ハルーワスウィート
はるーわすうぃーと
アメリカで種付けされた母・ハルーワソングが妊娠した状態で日本に輸入され、2001年3月12日に日本のノーザンファームで誕生した持込馬である。
父のマキャベリアンはミスタープロスペクターの子で、競走成績は芳しくなかったが種牡馬として成功していた。
半弟(父ディープインパクト)に中日新聞杯と新潟記念を優勝し、引退後はフランスで種牡馬入りしイギリスの障害GⅠを優勝したマージボロやアメリカの芝GⅢを優勝したイルーシヴプリンセスを送り出したマーティンボロがいる。
強い多重クロスの持ち主でインブリード(近親交配)の総量は59.38%という危険なレベルにあり、そのせいか生まれつき尻尾がなかった。
体付きに魅力を感じた栗東の友道康夫調教師が預託馬として受け入れ、2003年にデビュー。22戦に出走し下級条件戦で5勝を上げた。馬はコーナーを曲がる際に尻尾でバランスを取っており、その尻尾が無いのに5勝できただけでも凄いとの指摘がある。
2007年3月に引退し、生まれ故郷のノーザンファームで繁殖牝馬となる。8頭の仔の中からGⅠ馬が3頭出ており、十分すぎる程の成功を収めた。産駒にはみんな尻尾がある。
2021年に繁殖を引退し、その後はノーザンファームで当歳馬たちの面倒を見るリードホースを務めている。牧場では"ハルちゃん"と呼ばれている。
元プロ野球(大洋ホエールズ、横浜ベイスターズ、シアトル・マリナーズ)選手の「ハマの大魔神」こと佐々木主浩はハルーワスウィートのファンで、産駒を全て購入している。
佐々木はハルーワスウィートの初仔がセレクトセールに上場されると「絶対競り落とす」と決意してセリに臨んだ。ノーザンファームの吉田勝己代表は「これだけ好かれちゃしょうがない」とその熱意に半ば呆れながらも、2番仔以降はセールに出さず、庭先取引で佐々木に売っている。
佐々木によると「おとなしくて本当に良い子」とのこと。
2023年現在、産駒8頭すべてを佐々木主浩が所有。
※「活躍馬にはヴの字が入っていることが多い」という佐々木夫人(榎本加奈子)の意見から、ヴィルシーナ以降の佐々木の所有馬の名前には「ヴ」が入っている。
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