中華料理
韓国料理
ルーツは朝鮮半島北部にあり、平壌と咸鏡南道咸興が本場。
朝鮮戦争の時、北部出身者を通じて本格的に普及したという。
麺は材料を入れて練り、穴の開いたシリンダー状の容器で麺状に押し出してそのまま熱湯に落として茹でる。
平壌冷麺は蕎麦粉と緑豆粉、咸興冷麺はジャガイモやトウモロコシなどのデンプンを使うが、それ以外に蕎麦粉のみ、ドングリの粉を混ぜるもの、小麦粉を主原料とするものもある。
平壌発祥のムルレンミョン(물냉면)
固く締めた麺の上に下味をつけた肉類・ゆで卵・キムチ・錦糸卵・ナシなどを盛り付け、最後に肉のダシ(牛肉や雉肉、または灰汁抜きした牛の脚の骨で取る)とトンチミ(大根の水キムチ)の汁を合わせた、ユッス(육수)と呼ばれる透明で淡泊な冷たいスープをかけて食する。
咸興発祥のビビン(ピビム)ネンミョン(비빔냉면)
コチュジャン・酢・ごま油・砂糖などを合わせた辛いヤンニョムで麺を和え、肉類・ゆで卵・きゅうりの千切りなどを盛り付けて、食べる際によくかき混ぜる。
日本では、咸興生まれの在日韓国人1世によって作り出され、岩手県盛岡市の名物麺料理となった『盛岡冷麺』と、大分県別府市で韓国系住民も多かった満州(中国東北部)から引き揚げた料理人が開いた店が発祥と言われる『別府冷麺』がある。
関連項目
柏木修 - コンピューターゲーム『龍が如くシリーズ』の登場人物。冷麺が大好物であることから『冷麺』という愛称で呼ばれている。