概要
JRAのGⅢレースで、新潟競馬場の芝2000mでコース行われる。
1965年、新潟競馬場が新潟市関屋(現在の同市中央区)から豊栄市(現在の新潟市北区笹山)に移転し、新潟競馬が再開されるとともに4歳(現3歳)以上の競走馬によるハンデキャップの重賞として創設された。新潟競馬場で行われる重賞競走では最も歴史が古く、秋の中長距離戦線へ向けた前哨戦にも位置付けられている。
施行距離は当初右回り芝2000m(内回り)で、1974年から1999年までは右回り芝2000m(外回り)で施行。その後、新潟競馬場の大改修によるコース全面改修を受け、2001年より左回り芝2000m(外回り)となっている。
2006年より、夏季競馬を盛り上げるために設けられたサマー2000シリーズに組み込まれた。
ハンデキャップ戦のため、定量のGⅠレースや阪神大賞典・毎日王冠とは逆に、函館記念・目黒記念・七夕賞・福島記念と並んで中央競馬の重賞レースで最も荒れやすいレース。
ハンデ戦のため斤量差が大きく人気馬・実績馬は凡走しやすく(1番人気が10連敗を喫していた時もある)、軽量馬や条件戦を走っていた馬がしばしば好走して初重賞制覇や、あるいは前走まで凡走を重ねたり、大敗した実績馬が軽いハンデ斥量となって巻き返しで好走することが多い。
1番人気・上位人気馬・トップハンデなどが揃って不振な傾向で、この新潟記念出走後GⅠを勝利したのは1998年のオフサイドトラップ(天皇賞(秋))、2018年のブラストワンピース(有馬記念)と少ない。
2025年からはハンデキャップ競走から賞金別定競走に変更される予定。
競走条件
出走資格:サラ系3歳以上の競走馬
2021年9月4日以降2022年8月28日まで1回以上出走馬(未出走馬、未勝利馬を除く)
JRA所属馬
地方競馬所属馬(2頭まで)
外国馬
負担重量:ハンデキャップ
有名な新潟記念勝ち馬
アイリッシュダンス - ハーツクライの母
オフサイドトラップ
ブラストワンピース
ブリリアントロード
ダイワテキサス
ユメノシルシ
アルコセニョーラ
ナリタクリスタル
コスモネモシン