駅データ
概要
滋賀県草津市にある琵琶湖線(東海道本線)の駅。駅番号はJR-A25。
1996年(平成6年)に立命館大学のキャンパス開設にやや遅れる形で草津駅=瀬田駅の中間地点に開業した。滋賀県内の駅としてはまだ歴史が浅い方である。
上記の経緯もあり、当初から駅周辺には学生向け集合住宅が多かった。
利用者の増加に伴い、当駅の主な利用者層である立命館大学、松下電器(当時)、及び地元の草津市等が連名でJRへ新快速停車を要望したが、当初JR西日本側は「新快速の速達性への影響、利用者数の不足」を理由に停車しないという意向を示した。(この手の地元要望を聞き入れ過ぎた結果、快速が”隔駅停車化”したJR九州の実例がある)
しかし新快速停車を公約に掲げた市長が当選したこともあり、署名活動も添えて再びJR側と交渉した結果、停車駅への格上げが認められ、漸く実現の運びとなった。
2011年(平成23年)より全ての新快速列車が停車されるようになり、それ以降は利用者が急激に増加している。(下表参照)
またこの停車に合わせた形で、今までの学生向けだけでなくベッドタウンとして家族向けのマンションの建設も進められ、周辺人口も大幅に増加している。
新快速停車に合わせた地域開発の成功例として、当駅周辺が引き合いに出される事が多い。
駅の利用者が多いものの、書店が少ないのが難点。書店は隣の草津駅(アニメイト・ジュンク堂書店がある)か、京都駅まで行って買いに行った方が良い。
また急激に発展した弊害として、防犯が追いついていない一面もあり、その点では注意が必要である。
駅構造
島式2面4線の地上駅。
利用状況
- 2022年度(令和4年度)の1日平均乗車人員は、25,383人である。
- 滋賀県の駅では第1位で大津駅より多い。
- 2014年度(平成26年度)に草津駅を抜いて滋賀県1位の駅になり2017年(平成29年)度には乗車人員3万人を突破した。
年度別
年度 | 乗車人員 | 乗降人員 |
---|---|---|
2008年(平成20年)度 | 21,895人 | 43,790人 |
2009年(平成21年)度 | 22,067人 | 44,134人 |
2010年(平成22年)度 | 22,757人 | 45,514人 |
2011年(平成23年)度 | 24,694人 | 49,388人 |
2012年(平成24年)度 | 25,829人 | 51,658人 |
2013年(平成25年)度 | 27,168人 | 54,336人 |
2014年(平成26年)度 | 28,006人 | 56,012人 |
2015年(平成27年)度 | 29,128人 | 58,256人 |
2016年(平成28年)度 | 29,924人 | 59,848人 |
2017年(平成29年)度 | 30,363人 | 60,726人 |
2018年(平成30年)度 | 30,755人 | 61,510人 |
2019年(令和元年)度 | 30,443人 | 60,886人 |
2020年(令和2年)度 | 21,172人 | 42,344人 |
2021年(令和3年)度 | 23,148人 | 46,296人 |
2022年(令和4年)度 | 25,383人 | 50,766人 |