概要
日本の競走馬。
鋭い末脚を武器に牡馬牝馬混合の重賞で4勝と、90年代の牝馬としてはかなりの実績を挙げた。
父・リヴリアはアメリカやフランスで活躍し、GⅠ3勝。1989年、現役を引退し日本で種牡馬となった。産駒にはナリタタイシン、マイヨジョンヌなどがいる。
母・シバスキーは戦績11戦2勝で条件馬どまりであったが、マルゼンスキーを父に持つ。
1992年、栗東トレーニングセンターの伊藤雄二厩舎に入厩した。
現役時代
1992年
9月5日、横山典弘騎手を鞍上に函館競馬場の3歳新馬戦でデビューし3着。
10月18日、3戦目で初勝利を挙げた。
12月5日、岡部幸雄騎手に乗り替わり、エリカ賞(500万下)でマーベラスクラウンを差し切ってレコードタイムで2勝目をあげるが、その後指骨骨折で休養に入る。
1993年
5月2日、橋本広喜騎手に乗り替わり、サンスポ賞4歳牝馬特別(GⅡ)で復帰し、重賞初出走。3着で優駿牝馬への出走権を獲得。
6月13日、武豊騎手に乗り替わり、白百合ステークス(オープン)で2着。
7月11日、岡部幸雄騎手に乗り替わり、やまゆりステークス(900万下)で3勝目。右前脚第一指骨骨折により休養に入る。
1994年
1月30日、半年ぶりに復帰。白嶺ステークス(1500万下)で5着。
4月3日、船橋ステークス(1500万下)で4勝目を挙げ、オープン入り。
5月1日、柴田善臣騎手に乗り替わり、メトロポリタンステークス(オープン)で4着。
6月11日、岡部幸雄騎手に乗り替わり、エプソムカップ(GⅢ)で重賞初制覇。
7月30日、藤田伸二騎手に乗り替わり、道新杯(オープン特別)で1着。
8月21日、函館記念(GⅢ)でタイキブリザードを差し切って重賞2勝目。
9月11日、朝日チャレンジカップ(GⅢ)でツルマルガールの2着。
10月30日、天皇賞(秋)(GⅠ)に出走し、ネーハイシーザーの12着。
12月18日、オリビエ・ペリエ騎手に乗り替わり、この年からGⅡになった阪神牝馬特別(現・阪神牝馬ステークス)で7着。
1995年
1月5日、スポニチ賞金杯(GⅢ)で重賞3勝目。ペリエ騎手にとってはJRAの重賞初制覇となった。
2月12日、ラストランの京都記念(GⅡ)ではナイスネイチャやライスシャワー、チョウカイキャロルらをレコードタイムで破り、有終の美を飾った。
生涯成績:20戦9勝(重賞4勝) 2着4回 3着2回。
引退後
1995年
故郷の野島牧場で繁殖入りし、6頭の産駒を残したが活躍馬は出せなかった。
2012年
いとう牧場(日高町)に移動。繁殖を引退し余生を過ごす。
2013年
ローリングエッグスクラブ(新ひだか町)に移動。
2016年