狭義では垂直分布において最高所の高山帯に生育する植物を指すが、日本では針葉樹林帯から上の植物も含めてきわめて広く用いられている模様。
低温、強風、強い直射日光などの環境下にある事から基本的に小形の多年生草本や小低木が多く、地下部分が発達し、鮮かな色の花を咲かせるものが多い。
近縁種が寒帯特有の種類も多いが、温帯などの低地から進出して高山帯に適応するようになった種類もある。
生長期間が短く周囲の植物と共に一度に開花しやすいため、「お花畑」と呼ばれる美しい景観を構成する。
特に夏から初秋にかけては、お花畑の観察を目的とした登山者も多い。
日本の本州では概ね標高2,500m地点を境に分布しており、低木としてハイマツが代表的である。
その他の主な種類