概要
岩手競馬がダート1600mで施行する地方競馬の重賞競走(M1)である。岩手県の小岩井農場に輸入された種牡馬シアンモアを記念して創設された。
冬期間オフシーズンのある岩手競馬ではシーズン緒戦の古馬による重賞競走として定着していたが、2013年よりトライアルの赤松杯が重賞に格上げされたため、現在、古馬の重賞としてはシーズン2戦目となっている。
出走条件は長らく岩手所属馬限定であったが、2002年から東日本と九州地区交流、2005年から地方競馬全国交流となっている。いずれもサラブレッド系3歳(旧4歳)以上。
距離は当初はダート1900m、1980年からダート2000mに延長されたが、2000年からダート1600mに短縮されている。
2016年に岩手競馬で重賞格付け制度が始まり、M1に格付けされた。
トライアル競走として水沢競馬場ダート1600mの岩手所属馬限定の定量(56kg、牝馬2kg減、格付賞金2000万円毎に1kg増)の重賞競走(2012年まではオープン特別[2])「赤松杯(せきしょうはい)」が行われ、上位3着までに本競走への優先出走権が与えられる。なお、2007年・2008年は「栗駒賞」、2006年以前は「まんさく賞」がトライアル競走であり、どちらも上位2着までに本競走への優先出走権が与えられた。
競走条件
出走条件
サラブレッド系3歳以上オープン、岩手所属
「赤松杯」の上位3着以上の馬に優先出走権がある。
負担重量
定量、3歳55kg、4歳以上57kgで、牝馬2kg減。