ラファエル(Z/X)
らふぁえる
「白の世界」の未来において世界最初のエンジェル『ウリエルA.T.』となった天王寺飛鳥の手によって精神昇華を果たしエンジェルとなった上柚木綾瀬の姿で、彼の恋人。
ウリエルと、ラファエルと同様の経緯で誕生したエンジェル「ミカエルS.K.」と共に天王寺大和が変貌したディアボロス「サタン」と戦い彼を撃破。
それ以降、ウリエルの後見人であるガブリエルを加えた4人で「白の世界」を統治してきた。
「ブラックポイント」が発生した後は、後述の事情で人格を上書きされ、天王寺飛鳥のパートナーゼクス「フィエリテ」となる。
エンジェルへの覚醒に伴う人格の変化が起こっていない為、基本的な性格は綾瀬とほぼ同じ。
ただしこちらは、現代世界の綾瀬のような過酷な境遇に晒されなかった事及び飛鳥と結ばれた事が理由か、綾瀬よりも性格が優し気。
ウリエルの惚気に対しては自身も惚気を返しつつもやんわりと釘を刺していた模様。
ウリエルとは相思相愛の間柄であったが、「ブラックポイント」発生後、ウリエルが「青い巨大ロボットによってラファエルが殺される」という光景を新たな能力「超既視感」によって幾度となく見るようになる。
その後「ラファエルの死」を回避すべく、ラファエルの同意の元、ウリエルの能力「記憶転生」によってラファエルの人格は下級エンジェル「フィエリテ」のものに上書きされ消失、物語開始前の時点で彼女は行方不明となっていた。
新生した「フィエリテ」はガブリエルの人間迫害に反発し「白の世界」を出奔、その矢先に並行過去世界の自分自身である上柚木綾瀬とズィーガーの手によって瀕死の重傷を負った後、並行過去世界のウリエルである天王寺飛鳥によってキャプチャーされ、一命を取り留める。
その後は導き手として飛鳥を導いていたが、「ラファエル」だった頃の自身と関わりのあった上柚木さくら、宿敵であった「終末天使」の一人「アザゼル」との邂逅、長期間飛鳥からのリソース供給を受けていた事、更にはウリエルが「ディンギル」封印の為の人柱となり不在となった事で、ガムビエルによる反乱の時点でラファエルとしての記憶を取り戻す。
この際、白の世界の上層部にその存在が露見するが、ミカエルの意向によりこの事実は伏せられた。
その後『叡智極点戦争』終盤にてソルの配下「キュレータ」の一員となっていたウリエルとの再会が叶うものの、彼の意向により現在も飛鳥のパートナー「フィエリテ」として振舞っている。
一方で飛鳥は、結果的に「ウリエルから恋人を奪った」事を気に病んでおり…。
ウリエル
「ラファエル」状態での恋人だが、「ラファエル」として振舞う際も飛鳥へのフォローはある程度しており「ラファエル」としても飛鳥が大切な存在であることが窺える。