概要
岩手県の中部、北上川に面する都市(中核市)。同県の県庁所在地である。人口約30万人弱。経済圏の人口は約50万人で、仙台市に次ぐ東北第二の拠点都市。北東北の玄関口。
内陸にあるため冬期の冷え込みが厳しいが、降雪は少ない。夏は真夏日になることもあるが、県南部や仙台などと比べると涼しい日が多い。
南部富士こと岩手山の麓に位置し、盛岡駅前の北上川に架かる開運橋からの岩手山は美しい。冬になると中津川に鮭が登ってくる。
安土桃山時代に南部氏が盛岡城(別名・不来方城)を築城してからその城下町として発展してきた。
戦災の被害が比較的少なく、県庁所在地としては古くからの町並みが残っている部分が多い。江戸時代の武家屋敷や明治時代のレンガ造りの建物も多く残っている。東北新幹線の結節点であるために、中規模の都市としては中心市街地の商店街も健闘しており、シャッター通りにはなっていないものの、近年の車社会化による悪影響(郊外化と中心市街地の衰退)も顕著になっている。
石川啄木や宮沢賢治など、多くの文豪たちの青春の地。もっとも、啄木少年(15)は不来方のお城の草に寝転んでいた=授業をサボっていたようですが。
福田パンは盛岡市民のソウルフード。盛岡に来たら一度は食べてほしい。
また、独自の珈琲文化が発展し、喫茶店の名店も多い。
ニューヨーク・タイムズの「2023年行くべき52カ所」にロンドンに次ぐ2位で選ばれたことで、世界的な注目を集めている。
関連タグ
不来方賞:盛岡市の雅称が由来の競馬のレース。