概要
幾度の改修の後、水沢市時代の1965年に北上川近くの現在地に移転をした。
岩手県・奥州市・盛岡市で構成される岩手県競馬組合(一部事務組合)が、盛岡市の盛岡競馬場と共に施設を運営しレースを開催する。
場外馬券発売所として同じ岩手競馬の盛岡競馬場だけでなく、JRA(日本中央競馬会)で開催されるレースの場外馬券も発売される。
2023年に大型照明設備等の整備により夕方の薄暮開催を開催。
2024年は岩手県競馬組合の設立60周年それを記念して、同年シーズンの水沢と盛岡の両競馬場で過去に使用されていた入場行進曲とファンファーレが復活する事となった。
コース
全て右回りのダート仕様。
1周1,200mのレース用本コースとその内側におそらく調教用のコースがある。
高低差が0mと平坦であり、左回りで約4mの高低差のある盛岡競馬場(芝コースもあり)とは大きく性質が異なる。
最大出走頭数は12頭。
設定距離は850m、1,300m、1,400m、1,600m、1,800m、
1,900m、2,000m、2,500m。
1,600mレースのスタート地点は、第4コーナー手前から斜めに引かれた引込線に設置されている。
施設
敷地の北西側と公道車道を挟んだ隣接地に所属競走馬の厩舎地区がある。
内馬場の一部には来場客用の遊具や芝生広場があり、本競馬場でレースが開催される日に開放される。
パドックには大型のライブモニターと電光掲示板は設置されてはいないが、今日では国内でもごくわずかとなったスタッフの手書きによるパネル式の出走掲示板が稼働している。
また周回スペースの床中央部には岩手競馬のマスコットキャラクターである、ウマの「ハヤテ君」(手塚治虫がデザイン)の顔が描かれている。
その他
例年で冬季にレースを開催する競馬場としては、ばんえい競馬を除いて国内最北端にある。
厳寒期に騎乗する騎手は防寒用のフェイスマスクを着用するため、負担重量は夏季より1kg増加。
なお吹雪や積雪が大規模の場合は開催を中止する場合もある。
盛岡競馬場と同じく「ジャンボ焼き鳥」が名物となっており、水沢競馬場独自の名物グルメではホルモン煮がある。