概要
メジロマックEーンとは、アプリ『ウマ娘プリティーダービー』においてメジロマックイーンの育成中に発生することのある現象。
表記揺れとして「メジロマックEン」メジロを省略して「マックEーン」「マックEン」等。
ウマ娘の育成モードでは、それぞれのウマ娘に育成目標が設定され、それをクリアしながら育成していく流れになっている。
マックイーンの育成目標の2番目に「ファン数3000人を達成する」という物があり、この制限時間は12月後半まで(=ジュニア級いっぱい)となっている。
ファン3000人は、レースに1~2回出走して勝てばまず間違いなく達成できる人数であり、期限となる12月後半には、マックイーンがジュニア級で唯一適性のあるGIレースのホープフルステークス(中山芝2000m)があり、難易度も低く、勝利すればボーナス込みで10000人ちょっとのファンが獲得でき、この1回で目標を達成することができる。
マックイーンは逃げ(デフォルト適性B)に設定しておけば先行や差し程事故りにくいのもあって、この1戦に賭けるトレーナーも非常に多い。
…しかし、レースに絶対はないという格言もある通り、必ず勝てるレースというのは存在しない。
序盤ということで出走する敵も弱いものが多いが、出遅れや、モブロックなど事故が起きると大敗北を喫することもままある。
他のウマ娘なら、序盤なのでここで負けても本来なら建て直しはきく(というかほとんどの場合1着必須ではないので負けても影響はあまりない)のだが、ホープフルSでファン数を一気に稼ごうとして他のレースに出走せずに進めていたなら、3000人未達でゲームオーバーへと直行してしまう。
目標レースではないため目覚まし時計でコンテニューもすることも出来ず、運悪く事故を起こした時点で完全に詰みである。
また、ファン数ボーナスが少なければ、そもそもホープフルSに出られないことに気づかず、ゲームオーバーに直行してしまうこともある(目安としてファン数ボーナスが43%未満であれば、メイクデビュー1着だろうと、ホープフルステークスの出走条件である1000人に届かない)。
ここでゲームオーバーになったマックイーンのランクは大体EかE+になること、そして語感の良さから「メジロマックEーン」と呼ばれている。
なお、育成環境のアップデートに伴い能力がインフレした現状ではランクE以外で終わる場合も考えられるが、広義にはD以上、もしくはF+以下で終わった場合も含めてマックEーンと呼ばれる。
そしてホープフル事故を起こしまくったトレーナー達により本レースに「ホープレスステークス」という蔑称が与えられる事に…。
史実では一応無敗の三冠馬を輩出しているレースなのだが…
ちなみに「ホープフル(Hopeful)」とは英語で「希望に満ちた」などの意、こちらは「レス(否定系)」なので「夢も希望もない」転じて「絶望」と言う意味となる(単語としての絶望は「ディスペア(despair)」)
シナリオ別特記事項
育成ストーリー「アオハル杯~輝け、チームの絆~」では、目標以外のレースに出走しにくい事情が重なり、うっかり出走し忘れてファン数を達成できないということがたまにおこる。
1stアニバーサリー追加シナリオMake a new track!! ~クライマックス開幕~では、全ウマ娘が個々の育成目標ではなく一定の期間で規定の成績ptを獲得するという共通した目標をもって3年間を過ごす事となる。このシナリオでジュニア級の目標を達成する際に、期間ギリギリに開催されるレースでの一発勝負を仕掛けた挙句に勝ちを逃すと、もれなくどのウマ娘でもマックEーン化するが、ジュニア級における規定ptはGⅢ(ダート適性のウマ娘はPre-OP)1勝分で確保でき、このシナリオはグレードを問わずなるべく多くのレースに出る事が良策とされるので、一発勝負の博打を打つメリットは薄い。
というか全レースで目覚まし時計が使えるので目覚まし時計に飢えない限り再戦は容易。
1.5周年で追加されたシナリオ「つなげ、照らせ、ひかれ。私たちのグランドライブ」にて再びURAベースのシナリオに戻った事で事故が再発するようになり、久々の事故にトレーナー達は懐かしさを覚えたとか。
なお、グランドライブでは6月と12月の後半にライブが行われファン数も獲得出来るのだが、ジュニア12月後半が期限のウマ娘でホープフルやジュニア優駿を落とした場合はライブに進めずそのまま終了となる点にご注意。
2周年シナリオ「グランドマスターズ -継ぐ者達へ-」でもURA同様のウマ娘別の目標設定がされているため事故が発生する。ジュニア級12月後半のGROW UP RACEではファン数が上乗せできるが目標未達成の場合はグランドライブ同様そのまま育成終了になってしまう。
2.5周年で追加されたシナリオ「Reach for the stars プロジェクトL'Arc」については全ウマ娘共通で「ジュニア級終了までにサポーターポイントを一定数集める」という目標が設定されているため、サポーターポイントを集め損なうとどのウマ娘でもジュニア級で終了してしまう恐れがあるシナリオとなっている。もっともサポーターポイントのノルマはSSマッチ/SSSマッチをきちんとこなしていれば問題なくクリアできる水準に設定されているので、そのような事態はSSマッチ/SSSマッチを故意に避けるなどしない限り起きないが。
対策
とは言ったものの、対策自体は非常に簡単で「ホープフルステークス」以外のレースにも出走しておくだけ。
特に、11月後半にある京都ジュニアステークス(京都芝2000m、実際のレース名は京都2歳ステークス)は、GⅢのレースであり、1着の獲得ファン数は約3300人、そして難易度もホープフルSよりも格段に低く、基本のきの字もわからないような変な育成をしていない限りまず負けることはない。また、過去のレースで勝利してさえいれば、自然と出走条件を満たせる。
マイル適性があり、ある程度自信があるのならホープフルの1ターン前に「阪神ジュベナイルフィリーズ(阪神JF)」や「朝日杯フューチュリティステークス(朝日FS)」というレースがある。そのどちらかとホープフルの二連戦を組めば容易に三千人程度は達成出来る。
そして何より、万が一事故って負けてもホープフルステークスでリカバリーがきく。
と、簡単に対策出来るにもかかわらず何故事故が後を断たないかと言えば、出ても旨味の少ないレースに出るのは、育成において損でしかないからである。
単にURAファイナルズクリアを狙うだけなら取り返す猶予はいくらでもあるが、もっと強いウマ娘を育てたいのなら、可能な限りそうした損を切り詰め、上振れを狙って行く必要がある。
不必要なレースに出る暇があったらトレーニングに出た方が良いし、ましてや、GⅡ以下のレースなど出るだけ損なのだ(もちろん、イベント上必須だったりボーナスがある場合は除く)。
また彼女の場合、長距離レースの中でも難易度が高い天皇賞(春)での1着が目標となっているため、長距離を重視した育成が求められる。
その一方で、ゲームの仕様や目標レースの指定などもあり、漫然とプレイすると最後のURAファイナルズ(最も多くレースに出た距離で出走)がマイル・中距離となってしまいやすい。
長距離で出走するためにはマイル・中距離レースの出走を減らし、長距離レースを増やす必要があるのだが、困った事に長距離レースはジュニア級には存在しない。つまり、保険のレース(=中距離)に出れば出るほど、URA長距離出走が遠ざかってしまうのである。
そもそもホープフルSは序盤なので、もし目標未達となってもすぐにやり直せば時間的なロスは非常に少ない(レンタルに使用したマニー、及び日に5回までの上限は無駄になるが)。そのような状況で、わざわざ保険の京都ジュニアステークスに出て育成の効率を下げる理由はないのである。
そして今日もマックEーンが量産される。
しかし、後述のウマ娘も含めて、そういった事故が多発することを運営側も懸念したのか、後発実装のダート専門のウマ娘やマイル適性が低いウマ娘は軒並み期限が長めの「ファンを5000人(ドトウは6000人)集める」という目標になっていることが多く、余程のことがない限りはマックEーン現象はほぼ見なくなった。それ故にマックイーンだけが余計に煽りをモロに喰らっているのも事実なのだが。
…と思われていたが…?
類例
目標に「ジュニア級12月前後にファン規定数以上獲得」が設定されており、ジュニア級GIで一発勝負を狙えるウマ娘を挙げる。
オグリEキャップ・ファEンモーション・Eナリワン・ネEオユニヴァース・ナリEタトップロード・シュヴEルグラン/シュヴァルグランE
上記のウマ娘も同じく12月後半までの期限でファン3000人獲得が設定されており、同じようにホープフルSで一気にファン数を稼ごうとして事故負けして未達という現象が発生する。
ただし中長距離適性のマックイーンと違い、彼女らはマイル適性も持っている(イナリワンとネオユニヴァースはB)場合が多いため、上記の「京都ジュニアS」に加えて、12月前半のGⅠ朝日杯フューチュリティステークスまたは同じくGⅠの阪神ジュベナイルフィリーズ(共に阪神芝1600m)にも出走できるため、未達のリスクはマックイーンよりかは低い。が、当然2連事故や友情トレーニングに目がくらむというのも往々にして起きるのでそれなりのリカバリー策は用意しておきたい。
一方でナリタトップロードのみマイルの初期適性がCであるため、素の状態では朝日杯FS/阪神JFへの入着は期待できないため、補正したほうが望ましい。
さらにシュヴァルグランの初期マイル適性は"G"。…もうお分かりだろう。そう、ここ(サービス開始約3周年前)にきてまさかまさかのメジロマックEーンの再来である。
ジュニア優駿狙い
オグリの場合はダート適性B、イナリの場合はダート適性Aだからとミッション目当てで「全日本ジュニア優駿」を選んで事故るパターンもある。ブロック事故に遭いやすい追込脚質であることも手伝い「Eナリワン」爆誕の報告も後を絶たない。
クリオグRE:
また、クリスマス版オグリキャップは育て上げれば超強力だが、その固有スキルの性質上、序盤は実質スキルなしの状態であるため、通常版よりも事故率が遥かに高く、「クリオグRE:(リ、繰り返し、転じてやり直し)」も後を絶たない。
セイウンスカE/セEウンスカイ・サクラローレEル
こういった事故が頻繁に起こる事もあってか、2021年6月実装のセイウンスカイはマックイーンらと同じ3000人目標ながら期限が1ターン延長されクラシック級1月前半までとなっている(史実1着のジュニアカップ(当時中山2000m)を考慮した可能性もある)。
そのため、仮にホープフルで事故っても1月前半のGⅢ京成杯(中山芝2000m)で目標達成が可能となっている。セイウンスカイライナーとか言わない。
さらにマイル適性がCのため、B以上に上げれば朝日杯FSまたは阪神JFも狙える。
まあ、これでもレースすっぽかしや2連事故で「セイウンスカE」になってしまう事が稀にあるのだが。
同室のサクラローレルもまた、留意点はセイウンスカイと同じである。しかし、ローレルは差しがメインであるが故にブロック事故率が高いのと、固有バッドコンディション「春待つ蕾」により体力を余計に消耗してしまうので注意。
一方グランドライブシナリオやU.A.Fシナリオでは、1回目の結果が良ければ一定数のファンを獲得できるようにはなったため、他のシナリオと比べると少しだけ難易度は易しくなっている。またグランドマスターズシナリオでも、GROW UP RACEでファンが加算される上、ファンボーナスが多ければ1着で3000人クリアすることも可能(ただし次の目標に出走するために上乗せが必要)。
カレEンチャン・ヒシEアケボノ/Eシアケボノ
彼女らには「ジュニア級12月前半までにファン3000人獲得」(無理矢理中距離適性を上げてホープフルS挑戦は不可)が設定されているため「最終ターンの阪神JFか朝日杯FSで一発勝負」という方法が考えられる。
しかしカレンチャンは短距離適性のみAで、マイルの初期適性がDであるため、一発勝負というリスキーな選択肢は選ばれにくい(11月前半のGⅡ京王杯ジュニアステークスかその他GⅢで1着でクリア)。それでも「継承でマイル適性を上げた上で玉砕しカワEカレEンチャン誕生」の報告はSNSで見られる。
一方でヒシアケボノは、カレンチャンと違い「マイルの初期適性がB」「目標レースのうち4つがマイル戦」という事情もあり、マイル適性を上げて、あるいは上げずとも「最終ターン一発勝負」は十分可能であるし、効率重視のプレイならば必然の流れでもある。そんなわけで、そこで事故った結果「ヒシEアケボノ」──あるいは命名元の負けっぷりから「ヒシマケボノ」──爆誕の報告が、育成実装以来後を絶たない。
コパノリッキE
1.5アニバーサリー前に登場したダートウマ娘であるリッキーだが、こちらもジュニア12月後半までにファンを3000人集める必要がある。これまでならばPreOPやOPのレースに出て稼ぐのが一般的だったが、12月後半にはリッキー実装と共に新たに追加されたダートGⅠの「全日本ジュニア優駿」(現実ではJpnⅠの全日本2歳優駿)があり、ここで一発勝負を狙って「コパノリッキE」となるパターンもちらほら見られる。
イナリワンの項でも述べたが、この全日本ジュニア優駿は芝のホープフルSと比べ獲得できるファン数が少ないため、マックイーンなら何とかやり過ごすことができた順位での入着もリッキーの場合は目標ファン数に届かず…なんてことも。
シンコウウEンディ/シEンコウウインディ
2ndアニバーサリー前に登場したダートウマ娘だが、クラシック級1月前半までにファンを3000人集める必要がある。…のだが、困ったことにクラシック級1月前半は全日本ジュニア優駿でコケた場合の予備となるダートレースが存在しない。
しかし、セイウンスカイの項にもある通り、グランドライブシナリオ及びグランドマスターズシナリオならば打開できる可能性がある。
番外1・Eワハヤヒデ/ビEワハヤヒデ
こちらは「ジュニア級12月前後にファン規定数以上獲得」が目標となっていないため、目覚まし時計は使えるものの、マイル適性がCでありながらメイクデビューがマイルであったり、「『朝日杯フューチュリティステークス』で5着以上」という目標が設定されているため、適性を無礼ると比較的事故りやすい。またグランドマスターズシナリオでも、GROW UP RACEにてマイルが選ばれやすいため、そちらにも注意が必要である。一応史実では「朝日杯3歳S」時代に出走しハナ差の2着だったのだが…。
番外2・マチカネタンホEザ
目標は「ジュニア級12月後半までにGIで1回5着以内」であるが、タンホイザのマイルの初期適性はDであり、継承で適性を上げておかなければ実質ホープフルステークス一発勝負である(適性を上げても2連事故でアウト)。しかも、他のウマ娘のようにGⅡ以下のレースでファンを稼いでクリアもできないので、その点ではマックイーンよりもきつい条件が課せられていることになる。史実ではミホノブルボンの4着なんだから適性Cでも良かったのでは…?
番外3・スマートフEルコン/スマートファルコンE
こちらはやや変則的なパターン。目標は「PreOP以上のレースで2勝」というもので、史実に基づく(そのうち1勝は芝)ものだが、ファン数を確保するため芝因子を上げてGⅠ2連勝を狙うプレイヤーが後を絶たない。逃げなので事故率は低めなのは救いだが……。特に4/1~4/4までのイベント「みんなでトップウマドルプロジェクト」でスマートファルコンの育成に取り組んだプレイヤーを悩ませた。(対象がファン数なので、プレイ時間が長くなりがちなMantシナリオではなく、URAシナリオの方が効率が良かったという事情もある)
なお、リッキー実装後はPreOP以上のレース1つと全日本ジュニア優駿で片付ける事も可能となったが、得意のダートでも事故る時は事故るので注意。
また、スマートファルコンは芝の初期値がEなので芝因子がん積みすれば育成開始時点で芝Aになる為、12月前半の阪神JF、阪神FSのいずれかと12月後半のホープフルS、全日本ジュニア優駿のいずれかに挑むことができる。
(それでもスキルの関係や事故により2連敗北になるケースもあったり…)
ちなみにスカイ同様、ジュニアカップの勝ち馬ということでどちらか負けてしまっても1ターンだけ猶予があり史実通りに追い込むプレイヤーもいる。(3連闘になる点に注意が必要)
ちなみにこのレースの2着馬も後にダートGⅠを勝利している。芝のオープン特別とは……。
番外4・アグネスタキEオン
こちらも変則的なパターン。アグネスタキオンは「ジュニア級12月前後にファン規定数以上獲得」が目標となっていないが、皐月賞をやる気「普通」以下で突破してしまうと次の目標が「NHKマイルカップで5着以内」に強制変更され、マイルの初期適性がDのアグネスタキオンはそのまま玉砕し、アグネスタキEオンと化す。更に困ったことにアグネスタキオンはやる気ダウンのイベントが多い。そのため、タキオンの育成をする際にはやる気管理を疎かにしないことが大事。とはいえ、ある程度サポカが充実してくればこの頃までにアグネスDキオン以上になっていることもザラであり、あっさりクリアすることも稀によくあるし、目覚まし時計も使えるので、継承が良かった時など、諦めたくない時はこのまま進めるのも手ではある。
一応、マイル因子で育成開始段階でマイル適性を上げれば簡単に対策出来る。にもかかわらず何故事故が後を断たないかと言えば、アグネスタキオンは中距離または長距離用に育成することが一般的であるため、(魔改造ならともかく)わざわざマイル因子を用意する意義は薄い。
史実のアグネスタキオン号は皐月賞勝利を最後に左前浅屈腱炎を発症し、引退した。上述の目標強制変更はこの史実を反映しているものと思われ、強制バッドエンドのような扱いとなっている。
余談
オープン戦のホープフルステークス
現在のホープフルステークスはそれまで阪神競馬場で開催されていたGⅢ「ラジオNIKKEI杯2歳ステークス」(現在のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークスやラジオNIKKEI賞とは別のレース)を元にしているが、それまではこのレースとは別に「中山競馬場芝2000mのホープフルステークス」がオープン特別として開催されおり、実質的にはこのレースの格上げという見方をすることもできる。
なお1992年はウイニングチケットがこのホープフルSを、ナリタタイシンがラジオたんぱ杯3歳ステークス(ラジオたんぱはラジオNIKKEIの旧称、3歳は旧馬齢表記に基づくもの)を勝利しているため、ウマ娘においてはどちらもホープフルSが目標として設定されている。
一方でイクノディクタスは更にその前身であるラジオたんぱ杯3歳牝馬S3着だが、育成シナリオの目標は阪神JFとなっている。これはおそらく距離と条件を考えればホープフルSよりも阪神JFのほうが近いという解釈と思われる。
また、ウマ娘の育成シナリオでは史実に合わせて開催されるレース場が変更される(ライスシャワーの宝塚記念など)場合があるが、史実で阪神競馬場時代に出走したウマ娘の育成シナリオでも阪神レース場開催にはならず中山レース場開催となる(ただしレーシングカーニバルでは第6回においてアドマイヤベガ(1998年ラジオたんぱ杯3歳S勝馬)とのレースが阪神レース場2000mで行われた事例がある)。
朝日杯FSと阪神JFの歴史
元々は朝日杯が「朝日杯3歳ステークス」という名の関東の、阪神が「阪神3歳ステークス」という名の関西の2歳馬(元々は日本では競走馬の年齢は数え年表記だったためここでの「3歳」は現在の2歳を意味する)のためのGIレースだった。
ウマ娘と関連のある主な「阪神3歳ステークス」出走牡馬
- ゴールドシチー(1986年1着)
- サッカーボーイ(1987年1着):ウマ娘シンデレラグレイのディクタスストライカのモデル(阪神ジュニアステークス表記)
- ダイタクヘリオス(1989年2着)
- イブキマイカグラ(1990年1着):アニメ2期のブレスオウンダンスのモデル(他にも2期には多数いるが割愛)
※ゴールドシチーはレジェンドレースでも阪神ジュベナイルフィリーズが設定されている。
その後時代の変遷と共に1991年に朝日杯が「牡馬・セン馬限定」、阪神が「阪神3歳牝馬ステークス」と改称の上「牝馬限定」になった、という経緯がある。
その後競走馬の年齢が満年齢表記に改められたことから2001年に現在のレース名に改称され、更に朝日杯が2004年に出場規定が「牡馬・牝馬」に改定される。レース場も2013年までは朝日杯は中山で行われていたが、2014年から両方とも阪神で行われるようになった。
ただウマ娘では関東・関西の違いも牡馬・牝馬も存在しないため、「同じ阪神で行われる似たようなGIレースが2つ並立する」という妙なことになってしまっている(牡馬・牝馬の差がないためレースの条件がほぼ同じになったGIレースの例は他にオークスと日本ダービー、開催ターンが違うがヴィクトリアマイルと安田記念が挙げられる)。
またこちらも史実で中山競馬場時代に出走したウマ娘の育成モードのシナリオにおいて朝日杯が中山レース場開催に変更される事例はない(ただしスターブロッサムでは史実の1993年朝日杯3歳ステークスに相当する朝日杯ジュニアステークスが中山レース場で行われているほか、第1回レーシングカーニバルではグラスワンダー(1997朝日杯勝馬)のレースが中山レース場1600mだった)。
メジロマックEーン杯
2021年6月21日のアップデートで、ルームマッチ機能が追加された。
この機能ではユーザーが様々なレギュレーションでの大会を開くことができ、中には特定のウマ娘限定の大会を開く者もいた。
この機能ではチャンピオンズミーティングのように出場可能なランクを絞ることも可能であり、この機能を利用したメジロマックEーン杯を開くユーザーが現れた。
ホープフルステークスを使用して開催する者もいれば、マックイーンの目標である天皇賞(春)で開催する者も現れた。
中には、12月後半まで何のレースにも出場させず、目標を未達にすることで意図的にマックEーンを生み出し、このマックEーン杯用に調整した脱法マックEーンや、ホープフルステークスには出走させて2戦1勝にはするものの脚質適性の低い差しや追い込みにしてわざと負ける養殖マックEーンという言葉まで生まれた。
なお、現状開催者が参加者を除外(キックアウト)する機能が無いため、ランクE+も参加可能にするためD以下を対象にするとマックDーンが参加して来たり、マックイーン以外のウマ娘が参加したり(後のアップデートにて参加ウマ娘の指定が可能になったのでこの問題は改善された)する事が多々あるため、純粋なマックEーン杯を行えない事も多い。
特別移籍
特別移籍とは、NPCのトレーナーに殿堂入りウマ娘を移籍することで、サポートPtやマニー、ウマ娘のピースが貰えるイベントで、毎月中旬頃に定期的に開催されている。
初登場時は直近でウマネストのイベントがあり、限定ミッションのため滑り込みでマックE-ンを育成するプレイヤーが多く見受けられた。
そんな多数のマックEーンがこの特別移籍とたまたま嚙み合った結果、金策のために適性や特定ステータスだけを要望ギリギリに合う様に育成したマックEーンやその亜種が出荷されていく光景が随所で見受けられた。
また、上述のウマネストのイベント以外にも「育成○○回完了」が限定ミッションクリアの条件になっていることは多く、日がな育成する熱心なトレーナーであれば三日で完了するミッションをズルズルと引き伸ばしたものぐさトレーナーがイベント終了ギリギリになって短時間で育成を完了するために敢えてマックEーンやその近似種を育成するケースもある。
しかし、最近の限定ミッションは「全ての目標を達成して育成を○○回完了」という内容になっているため、マックEーンでズルが不可能になった。その代わりに回数は2回に減ったが。
ゲーミングお嬢様
2021年5月18日のジャンプ+の更新の内容にて、ウマ娘をプレイするお嬢様もこれをやらかした事でTwitterトレンド入りを起こした。
遂に…。
そして、2024年2月24日のバランス調整にて、なんと目標レース外のレースでも2着以下になった際に目覚まし時計が使えるようになり、さらにコンティニュー上限も5回に増えたため、この惨劇も最早過去のものになったと言えよう。
…尤も、目覚まし時計が枯渇していたり、運悪く5回とも着外になったり、そのシナリオをクリアしていない場合はその限りではないが。