概要
岩手県八幡平市、滝沢市、雫石町の境にある、奥羽山脈上の活火山(成層火山型)。
最高地点が標高2,038mで、岩手県の最高峰でもある。
現在でも比較的穏やかながらも火山活動の継続が確認されており、気象庁による常時観測の対象となっている。
複合火山でもあるので麓からの位置によって山容が変わり、富士山にも似ている事から「南部富士」や「岩手富士」、「片富士」などの別名を持つ。
頂上に大きな火口と小さな火口丘があり、その周りを外輪山が囲んでいる。
裾野の一部に1719年に噴出した「焼走り」という広い溶岩流跡地があり、特別天然記念物に指定。
平安時代成立の『千載和歌集』などにその名が載るなど古くから歌に詠まれており、「岩鷲山」(がんじゅさん)とも呼ばれていた。
現在登山道が7本あるがいずれも登りの最短が4時間以上の距離であり、無人や夏期だけ管理人が常駐する避難小屋も数軒所在。
(擬人化作品)
外部リンク
関連項目
岩手山の別名である「岩鷲山」を名称の由来とする。