「徹底して分析し、勝ちをもぎ取るつもりです。」
プロフィール
キャッチコピー | 管理徹底主義。冷熱併せた敏腕ウマ娘 |
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誕生日 | 4月16日 |
身長 | 163cm |
体重 | 完璧な仕上がり |
スリーサイズ | B75・W53・H82 |
靴のサイズ | 左右ともに23.0cm |
学年 | 中等部 |
所属寮 | 栗東寮 |
得意なこと | 皆勤賞を取ること、割り箸を綺麗に割ること |
苦手なこと | 賭け事、自撮り |
耳のこと | 左右の毛並みが必ず均等にそろえられている |
尻尾のこと | 指し棒の代わりに使うことがある |
家族のこと | 家族会議ではいつも進行役を任せられる |
マイルール | - |
スマホ壁紙 | - |
出走前は… | - |
得意科目 | - |
密かな自慢 | - |
よく買う物 | - |
ヒミツ | ①三つ編みの数は正確に決まっている / ②ハンバーガーの食べ方がヘタ |
自己紹介 | イクノディクタスと申します。マネジメントならお任せください。鉄の意志で徹底管理してみせます |
CV | 田澤茉純 |
真面目できっちりしている秘書タイプのウマ娘……と思いきや、意外とノリが良かったりする。常に冷静で、体調も含め管理することが上手。
そんな彼女の目標は、「徹底して自分を管理し、できるだけ長く走ること」。情熱の理由は、走れなかった過去から来ているようで……
(公式ポータルサイトより。)
ソロ曲
鉄の意志は決して揺るがない
『 Excellent Condition 』
作詞:Cocoro. (Dream Monster) 作曲・編曲:Kijibato (Dream Monster)
テクノ調(イクノだけに)でスタイリッシュなメロディラインながら、言っていることは「自己管理しながらも青春も夢も全力で突っ走ろう、人生を楽しむってそうでしょう?」で一貫している。
概要
イクノディクタスは、メディアミックスプロジェクト『ウマ娘プリティーダービー』に登場するウマ娘。実在の競走馬「イクノディクタス」号をモチーフとする。
初登場はアニメ版season2、チームカノープスのメンバーとして。アプリゲーム版にも公開当初から登場するが、2023年現在育成キャラクターとしては未実装。
そしてアプリリリース3周年の節目となる2024年2月24日、★2キャラクターとして遂にファン待望のプレイアブル実装が決定。これにより、ようやくカノープス初期メンバー4人が揃い踏みとなった。
2016年ウマ娘コンテンツ発表時は実馬は存命だったが、ウマ娘へのイクノディクタスの実装は実馬の死去後となっている。そのため、ウマ娘として実装された競走馬で存命最年長は、サービス発表から2023年の逝去までずっと1歳下のナイスネイチャだった。
容姿・デザイン
チャームポイントは大きな丸眼鏡。前髪に星が入った明るい栗毛をおかっぱ状にし、残りの髪を後ろで三つ編みにして腰まで長く垂らしている。左耳に金属状の耳飾りを付けている。
ちなみに、アプリゲーム版でのメジロパーマーの育成イベントにおいて、クリスマスパーティーの「隠し芸」として眼鏡を外した姿を披露している。これもこれでアリ寄りのアリと参加者たちから好評だった。
アプリゲーム版での名称は「Mantle of Steel」。
緑と白がメインとなった上品なフロックコートを羽織り黒革ブーツを履くといった、英国式乗馬服をそのまま落とし込んだようなデザイン。几帳面な彼女らしく動きやすさ重視の機能性が高い服となっている。
- 愛すべき金蘭のつどい
アプリゲーム版のストーリーイベント「『刻限』~Silks&Three Riddles~」にてビューティードリームカップの試練に勝ち抜いたことからビューティー安心沢がデザインを担当した勝負服の一つで、チャイナドレス風ウエディングドレス。なお、サポートカードのテキストを見る限りでは本当に嫁入りするのかとターボに泣きつかれたらしい。
- 私服(アプリゲーム版)
アプリゲーム版にてSSRサポートカード[心と足元は温かく]のイラストより初登場した私服姿。ゲーム内モデルとしてはストーリーイベント第14弾「『刻限』~Silks&Three Riddles~」にて初登場している。
白ブラウスにズボン、サスペンダーが目を引く衣装。
マンガ版
うまむすめし
今作がイクノの初漫画登場作品となる。第7話にてニンジンの漬物の新メニューを考案しているネイチャやターボ達の元に訪れ共に商店街へと出掛けていた。
35話ではネイチャと共に九州地方にまで遠征し、何やらこの地に運命的な何かを感じていたネイチャと共に観光巡りを行っていた。
アニメ版
TVアニメシリーズ
Season2
第2話で初登場。ナイスネイチャがキャプテンを務めるチームカノープスの3人目のメンバーになったことが語られた。トレセン学園一のチームを目指すための計画をつらつらと語り続けたり(ただし、内容は要約すると「レースに出まくって出まくって鍛えろ」という脳筋にも程がある理論であり、トウカイテイオーには「なんかまた面白い子が入ったね……」と苦笑いされていた)、作戦会議そっちのけでテイオーを視察していたりと、実はマイペースな一面を覗かせる。
第4話では大阪杯にてテイオーと対戦。正攻法では勝てないと踏み先行策をとるが、強さを増して復帰したテイオーからは逃げ切れず4着に終わったが、第9話では安田記念、宝塚記念を共に2着でゴールするなどの好走を見せている。
前述の通り一見クールな堅物キャラと思われがちだが、その実カノープスの一員という事で結構ノリのいい性格をしており、ネイチャやツインターボたちとの仲も良好である。第8話でも天皇賞(春)で敗北を喫したメジロマックイーンにも毅然と話しかけていた。
第9話ではテイオーといつまでも会話していたターボを持ち上げてプロレス紛いな技(正確にはその原型)を仕掛けるなどアグレッシブな面も垣間見せている。
基本的には誰に対しても敬語でさん付けな対応なのだが、第10話ではオールカマーで逃げ切りを決行したターボに対してのみ「いっけえぇぇ!ターボぉぉ!!」と鼓舞している。
作中ではある意味マチカネタンホイザ以上に呼ばれ方が安定しておらず、「イクノ」、「ディクタス」、「イクディス」、「イクタス」とチーム間でもバラバラである。
RTTTシリーズ
新時代の扉
台詞は一切ないが、冒頭に登場する歴代ウマ娘として一瞬だけマックイーンと並んで登場する。
ゲーム版
アプリゲーム『ウマ娘 プリティーダービー』
「『管理能力』は、誇りをもって申し上げられる、私の武器です」
2021年3月18日にメジロパーマーと共にSRサポートカード枠として初実装。
ストーリーイベント『Brand-new Friend』においてもアニメ版のカノープス組と共に登場している。
育成ウマ娘としてはリリース3周年となる2024年2月24日に☆2として実装。
ゲーム版でも割とノリがいい点は変わっておらず、ネイチャにも「顔に似合わず意外とノる」と言及されている。
というより、「ハンドルを切りながらアクセルをベタ踏みし、事の規模を(好悪問わず)デカくするタイプのやべー女」である。(少なくともブレーキだけはなかなか踏まないタイプ)
また、呼称もアニメ版と異なり「イクノ」と呼ばれることが殆どである。
栗東寮ではメジロマックイーンと同室で、彼女とは勉強面ではよく協力している。マックイーン曰く「勤勉な上にとても他者に心を砕いてくださる方」とのことで、友人としてもライバルとしても良好な関係を築いているようだ。
意外にも、実はカノープス組を除くと不思議系なマーベラスサンデーと結構仲が良いらしく、本人にも「イクノはマーベラスの最高の理解者」と太鼓版を押される程。何気にあのマーベラス空間に引きずり込まれても直ぐ様順応する数少ない人材でもある。
読書家繋がりからか、同じ眼鏡っ娘のビワハヤヒデやゼンノロブロイとも交流があり、1周年記念シナリオ『Make a new track!!』のイベントでは三人でフリー雑誌を作る企画も行っている。
昔はよくロードバイクに乗って外出していたらしくちょっとした事故でバイクが破損した際に修理してくれた人物(イクノは彼を先生と呼んでいる)にマネジメントを教えられ、彼の教えから体を壊さずに沢山走りそれを糧として勝利していくという考えに行きついたという。
メインストーリー
第2部 前編にてクイーンウマ娘の特集番組のインタビューされる場面で登場。自身は数多の傑物と比べ秀でたところはないと自嘲しながらも、自身の最たる武器である管理能力、そして長く走り続け一つでも多くの栄光を勝ち取る姿勢を見せた。
育成ウマ娘
- ☆2[Mantle of Steel]イクノディクタス
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
85 | 75 | 85 | 105 | 75 |
+0% | +0% | +0% | +20% | +10% |
バ場適性 | 芝 | A | ダート | G |
距離適性 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
D | A | A | D | |
脚質適性 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
D | A | A | D |
カタログスペックはどの距離でも活躍できる先行/差しウマ娘。
ステータス補正が根性・賢さなのでスピードに特化した編成が推奨される。
加速スキルを持っていないので継承固有やサポートカードで補強したい。
特筆すべきは出走レースの数。
ジュニア級が阪神JFのみ、クラシック級がトリプルティアラ+フローラSとここまでは割と常識的だが、
シニア級が春シニア3つ+安田記念+オールカマー+エリザベス女王杯+マイルCS+有馬記念と過密極まり13もの重賞に挑むことになる。
特にシニア級が過密を極めているためか、メイクデビュー後に得られる固有のコンディション「鉄心の挑戦者」によりこれら目標レースで獲得できるステータスに補正が入っている。
長距離適性が低めにもかかわらず春天と有馬記念に出走するため、(「出走」なので最下位でも話は進むが)勝ちたいなら長距離因子を盛るかスピードを可能な限り伸ばしておきたい。
作中では、「IRON WILL」なる管理アプリが登場する。これは、ウマ娘の目標に沿って適切な管理をサポートするアプリだが、作中ではまだ試作段階であり、最初の頃は、無難な指示しかしないアプリとしては微妙な出来だった。しかし、イクノの強靭的ローテに影響されたのか、次第に内容が大胆になっていくのであった。
サポートカード
- SR[準備運動は怠るべからず]イクノディクタス
2021年3月18日にメジロパーマー(SSRサポート)、ビワハヤヒデ(☆3育成ウマ娘)と共に実装されたSRサポート。タイプは賢さ。
- SSR[心と足元は温かく]イクノディクタス
2021年9月20日にファインモーション(SRサポート)、アグネスデジタル(☆3育成ウマ娘)と共に実装されたSSRサポート。タイプは根性。
- SSR[愛すべき金蘭のつどい]イクノディクタス
ストーリーイベント「『刻限』~Silks&Three Riddles~」の開催とともに実装されたSSRサポート。タイプはスタミナ。
競走馬『イクノディクタス』
1987年4月16日生まれの栗毛の牝馬(90世代)。父ディクタス、母ダイナランディング(母父ノーザンテースト)。
デビューから4年半、51戦を故障なく走り続けたことから「鉄の女」の異名で知られる。
2歳セリ市(以下、馬齢は数え年の旧表記。現表記では1歳)で購入され、デビューへの準備が進められる中、屈腱炎を発症。一度は安楽死も検討されたが、「骨折と腱断裂以外の脚の故障は装蹄で治せる」という持論を持つ装蹄師、福永守(厚生労働省による現代の名工表彰で装蹄師で唯一選出)のもとに預けられた後、見事完治し競走馬デビューを果たした(という逸話があるがはっきりした情報源が存在しない。そもそもそんな怪我を負った馬が3歳の7月にデビューできるとは考えづらい。別の馬の逸話が混じってしまったという説もある)。
クラシックでは桜花賞11着、オークス9着と惨敗、エリザベス女王杯では4着に入るも、4歳シーズンは7戦未勝利に終わる。
古馬となった1991年は京阪杯で重賞初勝利を挙げるなど12戦2勝(これを1月~9月、最短中1週というローテでこなした)。翌92年には重賞3勝を含む16戦4勝を記録し、最優秀5歳以上牝馬に選出された。
7歳となった1993年には、安田記念と宝塚記念で2着入線と大健闘したが、6月のテレビ愛知オープンで勝って以降は掲示板に載ることができず、11月の富士ステークスを最後に引退した。
繁殖牝馬としては11頭の産駒を送り出すも、中央競馬では未勝利に終わった。
初年度の配合相手にはメジロマックイーンが選ばれた。実はマックイーンは現役時代からイクノディクタスが側にいると妙に落ち着きがなくなる傾向があり、武豊などは「イクノディクタスに想いを寄せていたのではないか」と語っている。
それ以外でも馬目線ではかなりの美人さんだったのか、アナウンサーの杉本清は「(イクノディクタスが参加するレースは)いいとこを見せようとするのか牡馬がイレコむ(過剰に興奮する)ことが多くて大変」という旨のコメントを発している。
2008年をもって繁殖牝馬を引退。その後は功労馬として繋養され、ファンから「イクノ姉さん」と呼ばれて親しまれていたが、2019年2月6日、老衰のためこの世を去った。32歳没。
- 繁殖成績
※太字はウマ娘として登場している競走馬を示す。
生年月日 | 名前 | 性別 | 毛色 | 父 | 競走成績 |
1995年5月11日 | キソジクイーン | 牝 | 栗毛 | メジロマックイーン | 11戦0勝 |
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1996年4月16日 | フユノシェクル | 牝 | 鹿毛 | メジロライアン | 10戦0勝 |
1997年4月22日 | イクノハレスガタ | 牝 | 鹿毛 | アルカング | 5戦0勝 |
1998年4月10日 | マジカルコマンド | 牡 | 鹿毛 | シンボリルドルフ | 26戦2勝 |
2001年4月22日 | アンベリール | 牝 | 栗毛 | サクラローレル | 4戦0勝 |
2002年3月26日 | シゲルアマゾネス | 牝 | 栗毛 | クロコルージュ | 2戦0勝 |
2003年3月6日 | ヤワタベルグ | 牡 | 栗毛 | キャプテンスティーヴ | 31戦3勝 |
2004年2月29日 | キャストライト | 牝 | 鹿毛 | アジュディケーティング | 34戦1勝 |
2006年3月30日 | インターアリオス | 牝 | 鹿毛 | マーベラスサンデー | 43戦0勝 |
2008年4月16日 | アイズドーター | 牝 | 黒鹿毛 | ノーリーズン | 24戦0勝 |
関連イラスト
関連項目
同期(90世代)
メジロマックイーン(ウマ娘)…史実での交配相手であり、間に産駒がいる。
メジロライアン(ウマ娘)…同上。
史実での交配相手
※上記のマックイーン、ライアンを除く。
タップダンスシチー(ウマ娘)…交配されるも不受胎。
ディクタス繋がり
ディクタストライカ(ウマ娘) - モデル馬のサッカーボーイは、同じく父ディクタス・母父ノーザンテースト。
ナリタトップロード(ウマ娘)・ヒシミラクル(ウマ娘) - モデル馬がサッカーボーイ産駒(競走馬的な近親にはならないが、イクノからみて「父方の甥」)。
キンイロリョテイ - モデル馬とされるステイゴールドは、母がサッカーボーイの全妹ゴールデンサッシュ。こちらも現役時代は50戦を故障なく戦い抜いたが、こちらはイクノディクタスと違って夏季以外月1のペースというローテーションで長期間現役だったためである。
その他
トウカイテイオー(ウマ娘) - 1歳下。「GⅠで4勝を挙げる活躍を見せるも、幾度となく故障に悩まされた。」現役時代は、イクノディクタスの「GⅠ勝ちは叶わなかったが、故障せずに走り続けた」というキャリアとは対照的といえる。史実ではアニメで取り上げられた大阪杯を含め4度対戦し、1992年の有馬記念で先着したほか、同レース後の鹿児島放牧の際のツーショット写真が残されている。