盛岡駅
もりおかえき
1890年(明治23年)11月1日に日本鉄道の駅として開業。
国有化を経て1981年に現在の駅舎が完成。2002年の東北新幹線八戸延伸に伴う東北本線のJR東日本から第三セクターへの経営分離に際し、新たにIGRいわて銀河鉄道の改札口が設置された(改札口独立)。
当駅を通る東北・秋田新幹線の全列車が停車する。なお、秋田新幹線「こまち」の大半は11・14番線にて「はやぶさ」と分割併合を行う。
在来線は東北本線や山田線、田沢湖線の列車が発着する。IGRいわて銀河鉄道は旧東北本線の0・1番ホームからの発着である。(JR線への直通列車は例外)
JR東日本
- 2016年度(平成28年度)の乗車人員は17,779人である。
- 東北地方の駅では仙台駅、郡山駅に次いで3位。但し、金沢駅や南草津駅(滋賀県)、大分駅に比べて少ない。
- 東北新幹線における2016年度(平成28年度)の1日平均乗車人員は7,661人である。この数値は大宮駅や仙台駅の半分未満であり、上野駅・宇都宮駅・郡山駅・福島駅よりもやや少ないが、八戸駅・新青森駅・新函館北斗駅よりは多い。また、新幹線に限れば小山駅よりも多い(ただし、在来線を含めると首都圏に近い小山駅のほうが乗車人員が多い。)。
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
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2008年度 | 17,697人 | 35,394人 |
2009年度 | 17,262人 | 34,524人 |
2010年度 | 17,072人 | 34,144人 |
2011年度 | 16,658人 | 33,316人 |
2012年度 | 17,874人 | 35,748人 |
2013年度 | 18,440人 | 36,880人 |
2014年度 | 18,205人 | 36,410人 |
2015年度 | 17,784人 | 35,568人 |
2016年度 | 17,779人 | 35,558人 |
2017年度 | 17,957人 | 35,914人 |
2018年度 | 17,944人 | 35,888人 |
2019年度 | 17,695人 | 35,390人 |
2020年度 | 12,252人 | 24,504人 |
東北新幹線と秋田新幹線(田沢湖線)を接続するアプローチ線は下り線側のみにあるため、「こまち」の上り列車は下り本線を平面交差する。しかし、東北新幹線と山形新幹線(奥羽本線)が分岐する福島駅のアプローチ線と比べると、ダイヤ上のボトルネックとなる要素が少なくなっている。
福島駅はホームを出てすぐに東北新幹線と山形新幹線の分岐部にさしかかる構造になっているため、アプローチ線は14番線にしか接続できない。一方、盛岡駅は東北新幹線と秋田新幹線の分岐部がホームから離れた場所にあるため、秋田新幹線が東北新幹線に合流して上りホームに入ることができるよう、渡り線のポイントが設置されている。この結果、「こまち」の上り列車は盛岡駅への入線時に下り線を1回支障するだけで済む。
また、下り線のホーム(14番線)に上下列車が集中してしまう福島駅とは異なり、盛岡駅では下り列車が下りホーム(14番線)で分割、上り列車が上りホーム(11番線)で併合を行うことができる。
また、東北新幹線では東京から仙台・盛岡と北へ向かうにつれて列車の本数が少なくなっていき、盛岡以北へ向かう列車は東北新幹線の「はやぶさ」と秋田新幹線の「こまち」が主体になっている。「こまち」や盛岡以北の「はやぶさ」は毎時1~2本の設定で、本数が多く頻繁に列車が通過・発着する福島駅と比べれば、列車の進路が干渉する機会が少ないため、現時点ではあまり問題になっていない。