概要
標高約1,627m。
宮城県栗原市、岩手県一関市、秋田県湯沢市と東成瀬村の県境にそびえる。
山名は古来より馬のような形の雪形が出現する事に由来し、この他に「須川岳」や「大日岳」などの別名で呼ばれている。
山体は主に安山岩などからなり、山容は広くなだらかである。
山腹にはブナなどの原生林が、山頂付近は高山植物の生息地が広がる。
秋には山のほぼ全体が紅葉に覆われる事でも有名。
気象庁の常時観測対象の活火山の一つで、1944年には限定的な水蒸気爆発により小さな火口湖である昭和湖が誕生した。
登山道の数が多く、初級者の日帰り向けから上級者の避難小屋泊向けまでバラエティーに富む。
山頂には駒形根神社奥宮の祠があり、付近も開けているため眺望に優れる。
ただし公衆トイレについては、基本的に各登山口と避難小屋にのみ整備されている。