |
なんでもドレスアップするのが大好きなお洒落さん。
「どんな素材もデザインと着こなし次第で輝く」というのが彼女のモットーだが、それは彼女自身の体質と経験が基になっているようだ。
『フーちゃんのファッションアドバイス』は学園のウマ娘たちの間で大人気。
(公式ポータルサイトより)
概要
ノースフライトは、クロスメディアコンテンツ『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。モチーフは実在の競走馬・繁殖牝馬「ノースフライト」号。
サクラバクシンオー号のキャリア後期のライバルで、1994年のマイル戦線を席巻。“マイルの皇帝”ニホンピロウイナー号以来史上2頭目 (牝馬では初)の春秋古馬マイルGⅠ連覇を達成し、“マイルの女王”と称えられた。
愛称の「フーちゃん」は、実馬の担当の石倉幹子厩務員がつけたニックネームが由来。京都大学卒の女性厩務員という珍しさからか、ウマ娘にもその要素が受け継がれている。
2023年9月17日のイベント『ウマ娘5th名古屋Day2』でビジュアルと声優が発表、2024年1月31日にアプリゲーム版に登場。
寮でのルームメイトはアストンマーチャン。モチーフ元が短距離・マイル路線の牝馬である、私服でのみメガネをかけている、固有二つ名の最後が「○○ちゃん」、という共通点がある。
前述の通りファッションセンスが良くコーディネートに長けておりトレセンの学生であるウマ娘は勿論、相談を受ければ成人男性、或いは女性であるトレーナーのファッションコーディネートもアドバイスする。
ファッションだけでなくトレーニングのアドバイスも受け付けている。
容姿・デザイン
明るい鹿毛のカールボブ。ピンクと黄色のメッシュは、実馬の手綱の色に由来。真ん中に穴を開けた海老色のカクテルハットを左耳に通して被っている。
私服の際は眼鏡をかけている模様。
2024年2月14日のビコーペガサス実装に合わせてアプリゲーム内にて初公開。
フライトの名に違わず、羽を連想させる衣装が特徴的なドレス風衣装。
黒、及び大北牧場勝負服の海老色を基調とした服に、同じく勝負服由来の青空色のベルトがあしらわれている。首元にスカーフを巻いているため、どこかキャビンアテンダントを彷彿とさせる部分もある。手には勝負服カラー2色の紐で縛った黒手袋を着用している。また、足には透け感のあるタイツを着用。このため前面から見ると露出度は少なめに見えるものの、背後は肩甲骨がはっきり見えるほど大きく開いている。背面の腰にリボンを付けており、そこから尻尾を挟み込むように左右へ延びる長く透明な布が、まるで尾翼のように見える点が特に印象に残る。
アニメ版
RTTTシリーズ
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけ登場する。フライトがアニメ作品に登場するのは今回が初となる。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
2024年1月31日より開催のストーリーイベント「おでんせ!和みの幸味庵」より初登場。また、ストーリーイベントの報酬よりSSRサポートカード、サポートカードガチャよりRサポートカードが同日に実装された。
育成ウマ娘としては2024年5月20日より実装。
ビコーペガサスの育成ストーリーではライバルウマ娘の一人として登場。サクラバクシンオーとともに短距離路線の二強と称されており、共に短距離界を盛り上げてきたことが回想にて語られている。しかし距離適性の違いから完全燃焼できる勝負まではかなわなかったらしく、マイルCS前にはバクシンオーから聞かされたある決断についてビコーペガサスに相談し…。
本人の育成シナリオでは新人という事もあって中々ウマ娘から相手にされず服装を変えてイメージを変えようとするプレイヤートレーナーの前に偶然現れファッションをアドバイスしてくれる。トレセン学園でも出会うが同僚のトレーナーからは担当をするには難しいと評され、見ているうちにその評の謎が明らかになる。
育成ストーリーで登場する昔世話になった『お姉ちゃん』とはノースフライト号の厩務員を務めた人がモデルではないかと思われる。
育成ウマ娘
- ☆3[Looking Fly!]ノースフライト
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
97 | 76 | 93 | 94 | 90 |
+20% | +0% | +0% | +0% | +10% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
C | A | B | G | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
D | A | D | C |
サポートカード
- SSR[ゴー・ファッショニスタ!]ノースフライト
ストーリーイベント「おでんせ!和みの幸味庵」にて報酬での配布として登場したSSRサポート。タイプは賢さ。
競走馬『ノースフライト』
輝ける場所
間に合わなかったし
誰かの引き立て役
でも気づくことができた
ここでなら私は飛べる
機会は限られるかも知れない
だから決して見逃さないで
光放ちながら羽ばたく様を
牝馬初「春秋連覇」 完全無欠のマイル飛行
- 週刊100名馬vol.32『ノースフライト』表紙より
父は凱旋門賞馬にして1990年代における日本競馬の輸入種牡馬御三家(他2頭はブライアンズタイム、そしてサンデーサイレンス)トニービン。ノースフライトはそのトニービンのファーストクロップ(初年度産駒)であり、ベガやウイニングチケットと並ぶトニービンの代表産駒の一頭である。
主な勝鞍は1994年春秋マイル(安田記念・マイルチャンピオンシップ)連覇。
母はTTGと同じ76世代の母シャダイフライト。特に目立った産駒はおらず、社台グループが誇る凱旋門賞馬トニービンの種がついた状態で社台グループの繁殖牝馬セールに出されたが、全くと言っていいほど注目されず、大北牧場がスタート価格に10万円上乗せした410万円という破格の安さで競り落とした。
母父ヒッティングアウェー(トウルビヨン系)は父として中山大障害馬のオキノサコン、カチウマタローなど優秀な障害馬を送り出し、飛躍前の社台グループを支えた1頭。
母父としてもノースフライト以外にダイナシュート(代表産駒は高松宮記念馬アドマイヤマックス、牝系孫にラインクラフト)やダイナマイン(代表産駒は中山大障害2勝のブロードマインド)、ダイナシュガー(代表産駒はムッシュシェクル、シクレノンシェリフ兄弟)等、競走馬としても肌馬としても優れた牝馬を出している。
ノースフライトは牡馬と見紛う良い馬格をもって生まれたが買い手がつかず、結局牧場所有のままデビュー。
馬名は母の名から「フライト」、牧場名の「大北」から「ノース」を取って「ノースフライト」と命名された。
担当厩務員は石倉幹子で、「フーちゃん」というニックネームをつけたのも彼女。女性の厩務員は珍しく、競馬ブームの最中ということもあってノースフライトとともに注目された。
ジョッキーは全11戦中、武豊と角田晃一が共に5回ずつ騎乗。GⅠレースは全て角田が騎乗した。
体質が非常に弱かったためにデビューが4歳(現在で言う3歳)にズレ込んだことで春のクラシック戦線には間に合わなかったが、秋のエリザベス女王杯(※当時は秋華賞が無く、3歳牝馬三冠の最終戦だった)出走に向け、格上挑戦となるGⅢ(現GⅡ)・府中牝馬ステークスを制して重賞初制覇を成し遂げると、本番となるエリザベス女王杯でホクトベガの2着に入ったことで注目を集める。
その後は年末のGⅢ・阪神牝馬特別(現GⅡ・阪神牝馬ステークス)を制すると、翌1994年からはマイルを中心に活躍の場を移し、牡馬すら問題にせず蹴散らして生涯通じて11戦8勝、連対を外したのは1度のみ、ニホンピロウイナー以来となる安田記念・マイルチャンピオンシップの春秋マイルGⅠ連覇、1600m、1700mのレースにおいては通算7戦7勝という戦績を残して引退し、「マイルの女王」と呼ばれた。
1994年 安田記念 サクラバクシンオーとの直接対決
引退後の1995年には、1994年度JRA賞の「最優秀5歳以上牝馬(現在の最優秀4歳以上牝馬)」に選出されている。
「スプリント王者」ことサクラバクシンオーとは、その戦績から「1200ならバクシンオー、1600ならノースフライト」とファンの間で呼ばれ、当時混同されていたマイル短距離路線に置いてそれぞれの得意距離で強さを発揮し、「マイラー」というジャンルを確立した草分けとも言われている。
ちなみに、生涯を通じて彼女に先着した牡馬はスワンステークス(1400m)で勝利したサクラバクシンオーただ一頭のみである。
ちなみに、JRA賞最優秀短距離馬は引退レースであるスプリンターズステークスでレコード勝ちを決めたサクラバクシンオーが受賞したのだが、「安田記念とマイルチャンピオンシップの両方でサクラバクシンオーに勝っているノースフライトが選ばれないのはおかしい」「そもそも1600mは『短距離』というカテゴリーに入るのかどうか、きちんと説明すべきだ」といった論争を巻き起こした。
そういった意味でも、ノースフライトとサクラバクシンオーの存在によって、現在の競馬界におけるスプリント・マイルという路線の区別が明確化されたというのは間違っていない。
なお、2023年以降はJRA賞最優秀短距離馬も「JRA賞最優秀マイラー(1400m~1600m)」「JRA賞最優秀スプリンター(1400m未満)」の2つに分割されている。
現役引退後は繁殖牝馬となる。目立つのは3番仔のミスキャストくらいだが、そのミスキャストが種牡馬としてビートブラックを輩出し、天皇賞馬の祖母となった。
ちなみにサクラバクシンオーの方も孫にキタサンブラックがおり、短距離で名を馳せた2頭がどちらも孫世代で天皇賞馬を輩出、しかも偶然にもどちらも「ブラック」の名を冠しているのは、何の因果だろうか。
繁殖牝馬引退後は功労馬として余生を過ごし、2018年1月に老衰のため28歳で死去した。
史実で対戦経験のあるウマ娘
強調はノースフライトが先着したレース。☆は勝ち馬。◎仔は勝鞍。
(※)はアニメ2期に登場。
(■)はスターブロッサムに登場。
(▲)はユキノビジンシナリオに登場。
(◯)はシンコウウインディシナリオに登場。
・シュプールムーバー(※エルカーサリバー)…94年マイラーズC◎
・サクラバクシンオー…94年安田記念◎、スワンS☆、マイルCS◎
- 93世代(同期)
・ファーメントウィン(※エルウェーウィン)…94年マイラーズC◎
関連イラスト
関連項目
ノースフライト:モデル馬
関連ウマ娘
同期(93世代)
※BNWの3頭とはいずれも対戦経験なし。
- ロイスアンドロイス(ウマ娘):トニービン初年度産駒
- ファーメントウィン:モチーフ馬エルウェーウィン
- アーケードチャンプ:モチーフ馬ステージチャンプ 対戦経験無し
- ユキノビジン(ウマ娘)
- ハープアルファ:モチーフ馬ベガ、同じトニービン初年度産駒牝馬
- 砂の女王:モチーフ馬ホクトベガ、エリザベス女王杯でワンツー
※同期牝馬3頭と最初で最後の対戦が第18回エリザベス女王杯(1着ホクトベガ、2着ノースフライト、3着ベガ、10着ユキノビジン)
対戦経験あり
- サクラバクシンオー(ウマ娘):1歳年上。3度対戦し2勝1敗。
- ビコーペガサス(ウマ娘):1歳年下。2度対戦し2勝0敗。シナリオにて対戦相手として登場。
角田晃一元騎手繋がり
- フジキセキ(ウマ娘)
- ヒシアケボノ(ウマ娘)
- ジャングルポケット(ウマ娘):トニービン産駒繋がり。
- ヒシミラクル(ウマ娘)
- スイープのグランマ:モチーフ馬サマンサトウショウ
- エスポワールシチー(ウマ娘):08年の小倉3歳上500万下の1回のみ騎乗。発表前にウマ娘E名義でワンダーアキュートシナリオに登場
※デビュー戦の93年新潟4歳未出走戦(西園正都が騎乗)を除き、武豊と角田晃一が5戦ずつ騎乗(GⅠは全戦、角田が騎乗)。
血統繋がり
【トニービン繋がり】
・トニービン産駒(前述のチケゾー、ロイス、ジャンポケ、ハープアルファ除く)
・トニービン系
- トーセンジョーダン(ウマ娘):ジャングルポケット産駒でトニービンの孫
・母父トニービン
- アドマイヤベガ(ウマ娘):ベガ(ハープアルファ)産駒
- カレンチャン(ウマ娘)
- トランセンド(ウマ娘)
【ヒッティングアウェー繋がり】
・母父ヒッティングアウェー
- モンシュシュクレ:モチーフ馬ムッシュシェクル 全弟達とスタブロに登場
- シュガーセーフティ:モチーフ馬シクレノンシェリフ ムッシュシェクルの全弟
- シュガーネイション:モチーフ馬シクレノンヴォルク シクレノンシェリフの全弟
春秋マイルGⅠ制覇
【同一年(春秋連覇)】
- タイキシャトル(ウマ娘):97年マイルCS→98年春秋マイルで3連覇
- マイルの皇帝:モチーフ馬ニホンピロウイナー、84年マイルCS→85年春秋マイルで3連覇
- ジハードインジエア:モチーフ馬エアジハード、99年達成
【秋春連覇】
- アキツテイオー:モチーフ馬ニッポーテイオー、87年マイルCS→88年安田記念
- オグリキャップ(ウマ娘):89年マイルCS→90年安田記念
【隔年春秋制覇】
- アグネスデジタル(ウマ娘):00年マイルCS→03年安田記念
その他
- アイネスフウジン(ウマ娘):作中での愛称が「フー」であるため、一時は登場が絶望視されたこともあった。